お食事遠征 #03. 関東

2010/02/18

春を待つワイナリー ココファームを訪ねて

ちょっと前の話しです。


栃木は足利にあるココファームへ。

行きたかったけどなかなか行くチャンスが無かったワイナリーです。


ずーっと前に亡くなているワタシの祖父が栃木だったりして、いまでも親類縁者が栃木にはたくさんいたりします。
そんなこともあって、栃木ならいつでも行けると思ってはいたのですが....。
まぁ、そう思うとなかなか行かなかったりしますよね。有りがちな話しです。




ココファームはこころみ学園が運営するワイナリー。
こころみ学園の知的なハンディを持つ人たちの自立を目指してつくられたワイナリーです。
近年は味の良さから日本の代表的なワイナリーの1つと言われるようになりました。


ワタシ的には、中野坂上 藤小西での ブルース・ガットラブ 氏のセミナーに参加したり、渋谷 bongout noh での日本のヴィニュロンの会でワイナリーの方に話しを聞いたりしていて、ずーっと興味を持ち続けていたワイナリーです。


(参照:2010/01/25 農業としてワインを醸す日本のヴィニュロンたち

(参照:2008/03/24 COCO FARM & WINERY 試飲会 藤小西 中野坂上

(参照:2008/01/27 蔵出しワインの夕べ 日本ワインとその造り手たち





この日は東武線ではなく両毛線から足利のココファームに向かうことにしました。
途中で祖父の家があった大平下駅を通過します。



例によって
twitter でつぶやきながらの移動です。



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両毛線の車窓に採石場とぶどう棚。そーいえばじいちゃん家の周りは大きなぶどう園だった。夏は納戸のカゴを持って巨峰とデラをとった。昔からぶとうは身近だったことを今日思い出した。    1:02 PM Feb 7th


祖父の家の近所には大きなぶどう園が幾つもあり、生食用のぶどうを栽培したり、ブドウ狩りが出来る観光ぶどう園だったりと結構な面積の畑がありました。
夏休みになると一番近所のぶどう園でブドウ狩りしたり遊んだり。毎年夏の恒例行事でした。
子供の頃はぶどうが身近だったこと、車窓の景色から突然思い出しました。




やがて足利駅に到着。
足利駅からココファームまではタクシーで15分ほど。
山の麓にココファームはありました。




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ココファームなう。 #nihonwine http://moby.to/iy4t0y    1:35 PM Feb 7th


ウワサの急勾配の畑。
一番上の斜度に唖然。
八方尾根の黒菱ゲレンデより急勾配。
八海山の正面、チャンピオンコースの滑り出し位の斜度です。
(あの滑り出しのコブ3つはいつ滑っても怖いです。)



畑の中は立ち入り禁止だけど、舗装した道で一番上の見晴し台まで行けるということ。もちろん歩いてみます。



畑の横の路面は所々凍っていました。
その道を少し滑りながら上がっていきます。




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カベルネソービニョンの畑。
木と木の間隔はかなり広いのですが....。
その仕立てに正直、ビックリ。 と、言うか衝撃です。





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更にタナの畑。
もう絶句。屋根のアンテナかと思いました。


園長先生に敬意を払いながら、この畑のワインを美味しいものに作り上げる ブルース・ガットラブ 氏の手腕は如何ばかりかと。






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少し上ったところにあるリースリングの古い樹の根本は直径で55cmあります。
ぐるぐるの種枝。
とても古い木です。


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木の向うに足利の街が見えます。




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途中、ココファームのもう1つの生産物、椎茸の栽培が雑木林の中に見えました。




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畑の上の見晴し台なう。 #nihonwine http://moby.to/yxwv84    2:12 PM Feb 7th




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関東平野の一番端っこ。
夏は平野部の暖かい空気と山間部の冷たい空気がここでぶつかります。
つまり、
毎日15時には激しい雷雨が有るのです。
この斜度で激しい夕立があったら滝のように水が落ちる気がします。


山の麓をトレースして走る両毛線は雷の巣窟です。
雷が激しい日は東武線も両毛線も止まってしまいます。
子供の頃の夏休みの思い出は雷のことがとても多かったりします。




今日の足利は都内より暖かい。4℃くらい高いかも。    2:24 PM Feb 7th


平野部で温められた空気が風で吹き上がってきたのでしょう。
山の畑はダウンジャケットがいらないほど暖かかくて汗びっしょりになりました。




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杉の木も花粉を飛ばす直前です。
ポカポカして気持ちよかったのでしばらく展望台でまったり。
ベイリーAのまだ若い木を見て過ごします。
やがて、少し日が傾いてきたので下に降りることにしました。



で。折角のワイナリーなのでワインを飲むことにしました。
ワイナリーはやはり電車が一番です。




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農民ロッソ、農民ドライ、北海ケルナー、風のルージュ。ギザうましす。    3:23 PM Feb 7th

併設されているカフェでいろいろ頂きます。






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ココファーム、急に突風がふいてきた。作業してる人が棚のワイヤーに捕まってる。    2:59 PM Feb 7th


