ワイン (日本ワイン)

2010/02/18

春を待つワイナリー ココファームを訪ねて

ちょっと前の話しです。


栃木は足利にあるココファームへ。

行きたかったけどなかなか行くチャンスが無かったワイナリーです。


ずーっと前に亡くなているワタシの祖父が栃木だったりして、いまでも親類縁者が栃木にはたくさんいたりします。
そんなこともあって、栃木ならいつでも行けると思ってはいたのですが....。
まぁ、そう思うとなかなか行かなかったりしますよね。有りがちな話しです。




ココファームはこころみ学園が運営するワイナリー。
こころみ学園の知的なハンディを持つ人たちの自立を目指してつくられたワイナリーです。
近年は味の良さから日本の代表的なワイナリーの1つと言われるようになりました。


ワタシ的には、中野坂上 藤小西での ブルース・ガットラブ 氏のセミナーに参加したり、渋谷 bongout noh での日本のヴィニュロンの会でワイナリーの方に話しを聞いたりしていて、ずーっと興味を持ち続けていたワイナリーです。


(参照:2010/01/25 農業としてワインを醸す日本のヴィニュロンたち

(参照:2008/03/24 COCO FARM & WINERY 試飲会 藤小西 中野坂上

(参照:2008/01/27 蔵出しワインの夕べ 日本ワインとその造り手たち





この日は東武線ではなく両毛線から足利のココファームに向かうことにしました。
途中で祖父の家があった大平下駅を通過します。



例によって
twitter でつぶやきながらの移動です。



Koko0899



両毛線の車窓に採石場とぶどう棚。そーいえばじいちゃん家の周りは大きなぶどう園だった。夏は納戸のカゴを持って巨峰とデラをとった。昔からぶとうは身近だったことを今日思い出した。    1:02 PM Feb 7th


祖父の家の近所には大きなぶどう園が幾つもあり、生食用のぶどうを栽培したり、ブドウ狩りが出来る観光ぶどう園だったりと結構な面積の畑がありました。
夏休みになると一番近所のぶどう園でブドウ狩りしたり遊んだり。毎年夏の恒例行事でした。
子供の頃はぶどうが身近だったこと、車窓の景色から突然思い出しました。




やがて足利駅に到着。
足利駅からココファームまではタクシーで15分ほど。
山の麓にココファームはありました。




Koko0009



ココファームなう。 #nihonwine http://moby.to/iy4t0y    1:35 PM Feb 7th


ウワサの急勾配の畑。
一番上の斜度に唖然。
八方尾根の黒菱ゲレンデより急勾配。
八海山の正面、チャンピオンコースの滑り出し位の斜度です。
(あの滑り出しのコブ3つはいつ滑っても怖いです。)



畑の中は立ち入り禁止だけど、舗装した道で一番上の見晴し台まで行けるということ。もちろん歩いてみます。



畑の横の路面は所々凍っていました。
その道を少し滑りながら上がっていきます。




Koko0016


カベルネソービニョンの畑。
木と木の間隔はかなり広いのですが....。
その仕立てに正直、ビックリ。 と、言うか衝撃です。





Koko0019


更にタナの畑。
もう絶句。屋根のアンテナかと思いました。


園長先生に敬意を払いながら、この畑のワインを美味しいものに作り上げる ブルース・ガットラブ 氏の手腕は如何ばかりかと。






Koko0025

少し上ったところにあるリースリングの古い樹の根本は直径で55cmあります。
ぐるぐるの種枝。
とても古い木です。


Koko0029

木の向うに足利の街が見えます。




Koko0035


途中、ココファームのもう1つの生産物、椎茸の栽培が雑木林の中に見えました。




Koko0043



畑の上の見晴し台なう。 #nihonwine http://moby.to/yxwv84    2:12 PM Feb 7th




Koko0055


関東平野の一番端っこ。
夏は平野部の暖かい空気と山間部の冷たい空気がここでぶつかります。
つまり、
毎日15時には激しい雷雨が有るのです。
この斜度で激しい夕立があったら滝のように水が落ちる気がします。


山の麓をトレースして走る両毛線は雷の巣窟です。
雷が激しい日は東武線も両毛線も止まってしまいます。
子供の頃の夏休みの思い出は雷のことがとても多かったりします。




今日の足利は都内より暖かい。4℃くらい高いかも。    2:24 PM Feb 7th


平野部で温められた空気が風で吹き上がってきたのでしょう。
山の畑はダウンジャケットがいらないほど暖かかくて汗びっしょりになりました。




Koko0054_2


杉の木も花粉を飛ばす直前です。
ポカポカして気持ちよかったのでしばらく展望台でまったり。
ベイリーAのまだ若い木を見て過ごします。
やがて、少し日が傾いてきたので下に降りることにしました。



で。折角のワイナリーなのでワインを飲むことにしました。
ワイナリーはやはり電車が一番です。




Koko0907




農民ロッソ、農民ドライ、北海ケルナー、風のルージュ。ギザうましす。    3:23 PM Feb 7th

併設されているカフェでいろいろ頂きます。






Koko0073



ココファーム、急に突風がふいてきた。作業してる人が棚のワイヤーに捕まってる。    2:59 PM Feb 7th


カフェでワインを楽しんでいた15時。
剪定を行っている学園生の方がワイヤーに掴まってしまうほどの強風が吹き始めます。



急勾配の斜面で強風なんて。

ワタシならしゃがみ込んでいたでしょう。
この畑で働けるほどの根性はワタシにはありません。

風向きが変わり気温が一気に下がります。
それでも、黙々と剪定作業が続けられていました。




帰る前にちょっと面白い話しを聞きました。


ココファームで聞いたワタシ的ビックニュース。大平下でも数年前からワイン用品種の栽培を始めてるって。ワインを造るそうですよ。ココ用に契約栽培の話もあるそう。以前の巨峰の畑は草一本はえてない栽培だったんだけどね。    5:28 PM Feb 7th


