季織亭

2010/01/10

純粋と純米と ウルウルされちゃうと困っちゃう.... by 怪獣

ワタシやお食事番長と比べると彼らは随分と若いので友人と言うには可哀想な気がするのですが....。

それでも一方的に友人だと思っている飲み友なKちゃん&Mちゃん夫妻。
Jrが誕生してからなかなか会う機会が無かったのですが、久しぶりに季織亭2階の酒処で一緒に飲む事が出来ました。


実際のところ季織亭は1階の麺処だけでなく2階の酒処も家族連れを受け入れているので子供を連れてきても問題はないのです。お座敷もありますし。
しかしながら、やはり小さな子を酒の席に連れて行くことには他のお客さんへの心苦しさがあるのでしょう。

この日、2階の酒処は古い常連だけだったので心配は杞憂。
少しの間だったけど2歳半の純粋さに触れることができて楽しいひと時でしたよ。


ただ、ワタシを見ると目がウルウル。泣き出しそう。
怪獣と思われているのは間違い有りません。
ワタシとて純粋を泣かせるのは本位ではありません。
近寄らない方が無難です。
もう1年もすると怪獣退治のパンチやキックを頂く気はするのですが....。


Mちゃんがちゃんと母親をやっていることに驚きます。
なにせ、試飲会に来た龍神酒造杜氏から半纏を取り上げて着てしまった大酒飲みです。
人は役割に応じて変われるものですね。
Mちゃんの母親ぶりはちょっとキラキラして見えます。
もっともこの日は二日酔いでテンションが上がらないようでしたが....。





さて、楽しいことがあると食べたものや飲んだものの記憶がなくなるワタシ。
この日飲んだものだけでもとつぶやいておきました。





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遊穗のしろ 無濾過生原酒おりからみ。微発泡ながらトロトロ。甘み強し。シャープな酸。コハク酸がかなり強い。香りもあり乾杯に良いぞ。 #sake #junmai




 



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超☆房島屋 純米厳選槽場汲みno.9 シャープな酸。塩味。苦味。変わってんなー。房島屋はスミレのイメージなんだけど、コレは別物。ハッ‼ 日本酒のソルティドックだ‼ #sake #junmai



   







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丹澤山 特別純米雄町六拾アタックが優しい。酸が際立つ。ボディは薄いがバランスが良い。ブルゴーニュとかのミネラリーなワインみたいだ。いつもながら旨いよー。 #sake #junmai






丹澤山 特別純米雄町六拾。燗冷ましがまた旨い。 キレイな酸。はにかむような甘み。18 9の女の子みたい。





#sake と #junmai の ハッシュタグを付けてのつぶやき。


例えば、 #junmai のハッシュタグを検索すると、同じ #junmai の ハッシュタグを付けているつぶやきを共有することが出来てなかなか面白いんですよ。

最後のつぶやきには #sake も #junmai も付いてないので酔っぱらっていたこともわかりますし。





兎にも角にも、楽しかったKちゃん&Mちゃん&Jrとのひと時。
小田急沿線の幾つか気になっている店への訪問を含めてまた会いたいものです。

結局のところ、旨いだのマズイだの言うよりも、楽しい人と飲むこと自体が旨いのです。

ただ、今後は怪獣退治のキックやパンチの雨に当たる覚悟は必要です。
もちろん、甘んじて受け止める覚悟をしているワタシです。

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2009/12/30

コハダのツミレと奇跡のがんもどき おでん会 季織亭


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経堂 季織亭 の年末の恒例。おでん会。

今年も参加できました。


ダシはアゴと昆布にカツオを少々。






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経堂小学校前の豆腐店 埼玉屋 の がんもどき。
豆を凝縮した豆乳の甘み。
勿論、無添加、無化学調味料。
ご近所の奇跡のような味。