カフェでワインを楽しんでいた15時。
剪定を行っている学園生の方がワイヤーに掴まってしまうほどの強風が吹き始めます。



急勾配の斜面で強風なんて。

ワタシならしゃがみ込んでいたでしょう。
この畑で働けるほどの根性はワタシにはありません。

風向きが変わり気温が一気に下がります。
それでも、黙々と剪定作業が続けられていました。




帰る前にちょっと面白い話しを聞きました。


ココファームで聞いたワタシ的ビックニュース。大平下でも数年前からワイン用品種の栽培を始めてるって。ワインを造るそうですよ。ココ用に契約栽培の話もあるそう。以前の巨峰の畑は草一本はえてない栽培だったんだけどね。    5:28 PM Feb 7th


あの祖父の家の近所のぶどう畑。あそこでワインを造るそう。
これはびっくり。
ココファームとの契約栽培の話しもあるようです。

これは従兄弟たちに聞いてみなくてはいけません。
語尾が上がる栃木訛で教えてもらいましょう。
ちょっとワクワクします。



初めて訪れたココファーム。

学園生の自立の為に開墾されたぶどう畑なのだということ、古い木を見ると改めて感じます。

また、学園に新しい醸造技術を持ち込んだ ブルース・ガットラブ 氏が園長先生をとてもリスペクトしてることもぶどう畑を見るとよくわかります。

この畑を訪れた様々な方が畑の斜度をホームページやblogにしていますがなるほどな急勾配。
イタリアやフランスには急勾配の畑はありますが日本ではとても珍しい光景です。

でも1番驚いたのは標高差。これには斜度より驚きました。
たぶん100mくらいあるはず。
この標高差だと上と下では収穫日が大きく異なるはずですが....。

上に植えてあるのは早熟品種ベイリーA。
下にあるのが晩熟品種のカベルネソービニョン。
標高差を逆手にとって収穫日をコントロールしてるようです。
いろいろ工夫をしています。



やはり実際に現地に行ってみるとインターネットで検索する以上の情報が畑にしっかり書き込まれています。
もっと早く来れば良かったとあらためて思いました。


『学園生の為の畑』は『ワインの為の畑』。
ココファームとこころみ学園はしっかりと整合性を持って成立しています。
この畑を開墾した学園長の行動力に敬意を贈りたい。
とても良いものを見せてもらいました。





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ワタシ的には車窓の風景で子供のころからぶどう畑が身近な存在だったことを思い出せたのが良かった。

これからはココファームのワインに祖父や祖母や近所のぶどう園を思い出しそうです。




ココファーム&ワイナリー
   http://www.cocowine.com/   

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2009/05/08

若いイタリア野菜生産者 斉藤農園を訪問

いつもワタシを楽しませてくれるワインギャラリー gar.net 。


ここではたまに野菜の共同購入があって、それもイタリア野菜だったりして....。

そんなこともあったりする楽しいワインバーです。

で、そのイタリア野菜を生産している農園が埼玉にありまして。

いつものgar.netメンバーで行ってみました。






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北本駅からタクシーで15分。

まだ水が入っていない田んぼの中に斉藤農園さんはありました。





ぶっちゃけて言うとベテランの農家さんを想像していたんです。

でも、斉藤農園のご主人はとっても若くってビックリ。

しかも、とっても華奢で、どこか中央競馬の若手ジョッキーのようでもあります。

奥様もとても若くてまだ女子高生のような感じです。







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ペットの白いクジャクが羽根を広げて歓迎してくれました。






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畑はカルチョーフィ(アーティチョーク)が結構良い感じで育っています。