あの祖父の家の近所のぶどう畑。あそこでワインを造るそう。
これはびっくり。
ココファームとの契約栽培の話しもあるようです。

これは従兄弟たちに聞いてみなくてはいけません。
語尾が上がる栃木訛で教えてもらいましょう。
ちょっとワクワクします。



初めて訪れたココファーム。

学園生の自立の為に開墾されたぶどう畑なのだということ、古い木を見ると改めて感じます。

また、学園に新しい醸造技術を持ち込んだ ブルース・ガットラブ 氏が園長先生をとてもリスペクトしてることもぶどう畑を見るとよくわかります。

この畑を訪れた様々な方が畑の斜度をホームページやblogにしていますがなるほどな急勾配。
イタリアやフランスには急勾配の畑はありますが日本ではとても珍しい光景です。

でも1番驚いたのは標高差。これには斜度より驚きました。
たぶん100mくらいあるはず。
この標高差だと上と下では収穫日が大きく異なるはずですが....。

上に植えてあるのは早熟品種ベイリーA。
下にあるのが晩熟品種のカベルネソービニョン。
標高差を逆手にとって収穫日をコントロールしてるようです。
いろいろ工夫をしています。



やはり実際に現地に行ってみるとインターネットで検索する以上の情報が畑にしっかり書き込まれています。
もっと早く来れば良かったとあらためて思いました。


『学園生の為の畑』は『ワインの為の畑』。
ココファームとこころみ学園はしっかりと整合性を持って成立しています。
この畑を開墾した学園長の行動力に敬意を贈りたい。
とても良いものを見せてもらいました。





Koko0913



ワタシ的には車窓の風景で子供のころからぶどう畑が身近な存在だったことを思い出せたのが良かった。

これからはココファームのワインに祖父や祖母や近所のぶどう園を思い出しそうです。




ココファーム&ワイナリー
   http://www.cocowine.com/   

| | コメント (20) | トラックバック (0)

2010/01/25

農業としてワインを醸す日本のヴィニュロンたち

週末、渋谷 bongout noh で開催された『蔵出しワインの夕べ』という会に参加させて頂きました。

この会は今年が3回目だそうで、ワタシは1回目以来2回目の参加になりました。

(参照:2008/01/27 蔵出しワインの夕べ 日本ワインとその造り手たち





ぶどうを栽培して---そのぶどうでワインを造り---そのワインを販売する....。そんな
ヴィニュロンと呼ばれる造り手の皆さんに集まって頂いて飲み語らう会です。




昨年の夏に軽井沢の Cu-Cal で行われた 日本ワインの会 の続編みたいな感じですね。

(参照:2009/08/16 日本のヴィニュロンたち Cu-Cal 軽井沢






この日集まってくれたのは....


中澤ヴィンヤードから中澤さん。

ドメーヌソガから曽我貴彦さん。

小布施ワイナリーから曽我彰彦さん。

タケダワイナリーから岸平和寛さん。

ココファームから柴田さん&桑原さん。

丸藤葡萄酒から竹内さん。

ルミエールから小山田さん。

金井醸造場から金井さんと奥様の祐子さん。

四恩醸造から小林つよぽんさん。



鹿取みゆきさんと bongout noh の女将 岩倉久恵さんの呼びかけで9つのヴィニュロンから11人の造り手さんが集まってくれました。







Noh0584



参加者も50人を越えていたそうで立錐の余地もない状態。
室内の温度もどんどん上がります。



1月の15日に登録した日本ワインのハッシュタグ #nihonwine を使って twitter で実況したかったのですが動けないし止まれない状態。
どーにもなりませんでした。



(因に、このハッシュタグ #nihonwine は日本ワインを応援する皆さんのタグです。日本ワインについてつぶやく時、良かったら付けてみて下さい。情報を共有しましょう。)



ウエルカムは四恩クレマチスロゼ。乾杯はルミエール醸しの甲州。
#nihonwine 6:14 PM Jan 23rd



四恩醸造は勝沼朝市ワインセミナーでお会いしたつよぽんのワイナリーです。


(参照:四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #2

(参照:四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #3





昨年の夏に畑に行ってみたルミエールのワインで乾杯。

(参照:2009/09/03 ビオロジックなぶどう畑 シャトー ルミエール



3月に発売される予定のワインがジャンジャン振る舞われます。



中澤さん、タカヒコさん、ココから桑原さんと豊一郎さん、小山田さん、つよぽん、竹内さん、一郎さん、アキヒコさん。
#nihonwine 6:26 PM Jan 23rd




ボングーノーはカオス。人多すぎ。冷房追いつかず。楽しいー!
#nihonwine 7:55 PM Jan 23rd




乾杯から2時間半、何人かの造り手の方とお話をさせて頂きましたがかなり突っ込んだことにも真摯に答えて頂きました。



甲州の糖度について、豊田さん、つよぽん、一郎さんの3人はボケとツッコミのコント状態。大爆笑。最高でした。

しかし、コレは内容が書けません。

正直、
誤解を生みそうなので文字におこせないことが多くなんとももどかしいところです。

ホントに面白かったんですよ。


ゲラゲラ笑ってアッと言う間の蔵出しワインの会でした。



twitterでほとんど何もつぶやけぬままエンディングです。





Noh0603


中澤さんがワインファンに衝撃を与えた栗澤ブラン08はほぼ在庫切れ。キッチンセロ分はまだあるそうなのでセロで飲んで下さい。





Noh0610


タカヒコさんのピノノワールは軽井沢Cu-calで飲んだ時より美味しかった。キュートなベリーの香りとワインの骨格にスッと一本通った酸が印象的でした。余市の畑に行ってみたいですね。





Noh0614


タケダワイナリーはシードルの発酵が進み、旦那さんの和寛さんが1人でこの会に出席していました。人為的なコントロールを行わない醸造は予定が立たない作業の連続なのでしょう。