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松陰神社駅前おがわ屋の野菜天。





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コハダとアジのツミレは 魚真 が叩いたもの。


参加した皆さんとまったりした時間。




ことしもいろいろありがとうございました。

また来年も楽しみましょう。

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2009/08/15

季織亭 冷やし麺 今度はサンデージャポンです

今日も元気に出社しているワタシ。

ランチは我がホーム、季織亭へ。


朝は少し涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑いので食欲も無くなりがち。

そんな日は 冷やし麺 に限ります。




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明日のTBS サンデージャポン なんですけどね。

高橋ジョージ氏のコーナーでこの 季織亭 の冷やし麺が紹介されるらしいです。

良かったら番組を見てやって下さい。





大将&弟子F田くん、出演はしないそうですがスタジオに8時入りして人数分調理するそう。

どんな画になるのか楽しみです。



この数年、テレビは断っていましたが少し心境が変化したようですね。

日テレのメレンゲの気持ち、石ちゃんのコーナーに続いての露出です。

(参照:2009/08/01 冷やし小麦麺 有機酸の滋味深さ 季織亭

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2009/08/01

冷やし小麦麺 有機酸の滋味深さ 季織亭

なかなか夏らしい天気になりませんね。

暖冬だった年は冷夏になるものです。

ゲレンデに雪が無かった年は確実に冷夏です。
で、年の平均気温はだいたい同じくらいに落ち着きます。
不思議なバランスです。

お食事番長とも梅雨前にはそんな話しをしていたので個人的には驚きません。



しかーし。短パン野郎としては今年の夏には納得できません。

カーッと日が射して。

首の廻りに汗がしみて。

脛のあたりの皮も剥けて。

ビーサンの痕が足の指にくっきり付いちゃう。

そんな夏が早く来ないかと思っています。




日が強くなったら食べたいのが冷やし中華。

酢の効いた味は暑い日に最高です。



でも....、ホントは冷やし中華って好きじゃありません。


尖った酢。

水っぽい具。

単調な味が美味しいと思えなかったのです。


実は、今も冷やし中華って美味しいと思えません。




でも、ワタシのホーム 季織亭 の 冷やし小麦麺 は別です。

ワタシが食せる唯一の冷やし中華。


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甘みと旨味の深い酢。

この酢はとてもまろやかで、イヤな匂いは一切ありません。

アタックが優しく、味わいの深さが楽しめるタレになっています。


具材は一々仕事が施してあり、しっかり味。

この具材からも味がしみ出てきます。


さらに手打の麺の甘みも手伝って、幾重にも旨味が重なっているようです。

冷やし中華が嫌いだったワタシでも美味しいと思う旨味です。


あまりにも美味しいタレなので、最後には残ったタレを飲んじゃいます。

残ったタレを飲みたくなる冷やしって有りそうで無いです。




来週あたりからようやく夏が本格化しそう。

冷やし麺の夏がようやく来そうです。

暑い日のランチに季織亭の冷やし小麦麺はお薦めです。




追記:しまったぁ。大事な事を書き忘れました。

今日、メレンゲの気持ちの石ちゃんのコーナーに季織亭の冷やし麺が出るのです。

このエントリーはその呼び込みだったんです。

肝心の事を書き忘れてしまいました。


石ちゃんの「この街のリーダー!!」  笑いました。

東京農大 や せたカフェキッチン も出て楽しい番組でした。

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2009/07/31

ラーメン懐石とは !?  季織亭で崩し懐石

ワタシのホーム 季織亭 で、ラーメン懐石を楽しんできました。


このラーメン懐石、季織亭が毎月1度、6名〜8名の限定で定休日に行っている裏営業。

なかなか予約が取れない激戦のイベントです。

なにせ、この7月の会を予約したのは4月の終わりですからね。

何度かイベントを共催させて頂いたワタシと言えど、年に1回参加出来たらラッキーです。

前回、参加出来たのは2007年でした。


(参照:2007/11/22 小麦そば懐石試食会 季織亭 経堂


このラーメン懐石は蕎麦懐石の崩しだそう。

蕎麦懐石という形式があることをワタシは知りませんでしたが、いわゆる懐石料理の崩し懐石で、塗り物の3つの器を使い、それぞれに蕎麦、汁、薬味が入っていて、蕎麦を3度食し、その合間に八寸や預鉢がその都度入るというものだそうです。

