完全禁煙の店

2010/01/19

洋酒店 醇

ワタシのような酒呑みにとって夜の松本は素敵な誘惑が一杯。

少し歩けば其処此処に質の高いオーセンティックBarがある街です。



最近では東京郊外の三鷹駅周辺が『Barの街』として評判になっていますが、松本のBar密度もなかなかです。

たぶん人口あたりのBar密度では松本駅周辺が日本一では?
三鷹駅周辺ほど居住者は多くはないと思うんです。
静岡駅周辺もなかなかなんですけどね。







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行ったのは洋酒店 醇。

オーセンティックBarが多い松本では 醇 のようなカジュアルなBarの方が貴重な存在だったりします。






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この日はモルト3種類のテイスティングセット。

番号が書かれたポストイットが貼られています。

この上に3つのボトルが置かれてどのグラスがどのモルトか確認することになるのです。

ワタシが覚えているワケはなく、写真を見て思い出すことになるのですが、残念ながらボトルの写真が撮れてなかったのでどれがどれかわかりません。

グラスの左から、フローラルな香り、チョコレートのような甘い香り、ピートの利いた香りだったかな? それぞれの銘柄は今となっては不明です。

いやぁ、店のドアを開けたとき聞こえてきたコルトレーンの乾いた音。久しぶりに聴いた A Love Supreme のエルヴィンのアフロなリズムにかなり興奮してしまい、正直モルトどころではなくなってしまったのでした。
ツカカ、ツカカ。タン ドン ドドジャーン!!
ハイハットとリムショットの3連符に揺さぶられます。

テンションアゲアゲで心のリミッター解除寸前ですが、翌日のイベントの為に訪松してたことを思い出し、寸でのところで店を後に。
ここまでおつき合いいただいた 92さん と別れ、常宿へ戻ることにしました。

しかし....、一度上がったテンション。なかなか落ち着きません。

これは仕方ない、と、三度夜の街へ。
オーセンティックなMAIN BAR CORT へ行ってみることにしました。




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しかし、こちらはタッチの差で閉店。

これは、「おとなしくしとれ」という神様の指示に違いないと今度こそ常宿に。松本Bar巡りは次回の訪松時にすることにしました。




ワタシの感では 92さん は確実にもう1軒寄ってるはず。
オーセンティックな Water Loo あたりではないかと....。



BARON。SIDE CAR。かつて諏訪で営業してたという Old Pal。新しく出来た ALPHA。摩幌美....等々。まだまだ行ってみたいBarやPubがたくさん。

夜の松本は誘惑が一杯。酒呑みには悩ましい街。
おとなしく寝るのがどれだけ難しいか....。


この時間の気温は -8℃。
凍る空気が人をBarへ誘うような気もします。







洋酒店 醇     http://d.hatena.ne.jp/suihoan/

店内は禁煙です。

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2009/12/31

年越し蕎麦 たま庵 下高井戸

まさか大晦日にこんな良い感じの年越し蕎麦が食せるとは。



まず旭菊を燗で。
青い稲のニュアンス。
旨いっス。






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牡蠣のてんぷら。

地御前の牡蠣。
以前、渋谷のアンドラでも食したことがある地御前浜産。
生食用の海域ではないけどこの旨味はヤメられない。
天ぷらなら安心です。





鷹勇強力も燗で。

これは米そのもののニュアンス。
痺れるます。





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鴨ざる。

二八の蕎麦は喉越しが良いですね。
蕎麦の香りは酒に負けてしまい感じにくいです。
旭菊も鷹勇もとびきり旨い酒だけど、蕎麦の勝ってしまうのはつらい。

とは言え、このレベルの蕎麦で年越しできるのは贅沢なことです。

とても幸せ。大満足です。


さぁ、今年最後、新年最初の地域活動に参りましょう。

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2009/12/25

恒例 美味しいもの祭り Bel Soleのクリスマス

毎年恒例、荻窪のご近所イタリアン Bel Sole のクリスマス。


題して 美味しいもの祭り。

今年1年で出会った美味しいもの勢揃いです。





まずはアンティパスト。





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冷前菜
水牛のモッツァレラトマト 透明なトマトのジュレ添え