Noh0618


曽我ブラザース兄の彰彦さんは21時の電車に乗らなければならない事を20時40分にポツリと言いました。鹿取さんもビックリ。






Noh0621


お笑いコンビのようなココファームの桑原さんと豊田さん。栽培担当の桑原さんは元々ココファームで栽培を担当していた曽我貴彦さんと一緒に働いていました。貴彦さんに厳しく仕込まれたかどうかはわかりませんがこの若さで責任者です。とても気の良い若者たちです。








Noh0623



エンディング。ルミエール小山田さん。
#nihonwine http://moby.to/2dahvy 8:50 PM Jan 23rd



ルミエールの小山田さんの言葉に圧倒されました。

「ここにいる皆は
ワイン造りは農業であって欲しい と思っている仲間です。」

「しかし、ワイン造りが農業でなかった時代がありました。」

「その事にボクたちは "
落とし前 " を付けなければと思っています。」







Noh0627

晩ごはんゆっくりたべませんか?つよぽんの提案。
#nihonwine 8:55 PM Jan 23rd



『晩ゴハンをゆっくり食べましょう』は、つよぽんのテーマになっているよう。先日の勝沼朝市ワインセミナーでも提案していました。




つよぽんのワインのエチケットを描いているかたは95歳‼
#nihonwine http://moby.to/xabcuz 8:59 PM Jan 23rd




@kohyusha お疲れ様でした。aちゃんの質問、胸きゅんの味にやられました。落とし前のお手伝いがしたいです。
#nihonwine 10:38 PM Jan 23rd



ビッキーちゃん(勝手に命名、許せ。)から「つよぽんのワインは " 胸キュン " の味がする」に一同納得。






Noh0629


竹内さんは今まではこんな会にあまり参加されて無かったそうですが今後は積極的に参加していくそう。日本ワインファンと触れ合う機会が増えそうです。





Noh0635


最後は金井さん。


「農業は本来クリエイティブなもの。」

「その農業に喜びを感じています。」

「夢や喜びを持って....
何だっけ? 落とし前? ..... 落とし前 をつけていこうと思います。」








Noh0645




この会には、それぞれのワインに対しマリアージュするよう考えられたアテが用意されていました。
ピンチョスみたいに全てが1串だったり1さじだったりで人数分用意されていて、仕込みに費やされた手間と時間を考えると大変だっだことは想像に難くありません。ボングノースタッフの皆さんに感謝です。

また、この会の企画をなさった鹿取みゆきさんに感謝です。
鹿取さんでなければコレだけのメンバーに集まって頂くことは難しかったと思います。
これだけの造り手に1度に会える機会はそうはありません。





ワタシは時々ぶどう畑に行くことがあります。

もちろん好奇心から畑に行くのですが、造り手の皆さんに『アナタを注目している』というメッセージを送るためでもあります。

ワインを購入するのも行けるところならなるべく行って購入するようにしています。


(もちろんワタシの自己満足です)




ワイン造りは農業であってほしい。



小山田さんの一言は、この日ここに集まった人々の共通の思いになった気がします。


生産者と消費者が
同じ思いを共有できるかぎり日本ワインには夢がある。

そう確認することが出来た、とても楽しい夜でした。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010/01/18

チーズ専門店 gelee blanche にて (つぶやくオトコたち...の巻)

Gelee0803


松本のチーズ専門店 gelee blanche 。

今年の1回目の訪問です。
あずさ回数券を購入したので3ヶ月以内にあと2回訪松することになるはずです)




いやー、しかし、松本は寒いです。
駅前で -5℃位だったでしょうか。
暮らしてる皆さんが寒いというんだから間違い有りません。




この日、 gelee blanche は満席。
カウンターの隅に何とか入れてもらいました。





Gelee0804


ユルい癒し系ワイン、小布施ワイナリーのソガ pere et fils リースリングファミリードライ。

小布施さんの一番低価格帯のワイン。曽我さん言うところの 名刺代わりの1本 です。



小布施の兄 彰彦さんと北海道に移った弟 貴彦さんとのコラボ。
それぞれの地で栽培されたぶどうを使っているそうです。

このワインで低価格ワインを底上げして高級ワインを脅かしたいそう。
在庫があればウチでもケースで購入してたりします。



ソガ ペール エ フィス リースリングファミリードライ。
果実味。
マンゴー、バニラ、白い花。
程よい酸。ほろ苦さ。やや甘い。
余市のタカヒコさんとのコラボ。ファミリー。
#nihonwine 9:31 PM Jan 16th from SimplyTweet



ゆるゆるだけど意外と骨格がしっかりしてます。
酸とほのかな苦みがあります。
なにげに料理に合わせても過不足無かったりするのが気に入ってたりする理由です。





Gelee0805


チーズの味噌漬け。旨し。 #fromage #gelee
http://yfrog.com/4awlflj
9:34 PM Jan 16th


このチーズの味噌漬けを食べると日本酒が飲みたくなります。
しかし、この日はワインで。
明日は朝から日本酒を飲むことになりますからね。






Gelee0806



焼きチーズ。
#fromage #gelee
http://yfrog.com/3nt4isj
9:56 PM Jan 16th



焼チーズは燗酒にも良く合います。
焼酎のお湯割りなんかも良さそう。
ワイン、日本酒、焼酎、モルト....。
チーズは何にでも合うしまた何にでも合うように調理するのが霜田さんです。
因にチーズはプロボローネだそうですよ。





22時を過ぎた頃から次第にお客さんたちが帰路に付き始めます。
外は -6℃。
何もかも凍っているようです。




遅い時間まで店内に残ったのはいつものお馴染みさんたち。
この時間ココにいた男子全員が twitter をやってたりします。
店内の女子たちに引かれました。(笑





Gelee0808


カマンベール、ブルードジェックス、三友さんのハードチーズ、清水牧場の山のチーズetc。他に幾つかのチーズを使ったリゾット。
gelee blanch 。
#gelee #fromage http://yfrog.com/35ejxqj 10:33 PM Jan 16th