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この畑はカエルだらけ。



農薬は食品添加物として登録されているものだけしか使っていないそう。

本格的な農薬は使ってないので虫がたくさんいます。
その虫を補食するためにカエルが多いらしいのです。



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てんとう虫もいたりします。

けど、てんとう虫はとっても少なくってカエルのいないフェンネルの葉にいるくらい。

てんとう虫もカエルに補食されちゃってる気がします。




ハウスでは黒キャベツ。ルッコラセルバチカ。イタリアンレタス。ラディッキオ。ロメインレタス。ワイルドチコリ。フェンネル(フィノッキオ)。サンチュ。等々。






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ルッコラセルバチカはまだベビーリーフです。

このくらいで食べちゃうととっても美味しいです。







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サンチュ。

イタリア野菜でない野菜も育てています。


畑のほうにはちょうど食べ頃の葉タマネギがありました。






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ロメインレタス。






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ラディッキオ。






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黒キャベツはそろそろ終わりです。






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中央がワイルドチコリ。

右は種を採る予定の黒キャベツ。

左はやはり種を採る予定のルッコラ。

F1ではないので種から育つはずです。









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フェンネルの茎、フィノッキオ。

先日おいしく頂いたのはこのフィノッキオです。

(参照:2009/02/23 フィノッキオのバーニャカウダ






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イタリアンレタス。



草を好んで食むワタシには天国です。
ごちそうだらけで興奮しました。





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庭にブルーシートを敷いてランチ。

外で飲むゆるいワインは格別です。






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採れたての野菜を奥様に料理して頂きました。

シャキッとした歯応えと野菜本来の濃い味わい。
なんとも贅沢な時間です。




実は少し前から体調がイマイチ思わしくなく、このGWは全ての予定をキャンセルして静養していたのです。

でも、来て良かった。
気持ちがリセット出来て体調もスッキリと回復しました。





この斉藤農園のご両親は農業を営んでなく、お祖父さまが農家をやっていたそう。

若い園主はまだ手探りで作物を育てています。



収穫は農協に出荷せず、知り合いに分けている程度。

それ故に農薬を使わずに生産出来るそう。




ぶっちやけて言うと農協を通さないこのイタリア野菜にはなかなか買い手が見つからないようです。


せっかく良いものを作っているのでもう少し多くの人に知って頂きたい。

今後はネットでの販売を考えているそうなので簡単に購入できるかも。


でも、高価なショッピングサイトは作らずに、畑の作物の様子をHPかblogにアップ。注文はメールかファクシミリで良いのでは?

素朴な方が手作り感もあって良いと思うのですが。


いづれにせよ、あまり気張らずに少しづつやっていったほうが良いような気がします。





帰りがけに結構なボリュームの野菜たちを収穫して購入。

帰ったら早速頂くことになるでしょう。






発展途上のイタリア野菜生産者 斎藤農園。



既に大御所の生産者ではなく ”これからの人” に出会えたことがとても嬉しい。

造り手と消費者で対等な関係を作るのはなかなか難しいのです。




ここに来るきっかけを作り、この日、引率までして下さったF川さんに感謝です。


次の共同購入が楽しみですね。

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2009/02/26

ヴィナイ オータ ワイン会 Amici つくば

2月21日、仕事を16時半に早退し、JR - TX と 乗り継いでつくばに向かいました。

この日、ワタシの敬愛するインポーター ヴィナイ オータ さんのイベントがあったのです。





ワタシは元々ワインがあまり好きではありませんでした。
飲んでも頭が痛くなるだけで美味しいと思えなかったのです。

バブルにギリギリ間に合った世代なので実は有名どころのワインは結構飲んでいたりもするのですが....。
良いワインと言われている有名ワインもたいして美味しいと思えませんでした。



美味しいと思えるワインに出会ったのはバブルから10数年経った2002年頃。
偶然近所に見つけた荻窪のご近所イタリアン Bel Sole で飲んだワインでした。

何の抵抗感もなくスーとカラダに染み込んだのです。
それまで飲んでいたワインとはロジックが違うものだとすぐに解りました。

そのワインはオータさんが扱っていた La Biancara の sassaia 。

馴れないガルガネーガというブドウでしたが、イヤな感じが全く無く、何とも例え様がない旨味があって、だけど水のような飲みやすさを感じるそんなワインでした。


そのワインを知ってからワタシのワイン感は変わりました。
頭が痛くなったり悪酔いしないワインがあるのです。

そうなると好奇心が抑えられません。
日本酒飲みだったワタシがワインを多く飲むようになってしまいました。


やがて、縁あってオータさんにも会えるようになり様々な話しを聞く機会が持てるようになりました。



今回のつくば行きもオータさんから直接話しが聞ける大チャンスです。



TXつくば駅からタクって5分。

イベント会場のアミーチさんには19時ちょうどに着きました。



この日のイベントはヴィナイオータ社屋で第1部、そこからアミーチさんに移動して第2部と、2部構成になっていました。


第1部は17時半から既に始まっていたのですが、ワタシはどうしても片付けなければならない仕事があったためそれは断念。アミーチさんに移動してからの第2部から参加させてもらったのです。




因にオータ社屋での試飲は.....





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1. Casa Coste Piane Prosecco Frizzante Sur Lie 2007
   (途中参加の為、飲みませんでした)






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アミーチさんではちょうど2と3のワイン sassaia の試飲が始まったところでした。

2007年の1月にお会いすることが出来たアンジョリーノさんのワインです。

(参照:2007/01/24 アンジョリーノ マウレさんを囲む会 LA BIANCARA試飲会



2と3は同じワインの二酸化硫黄 添加と無添加。

  2. La Biancara Sassaia 2007
  3. La Biancara Sassaia 2007 Senza SO2



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右が2で左が3です。

2つのグラスを並べることで二酸化硫黄には清澄作用があることを視覚で確認します。

自然派と呼ばれているワインを支持する消費者には酸化防止剤への拒否反応が強いのですが、二酸化硫黄にはワインの清澄作用もあるので一概に否定するのは如何なものでしょうかという提起です。


味はもう比べるまでもなくどちらも美味しいのです。

ただニュアンスは少し変わります。

添加の2は3よりアタックを感じ味わいもキレイな印象になります。
無添加の3は2より優しい印象でタバコの葉のような香りを感じます。
どちらもカラダが抵抗しないで染み込んでいきます。