預鉢は強肴と同意で、皿に人数分の肴が盛られ、そこから手元の鉢に取り分けるそう。

最初の3つの器だけで最後の蕎麦まで食すのだそうです。



今回のラーメン懐石は、懐石を崩した蕎麦懐石の更なる崩し懐石。

楽しい時間になるようにと料理の順番もかなり自由な解釈となっています。






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まず、最初の1品。いきなり焼き物です。

皿から都度取り分けるのではなく、予め1人分づつ盛られて出てきます。


鮎の干物。

これは、この日の参加者が酒飲みだったので、最初から楽しく飲めようとの心遣いです。

いきなり崩しています。


ワタシはまずはビール。ハートランドの生です。

鮎の塩けとほろ苦さとビールの甘さ。
オトナで良かったと思う瞬間です。





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続いて、汁と飯の代わりになる麺です。

この麺は風呂敷に包まれて出てきます。

この風呂敷は懐石でつかう折敷(おしき)の代わり。
折敷は脚のない塗り物の膳です。





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もちろん季織亭の麺は全て自家製手打麺。
今回もこの日の為に3種類の麺を手打しています。

最初の麺は、大葉を練り込んだ手打の冷製小麦麺。
カッペリーニのような極細の手打麺。
ほんのりと香る大葉が爽やかです。

透き通った汁はなんとも言えない旨味があるものです。
関西風に見えますが、これは関東と関西の中間ぐらいな感覚。

旨味の元は思いも寄らないもの。
季織亭では良く使うものなので常連さんにはお馴染みの味なのですが、ここでは秘密にしておきましょう。

トマトの湯剥きと茄子の素揚げは向付や預鉢として楽しんでも良いし、麺に和えても良いのです。

実際、和えると食感や香りにアクセントがついて美味しかったです。






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ツルムラサキのお浸し 香辣油和え

季織亭は自家製の辣油を作っています。
元々は石垣島の辺銀食堂の辣油に感心していたのです。
ただ、辺銀さんは香り油としては秀悦なのですが少し物足りない。
で、いつの頃からか全て漢方の食材で自家製しています。




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もう1つ、預鉢として叉焼と半熟タマゴが出てきました。
この豚は脂肪の融点が低く、加熱すると溶けてしまうくらい柔らかいもの。
タマゴは青森シャモロックのタマゴです。
濃厚で甘いトロトロの黄身は絶品ですが、シャモロックの旨さは白身の旨さだったりします。

ここまでハートランドで楽しみましたが、いちいち旨くて参りました。





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次の麺が抹茶を練り込んだ麺ということで、富久長の八反草をお願いしました。

八反草はこの蔵しか使っていない酒米。
夏の青草のような香りが魅力です。
58%精米の酒は以前のものより雑味がありますが、この香りは健在。
他と違う個性を持った良い酒です。





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麺は極太の手打抹茶つけ麺。
何とも言えない良い香り。
甘くて青くて微細に苦みのニュアンスがあって、夏の夜にぴったりです。
八反草とも良くあいました。




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八寸というよりは預鉢としてキジの手羽先。
甘みの強いトマトや水ナスを添えて。





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酒は 御園竹 濃醇旨口 山廃原酒
とても甘い酒。ちょっと驚きます。


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緩い酸。
僅かに苦味。
アルコール度が19から20。
しかし理解を超えてる甘い酒。
酔っ払います。

この甘い酒が偶然にもキジの手羽先に良く合います。
甘い酒に塩っけ、各々の旨味を補完しあい、なかなか良いです。





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続いての酒は 稲花酒造 1787 1st 無濾過生原酒


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イメージ的にはシロップのような感覚。
広がりは感じませんが奥行きがあるように感じます。
酸、甘味、苦味が順に浮き上がります。
アタックは弱いのですが余韻がとても長い酒。
酸の感じは帰山に近いかな。
帰山に渋みをたした感じといって良いでしょいうか。
9号酵母かな?