欧州産のチーズも日本産のチーズも同等に扱われています。
霜田さんはシュバリエ(=フランスチーズの騎士)なのですが地産地消な人でもあるのでこれは自然なことです。




Gelee1576


誰かの家に集まった中学生の男子状態。

何を話すワケでもないのですが何となく一緒にいるような....。



geleeの女子たちには相当引かれましたが居心地は良かった。


でも、geleeさんがこんな雰囲気の店だと思われるとちょっと困りますね。

いや、この日も女性客が多数いた22時までは良い雰囲気だったんですよ。
ホントですってば....。






gelee blanche  http://love.ap.teacup.com/geleeblanche/

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010/01/15

" 日本ワイン "の ハッシュタグ を登録しました。

twitter 日本ワインの情報を共有したいと思い #nihonwine というハッシュタグを登録してみました。



日本語
でワインの情報を共有したいという気持ちもありましたし。



blogが追体験ならtwitterはほぼリアルタイムの共有だと思います。

このタグで西と東に離れている人が同じワインを日本語で共有したら楽しいかな?なんて妄想をしております。

賛同は得られないかもしれないけど少し続けてみようと思います。



#nihonwine でつぶやいてもらえたら嬉しいです。



因にまだ twitter の使い方をわかっていません。

RT とか QT なんかも含めて使いこなせるようになりたいです

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009/12/23

初冬のぶどう畑  城戸ワイナリー

デジカメのメモリーに残ってる写真を整理中。




Kido0928


そーいえば、13日に城戸ワイナリーに立ち寄りましたっけ。





Kido0910

メルローの畑。





Kido0918

シャルドネ。


今年もいろんなことを学ばせてもらいました。




初冬の畑には風しか吹いていません。

なにも無いのです。

なんだか清々しい気持ちになるのはナゼでしょうか。








Kiido0924

奈川の方を見ると山は雪のようです。


冬が寒くなることが春の生命力を弾ませます。



また来年。この畑に会いに来ます。





城戸ワイナリー   http://www6.plala.or.jp/kidowinery/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009/12/09

家族で営むマイクロワイナリー フェルミエワイナリー

ワタシは意外と慎重な人で、blogにアップする店などは初めて行ったように書いてあっても実は3回目だったりします。
遠くは仕方ないので1回でもアップしちゃったりするのですが。

初めての時は単純に訪問。
2回目で『ヘンなヤツ』と思ってもらって。
3回目でやっと話しを聞く感じ。

相手方との良い距離感を作るにはそれなりの時間が必要。
少々まわりくどいけどワタシはそう信じています。

しかし、近いなら問題ないのですが遠いときは大変。それなりのモチベーションが必要です。

ただ、ここで言う”遠く”というのが曖昧で、例えば月1回行く松本は近いけど....馴染みが無い京急や京成、うっかりすると西武沿線も『遠いなー』なんて。かなり歪な距離感覚だったりします。



新潟はかつて”近い”場所でした。

ワタシは今は酒やワインを利くことが至福なのですが、10年前まではskiを利く人でした。
次のシーズンや2年後のシーズンに発売される板のテストキャンプに参加させてもらっていたのです。

こう書くと、ワタシが爆テクのskierと思われるかもしれませんが、いつまで経っても後傾グセが抜けないヘタっぴ。
仲のよろしくない指導者たちがキャンプ中に揉めぬよう緩衝剤として『人柄(?)』で参加させて貰っていたのです。

ただ、皆さんに迷惑をかけぬようそれなりに練習はしておりました。
良い指導者が多かった新潟県内、ぶっちゃけちゃうと浦佐駅周辺のスキー場には足繁く、何度か危うく仕事をクビになりかけたくらい通っておりました。

今は残念ながら遠い。

特にこの5年は病気やケガなどもあって滑走日数0です。
ホントに遠い場所になってしまいました。


そんなワタシが再び新潟を近く感じれそうな場所を見つけました。

新潟は越前浜という場所にあるフェルミエワイナリーです。

(長いフリでスミマセン)



2007年の暮れに大和田百合香さんにお願いした『酒とチーズで和もうかい』用の酒を探してるときに狛江の酒屋で平積みになってたワインと出会ってからズーッと気になっていたワイナリーです。

(参照:2007/12/11 年の瀬にsakeとcheeseで和もうかい ご報告





新潟から強風で徐行運転の越後線に揺られ越後曽根駅へ。
さらにタクって15分(約3000円)。




Fermier0798


その場所はカーブドッチというワイナリーの敷地内にありました。






Fermier0781


砂地に畑が広がっています。





Fermier0791


ワイナリーの先にある砂防林の向うは日本海です。





Fermier0783


木と木の間隔はおよそ120cm。




Fermier0788

垣根と垣根の間は230cm位かな。
ゆったりと作られています。

Fermier0786

どこがどうとは言えないのですが、何となく他所のワイナリーと仕立てが違って見えます。

予備枝も種枝と同じ長さで残して剪定しているようです。

なので、北方向に伸びる種枝にもう1本南に伸びる枝があり、種枝が2本あるようになっています。

なんとなく不思議な垣根です。

この日は電車が止まるくらいの猛烈な強風。
砂が目に飛び込んできます。
慌ててワイナリーに避難しました。


フェルミエワイナリーはピッツェリアを営んでいます。




Fermier0700


折角電車で来たのでワインを飲みつつピザを食します。





Fermier0701


このピザは味噌とナスのピザ。薄い生地のほう。
因に、ピザの生地がクリスピーな薄型かもっちりな厚い生地か選択できます。

なす田楽がピザ生地に乗ってるよう。
石釜で焼かれた香ばしいピザです。
これは美味しい。
味噌の甘みが生地と良く合います。




食後にオーナーの本多氏にワイナリー見学をお願いしたらお昼時の忙しい時間だったのにもかかわらず快く引き受けて下さいました。

ところが、本多氏と話したのはほとんどスポーツの話し。
お互いマニアなので話しが展開して面白い。
たぶん2時間くらい話せそう。
短い時間でしたがホントに面白かったです。

