農業としてワインを醸す日本のヴィニュロンたち
週末、渋谷 bongout noh で開催された『蔵出しワインの夕べ』という会に参加させて頂きました。
この会は今年が3回目だそうで、ワタシは1回目以来2回目の参加になりました。
(参照:2008/01/27 蔵出しワインの夕べ 日本ワインとその造り手たち)
ぶどうを栽培して---そのぶどうでワインを造り---そのワインを販売する....。そんなヴィニュロンと呼ばれる造り手の皆さんに集まって頂いて飲み語らう会です。
昨年の夏に軽井沢の Cu-Cal で行われた 日本ワインの会 の続編みたいな感じですね。
(参照:2009/08/16 日本のヴィニュロンたち Cu-Cal 軽井沢)
この日集まってくれたのは....
中澤ヴィンヤードから中澤さん。
ドメーヌソガから曽我貴彦さん。
小布施ワイナリーから曽我彰彦さん。
タケダワイナリーから岸平和寛さん。
ココファームから柴田さん&桑原さん。
丸藤葡萄酒から竹内さん。
ルミエールから小山田さん。
金井醸造場から金井さんと奥様の祐子さん。
四恩醸造から小林つよぽんさん。
鹿取みゆきさんと bongout noh の女将 岩倉久恵さんの呼びかけで9つのヴィニュロンから11人の造り手さんが集まってくれました。
参加者も50人を越えていたそうで立錐の余地もない状態。
室内の温度もどんどん上がります。
1月の15日に登録した日本ワインのハッシュタグ #nihonwine を使って twitter で実況したかったのですが動けないし止まれない状態。
どーにもなりませんでした。
(因に、このハッシュタグ #nihonwine は日本ワインを応援する皆さんのタグです。日本ワインについてつぶやく時、良かったら付けてみて下さい。情報を共有しましょう。)
ウエルカムは四恩クレマチスロゼ。乾杯はルミエール醸しの甲州。
#nihonwine 6:14 PM Jan 23rd
四恩醸造は勝沼朝市ワインセミナーでお会いしたつよぽんのワイナリーです。
(参照:四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #2)
(参照:四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #3)
昨年の夏に畑に行ってみたルミエールのワインで乾杯。
(参照:2009/09/03 ビオロジックなぶどう畑 シャトー ルミエール)
3月に発売される予定のワインがジャンジャン振る舞われます。
中澤さん、タカヒコさん、ココから桑原さんと豊一郎さん、小山田さん、つよぽん、竹内さん、一郎さん、アキヒコさん。
#nihonwine 6:26 PM Jan 23rd
ボングーノーはカオス。人多すぎ。冷房追いつかず。楽しいー!
#nihonwine 7:55 PM Jan 23rd
乾杯から2時間半、何人かの造り手の方とお話をさせて頂きましたがかなり突っ込んだことにも真摯に答えて頂きました。
甲州の糖度について、豊田さん、つよぽん、一郎さんの3人はボケとツッコミのコント状態。大爆笑。最高でした。
しかし、コレは内容が書けません。
正直、誤解を生みそうなので文字におこせないことが多くなんとももどかしいところです。
ホントに面白かったんですよ。
ゲラゲラ笑ってアッと言う間の蔵出しワインの会でした。
twitterでほとんど何もつぶやけぬままエンディングです。
中澤さんがワインファンに衝撃を与えた栗澤ブラン08はほぼ在庫切れ。キッチンセロ分はまだあるそうなのでセロで飲んで下さい。
タカヒコさんのピノノワールは軽井沢Cu-calで飲んだ時より美味しかった。キュートなベリーの香りとワインの骨格にスッと一本通った酸が印象的でした。余市の畑に行ってみたいですね。
タケダワイナリーはシードルの発酵が進み、旦那さんの和寛さんが1人でこの会に出席していました。人為的なコントロールを行わない醸造は予定が立たない作業の連続なのでしょう。
曽我ブラザース兄の彰彦さんは21時の電車に乗らなければならない事を20時40分にポツリと言いました。鹿取さんもビックリ。
お笑いコンビのようなココファームの桑原さんと豊田さん。栽培担当の桑原さんは元々ココファームで栽培を担当していた曽我貴彦さんと一緒に働いていました。貴彦さんに厳しく仕込まれたかどうかはわかりませんがこの若さで責任者です。とても気の良い若者たちです。
エンディング。ルミエール小山田さん。
#nihonwine http://moby.to/2dahvy 8:50 PM Jan 23rd
ルミエールの小山田さんの言葉に圧倒されました。
「ここにいる皆は ワイン造りは農業であって欲しい と思っている仲間です。」
「しかし、ワイン造りが農業でなかった時代がありました。」
「その事にボクたちは " 落とし前 " を付けなければと思っています。」
晩ごはんゆっくりたべませんか?つよぽんの提案。
#nihonwine 8:55 PM Jan 23rd
『晩ゴハンをゆっくり食べましょう』は、つよぽんのテーマになっているよう。先日の勝沼朝市ワインセミナーでも提案していました。
つよぽんのワインのエチケットを描いているかたは95歳‼
#nihonwine http://moby.to/xabcuz 8:59 PM Jan 23rd
@kohyusha お疲れ様でした。aちゃんの質問、胸きゅんの味にやられました。落とし前のお手伝いがしたいです。
#nihonwine 10:38 PM Jan 23rd
ビッキーちゃん(勝手に命名、許せ。)から「つよぽんのワインは " 胸キュン " の味がする」に一同納得。
竹内さんは今まではこんな会にあまり参加されて無かったそうですが今後は積極的に参加していくそう。日本ワインファンと触れ合う機会が増えそうです。
最後は金井さん。
「農業は本来クリエイティブなもの。」
「その農業に喜びを感じています。」
「夢や喜びを持って....何だっけ? 落とし前? ..... 落とし前 をつけていこうと思います。」
この会には、それぞれのワインに対しマリアージュするよう考えられたアテが用意されていました。
ピンチョスみたいに全てが1串だったり1さじだったりで人数分用意されていて、仕込みに費やされた手間と時間を考えると大変だっだことは想像に難くありません。ボングノースタッフの皆さんに感謝です。
また、この会の企画をなさった鹿取みゆきさんに感謝です。
鹿取さんでなければコレだけのメンバーに集まって頂くことは難しかったと思います。
これだけの造り手に1度に会える機会はそうはありません。
ワタシは時々ぶどう畑に行くことがあります。
もちろん好奇心から畑に行くのですが、造り手の皆さんに『アナタを注目している』というメッセージを送るためでもあります。
ワインを購入するのも行けるところならなるべく行って購入するようにしています。
(もちろんワタシの自己満足です)
ワイン造りは農業であってほしい。
小山田さんの一言は、この日ここに集まった人々の共通の思いになった気がします。
生産者と消費者が同じ思いを共有できるかぎり日本ワインには夢がある。
そう確認することが出来た、とても楽しい夜でした。
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