しかし、波乗りのポイント、東浪見に蔵があったとは!?
ウェットにカラダが入らなくなってから行かなくなりましたが、若い頃は仕事サボって良く行った東浪見です。鬼高P.A.に午前1時半集合でしたね。
一緒に波乗りに行ってたメンバーとは最近は通風や肝炎とかの話しかしてません。困ったものです。






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十五代 九郎右衞門 特別純米 長野酵母

夏になって旨味と甘みが乗ったようです。

御園竹と同じ美山錦の酒。
御園竹より九郎右衞門のほうが琥珀酸の渋みや辛さがあるので甘さだけが主張することはないです。
美山錦の20BYは特に甘みが立つヴィンテージなのかも知れません。






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最後は温かい麺。キジのガラスープの小麦麺。

やっぱりキジには他の鶏に換えられない軽やかな旨味があります。

お茶漬け感覚でサラッと。
キジは今や高級食材ですからねー。
ちょっと勿体ない気もしますが軽やかに頂きます。

麺で参加者を圧倒したラーメン懐石。

同席した方々との会話も楽しい良い会になりました。




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最後は薄茶。




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懐石の心を持ちながら楽しくアレンジした崩し懐石ですが、そこは季織亭。

女将はこの町の粋人や地域の子供たちに茶道を教える裏千家の家元だったりして。
今も道を極める為に道場に通っていたりする本格派なのです。

なので、最後は薄茶です。

最後に着地点があるって良いですね。





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茶懐石の作法にホンキで則られたのではワタシのような無作法なものは凹んでしまいます。
こんな風に達人が素人でも楽しめるように崩してくれると、とても助かるし楽しいです。






このラーメン懐石、8月は2回開くことになったそう。
もちろん既に定員だそうです。

もしも、次の機会を狙うなら10月の会になりそう。

しかし、また激戦必至。予約の出来ない幻の会になるのです。




季織亭  http://www.kyodo-suzuran.com/shop/7/25/index.html

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2009/06/13

季織亭2階 ショップinショップな酒処 祝4周年

松本17:18発のあずさ30号に飛び乗り、新宿経由で経堂に着いたのは20時半。

その足で向かったのはワタシのホーム 季織亭 。


1階の入口から暖簾をくぐり、そのまま階段を上がった2階にあるショップinショップな酒処です。


この酒処、季織亭2の4周年記念に出席するため松本から慌てて帰ってきたのです。






この日のイベントは....。

季織亭2 4周年記念 8時間耐久飲み会 。

例年どおりの大型企画です。





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今年の8耐の目玉企画は、燗酒。

角打ちで有名な西太子堂の酒店 唐木屋 のご主人がお燗番になり、各々の酒にあった温度で燗をつけるのです。


とは言え、湯川の会と3時間の電車移動ですっかり出来上がった状態のワタシ。
ムリに酒を利くのではなく、この時間を楽しむことにしましたよ。





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唐木屋さんはウチから自転車で15分ほどなのですが、その店構えや、角打ちが会員制であるという噂から、行くに行けなかった酒店です。

ところが話してみると穏やかで人あたりの良い旦那さん。

高倉健みたいな人を想像していたのでホッとしました。






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店内はいつもの常連さんたちでいっぱいです。

すでに15時から5時間は飲んでいるはずなのに皆さんまだまだ元気。
タフですねー。





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竹鶴ファンのシミケンくんはいつもと同じで酔ってるんだか酔ってないんだかわからないフワフワ状態。


南さんはお燗番の唐木屋さんととことん酒談義。幸せそうです。


最も早くから飲んでいたと言うあおひーさんは彼女を駅まで送って行きました。(フフフ)