この場所は佐渡の陰になり降雨量が少ないそう。
また、一年中風が吹いているお陰でぶどうが病気にならないそう。

ただ、このワイナリーのぶどうはまだまだ若く自社畑のワインはまだ発売されていません。
ワインに使っているぶどうは北海道と新潟県内で栽培されているそうです。

ワインの方向としては日本人の食生活にあうワインを造りたいそうです。(そう思うと味噌とナスのピザにも説得力が出てきます)

今回はここまで。

また、来年訪れそうな予感で一杯です。


このフェルミエワイナリーはカーブドッチというワイナリーの敷地内にあるのですが来年はもう1軒この場所にワイナリーが出来るそうです。




Fermier0814

カーブドッチはなかなかの『やり手』
敷地内に温泉施設もあり観光にかなり力を入れています。

他にもソーセージとビールのレストラン、ガラス工房、石釜パンなどがこの敷地内の分譲地に出来ています。典型的な観光農園ですね。


越前浜が大産地になるのか、観光地になるのか、少し見ていきたいと思っています。

(一部加筆 12月16日)








Fermier Winery & Restaurant
   http://fermier.jp/

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2009/11/08

2009のワインは超弩級  金井醸造場

Kanai0373

かつぬま朝市の帰りに山梨市へ。

金井醸造場に行ってみました。





Kanai0371


金井さんの店の前。

いつもと少し趣きが違います。

収穫用のケースが山になっています。






Kanai0375

Caneyのサイン。

なんだかカワイイ。

奥様のセンスでしょうか。

好感度がグッと上がりました。




金井さんと少し話しながら試飲をさせて頂きました。

ちょうど前日にリリースされたデラウェア万力+2009。

昨年までもこのワインはとても美味しいワインだったのです。
甘いデラをしっかりアルコール発酵させて、料理にも合わせられるようなしっかりした味わい。

ワタシは数年前にこのワインを飲んで山梨のワインを再評価したのです。


今年はそれにも増して特別美味しい。

ことしのデラ万力+はしっかりした酸が骨格になり、奥行きや広がりのスケール感はかつて経験したどのデラよりも素晴らしい。なんとも堪らない美味しさです。

金井さんによると、雨が多くて果実に酸が入り、やがて日照続きで糖度が上がったと。

かつぬま朝市のワインセミナーでつよぽん氏も同じ事言ってましたよと言ったら「雨続きの頃はどーなるのか?心配だったんですけどね。剛士くんのところとウチのはホントに甘みと酸が良いぶどうになったんですよ。」

(参考:2009/11/06 四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #3


金井さんは生産量が少ない為にいつもは少しづつ購入するワタシたちなのですが、少し在庫量に余裕があると金井さんに仰って頂いたので今回はケースで購入させて頂きました。


良いワインがあると思うだけで帰宅の足が早くなります。
日々の暮らしが楽しくなるワインです。






金井醸造場  http://web.mac.com/caney/iWeb/caneywine/Welcome.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/06

四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #3

ワインセミナーの続きです。



Yukiesan0360


「赤とかどーでしょう?」と、篠原さん。

赤ワインの窓辺2008がグラスに注がれます。






Yukiesan0365


つよぽん氏、語ります。

ごはん食べたあとで、「今日のワインなんだっけ?美味しかったけどあんまり覚えてない。そんなワインが最高だと思ってるんです。」

食卓で語られる楽しい会話に割り込みたくないって感じなのかな?

そーいえば、四恩の赤ワインって造り手の自己顕示欲を感じないワイン。
緩い味わいで、いつの間にか染み込んでる感覚ですよね。



「赤ワインって濃ければそれでいいのか?って思ってまして。」と、つよぽん。

「最初の飲み口のインパクトは無いけど、飲んだ後に戻ってくる香りが良いワインが好きで、そんなスーっと飲めてしまうワインを造っていきたいと思っています。」

なんとなくわかる気がします。



「今の話しに反論の有る方?」

篠原さん、参加者を挑発。笑いがおきます。


「今日のワインをしっかり覚えてまた次に飲みたい気持ちもあるんですよね。欲が無さ過ぎると思います。」

そのワインをも話題にして楽しみたい気持ちもありますよね。

つよぽん氏は自身のワインの行く先を「ハウスワインに向かって行くのかな?」と思っているそう。

「ハウスワインって自分用のワインってことですよね。いつもあって安心する酒。おとーさんが毎日飲んでるいつもの酒。そんなワインを造ってみたいと思っています。ホントは欲もあるんですけどね。(爆!」

ワタシたちの日々の生活に自然にとけ込んでいるようなワインが造りたいんでしょうね。





Yukiesan0361


ここで篠原さん特製の甲州ぶどうの "ぶどう漬け" 。

江戸時代に甲州街道のお茶屋さんで食されていたお菓子だそう。
砂糖漬けにしたぶどうを塩漬けしたシソの葉でくるんだもの。
篠原さんがいろいろ調べて「こんな感じかな」と想像して作ったそうです。

砂糖漬けのぶどうを塩漬けのシソでくるんで....。

日持ちを良くするための工夫。先人の知恵に一同感心することしきり。





Yukiesan0363


最後のワインは酒精強化ワインの仄仄2008。

デラウェアを醸した甘口ワイン。

モルトウイスキーの樽香。
デラウェアのブランデーを使っている甘口ワイン。
デラウェア香を生かしてみたいと思って造ってみたそう。


「チョコレートに合いそう。」

「幸せだなー。」

「デラウェアとは思えない。驚いた。」

参加の方から声が上がります。


「皆さん、酒精強化ってジャンルのワイン、飲んでますか?」

甘いワインは寝る前に雑誌とか本とか読みながら飲むと最高なんですよね。
ワタシとお食事番長ももちろん甘いワイン好きなんです。
しかーし、スーパー残業が続く現状ではなかなか楽しむ余裕はありません。