夏と違い、トマトから旨味成分が半分しか採れなかったそうです。
水牛の旨味とトマトの酸の相性。
荻窪の片隅に現れた旨味同士の奇跡のマリアージュ。
見た目の素っ気なさからこの美味しさは想像できません。





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温前菜
帆立とジャンボマッシュルームのソテー フォアグラソース

マッシュルームはプリプリ。
動物性のソースが植物性の旨味を補完します。






プリモピアットへ。





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トリュフを練りこんだタリアテッレ パルミジャーノソース

ザクッとした歯応えが堪らないタリアテッレ。
濃厚なトリュフの香りもスゴイです。






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モンサンミッシェル産ムール貝と野菜の白ワインソースのペンネ

モンサンミッシェルのムール貝は小ぶり。旨味が凝縮されていて所謂ムール貝とは一味違います。




セコンドピアット





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岩手短角和牛のロースト ポルチーニソース

最近、やっと話題になり始めた短角牛
赤身の旨味が美味しいですね。
短角牛に馴れてしまうと脂の甘みで食べる黒毛和牛では物足りなくなってしまいます。

付け合わせの赤かぶなどの根菜には動物性の旨味が加えられています。




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安曇野放牧豚のグリル

豚肉好きのワタシ。今まで食べた全ての豚で一番好きなのはこの安曇野放牧豚です。
肉の繊維をザクッと噛み切るアノ食感。思い出しただけでウットリしちゃいます。
官能的な豚です。




ドルチェは難しいので Bel Sole の blog よりコピペ。





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アマレーナ・ファブリ(杏の種のシロップにイタリア産ワイルドチェリーを漬け込んだもの)を中に忍ばせ、チョコレートを入れたカタラーナ(生クリームと地卵、バニラビーンスの濃厚プリン)を焼きます。

ソースは『トスカーナの山深いアベトーネ村の野生の黒スグリのコンポート』にフランボワーズやカシスを加えて作りました。

トッピングに『殻付き焼きアーモンド』を添えて完成です。


そんなドルチェ。
見た目が地味ですが旨味は滋味
説明不能な美味しさでした。



近所の気心知れた店で過ごす時間ってとても良いものです。
お客同士も近所付き合いしてたりね。

どんな美味しさに出会ったとしても、その喜びを分かち合える人に囲まれていなければ幸せは半減してしまいます。

人と人との関わり合いに幸せを感じる。
ワタシたちのクリスマスはそんな喜びに浸る日です。




南欧総菜 Bel Sole   http://r.gnavi.co.jp/b072900/

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2009/12/22

昔ながらの食材を今風にアレンジ  カフェスロー(cafe slow)

多方面からの『一度行っとけ』との声におされて行ってきました。

カフェスロー(cafe slow)。


お食事番長の友人たちが何度かLiveをやったりしてるし....。

参加したいワークショップもあったのですが....。

残業や畑仕事のイベントと重なって断念したりしておりました。





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国分寺南口から坂を下りたとこ。思ってたより近かったです。

倉庫のような、家具屋のショールームみたいな感じの建物。

ちょうどお昼どき。
少し混み合っているので軽くビールでも飲んで待とうかと....。




メニューに 醍醐のしずく を発見。

先日のもみじ市でスルーしちゃった寺田本家の酒です。

もちろん飲んでみます。



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甘くて酸っぱーい。

乳酸発酵の途中なんでしょうか?

でも酒です。

菩提もと仕込み』という『生もと』の原型の仕込み方法だそうです。

ちょっとシャバいけど、これはこれで美味しいじゃないですか。

ワタシ密かに日本酒の販売量を増やすのはこんなユルい酒じゃないかと思っています。(純米酒はコア層を固定化しましたが販売に結びついているかは疑問です)





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ランチに選んだのは季節の野菜のまるごとプレート。

ごぼうのフライはソースの替わりに味噌が添えられています。
これって有りそうで無いですね。

こーゆーのマクロビオティックって言うんでしょーか?
動物性のタンパク質がありません。

でも、味噌ってその物足りなさを補いますね。
良いアイデアだと思います。


マクロビ方面は宗教がかってて気味が悪いなんていう人もいますよね。
マクロビとかビーガンなんて言わずにこんな風に軽い感じで食べさせてくれると自然に受け入れることが出来ます。
でも、ワタシは菜食主義ではありませんよ。肉は魚も食べます。