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季織亭がスゴイのは、20年くらい前に始めた日替わり弁当店---ラーメン店---拉麺酒場---酒処....と、業態を変えながらも一貫して健康な農産物にこだわったことです。

健康な作物は美味しい。
オーガニックや低農薬の農産物は安全というよりも単純に美味しい。
ワタシたちに何年も説き続け、常連さんたちは皆、食材本来の味がわかるようになってしまいました。




ラーメンブームの波がやってきた時、年間1000杯ラーメンを食べてるなんて人がこの季織亭にもやってくるようになりました。

そんなラーメンオタク、楽しい人ばかりではありません。

中には味覚異常な人が結構います。

そりゃ年間1000杯もそれだけを食べれば当たり前。
どうしても濃くてアタックの強い刺激を求めるようになるでしょう。

そんな人が、自分をアピールする為なんでしょうね、「来ないな」とか「何かが足りない」と言って、一口食べて出て行くことが何度かありました。


実は、そんなラーメンオタクは店に入って来た時から解ります。

体臭が違うのです。

特に豚骨ブームの時は顕著でした。


そんな時、どこを見るワケでもなく視線を彷徨わせていると他の常連さんと目が合っちゃうんですよね。皆、気付くものです。

そして上記のような行動を見ることになるのです。




そんなことが何度かあり、季織亭は常連さんたちの支持する農産物本来の味を守るためラーメンと距離を置く道を選びます。

そして出来たのが2階の酒処です。






さらに最近になって季織亭は1階のラーメン部門から『拉麺』の文字を消してしまいます。

替わって上げた暖簾には『手打 小麦蕎麦』の文字。

蕎麦粉は使っていませんが、全粒粉の小麦を手打した、ラーメンとは違う麺料理を模索することになりました。


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この夜の麺はつけ麺。

なんの変哲のない麺ですが、上品な旨味が素晴らしい麺です。







季織亭は信頼できる人から農産物を仕入れます。

その仕入れ先も信頼できる生産者の農産物だけを仕入れます。

さらに、その生産者を季織亭が訪問。

あるいは、生産した方が季織亭を訪問。

生産者と揺らぐ事のない信頼関係を築き....。


そして信頼関係の最後のところにいるのがワタシたち。

つまり、ワタシと畑は信頼で繋がっていることになります。

養鶏場や養豚場や牛舎や漁師も然り。





そんな酒処、季織亭2も目出たく4年。

新しい仲間もずいぶん増えました。

今回は唐木屋さんとも接点ができましたし。

この店で得る人との繋がりは大切な宝ものです。



これからも好奇心の冒険はこの店を起点に続きます。

知らないことはまだまだたくさんあるのです。

お互いに触発されながら日々を楽しんでいきたいです。


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2009/05/19

湯川酒造店の酒を利く会 

木曽の山や川や土や空をそのままリキッドにしたような酒。


そんな湯川酒造店の酒を利く会が 経堂 季織亭 で開催されました。



今回はナゼかテイスティング能力の高い方ばかりが集まって下さり、かなり発起人としてはビビっちゃいました。

しかも様々な酒蔵に足繁く通い『造り』を熟知しているかたが多く、楽しい中にも集中と緊張がある良い会になりました。






今回の酒たちは....






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1 十五代 九郎右衛門 純米吟醸 20BY

2 十五代 九郎右衛門 特別純米 9号酵母 20BY

3 十五代 九郎右衛門 特別純米 長野(D)酵母 20BY

4 木曽路 三割麹純米酒 20BY

5 燦水木 20BY(木祖村産の飯米 ヨネシロの酒)