ワタシ的には酸化防止剤が二酸化硫黄なら問題ありません。
亜硫酸塩でなければ大丈夫です。





4.5.6.のワインは同じぶどう Ribolla Gialla の飲み比べ。

  4. La Castellada Ribolla Gialla 2003
  5. Radikon Ribolla Gialla 2003
  6. Valter Mlecnik Rebula 2002

同じ地域や隣接するほぼ同じ地域で、同じブドウで造ったワインの飲み比べ。

幸運にもこの3人の造り手の皆さんと2007年の秋にお会いすることが出来ました。

(参照:2007/12/04 Gruppo Vini Veri (グルッポ ヴィーニ ヴェーリ)試飲会


3人共、ブドウに正直な造り手。
決してねじ伏せようとは考えない造り手たちです。

似たような環境で、その自然に任せるだけ。
なのに味わいはやはり異なります。

もちろん、3人のワインはどれも美味しいのです。
ただ、ニュアンスが違います。

何と言うか、実際に会って握手した時に感じた印象や人柄がそのまま瓶に詰まっているよう。

ワインへ、造り手による人的介入を減らせば減らすほど逆に造り手の顔が見えてくるんですよね。つくづくワインって面白いなーって思います。





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  7. Massa Vecchia Rosato 2005

ロゼと言っても、色だけを見れば完全に赤ワイン。

ロゼと言っていいのかなと思っちゃうくらい赤いです。


マルヴァジーア ネーラとメルローが半々。
両方、赤ワイン用のブドウです。

発酵の初期段階だけ赤ワインのように果皮ごと醸しています。


味わいは赤と白のニュアンスの良いとこどり。

こんな風に赤と白の良いニュアンスを感じるものをロゼと言うならば、このワインは紛れも無いロゼです。

造り手のマインドがロゼならば形式なんて構わない。(Rockだなぁ)

これはワタシの好きな日本ワインの生産者に飲んでもらいたいです。





  8. Cantina Giardino La Fole 2006

6人の仲間の共同出資で出来たワイナリー。

しかし、途中で資金が無くなって小さな畑しか買えなかったそう。

そんな折、地域の栽培家が高樹齢のアリアニコの樹を若い樹に植え替える現状に危機感を覚え、その高樹齢の樹のブドウでワインを造って、そのことで栽培家と高樹齢の樹を守っているそう。