日本人が昔から食べてた食卓を今っぽくしたらこんな感じになった、みたいな....。

初めてのカフェスロー。
なかなか良い感じのカフェ。
また来てみたいと思う興味深い場所が1つ増えました。





cafe slow   http://www.cafeslow.com/

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2009/12/12

旬は人を惑わす 酒徒庵で牡蠣と酒

ちょっと思い立って四谷の 酒徒庵 に行ってみました。

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この店は蕨チョウゲン坊店長氏の新たな店。
(以前、忽那信太郎杜氏を迎えたアノ店です)

(参照:2009/04/18 忽那信太郎杜氏 備忘ログ#9


日本酒の品揃えの豊富さと知識に注目が集まっています。

9月にオープンして3ヶ月ちょっと。
既に
予約困難な人気店です。

前夜、ちょっと思い立ってメールしてみたら四人なら入れることがわかり、思わず翌日の予約しちゃったのですよ。

ワタシ的には店内が禁煙なのが嬉しい。タバコにジャマされることなく酒の香りと向き合えます。

今の時期、店のウリは牡蠣だそう。

1つの皿に5つの産地の牡蠣が盛り合わせてあるセットを頼みました。産地の違いを楽しみましょう。

F田くんは1人1セットを主張しましたがワタシが却下。こーいうものは少なめにして皆であーだこーだ言いながら選ぶほうが楽しいのです。

この日、ワタシの思い付きに付き合ってくれたのは 92の扉 の 92さん、麺打ち職人F田くん、お食事番長、ワタシ。

お食事番長は仕事の都合で大幅に遅れます。


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さて、さっそく生牡蠣が登場。

誰がどの産地のものを食すか、牡蠣ドラフト会議が開催されましたが、選択希望選手が競合しなかったのでクジ引きはありません。

3人で一つづつ食したので残りの牡蠣は2。

お食事番長がまだ到着してないので少しの躊躇はありましたが....。

ワタシからの提案。(うーん、言わされた感もあるのですが....)

「サッと食べてしまい、皿を片付けてもらって証拠隠滅しましょ。」

「番長が来たら、初めて頼むフリして焼き牡蠣でも頼みましょうよ。」

ワタシの急な招集に応じてくれた戦士たち。すこし戸惑ったようではありますが牡蠣の魅力には勝てません。

ワタシ?
もちろん招集に応じた戦士たちに敬意を払い、各々に食して頂きました。

ゲームセット。皿の上の牡蠣も、皿自体も、キレイに片付きました。

そうこうしてる間にお食事番長登場。

「やあ、やあ、やあ。」 なんてワタシ、白々しいこと言いながら迎えます。


「スペシャリテは牡蠣みたい。焼き牡蠣なんて良いんじゃない?」 なーんて、そしらぬ顔で誘導。

計画通り、焼き牡蠣の盛り合わせをたのむことに成功しました。

ここまで完璧です。





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やがて運ばれてきた焼き牡蠣。

「レディーファーストで」なんて言いながら、戦士たちが番長に牡蠣を選ぶよう促します。

レディー と呼ばれたこと自体にニコニコ顔の番長。

あれこれ迷いながらもご満悦。旬の味覚は人を幸せにします。

戦士たちはワタシにも 「牡蠣を選んで」 と ポーカーフェイス。悪人は小芝居が上手いです。

皿の上で視線を泳がせます。

「うーん。」

目移りしちゃいます。

大振りでもなく小さくもない宮城産にしましょうか?



「さっき、こっちにしたからコレにしよっと。」


「?」

「!?」

「!!!」

さっき?


「あっ!?」

「ああーっ!!」

「あー!!!」

「ばかだろ」




ワタシからふった証拠隠滅作戦。

ワタシ自身が墓穴を掘ってしまいました。




「ダメじゃん。」



「ビックリ。」



いやいや、笑いました。





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最後は牡蠣の土手鍋。

美味しい鍋できれいに着地。
とても楽しい夜になりました。


皆さんも酒徒庵で牡蠣と酒を楽しみませんか?