6 木曽路特別純米 18BY

7 十五代 九郎右衛門 山廃純米酒 17BY




この7つの酒たちをそれぞれ、常温、ぬる燗、熱燗、チンチンの燗と温度を変えて楽しみました。



ワタシは今回は主催者ではなかったのですが、なんとなく気持ちが『おもてなし』モード。

今回の参加者の中で上手く集中できなかったのはワタシくらいかもしれません。



そんなワタシですが、1番の 十五代 九郎右衛門 純米吟醸 20BY のチンチン燗と6番の 木曽路特別純米 18BY の熱燗がとても好きです。


またコアがしっかりしている3番の 十五代 九郎右衛門 特別純米 長野(D)酵母 20BY のどの温度にも対応できる懐の深さも印象に残りました。



飯米ヨネシロで造った 燦水木 は木祖村でしか入手できない酒だったりしますが、アタックの優しい酸がとても良い感じ。皆さんに大好評でした。

これは常温がとても美味しいのですが、キンキンに冷やして飲んでみたい衝動にも駆られます。いつか試してみたいですね。



酵母違いなど、香りなどを比較しやすい構成でしたが、なんだか酵母の違いというより湯川の香りとしか言いようが無い共通の香りや味わいがあります。

ここに住んでいる酵母の影響なんかもあるのかもしれません。






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今回参加の皆さんのレベルがとても高かったこともあり参考出品としてウチの隠し酒を飲んでもらいました。

この隠し酒とは、抜栓してから実家の納戸に1年放置した 十五代 九郎右衛門 。

考えるところがあって意図的に数本の酒を放置しています。

西日が直接当たる納戸は夏には室温が40℃に毎日なる過酷な場所。
人が住めない為に納戸にしか使えなかった部屋です。



3月にその納戸に置いてある酒を一通りテイスティングしたのですが、十五代九郎右衛門が『老ね』もなく特別に美味しいことに気付き、飲む機会を伺っておりました。



参加者の皆さんからは「瓶に貼ってある要冷蔵のシールの漢字が読めなかったの?」と突っ込まれましたが、皆さん一様にその味の良さに驚かれたよう。実験をした甲斐がありました。

この参考出品酒はぬる燗、熱燗、チンチン燗、全ての温度で楽しむ事が出来、湯川酒造の酒質の良さを証明することが出来たと思っています。






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今回のこの会の為に奈川の清水牧場から山のチーズとバッカスを送って頂きました。



実は湯川酒造店と清水牧場はご近所。

奈川から山を降りて最初の角を右に曲がり道なりに。
やがて開ける最初の里が湯川酒造店がある藪原なんです。

同じ地域で出来るワインとチーズが相性良いのですから、同じ地域の酒とチーズも相性は抜群。

同じ地域の発酵食品同士はとても相性が良いのです。

まぁ、ご近所といっても20kmほどあるのは内緒ですが。





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やっぱり、美味しさと酒質の良さがとても良かった湯川の酒たち。

6月7日には松本 gelee blanche でも試飲会が開催されます。
長野の方はこちらに是非ご参加下さい。

(詳細はこちら http://love.ap.teacup.com/geleeblanche/468.html

もちろんワタシもJRあずさ回数券を使って参加します。




また本日赤坂で開催される酒のイベント、『長野の酒メッセin東京 2009 』に湯川酒造店も参加します。

このイベントでは湯川の酒をはじめ、長野の酒が一同に試飲できるチャンス。

長野県内80蔵。600種類の酒が飲めるそうです。

グランドプリンスホテル5階ロイヤルホール。

一般の入場は15時から20時。

入場料2000円。

時間がある方は行って見てはいかがでしょうか。

(詳細はこちら http://www.nagano-sake.or.jp/topics/





湯川酒造の酒はなかなか扱っている酒店がありません。

湯川酒造店のサイトで直接購入可能なので是非利用してくださいね。






湯川酒造店  http://www.sake-kisoji.com/

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2009/05/11

木曽川源流の酒 湯川酒造の酒を利く会

告知が遅くなってしまいました。


昨年に続き、 経堂 季織亭 にて湯川酒造の会を開催することになりました。





湯川酒造の酒を利く会

5月17日 日曜日

17時から20時まで

経堂 季織亭
世田谷区経堂2-5-14
03-5477-2029

会費 4500円


参加希望の方は直接季織亭まで電話でお願いします。

先着順で20名程度までの受付けになります。

先週末から既に募集を初めていますのでお早めにお申し込み下さい。


ワタシのアドレスを知っているかたはワタシにメールして下さっても良いです。若干名ならなんとかなるような気がします。





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湯川酒造店は 純米酒 木曽路 や 十五代 九郎右衛門 で、コアな日本酒愛好家にアツく支持されている蔵元です。