なかなか良いストーリーのワイナリーです。

酢酸イソアミルのような甘いバナナ香が印象的です。






9.と10.は同じブドウで出来たワイン。
ただ造られた場所が大きく異なります。

  9. La Biancara So San 2006
10. Pane e vino Mariposa 2006



ブドウはどちらもグルナッシュ。

9.La Biancaraのあるヴェネトではトカイロッソと呼んでいる品種です。

10.Pane e Vinoのあるサルデーニャではカンノナウと呼びます。

が、しかし、Pane e Vino の ジャン フランコ だけは頑にグルナッシュとは呼ばないそう。


サルデーニャでジャン フランコに会った神楽坂 gar.net の店番タケダの話しでは、タケダがグルナッシュと言うと『ノー!! カンノナウ』と。

更にタケダがグルナッシュと言ったら『ノー!! カ・ン・ノ・ナ・ウ!!』と。
とんでもない頑固者らしいです。

Mariposa は 以前 SKISTOS となっていたワインと同じもののようです。

(参照:2007/01/29 食神降臨!! SKISTOS '04 とベジョータとフェルベール




湿気が多くワイン造りには環境が厳しいヴェネト。
方や、もうどんな果実でも勝手に美味しくできてしまう地中海のサルデーニャ。

こう書くと、Mariposaだけが美味しいと思われてしまいそう。

でもね、これもまた、どちらの造り手も美味しいのです。


勿論、ニュアンスの違いはあります。

ワタシ的には、享楽的なオトナの女性を感じるMariposa。

それに比べて So San は、少女と女の間にいる女の子の少しはにかんだような表情を感じます。

どっちも良いんですよねー。






11. Canonica Barolo 2003

カノニカのバローロはもう完璧な美味しさ。

しかし、高級なリストランテで出てくるような押し付けがましい感じではありません。

奥行きも厚みも素晴らしい。土のニュアンスが強いのに宇宙的ですらあります。

スケールの大きなワインですが、偉そうな、威張った感じがないのです。


泰然自若とした佇まい。

ワタシ的には『土を知り尽くした農民。しかし、実は武道の達人でもある』みたいな印象です。




12. Ezio Cerruti Sol Moscato Passito 2004

このモスカートは美味しかったです。

昨年の今頃、ウチではワタシとお食事番長が奪い合っていました。

(参照:2008/01/30 深夜のショコラとモスカート Ezio Cerruti Sol 2004


とても良い味わいには釣り合わない低価格。
見つけたら入手した方が良いです。







さて、アミーチさんの料理もとても美味しいものでした。




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ゼッポリーニ




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桜マスとアジのマリネ 柑橘類のサラダ仕立て





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豚足のカツレツ 茨城産蕎麦粉のポレンタ添え





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ピッツァ マルゲリータ ヴィナイオータヴァージョン





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ほうれん草を練り込んだスパッツレ 鴨肉のラグー





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魚のロースト つくば産大麦と春野菜を添えて





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ウサギのポルケッタ風 内蔵を使ったギオッタソースと





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ヘーゼルナッツのトルタとザバイオーネ


もう、マンプクでした。





アミーチさんの料理は毎日食べても飽きたりもたれたりしないと思われる優しい味付け。

たぶん、ご高齢の方が食べても美味しく食べられると思います。

こんな、店がある町がワタシは好きです。




オータさんの扱うワインはどのワインも農産物。
工業製品ではありません。

どのワインも、農民としての造り手の良心を(良い意味でのエゴも)感じるワインです。

旨いとか旨くないとか、ガンベロロッソの評価のグラスが幾つだとか、そんなことでワインを選ぶのは農民の良心の結晶を前にしてはとても小さいことだと思います。


知識を飲むのでなく農民の良心を飲みましょう。

きっと、新しい冒険が始まりますよ。






VinaiOta         http://www.vinaiota.com/

リストランテ Amici   http://www.napoli-amici.com/

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2009/01/28

ほんのり甘い魚佐の煮魚  森戸海岸

今週はちょっとした野暮用で2日ほど葉山に通いました。

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勿論、ランチが楽しみです。


しかし、2日とも午前の野暮用が14時頃までかかってしまい、お目当ての店のランチには行けませんでした。




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1日目のランチは某所で地魚丼。
うーん。悪くはありません。が。






2日目は森戸海岸の魚佐へ。
有名店ですが何としても取り返したい気分だったので....。




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本日の煮魚定食は金目鯛。



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やや甘めの薄味。
ほんのりとした甘みがとても美味しいです。

並ぶのは遠慮したいですが、平日の遅い時間はゆったり出来て良い感じです。





帰り道、長者が崎近くのカフェ PLAGE SUD がまだ有るのを確認。134号から下がっていく細い入口。懐かしい。
エロ詩吟のように横しまな妄想で一杯だった若いおバカさん時代にしばしば....。バルコニーがね。




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葉山あたりの海沿いの景色はそんなに変わっていないですね。

また来ても良いかなと思いました。

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2008/12/17

気持ちが安らぐ癒しのワイン ローズ 橙 08 四恩ワイナリー

カゼを引いてしまいました。

 

疲れたんですかね。
日曜日に帰宅してから急に鼻と喉がダメに。

 

皆さんもお気をつけください。




さて、その日曜日の話しです。





熊澤酒造訪問から東京方面の電車で帰る皆さんと離れ、1人逆の小田原方面に向かったワタシ。

 

向かったのは鴨宮。

 

日本ワインを愛するワタシ。
この鴨宮に日本ワインを扱う酒屋があるのです。




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かのや酒店。

 

1度行ってみたいと思ってたんですよ。

 

なにせワタシの敬愛する 城戸さん小布施さん金井さんソレイユさん などのワインを扱っているんです。

 

もう1つ。

 

この店はワタシが最近急に興味を持ち始めたインポーター マキコレワイン を扱っているのも見逃せません。



店内は酒とワインで一杯。

 

通路も運ばれてきたワインのケースが山積み。

 

注意を払って歩かないと崩してしまいそう。危険です。



一番奥にセラーがあったので入ってみたのですが....。

 

一歩踏み入れたところでストップ。
やはりケースが山積みでまったく動けません。

 

足もとのラックにはワインが何の規則性も無い状態で山積みです。

 

その中から先日大阪で飲んで美味しかったマレシャルを探し出しました。





ワタシの行動がよほど怪しかったのかご主人が歩み寄って来ました。

 

こうなったらコッチのものです。

 

日本のワインやビールなどの情報を色々頂きました。




で、ワインを控えめに少量購入。
宅配をお願いして帰宅しました。




で、昨日。四恩さんのケースに入れられてワインたちが到着。

 

カゼ気味では有りますがちょっとだけ飲んでみました。







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ローズ 橙 2008  四恩ワイナリー



白濁した 黄色が強いピンク色。



拔栓したては揮発酸が強いのですがすぐにグレープフルーツの香りが広がります。
やがてシナモン、紅玉、遠くにいぶりがっこの香り。

 

ややガスが残り微発泡。

 

スーッとした爽やかな酸とほのかな苦み。

 

爽やかなのに結構旨味や厚みを感じます。







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紅玉のリンゴを煮詰めてシナモンとレモンを加えたコンフィチュール。

 

2つに輪切りしたグレープフルーツにそのコンフィチュールを乗せた感じです。




カラダが抵抗するものが全く無く、飲む人を無防備にさせてしまいます。

 

やっぱり甲州は果皮ごと醸すのに向いてると確信してしまう美味しさです。



 

このワインは爽やか。




なにも考えなくしてくれるテンションブレーカー。

 

こんなワインがワタシの『ぬちぐすい』です。





少し忙しいワタシとメチャメチャ忙しいお食事番長がやっと囲んだ22時の食卓。

 

 

 

満員電車に揺られたり、営業車で渋滞にハマったり、締め切りに追われたり。理不尽な要求に泣かされたり...。

 