「時間をゆっくり使いたいときにボクは飲むんですよ。いつの間にか眠くなっちゃうんですけどね。(笑」

ワタシも同じです。寝落ちするギリギリで歯を磨いて眠ると幸せです。



「このワインは亜硫酸塩を使っていません。少し梅酒のような酸化のニュアンスが出るかもしれません。」

その酸化のニュアンスがアクセントになっていてクセになりそうです。



ここで酸化防止剤についてのつよぽんの考え。

「亜硫酸塩は使う時は使います。でも不必要に加えるのは出費になるので。(笑」「誰も喜ばない使い方はしないです。」

お食事番長は亜硫酸塩にとても敏感で、感じると様々な形でサインが出る人です。でも、つよぽん氏のワインに身体が反応したことはありません。
瓶詰めの際に少し使ったとしても極々微量なのでしょう。お食事番長もほとんど感じないです。



「ブランデーもぶどうから作っています。天然の旨味だけ。そんな感じのワインです。」




「篠原さんのベリーAの果皮の薄さに驚きです。」

参加していた甲州市役所農林商工課ワイン担当の方から声が上がります。

(甲州市では姉妹都市であるフランスのボーヌのワイナリーに地元中学生を研修に行かせているそうですよ)



「今年のうちのベリーA、どうでしたか?」

この篠原さんのベリーA、糖度は22から23度の間だそう。
スゴイ糖度です。

「アルコール度数が上がっちゃうので、どーしようかと思ったくらいです。」

つよぽん氏、「今年のワイン、篠原さんの前だからではなく非常にクオリティが高いです。」「今年のぶどうは素晴らしいです。」



ここからつよぽん氏、一気に語ります。



「6月から7月の頭まで低温と雨で晴れた日を見た事が無いほどです。」

東京でもそーでした。ワタシの業務日誌にも雨マークが並んでいます。


「7月の第2週からは雨が全く降らなかった。台風が来たくらいです。」


「寒い時期を通っていたので酸があります。暑くなるとぶどうの中で酸は分解されてしまいます。けど、暑くならなかったので酸が保持されたんです。


「そして雨が降らなかったのでぶどうが大きくならなかったんですね。小さいまま旨味が凝縮しました。」


「今年のぶどうは糖度が高くて酸度が強い。」


「このあたりでワイン造りしてる人が経験したことがない未知数のぶどう。みんな楽しかったし怖かったと思います。やったことがないぶどうでしたから。」


「ワイン造り始めてから1ヶ月経ってみて、今まで自分たちが求めていたヴォリューム感が出てる。天候ってスゴイなと思いました。」



「雨が多くて真夏日が無かった。そんなこんなで、どーやらぶどうは良かったらしい。2009飲んだらそんな事思い出してほしいんです。朝市のワイン会で飲んだなとかも。」

朝市の真ん中のテントでまったりしながらも白熱の講演。
良い話しがたくさん聞けました。来た甲斐がありました。



Yukiesan0369


つよぽん氏の講演。〆の言葉は....

「それでは皆さん、たのしい食生活を....。」

って!?

ワインの宣伝じゃないんかい!!

不思議な可笑しみに人柄がにじみます。



そろそろ楽しい朝市ワインセミナーもお開きの時間になりました。


「11月3日は甲州ヌーボーの解禁日です。2009はどこのワイナリーさんでも素晴らしいワインが出来ました。また1年後2年後、ぶどうにとってどんな年になるのか。注目していくと面白いですよ。」





Yukiesan0638




「あちら(東側)の山の斜面には(行基伝説の)大善寺がある鳥居平。」

「向う側(南東)には(この日は霞んで見えなかったけど)(雨宮勘解由伝説の)城の平。」

「日川(にっかわ)の橋の向う側には(フランスに研修に行った土屋助次郎から醸造技術を受け継いだ宮崎光太郎が興した)宮光園。」

「(全てを一望できる)この場所でワインを飲むということには意味があるんです。





Yukiesan0368




「今日の出会いを皆さんのワイン記念日にして下さい。そしてワインの応援団になってほしいな、と、思います。」



素晴らしい!!

素晴らしい朝市のワイン会。

篠原さんの熱意が伝わってきてなんだか体温が上がったような感覚です。

この かつぬま朝市ワインセミナー 、次回の開催は4月だそう。

是非是非、再び参加したい。
篠原さんにまたお会いしたい。

ホントに素晴らしいワイン会。
ご尽力頂いた皆さんに『ありがとう』を贈ります。








かつぬま朝市      http://haj.web.infoseek.co.jp/

かつぬま朝市ワインセミナー
http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/syuten/wine-seminar/wine-index.html

雪江おばちゃんのワインエッセイ
http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/asaitikai/hitokoto/wine-expert/index.html

四恩醸造    http://www.4-wine.net/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009/11/05

四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #2

こんにゃくおばちゃんの講義はまだまだ続きます。

T型オープナー によるカッコイイ抜栓方法。T形で女性でも簡単に抜栓できる秘技『雑巾しぼり』の披露。


そして、いよいよ、テイスティングへと続きます。





Yukie0352


まず、勝沼醸造の甲州ヴィンテージ2006。

勝沼醸造甲州ヴィンテージ2006は透き通ったワイン。
色はほとんど感じないくらい薄いキレイなワイン。
ミカンやリンゴなどの香りに柑橘系の白い花の香り。


それから肴の説明。


「わたし、"こんにゃくおばちゃん"なので、こんにゃくから説明させて」と篠原さん。





Yukie0357


手作りおさしみこんにゃく。

「細かい話しで申し訳ないんですけど....」と、はにかみながら....