コツはたくさんオーダーしないこと。
少し足りないくらいがやっぱり楽しいと思いますよ。







酒徒庵   http://www.shutoan.com/

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2009/12/11

サクサク フワフワ あなご天 手打蕎麦まるやま

いつも楽しみにしてるyukaさんのblog『つれづれ蕎麦 '09

何かに特化したblogってなんとなく、説教くさかったり、通ぶったり、しがち。

でも、yukaさんのblogにはそれがありません。
蕎麦と蕎麦屋への無償の愛で溢れています。



11月の終わりに 代田橋 まるやま のエントリーがアップされてて、久しぶりに行きたいなーと思ってたワタシ。

ちょうど、岡田周三氏の焼き穴子を思い出しちゃってたし....。

お食事番長の職場に”ノー残業day”が設置されたこともあって....。




そんなワケで代田橋の蕎麦まるやまへ。





村裕 紺瑠璃 を燗で。

甘みが強く、その甘みを酸がしっかり支えて、少し遅れてコハク酸がジュワっと上がって来る感じ。稲を感じる香りがまた良いな。


その日の気分に合う酒があったなら、もう最初から最後までひたすらに飲み続けるワタシ。

この日はひたすらに 村裕 紺瑠璃 だけ。5合? 6合?




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焼き味噌って酒呑みの恋人。
ワタシだけじゃないはずです。





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カモの陶板焼き。
酒とカモ、甘みの相乗効果。




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穴子の天ぷら。
サクサクでフワフワ。
たまりません。
蕎麦屋の天ぷらのレベルではないのでは?
絶品。
熱いうちにササッと。




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二色蕎麦は田舎とせいろ。
それぞれにツユも2つ、濃口と薄口が添えられます。
喉越しのせいろ、香りの田舎。
贅沢なメニュー。






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ちょっとご主人に甘えて、メニューにない かき玉蕎麦 。

(この写真は2口食べた後です。)


2月に行われた蕎麦会以来、久しぶりに作ったそう。

(参照:2009/02/28 手打蕎麦まるやま 蕎麦と鴨鍋の会 代田橋




やっぱり美味しい。

卵の舌触りが絶妙です。
こちらの蕎麦つゆにはナゼか卵が良く合うんです。


今年は特に厳しい残業の日々だったお食事番長。

いつも帰りが遅い番長に21時まで営業してる手打蕎麦は貴重です。

ノー残業day に また来ましょう。





手打蕎麦 まるやま

杉並区和泉1-2-3
03-3321-1478

11:30 - 15:00
17:45 - 21:00
木曜定休

店内は禁煙です

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2009/12/01

地場産小麦が香る 打ち立てうどん エン座

ワタシが注目しているblogには必ずと言っていいほど登場する武蔵野うどん エン座

このエン座。地場産の農林61号と練馬野菜にこだわっている地産地消の店と聞いていたので興味津々ではあったのです。



開店時間に遅れること5分。
もう少し遅かったら外で並ぶことになっていました。


この日は練馬大根を練り込んだ大根麺の日だそうで、地場産の農林61号に練馬大根の葉を練り込んであるそうです。

大根麺なんて経験したことありません。
どんなメニューで食べたら良いのか?
少し混乱。なかなか注文が決まりません。




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どこかにヒントはないかと店内をキョロキョロ。

平日は 讃岐 木下製粉 と 農林61号全粒粉。
土日は 大泉 石神井 片山産 農林61号。

なんて書かれた張り紙が目に入ります。

讃岐の製粉所からも取り寄せているということは讃岐の夢2000かな?
(帰宅後にHPで ”讃岐すずらん” と知りました)




ワタシのホーム、経堂 季織亭は全粒粉の小麦をうどんのような技法で手麺にしている店です。

この季織亭の探究心のお陰で様々な小麦を味わう機会に恵まれてきました。

今まで味わった中では はるゆたか と 農林61号 に カナダ産オーガニック小麦がワタシのお気に入りだったりします。




うどんといえば讃岐だったりしますが、ワタシもご多分に漏れず、2001年と2005年にうどん店巡りをしたことがあります。

2001年は讃岐のうどん店の多くは農林61号を使っていたと記憶しています。ところが2005年に再び讃岐のうどん店巡りをした時は讃岐の夢2000が主流になっていました。