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けっして華やかな酒ではありません。

きらびやかな酒でもありません。

まるで生まれたままのような純情な酒。





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木曽川源流 水木沢の清廉さ。

山で真っすぐに延びる木曽の檜のようなしたたかさ。

木曽川源流の風景がそのまま瓶詰めされたような酒です。





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この酒を飲む時にワタシはワイン醸造家 ニコラ ジョリー の言葉を思い出します。


『まず、その土地を表現した本物でなけらばならない』


是非この酒を通して木曽の山と水を感じて頂きたいと思います。

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2009/04/19

純米酒 と 手打ち小麦蕎麦 備忘ログ #10

しばらくblogを放置していました。


興味深いことはたくさんあったのです。

残念ながら幾つかは記憶にとどめておけなかったけど。


自分の為に 備忘ログ として記録しておきましょう。





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最近、季織亭で呑む酒が面白い。

麺打ち職人のF田くんが純米酒に目覚めてからとくに顕著。



最近もかなり遠くの酒屋までも赴き、おつき合いさせて頂くことになったそう。

おかげでワタシも楽しませて頂いている。



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正宗対決。





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鍋島 隠し酒。





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屋守。





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辨天娘。


等々。







『あらばしり』と『せめ』を集めたという裏ラベルの鍋島は興味深かった。


軽やかさな香りながらしっかりした骨格。

矛盾しがちな要素が少しの時差を持ちながら上手く絡み合っていた。


この日は常温で呑んだが燗にしたら違う表情を見せる予感。






山形正宗は燗で。

いつもながらこの酒が持つヒノキのような香りは心に響く。

清々しさは暫し浮き世を忘れるほど。






F田くんは小麦蕎麦という手打ち麺を打っている職人。


この小麦蕎麦は蕎麦とあるが蕎麦粉は使っていない。

全流粉の小麦粉を使って打つ麺だ。




この全流粉の手打ち麺がプロたちの間で密かに話題になっている。

全流粉60%と聞くと心得がある人ならば『もっさり』した食感を想像するものだが、この麺の舌触りは意外なほどツルツルでスムーズに食せる。

この事が世田谷杉並界隈の手打蕎麦屋さんや手打うどん屋さんの間で話題になっているのだ。

先日、旭屋出版の雑誌に麺の打ち方の取材を受けたそう。

どんなふうに取り上げられるのか楽しみだ。







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その全流粉の小麦蕎麦、イベリコベジョータを使ったタンメンにしてもらう。




麺打ち職人としても、純米酒を利く人としてもF田くんは伸び盛り。

赤マル急上昇です。





季織亭   http://kyodo-suzuran.com/shop/7/25/index.html

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2009/03/08

酪恵舎のチーズと龍神酒造の会

先週の土曜日、我がホーム 経堂 季織亭 に、北海道は白糠からチーズ工房酪恵舎の井ノ口代表と、館林から龍神酒造の毛塚社長がいらっしゃいました。


酪恵舎のチーズと龍神の酒を楽しむ会です。






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まず龍神酒造の毛塚社長から酒について説明。

(隣で拔栓してるのは近所の朝日屋酒店)