「3枚お刺身こんにゃくがあります。1枚は手作りの甘味噌で。1枚はブラックペッパー入りの岩塩で。3枚目は美味しかったほうで楽しんでみて下さい。」

篠原さんたち"あいあいクラブ"が朝市で販売しているこんにゃくは絶品。まるで鎌倉こ寿々わらび餅みたいなプルプルの食感。ヤバい旨さ。朝市では甘味噌付き150円で絶賛販売中です。

篠原さん手作りのカリフラワーのピクルス。
カリフラワーは頂き物。もちろん篠原さんの手作り。

「甲州種にカリフラワーのピクルスはとても合うんです。是非試してみて下さい。」と、篠原さん。確かに甲州種の柑橘の感じと少しの渋みがよく合います。

続いてはパンに付けるディップ2つ。これも篠原さんの手作りです。

1つはクリームチーズにタマネギとアンチョビのディップ。
もう1つはクリームチーズに何にかが入ったディップ。

「"何か"は内緒。今はハテナ印にしときましょう。当てて下さい。」と篠原さん。

このディップ2つは、この後に試飲する橙ワインのブーケ2008に良く合いました。やはりクリーミーなものには樽が合います。

ワタシは『ぶどうに人為的な介入』を加える"樽香"があまり好きではないのですが、クリーム系のものには"樽香"がよく合うのも事実です。食事に合わせるには"樽"もなかなか良いもんです。

マスカットベリーAは篠原さん家で栽培したぶどう。
四恩醸造に納めているそうです。


桃のコンポート。
この日参加の方のご母堂の作品。
やはり朝市で販売しているものだそうです。
ウチはちょっと見逃したかもしれません。


栗の渋皮煮。
やはり篠原さんの手作り。
栗は貰ったものだそう。


「桃のコンポートと栗の渋皮煮は最後のワインに合わせて頂きたいのでとっておいてくださいね。」と、篠原さん。


そーいえばこの会の会費は驚愕の500円。
この内容はもはや予算オーバー。間違いなく"持ち出し"ですよね。
ぶっちゃけ"ダータ"みたいなものです。
手弁当どころか食材や知恵を持ち寄って開催されています。
熱意が無いとなかなか出来ることではないです。



「皆さん、飲んだり食べたりしてる間に小林さんを紹介しましょう。」



ここで篠原さんの紹介で、四恩醸造"つよぽん"こと小林氏の登場です。



ここからは篠原さんと小林氏の漫才のような掛け合い。
お笑いのライブに来たような楽しい会になります。





Yukie0366




「若手の頑張っている醸造家。声を強めて言いますが、
非常に変わったワインを造っています。」と。

会場から笑いがおきます。


「ワインだけじゃありません。瓶、ラベルも....。」

つよぽん氏も笑っています。


「ワインは楽しいものなので勝沼醸造甲州をグイッと飲みながら食べながら楽しみましょう。」

こんにゃくを食べながら耳を傾けます。

「勝沼醸造甲州はハウスみかんの香りがパッときてスッと消えて、淡い感じが良いですよね。」

缶詰のみかんみたいな香りを感じます。

「こんにゃくに甘味噌を付けて食べると勝沼醸造甲州のみかんの香りが上に飛んできて食事が広がります。」と、つよぽん氏。

つよぽん氏、とても饒舌です。


ここで篠原さんから「今日は言いたいことが一杯あるんですよね。」と、挑発的な一言。

笑いが起ります。

ワインエキスパートやソムリエさんなど、(フランス産)ワインの文法を学んだ方には四恩醸造のワインには”受けいれられない”ことが多いのは想像に難くありません。





Yukie0359



試飲は四恩醸造のワインへと変わります。

ブーケ 2008 橙

赤ワインでも白ワインでもなく、つよぽんがワインと言っているものです。





Yukie0388


果皮ごと醸した甲州種のワイン。
四恩ファンにはお馴染みなのですが....。

でも赤でも白でもない橙色のスティルワインって理解できますか?

「ワインについてご意見を。」


お二人から声があり、参加の方から「色がキレイ」と声が上がります。

ワタシもガヤを入れてみました。

「皮ごと醸したのでは?」

もちろん四恩ファンにはよく知られたことなんですけどね。

「皮ごと醸したと声が上がりましたよ。」

篠原さんが素早くガヤを拾ってくれました。

つよぽんがガヤに解説を入れます。

「やや濁っていて褐色。そんなものをボクは橙(ダイダイ)と言ってるんです。朱色からオレンジの間くらいなんですけど....」

「こんな色の原因は"醸す"から。普通の白ワインはジュースを作ってから発酵させます。この橙の場合は皮も実も一緒に"醸して"います。この甲州種のワインは果皮の色や味わいを出したかったものでこんな方法を取りました。」

「どちらが良い悪いではなく、どんな時に良いかです。」


日本の家庭の食卓を意識したつよぽんのワイン。
果皮のニュアンスは日々の食事を楽しくさせる為に必要なのでしょう。



ここで篠原さんより2つ目のディップの種明かし。


「入っていたのは"ころ柿"です。干し柿をこの辺では"ころ柿"と言って特産品なんです。この"ころ柿"は昨年のものを大切に取っておいたものです。」
という説明。
干し柿とすぐにわかりましたが、2008ビンテージの干し柿とは思いませんでした。

「今年は柿が不作なので"ころ柿"は食べられないかも知れません。少しですが味わって下さい。」

更に続きます。

「ボトルがコルクじゃないですよね。そのへんの話しを聞いてみましょう」

話題はスクリューキャップとエチケットに移ります。

まずはスクリューキャップ。

「実はコルクが抜けないからワインを飲まないというかたが結構いらっしゃるんですよ。スクリューなら”開け方を知らない”とは言わせません。(笑」



アートラベルのエチケットは。

「一人暮らしなので食卓を彩ることってなかなか出来ないんですね。ボトルに描かれた模擬的な花を食卓に置く事によって食事に彩りが出来るかなと。」




Yukie0351


四恩醸造のエチケットは花の絵。
品種などの情報がありません。

「絵のラベルだとどれがどのワインだかわからない。よく言われるんです。わからなくって結構です。そのぶん、何本も飲んで頂ければと。(笑」

「それでもね。今飲んでいる品種が何か知りたいんですよね。」

「先入観や固定観念を持たずに飲んでほしい。だから情報を削除する方向でアートラベルにしています。異端な事しかやってなくってスミマセン。」

「ワインが楽しいのは多様性があること。基本がぶどうってことで、あとは何でもアリアリです。嗜好品ですから楽しく飲める環境さえ作れば良いのです。」


つよぽんの醸すワインの方向性が少し見えてきました。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009/11/04