そんな働く仲間たちにも薦めたいワイン。

 

優しい気持ちが取り戻せますよ。






鴨宮かのや酒店  http://www5a.biglobe.ne.jp/~kanoya/

 

神奈川県小田原市南鴨宮2-44-8
9:00-20:00
火曜日定休




四恩ワイナリー  http://4-wine.net/

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2008/12/15

ご町内の皆さんとオトナの遠足 熊澤酒造 茅ヶ崎

ご町内の遠足で茅ヶ崎の熊澤酒造へ行ってきました。



熊澤酒造はお酒とビールを造っている小さな酒造メーカー。

酒、ビール、共に一昨年あたりから評価が高まっています。



特に天青という酒の評価がうなぎ上り。

ワタシ的には天青と相模灘が神奈川県産の酒の2トップと思っています。




JR相模線は乗るとき降りるときにスイッチを押してドアを開けるスタイル。あまり経験がないのでドキドキしながら乗車しました。



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2つ目の香川駅から徒歩7〜8分で熊澤酒造。




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レストランやベーカリーが併設された遠足向きの施設です。





見学におつき合い頂いたのは社長と五十嵐杜氏。

2班に別れ酒蔵とブルワリーの見学です。





まずは酒蔵の方から。




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4.8tのタンクが14本。
ここで500石の酒が造られています。


米は山田錦と五百万石。

水は丹沢伏流水。

米と水だけで造る酒です。




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五十嵐杜氏は小さな蔵と言ってましたがもっと小さな蔵(湯川酒造とかです)を見て来たのでなかなか立派な蔵だと思いますよ。(尚子さん ゴメンナサイ)

大まかな酒造りの工程を熱く説明して頂きました。







続いて、ブルワリーに移動。






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このブルワリーではホップと麦と酵母と水だけでビールを造っているそう。副原料は使わないそうです。


また酒造免許がビールなので(発泡酒ではない)ベルギービールのように果汁やハーブを加えることもないそうです。




使っているホップは大体8種類。麦も大体10種類。酵母は4〜5種類くらい。

2tのタンクで年間80回から90回の仕込みをするそうです。


レギュラーで造るビールは上面発酵が6種類。下面発酵が5種類。

あとは季節ごとにイレギュラーなビールを造っているそうです。




元々ビールを造り始めたのは酒造りが行われない夏場の仕事を作る為だったそう。

この蔵には出稼ぎさんがいないんです。

酒造りに携わっているのは社員。

夏は休んでってワケにはいきませんよね。

夏はビール。冬は酒。上手い事考えたものです。





工場内のイタリアンMOKICHI TRATTORIAに移動。




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ここから試飲と言う名の宴会が始まります。




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ビールが4種類と酒が2種。


レストランで使われている野菜も隣の畑や近所で採れたものばかりだそう。

ピザを焼く窯もあって結構本格的です。




お食事番長がいなかったためブレーキがかからず、五十嵐杜氏を捕まえていろいろ酒造りの事を聞き続けました。





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正直、飲み始めると食べないワタシ。

ゴクゴク飲み続けちゃって料理にほとんど手を付けなかったのでちょっと勿体なかったですね。



楽しかったオトナの遠足。

たまにご町内の皆さんと小旅行の出かけるのも良いものです。

家族やグループの小旅行に熊澤酒造はお薦めです。




おおっと、宅配を頼んでいた湘南ビールが届きましたよ。

熊澤酒造のベーカリー、茂吉ベーカーのパンと合わせて頂きましょう。






熊澤酒造 http://www.kumazawa.jp/

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2008/10/08

オクトーバーフェスト '08 横浜 赤レンガ倉庫

赤レンガ倉庫で開催中のオクトーバーフェストに行ってきました。



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ドイツでは9月から10月中旬まで開催されているビール祭り。

日本では4月の福岡から日比谷、松本、新潟、仙台、清水と各地をツアー。最後に開催されるのが横浜です。



昨年、松本ジュレブランシュの関東ファンの皆さんと朝から晩までビールを飲んだこのイベント。


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今年もやっぱり松本ジュレブランシュ関東ファンの皆さん、総勢10人で楽しくビール三昧です。




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先日、blogに書いたボーフォール シャレ ダルパージュを持ち込みで食べちゃいます。

(参照:2008/10/04 百花蜜の香りのボーフォール Fromagerie Alpage 神楽坂





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水牛のモッツァレラも。




会場内ではドイツワインも売っているのでビールだけでなくワインも飲めちゃいます。



ソーセージなんかを売ってるのですがスゴイ行列。ちょっとうんざりします。ハライコのソーセージは結構美味しいので楽しみなのですが。



ビールの列は大した事無いので飲み続けることになります。
ドイツのビールは好きですね。お茶の水のオオイワスポーツにスキーブーツをチューンしてもらった帰りにはFranziskanerバーに立ち寄ってビールを飲むことが多かったりします。