正直、讃岐の夢2000という小麦がわかりません。
讃岐の人が好きな食感....、”うどんは小麦の刺身”ってことには合ってると思うのですが。
関東人には農林61号やカナダ産オーガニックの少し芯がある食感と香りのほうが馴染めたりするもので....。



『一番おいしいうどんってどこ?』

讃岐うどんブームの頃にいろんな方によく聞かれました。

讃岐に行った方ならわかると思うのですがこの質問ってすごく難しい。
どの店も素晴らしく美味しく、どの店も個性があるから....。

『一番はどこ?』なんて胆略的に聞いてくる人って大抵そそっかしい人なので、そんな人に誤解されないように話すってことも大変です。

『全部おいしい』としか言いようがありませんよね。




『印象に残る店はどこ?』なんて聞いてくれたら自分勝手に言えるかな。

2001年は 谷川米穀店
女性的。(同じ日に山内にも行ったので余計にそう思った)
水の良さを感じるたおやかなうどん。
おばあちゃんの葉とうがらしの佃煮と黄色くなったスダチを合わせる食べかたが新鮮でした。

2005年は 宮武 。
どなたかの書いた本の影響でダシとゲソ天が注目されがち。
2005年のこの日はやや緑がかった麺にビックリ。
風味と食感が素晴らしく、麺そのものがパーフェクトな美味さでした。
(2009年6月。体力の限界から閉店したそう。惜しいですね。)



『今は?』と聞かれたら....

『広島の地粉うどん わだち草 。』と。

讃岐ではないんです。


芸備線の玖村という駅の近く(?)にある わだち草

農業を営んでいる母上が栽培したオーガニックの農林61号を息子さんであるこの店の主が手打している店です。

農林61号の香りと風味が素晴らしい。
なにより食感が関東人のワタシに合うんです。
讃岐に近い広島では微妙な気もしますが。

この店の為だけに広島に行っても良いかなと思うくらいホントに美味しい。
実際、ワタシは再訪問しています。

(参照:2006/12/12 小麦を育てる 自然派うどん わだち草 広島

しかも、2度目は岡山に用事があったのにわざわざ広島空港から入り、アノ空港の不便さを再度味わいましたし....。(広島空港と鹿児島空港はマイレージを3倍つけて下さい)

しかし、わだち草に行くためなら、遠くても、不便でも、早朝便に乗ることにも、躊躇はありません。

美味しい うどん は しばしばワタシを狂わせます。




話しをエン座に戻しましょう。

大根麺を生かす注文をしたいのですが、経験したことないので見当がつきません。

とりあえずカラダを温めようと。温かいうどんを注文することにしました。




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きざみうどん

きざまれたネギと油揚げのうどん。
おろした練馬大根が添えられています。
微量のごま油と刻みショウガで風味の楽しい料理になっています。





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温かけ
天かすと生姜が風味を膨らませています。
やはりおろした練馬大根が添えられています。

うどんの味をシンプルに楽しむならこちら。

麺に練り込まれた大根の葉の香りや風味は見た目ほどではなく、注意深く利かないと感じないかも。
ちゃんとした料理になっているかけうどんです。

うどん自体は谷川米穀店の食感よりややコシがあるかな。

京都の寺で精進としてうどんを修行した 経堂 花坊さんよりはもうずーっとコシが強い食感。

”小麦の刺身”が信条のうどんと比べると少しコシが強いです。

讃岐に関東の食感を与えた感じかな。


逆にタフなうどんに馴れている関東人、特に北関東の山間に近いうどんに馴れている方には少し驚く食感かもしれません。(母方がそちらなのでそう思います)






Enza1404


冷たいうどんならもう少し腰が出そう。
そんなワケでぶっかけおろしを追加でお願いしました。

やはりコシを楽しむならこちらです。

小麦の甘みがたまりません。
練馬大根のおろしも甘くて美味しい。
やはり、ごま油と生姜が少量使われています。

とても官能的なうどんです。

『お酢をかけても良いんですよ』と、案内があったので半分ほど食べたところでサッと一掛け。
冷やし中華的なニュアンスでもあるのですが、ワタシ的にはナゼか谷川米穀店の黄色いスダチを絞って葉とうがらしの佃煮を入れただけの素うどんを思い出しました。

