18日土曜日、8時9分松本発飯田行きの電車に乗り塩尻へ。
目指すのは桔梗が原、城戸ワイナリーです。
この日ワイナリーで開催される除葉作業体験会のために前日から松本に来ていたんです。
この体験会は募集人数15人。
ワタシが参加申し込みをした時点で既に定員に達していました。
「そこを何とか」とムリを言って参加させていただいたワケです。
除葉はぶどうの房が日陰にならないように、より果実に日を当て糖度を上げるために行います。
時期が早過ぎてもいけないらしい。少しぶどうの実が色づき始めた頃が良いそうです。
枝に付くぶどうの葉には方向があります。
上の葉と下の葉は互い違い。
上の葉が右に向いてついているなら下の葉は左に向いてついています。
この日除葉するメルロー、シャルドネは比較的容易にポキッっと折れるので作業は早いです。
でも、若い葉はしんなりしていて折れません。
手早く力で解決しようとすると枝を傷つけてしまいます。
「やっちゃったー」と言ったら毎回来ているオジサンが「それ? だいじょーぶだ」と教えてくれました。
カベルネソービニョンもポキッとは折れないそーです。
城戸さんは1本の木に2房のぶどうが出来るよう栽培しています。
まれに3つ目の房がつくのですが、今回の除葉ではその3つ目の房を落として欲しいと言われていました。
この3つ目の房を落とすのが辛かった。
なにしろ落としてしまえばもう付きません。
美味しいワインを作るためとは言え、可愛いぶどうを切るワケです。
なんとなく理不尽な、受け入れ難い気持ちになりました。
ホントに意外なところで勇気が試されることになりましたよ。
除葉の後、横に生え、やはり日陰を作る余分な枝を剪定。
さらに、上に伸びすぎた枝を剪定し、11時に作業は終わりました。
終了後、畑でワインやお茶を飲みながら楽しく歓談。
なかなか出来ない経験を楽しむことができ、清々しい充実感にに満ちた良い日になりました。
長かった梅雨が開け、連日の猛暑に実がやっと色づき始めたところ。
この先、もしかしたら幾つかの台風が来るかも知れません。
でも、収穫にはまだまだ時間が必要です。
新しく始めたピノノアールの畑を見ながら、ぶどうの無事を祈りつつ帰路につきました。
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