社長さんは持ち時間の大部分を使って米の産地の気候や日照などについて熱心に語ってくれました。

米の生産地や生産者をリスペクトしておられるんだろうことがワタシにも伝わります。

米が好きなんですね。

社長さん、結構なお年だと思うのですが、今も米や麹などについて学んでいるんだそうです。







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説明を聞いたらどんどん試飲です。


尾瀬の雪どけ びん囲い本生
 麹米 山田錦  掛け米 山田錦 精米50%
 日本酒度1 酸度1.7

尾瀬の雪どけ 黒吟愛山
 麹米 愛山  掛け米 愛山 精米48%
 日本酒度1 酸度1.3

龍神 芳醇辛口
 麹米 山田錦  掛け米 雄山錦 精米55%
 日本酒度7 酸度1.8

龍神 大吟醸生詰原酒
 麹米 愛山  掛け米 阿波山田錦 40%
 日本酒度3 酸度1.2

尾瀬の雪どけ 柚子れもん酒


どの酒も米の旨味を引き出したかったようですね。
それ故に甘みが強くなっています。

キレイな輝きを持った酒です。

ただ、正直、これらの酒に合うメニューが思いつきません。

甘みの強い東京の下町や地方の郷土食に合わせるにもやや酸が足りない気がします。

食中より食後。あるいは寝酒のようにスタンドアローンで楽しむほうが良いかもしれません。
それならば甘い酒を好む方にはとても美味しい酒だと思います。


ワタシ的には芳醇辛口が良かったかな。
この酒には甘みを支えるだけの酸があります。

この芳醇辛口とびん囲いの中間に位置する食中酒がラインナップに欲しいですね。


今回の酒たちはなんとなくですがモスカートみたいな印象。
龍神の酒は少し方向が変わったような気がします。








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続いて、白糠 酪恵舎 の 井ノ口代表の登場です。


酪恵舎はイタリアタイプのチーズを作っている工房。


日本には結構チーズ工房があって、その数は700軒ともいわれるそう。

そのほとんどの工房が造っているのはフランスタイプのチーズ。

イタリアタイプ、フランスタイプ、どちらも造っている工房はあるそうですがイタリアタイプのものだけを作っている工房は酪恵舎だけということです。

井ノ口代表が言うには「器用ではないのでイタリアで教わったこと以外はできない」そう。

手を広げるより1つ事を昇華させたい人なのでしょう。



イタリアタイプのチーズの特徴は料理に使われる食材ということだそう。

フランスタイプのチーズはそれだけで完結していて、そのまま切って食べる事が多いですよね。

もちろん、調理に使うこともあるけどそれはフランスのメニューではなかったりするんですよね。

フォンデュやラクレットなどはスイスの料理ですし。

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ワタシが先日食べて美味しかったカマンベールとウドのグラタンは荻窪Bel Soleのオリジナルのメニューだったりするんですね。


使ってなんぼ。
イタリアのチーズは料理に使うことが前提に。
また切っても、そのままでも、何かと合わせて食べても、どちらでも美味しいように造られるようです。






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もう写真に撮る間も無い大人気。
皆さんに負けじとワタシも手を伸ばします。




この日のスペシャルメニューは....





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モッツァレラのしゃぶしゃぶ!!






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豆乳のスープにしゃぶ、しゃぶ。
こんな食べ方あるなんて!!

ビックリしましたが、これがなかなか面白い。

楽しいメニューです。







酪恵舎のチーズは優しいチーズ。

乳を仕入れている牧場の事を聞きたかったのですがなかなか入り込む余地が無くお聞きすることが出来ませんでした。

しかしながら、不思議と酪農家の顔が見えるような気分になるチーズです。






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最後にモッツァレラのしゃぶしゃぶに使った豆乳スープを使って、ほうれん草を手打で練り込んだ小麦麺。

もはや拉麺でもパスタでもない新しい麺料理。

なんだかわからないけど美味しいメニューに度肝を抜かれてこの日の会は終わりました。







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実は別室で酪恵舎チーズ即売会が開かれたのですがそれが凄かった。

もう、皆さん速い速い。

もちろん番長も普段見る事が出来ない速さでチーズを入手。

翌日、早速料理しました。




龍神酒造       http://www.ryujin.jp/

白糠 酪恵舎    http://rakukeisya.jp/

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