どのうどんも1つ工夫があり、感じる人には料理に昇華していると感じさせてくれます。


でも、サンダル穿きで暖簾をくぐるような気さくな感じ。

どこか、ワタシのホーム 季織亭に似た雰囲気。

もっと早くくれば良かったと心底思ってしまいます。
それに少し通わないとこの店の骨頂はわからない気もします。


カウンター前の棚には悦凱陣の一升瓶が並んでいます。

なるほど、これで酒が飲めたら最高ですね。

凱陣は飾りかな?
飲めるかどーかはわからないけど、予約制という土曜日の夜にも来てみたい気分です。




エン座 
http://www1.ocn.ne.jp/~chiyomom/enzaHP/




文中に出てくる他店


わだち草
http://www.geocities.jp/wadachisou/

谷川米穀店

http://tanikawa-udon.jp/

http://blog.goo.ne.jp/sanuki_tanikawa

木下製粉
http://www.flour.co.jp/

季織亭
http://www.kyodo-suzuran.com/shop/7/25/index.html

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2009/11/17

あしかホテル喫茶室---えんツコ堂製パン---東京女子大

何も予定がない日曜日って....9月27日以来。

その前は5月10日....。

イヤイヤイヤイヤ。我ながら良く動いています。


とりあえずランチしようってことになり。

フレンドリーな A-NE Cafe が良いかとも思いましたが。
丸ノ内線かぁ。2駅とはいえ地下鉄に乗る気分じゃありません。




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ってなワケで、徒歩で行ける あしかホテル喫茶室へ




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馴れ合わないカフェ。
微妙な距離感。
それでもイケるロシア風煮込み。

ランチ食べながらの話題は「晩ゴハンどーする?」

まぁ....、ね。ランチしながらする話しではありませんね。
でも、決めておけばグダグダできますし。

「ワイン飲まないと....」

そう、ウチの酒類置き場は飽和状態。安全な許容量の3倍近くになっています。飲んで減らさないと日常生活を営むうえで支障があるのです。

「じゃあ、パンとチーズで良いかぁ。」




そんなワケでパン屋へ。

チーズにはハード系のパンが良いんだよねー。



えんツコ堂製パン。

花屋の角を曲がったところ。




「この花屋で花買ったことあるよ。」と、ワタシ。

「へぇー、そーなんだ。」と、お食事番長。

アナタにですよ、番長さん。



渋谷から移転した クワランカカフェ があって、その隣が えんツコ堂 で、その奥が たべごと屋のらぼう 。


「濃いねー。この路地。」

西荻窪って個人オーナーの小さい店が多くって面白い。

荻窪はルミネとタウンセブンのショッピングモールとチェーン店ばかり。
吉祥寺は観光地だし。阿佐ヶ谷は中途半端。高円寺はちょっと若い。

西荻窪ってやっぱ良い街なんですよね。




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えんツコ堂、懐かしいパンと今っぽいパンが両方ある。
残念ながらバゲットは売り切れ。



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幾つかのパンを購入。


写真がないけど 揚げベーグル が美味しい。
きなことシナモン、どちらもお薦め。

片隅に大変なブツを発見!!
うー。長くなりそうなのでコレについては別エントリーにしましょう。




さて、もう少し歩こうってことになりテクテク歩いていくと....。




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なんと東京女子大の学園祭。




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なんとなくこじんまりした感じが良い。
古い学校って良いねー。

でも、すぐに気恥ずかしくなって出てきました。

ミスキャンパスとかってまだやってるんだね。




帰りがけに通りかかった児童公園。砂場のあたりで某ブロガー女史夫妻がお仲間と鍋を囲んでいました。(爆

ワタシたちの顔は割れていないので、見ないふりしてサッと立ち去りました。



ランチに出ただけだったのにすっかり夕方になっちゃったグダグダの1日。

西荻窪ってブラブラするだけで面白い街です。

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2009/10/29

酒と酒器とチーズの関係 湯川酒造試飲会 gelee blanche

ちょっと前に話しになってしまいました。

ワタシが応援している蔵 湯川酒造店 の試飲会がお馴染みの松本 gelee blanche であったのです。



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今回のお題は

チーズ酒器の宴


酒とチーズの相性。

酒と酒器の関係。

いろいろ試してみようという試み。




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いつも陣取っているカウンターには 酒器道楽 佐々木さんの酒器。