四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #1

我が社は10月中旬から年末モード。
はやくもonとoffの区別がつかない毎日。
日曜日に休みを取ることすら難しくなっています。

そんな日々なのですが、この日だけはと日曜日を確保。
向かったのは勝沼です。

住民が勝手に始めちゃったというウワサの朝市がありまして。

そんな朝市だけでも興味津々なのですが、この朝市でとても魅力的なワインセミナーが開かれているようなのです。




Yukie0345


朝市はシャトレーゼさん裏の駐車場。
セミナー会場は朝市会場中央のテントです。




Yukie0323


講師さんは『こんんゃくおばちゃん』こと 篠原雪江 さん。

なんと61歳にして一念発起。フランス語のエチケットに四苦八苦しながらも見事にワインエキスパートを取得したそう。
60過ぎて新たなことにチャレンジするって素晴らしいと思いませんか?

ずーっと昔のことですが、勝沼醸造の先代の弟さんと仕事していたことがあったりするのです。彼は60歳からスキーを始めて、数年後に一緒に北海道に行ったときはキレイなパラレルターンで滑っていたんですよね。甲州の人はチャレンジ精神が衰えないのかもしれません。

blogを始めてからいつの間にか飲んだり食べたりってことよりもそこにいる人に興味が移っています。飲んだり食べたりってことだけなら東京にいたほうがたくさん出会えます。これはもう間違いありません。お金を払えば必ず手に入るし食べられます。

ワタシたちがあちこちに行ってみるのは美味しいものを食べるためではなく、こんな面白い人に出会う為だったりします。




Yukie0368


こんにゃくおばちゃんこと篠原さんって陽のエネルギーが溢れるようなかた。
ワタシ自身もどちらかと言えば陽でポジな方かと思いますが、篠原さんのようなハツラツ感は持っていません。
篠原さんのエネルギーを浴びていつも以上に元気になってしまうワタシとお食事番長です。

かつぬま朝市ワインセミナーは篠原さんの人柄もあって大人気。
とても人気があるので予約は必須です。



Yukie0346


セミナーはこの地でぶどう栽培が始まった起源。
甲州種のまつわる2つの伝説から始まりました。


今から1300年前の西暦718年のこと。
修行の僧 行基 が日川の岩の上で瞑想していたところ、21日目の満願の日に夢枕にぶどうを持った仏様がたったそう。行基は薬師如来を彫りその像を納めるため大善寺を建立。その大善寺周辺で薬としてぶどうが栽培され、それが甲州ぶどうの始まりという説。

2つ目は800年前の西暦1186年のこと。祝村に住んでいた雨宮勘解由が祭りの日に変わった山ぶどうを見つける。このぶどうは5年目に30房の実をつける。その30房のぶどうを村人に分けて育てる。それが甲州ぶどうの始まりとする説。

興味深い伝説2つ。
いずれにしても、西暦1615年には甲州ぶどうの棚栽培が始まっていたそうなので起源はかなり古い品種なのでしょう。


甲州種ワインを造り始めたのは明治になってから。
明治政府の殖産興業政策を受けて日本全国で葡萄酒を造ることが奨励されたそう。

江戸時代にはぶどうの名産地であったこと。生糸の交易で開港地横浜と関係が深かったこと。これらのこともあり山梨では早くからワイン造りが始まりました。
最初に造ったのは明治3年。
甲府の山田宥教氏と詫間憲久氏が造ったそう。
ただ暗中模索の製造で経営的にも上手くいかなかったそうです。

そんな時、祝村でも「どーでぇ、若いものでもフランスに行かせるじゃんけー」ってなことになり(おばちゃん談)2名の若者をフランスに派遣することになったそう。
この辺りの農家は、ぶどうと生糸で結構潤っていたと思われます。

明治10年に25歳だった高野正誠と19歳だった土屋助次郎(龍憲)はこうしてフランスに渡り、栽培法 醸造法 を学び、1年半後に帰国。村人に栽培法醸造法を伝え、またこの地に学びにきた研修生によって2人の持ち帰った技術は全国に広まったそうです。

帰国する際、フランスより欧州品種の苗を祝村に持ち帰るように言われていたのですが、それらの苗がフィロキセラにかかっていた為に失敗。白は甲州種。赤は高野正誠と土屋助次郎が渡仏した時に出資した高野積成が入手したアジロンダックでワイン造りを始めます。


この日の会場のシャトレーゼ駐車場から日川を挟んだところにある宮光園。
土屋助次郎はこの地で宮崎光太郎と甲斐産商会という酒造会社を起こすそうですが2年で解散。たぶんケンカ別れでは。
醸造法を引き継いだ宮崎光太郎は独立して醸造所を起こし、その醸造所が今のメルシャンワインに続くそうです。

戦前の日本人は甘い酒を好んでいたこともあり、酒よりも酸の強いワインはなかなか受け入れられず、営業的には成功しなかったようです。このために甘みを添加した人工甘味ワイン、赤玉ポートワインって昔有ったような気がしますが...、そんなワインのほうがつい最近まで支持されていたのでしょう。

いづれにしてもワイン造りは苦難の連続。昨今の成功は夢のようなことかもしれません。

こんにゃくおばちゃんのワインセミナーはテイスティングへと続きます。




Yukie0350








かつぬま朝市   http://haj.web.infoseek.co.jp/



かつぬま朝市ワインセミナー

http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/syuten/wine-seminar/wine-index.html


雪江おばちゃんのワインエッセイ

http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/asaitikai/hitokoto/wine-expert/index.html

| | コメント (2) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