FranziskanerやERDINGERやSanktGallenとか、会場内ではたくさんの種類があるので計画的に飲みましょう。



大きなペットボトルの水を持って行ったほうが良いです。ビールだけ飲んでると昨年のワタシみたいに気絶することになっちゃいますよ。

(参照:2007/10/07 オクトーバー フェスト 横浜





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あとはタルバッハブアム楽団の演奏に合わせて乾杯の唄を歌いましょう。日々のストレスなんか簡単にふっとびます。



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写真はなぜか取材を受けるお食事番長。



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オクトーバーフェスト横浜は13日まで開催です。




Oktoberfest 2008 http://www.nihon-oktoberfest.com/

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2008/09/09

イタリアワインの VinaiOta (ヴィナイオータ) さん 新社屋落成記念パーティー 筑波

日曜日、つくばエクスプレスに乗って筑波へ。


つくばEXP快速はメチャメチャ速いです。
秋葉原から北千住までは各停なのに総延長60kmが45分です。

いつだったか各駅のホームで電車を待ってた時に、目の前を快速が猛スピードで通り過ぎたんですけどね、やっぱり電車を待っていた人たちから「速エエ!!」とか「怖っ!!」なんて声が上がりましたよ。

乗っててもやっぱり速いです。スーパーあずさより速い気がします。



アッと言う間に着いた筑波でワタシたちを待っていたのは、イタリア自然派ワインのインポーター ヴィナイオータ さんの新社屋落成記念パーティでした。





駅前にたむろっている gar.net 軍団(約40名)に合流してヴィナイオータさんへ向かいました。



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稲穂が頭を垂れ始めている風景。そこから一段上がる小高い所にヴィナイオータ(オータ邸)さんはありました。


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受け付けしてからは建物探訪。




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ココに有った杉で建てた杉木造りの家。



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木と土と紙と石で出来た家はとても新鮮です。



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オータさんの挨拶。隣に Passo a Passo の有馬シェフが控えます。



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ここからひたすら飲み続けました。
ぶっちゃけ、何をどれだけ飲んだか覚えてません。

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表参道 Felicita の永島ソムリエのサービスでマグナム瓶がどんどん空いていきます。



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料理は....門前仲町 Passo a Passo の有馬シェフ、表参道 Felicita の岡谷シェフ、銀座 mezza notte の革島シェフ、新宿 Briccola の北村シェフ、青森(!!) Osteria Porcini の葛西シェフ。夢の競演です。


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もぉ何食べても美味しいよぉ。




行きのタクシーが一緒だった飯田橋 Meli-Melo の宗像シェフは、大きなバックいっぱいの差し入れ。その後は笑顔で飲み続けていました。



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こんなヤツも神様に感謝しながら美味しく頂きました。

誰がどこで飲んでるのかわからない混乱状態。



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庭で飲んでたり、事務所と母屋の渡り廊下で飲んでたり、母屋の居間で飲んでたり。


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地下セラーでロマーノ・レーヴィ専用棚を見ながら飲んでたり。



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アンジョリーノから贈られたというアンフォラを撫でながら飲んでたり。



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初めて会った方との会話も楽しかったなぁ。少し世間が広がった気がします。






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参加出来てラッキー。

いやいや、幸せな1日でした。

gar.net 店番タケダに感謝です。




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地下倉庫がワタシの好きなワインたちで一杯なのを確認。

これはたくさん飲んでも減らないなぁ。

ウチの在庫なんか小さい小さい。

もう小さいこと気にせず飲んじゃいましょ。


追記:飲んだワインはマグナム瓶ばかり50本強だったそう。(^-^;





VinaiOta (ヴィナイオータ) http://www.vinaiota.com/

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2008/08/12

太陽酒造試飲会 角打ち石丸商店 大宮

皆さん、お盆休みを楽しんでますか?

ウチはお食事番長が帰省中。
残ったワタシは例年通り普通に仕事。宿題山積みです。



そんなワタシですが先週の土曜日に仕事を抜けて大宮へ。
角打ちの出来る酒屋 石丸商店 で開催された 太陽酒造試飲会 へ行ってきました。



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太陽酒造と言えば"四季酒の会"のtakeさんのblog "酒は生涯の友、友は生涯の宝"に悪辣な買収を仕掛けられたと書かれていたアノ蔵元です。


何だか人ごととは思えなかったワタシ。
(参照:2008/07/04 蔵元買収  善意? 悪意? 欺瞞の匂い)

明日は我が身とも言いますし、蔵元さんと直接会っていろいろ聞いてみようと思ったワケです。


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この日の試飲会は堅苦しいものではありません。

通常営業だけど、太陽酒造の酒がいつもより多い...てな感じです。
試飲会と知らず飲みにくる近所の酒Loverさんも普通に飲んでます。




ワタシたちが着いた時には立錐の余地もない状態。
しばらくは入口から動けませんでした。


やがて、DFラインから少しづつビルドアップ。
カウンター前にフリーなスペースが出来ると、そこを起点にシュートを放ち始めます。




まず、takeさんに促されるままに"たれくち"を飲んでみました。

「なんじゃぁ、こりゃぁ!!」

いきなり良いパンチをもらったよう。


ぶっちゃけ、"睡龍"を初めて飲んだ時以上のショック。

強い輪郭。濃厚。様々な酸。1度に飛び込んできます。



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酒は全て純米原酒。全量山田錦。

「なんちゅう酒を造っとるのか」と。


買収問題の事を聞きに来たのですが、いきなり方針転換。

「この酒を今日は飲む!!」

「もう行っちゃえ」と。


少し冷静さがないと利き酒が出来ないワタシ。
まぁいつも興奮しちゃうんですが...。




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ここからはもう飲む、飲む、飲む。
品切れになってしまった1つ意外は全て試飲。