様々な作家さんの酒器が展示されています。




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手に取って触ってみて良いという事なので片っ端から触ってみます。




酒は 湯川酒造店

十五代 九郎右衛門 純米吟醸 ひやおろし

十五代 九郎右衛門 特別純米 9号酵母

十五代 九郎右衛門 特別純米 長野酵母

木曽路 純米吟醸

このblogではお馴染みですね。





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チーズは gelee blanche

(12時のところから時計回りで)

ピエールロベール 白カビ

カブラレス 青カビ

ブリケット デ ゴール 山羊

ニュイドール ウォッシュ

コンテ18ヶ月



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他に地の野菜がどっさり。


美味しい酒。

その酒を支える酒器。

マリアージュの楽しいチーズ。

土地の新鮮な野菜たち。

内容が濃過ぎます。




試飲会が始まり、十五代九郎右衛門を飲んでいた時、参加者のどなたかが良いことを仰った。


『ソービニョンブランみたい....。』


ワタシはいつでもこの酒の奥に夏の稲の香りを感じるのですが、思わず膝ポン。確かにソービニョンブランみたいな香りを感じます。

野菜たちにソービニョンブランみたいな酒はよく合います。

もちろんチーズにも。


20BYは19BYに比べるとやや甘みが強く表現されていますが、この甘みは青カビチーズにとても良く合っちゃいます。
また、ソービニョンブランのような香りには山羊のチーズも良く合うのです。
チーズに合わせるには九郎右衛門は非常に順応力の高い日本酒と言えると思います。




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この日面白かったのは酒器によって味の感じ方が変わるということ。

形がほぼ同じ酒器が2つ。

1つは釉薬がかかっているもの。

1つは素焼きのような釉薬がかかっていないもの。

この2つの酒器で木曽路 純米吟醸 を飲み比べてみたのです。

木曽路 純米吟醸 は36日間醸されて造られた酒。
やや酸が強く、酒としては少々異色な出来。
まるでマルクペノさんのミュスカのよう。

この酒を釉薬のかかった酒器で飲むとよりのキレを感じます。

素焼きのような酒器で飲むと不思議とコハク酸にフォーカスするように感じます。

ワインはグラスの形状で味や香りの感じ方がかわりますが、酒も酒器によって感じ方が変わるものですね。

(余談ですが焼酎も酒器の素材で感じ方がかわります。芋焼酎には鉄分の多い土で作られた素焼きのそば猪口くらいの器がベストだと思います。)


酒器道楽 佐々木 さんのミニ講座。カッコイイ酒器の持ち方。
これって上手く書けないけど、とても良いことを教えて頂きました。
腕の筋肉の動きを考えて、カッコ良く酒器を持ちましょうという提案。さっそく実行しています。




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この試飲会で是非マネをしたくなった肴が1つ。

リコッタに海苔の佃煮を合わせたメニュー。

これ、乗せるだけなのでメチャメチャ簡単に出来るのですが、なんとも言えない旨さ。

しかし、チーズと海苔ですよ....。

チーズを知ってるからこそ、この発想。

簡単だけどなかなか思い浮かばないですよね。
霜田さんの引き出しってスゴイです。




楽しいアイデアでいっぱいだった湯川酒造店の会。

最後にもう1つアイデアが。




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厳選した優しい素材だけの手作りプリンで著名な春夏秋冬さんのプリン。
なんと湯川酒造の大吟醸を使っているプリン!!

gelee霜田さんのアイデアを春夏秋冬さんで形にした大吟醸プリンはやさしいプリンに酒の旨味が合わさって素晴らしい美味しさ。
甘みをぎりぎりまで抑えているのがポイント。
素晴らしい美味しさでした。

酒造りが始まる、その時に開かれた湯川酒造試飲会。
またまた大盛況で楽しい会になりました。


今回はワタシたち2名以外にも東京から4名の新たな尚子ファンが参加。
この酒に魅せられる尚子ファンが確実に増えているのは嬉しいです。

実は荻窪あたりの飲食店では十五代九郎右衛門を置く店が急増中。
ちょっとウワサになっている酒だったりします。
ワタシたち尚子ファンは少し鼻が高い気分を感じています。


