ステファン・トレアンのピエスモンテセミナー
一度みたいと思ってたんですよ、ピエスモンテを作るところ。
ピエスモンテ(piece montee)はチョコレートで作ったオブジェです。
サロンドゥショコラの会場も様々なチョコのオブジェで飾られていました。
こんなのとか。
こんなのとか。
こんなのとか。
ステファン氏は既にテンパリングしたチョコレートも携えて登場。
挨拶もそこそこに作業開始。
パーツを作り始めます。
透明プラスチック板(フレキシグラス)の上に透明プラスチックシート(ギターシート)を敷いて、その上にチョコレートを薄く延ばします。
少し堅くなるよう冷蔵庫へ。
球を作る為に型にチョコを流して半球を作ります。
一度型にいっぱいにチョコを入れて、少し球の外周のチョコが固まったころに逆さまにして半休中央部の不要なチョコを出してしまいます。
これも固めるかめに冷蔵庫へ。
作業をする部屋の室温は22℃くらいが良いそうです。
室温が高いとチョコが固まらず、室温が低いとチョコが固まって、どちらにしても上手く作業できないそうです。
土台はしっかりと。
チョコレートとチョコレートを接着。もちろんチョコレートで接着します。
ベースは大きいものと小さいもの。
小さいものを下に、大きいものを上にすると良いそうです。
フレキシグラスの薄いチョコが少し固まってきたらカッターナイフでパーツを切り抜きます。
蝶の羽や花など。
フリーハンドでどんどん切り抜いていきます。
シンメトリーに作らないほうがニュアンスが出て良いそうです。
因みにホワイトチョコを薄く延ばしてパーツをつくる場合は脆いので厚めに作るそうです。
円盤状のクーベルチュールを少量、フードプロセッサーにかけます。
1分ほどで粘土状のボールに纏まります。
これを手で延ばして花の茎を作ります。
延ばしたり、切り取ったり、流したり。
様々な方法でパーツを作ります。
そして、パーツの土台の上で組み立てていきます。
もちろん、接着はチョコで。先の細いコロネで搾りだして溶接のように付けていきます。
瞬間的に接着するには冷却スプレーで冷やして付けてしまいます。
冷蔵庫から半球型のパーツを出して2つ張り合わせてボールを作ります。
アツく熱した鉄板で断面をちょっと溶かして半球同士を接着します。
バランスを見ながらどんどん組み立てていきます。
花の茎の部分にパーツを付けるときに他の部分も上手く接着。
より堅牢に組み立てます。
組み上がったら粉状のチョコレート(ピストレ)をはたいて陰影や凹凸を出したら出来上がり。
なんとなく自分でも出来るような気分になっちゃうもんです。
こんな風に作るところを見ると会場内のピエスモンテが急に気になります。
チョコと思えない質感。
ここまでのものは無理としても小さい花なら作れそう。
とても楽しいピエスモンテセミナーでした。
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