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更に琴線に触れたものを次々と燗に。
燗酒、燗酒、燗冷まし。

角打ちを仕切る若いご主人がそれぞれに合った温度に仕上げてくれちゃいます。ナイスお燗番です。



無濾過。無加水。無添加。

ウワサではアルコール度数もホントは表示より高めらしい。



皆さんも興奮気味。
笑ったり、怒ったり、泣いたり。
酒と同じくらい濃い状態。

ワタシも初めて会った皆さんと興奮状態で語りましたよ。
ただ、何を語ったのか覚えていませんが......。



最初から最後まで熱く語り続けた杜氏。
曲がったことが嫌いなんでしょうね。

酒も徹底的にこだわっちゃうんでしょう。

「まぁ、そこそこ美味しい言うて貰える酒、造ってるんちゃうかな....そう思うてますわ。」

ちょっとイカす、偏屈なおっちゃんです。


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"和田美酒 ささにごり"が甘みと酸味が強く、更にコハク酸も強くって記憶に残りました。海産物にマリアージュ必至です。

"赤石 純米吟醸生原酒"の程よいバナナ香(感じないほど)も良かったです。焼き魚が良いんじゃないかな。

でも、やっぱり"太陽たれくち13BY"の燗かな。
入口に有った杜氏自ら干した明石のタコに合いそうでした。

やっぱり明石の海の酒は明石の海の物によく合います。

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どの酒も温度の変化で表情が変わり楽しい。

熱燗から冷やまでどんな温度でも美味しい。

全てかなり濃い原酒なので氷入れちゃっても美味しい。

マッチョでパワフルで濃厚。だけど繊細で香りもある。

偏屈だけどストレートな酒。

楽しい太陽酒造試飲会でした。




石丸酒店の角打ちも良かった。

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目の前の小皿に小銭を入れておけば、そこから勝手に代金を持ってってくれる新橋ガード下でお馴染みのスタイル。

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かなり時間が過ぎてから気付いたのですが楽しいから使わせてもらいました。気取りが無くってイイじゃないですか。





途中から敬愛する我修院達也氏みたいに所々記憶がないワタシ。



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お開きになってから、確か、takeさん達と一緒に店を出たはずなのですが....

駅で気付いた時には誰もいませんでした。

どーなってたんでしょうか? ワタシ。
聞かないほうが良いような気もしますが....。





太陽酒造 http://taiyousyuzou.web.fc2.com/

石丸酒店 http://www2.tba.t-com.ne.jp/sake-shouchuu/

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2007/10/07

オクトーバー フェスト 横浜

ビール祭り潜入中。

松本 ジュレブランシュ の関東在住ファン集合です。



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そんなこんなでやっと横浜から帰ってきました。

このオクトーバーフェストはドイツの秋に恒例のビール祭りを日本で再現するイベント。

ドイツ農産物振興会(CMA)のHPによると2003年に東京で開催されてから毎年規模を拡大しつつ行われているようです。



今年は日比谷、松本、仙台、清水、横浜の5都市で開催。

松本会場にもちょっとだけ行きましたね。
短い時間だったけど楽しかったんですよ。



で、横浜ですよ。


松本のジュレブランシュの霜田さんがビールを飲みにやって来ます。

当然、集合です。

神奈川と東京のジュレブランシュファンがこの日レンガ倉庫に集まりました。




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ドイツからやって来たバンドの演奏を聞きながらProst!! Prost!! Prost!!

皆、イスの上に立ち大声で唄って大騒ぎ。


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乾杯は永遠に続きます。


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ワインを展示しているインポーターのテントから霜田さんがワインを仕入れ飲み始めてから更に加速。

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結局、7時間飲んでしまいました。



その後、霜田さんは翌日に備え松本へ帰宅。

他のメンバーは中華街へと消えていきました。



ワタシはホテルにたどり着くと気絶。


お食事番長は気を失ったワタシを尻目に夜景を見ながらルームサービスで夕食したようです。


正直、まだまだ飲めたし食べれたそうです。


ワタシはといえば足がつって激痛でおきるといった情けない状態。

半日ビールとワインしか飲まなかったので水分が不足したようです。




まぁ、そんなこんなですが、とても楽しかったオクトーバーフェスト。

来年は少し対策を練って挑みたいと思います。





オクトーバーフェスト2007
http://www.nihon-oktoberfest.com/

Oktoberfest
http://www.oktoberfest.de/

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