さて、今回も楽しかった松本。
次回は年が明けた寒い日になりそう。
どーやら gelee blanche 主催の 湯川酒造店 蔵見学会があるらしい。

これはもう必ず行きたい。
gelee霜田さんに頑張ってもらうしかありませんよ。






湯川酒造店     http://www.sake-kisoji.com/

酒器道楽      http://www.drink-style.com/

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2009/10/19

洋酒店 醇  土井尻町 松本

酒を愛する人ならば、夜の松本に退屈は無いでしょう。

松本を知れば知るほど、小さな街のどこを歩いても良質の酒を置く店が有ることに気付きます。

人口に対しての良店密度がとても高く、狭いエリアに集まっているので酒飲みには好都合。

そんな街を楽しむには夜はあまりにも短くて、飲んべえ旅行者にはなかなか悩ましいのです。

今年7度目の松本ですがまだまだ松本ビギナーなワタシ。
良店が多過ぎて、選択に困ることがあったりします。

そんな時には松本のオーソリティーである 92さん に指南役をお願いするのです。

92さんは酒に通じていて、しかも、この街にある良質の店にも通じている凄いヤツ。92さんの薦める店にはハズレがありません。





Jun0619


この夜、92さんの指南で geleeさんから流れたのは 洋酒店 醇 。
ワタシは2回目か3回目の訪問。お食事番長は初めてです。

良質のモルトを多数揃えながらもあえて正統派のBarにしていないのが醇の良いところ。銭湯の帰りにでもちょっと立ち寄るような気楽さが心地よい店です。

モルトに関しては経験値が低いワタシ。

ホントは若い頃に黒い服とタブロースを着てカウンターに立っていたことがあったりするのですが....。その頃は今のように質の高いモルトは一般的ではなかったし、ましてやカスクなんてことも全く知りませんでした。
かえって中途半端にやってたのでBarそのものに何となく後ろめたいような気がします。
なかなか素直にモルトとは向き合えないし、ましてやオーセンティックBarは少々気詰まりだったりします。

もっとも、この近くにある Water Loo などは、気詰まり感がない居心地の良いオーセンティックBarだったりするのですが....。





Jun0616


この 洋酒店 醇 、店内が禁煙なので集中してモルトの香りを楽しめます。
ワタシたちにはうってつけの環境です。

(ただ、モルトBarでは葉巻はアリでも良いと思います。タバコはケミカルで臭くてイヤですけどね。)




Jun0617


しかし、ワタシ以上にはじけたのはお食事番長。Ichiro's Maltの華やかで多彩な香りに魅せられてしまったようです。

少し定番のものを覚えようとオーダーしたワタシ。
しかし、Ichiro's Maltの"華"を確かめてしまうとなかなか難しい。
もう少し主張するタイプにしとけば良かったか。
ワタシが選んだモルトはIchiro's Maltの前に少し霞んでしまいました。


モルトを飲みながらも日本酒を語ったりしちゃいます。

92さんは行動力の人。
可能な限り自分で出向き、知識と体験を結びつけます。
その人に会ってみたり、その地へ行ってみたり、体験と体感が元になってるのでテレビや活字などに一方的に影響されることはないよう。
いつも見習いたいと思っています。

情報先行ではないので酒において先入観がなく、極めて中立的な立場だったりします。
92さんと語ることで自分がニュートラルポジションからどの程度の距離にいるのか確認できるのです。

日頃、疑問に思っていることを投げてみたり。
松本のアレコレを聞いたり。


やがて92さんは 醇 のお試しメニュー、3種類のテイスティングに挑戦。

数多有るモルトを地域などの特徴から3つにグループ分け。各々から特徴的なものを一杯づつ選んだ3杯のセットになっています。

未だ自分のモルトに出会っていないワタシ。
このセットを試したいと思いましたが....。
踵の亀裂骨折からナゼか酒量が減っているワタシ。
ここで肝臓の許容量を越えてしまい残念ながらギブアップ。
まぁ、また松本に来るのでその時に挑戦するかと。

因に、92さんのブラインドテイスティングの結果は....パーフェクト!!
3杯ともに完璧でした。



他にも松本には MAIN BAR CORT や Water Loo などのオーセンティックバーや、いまだに訪問したことがない Pub摩幌美 さんなど魅力的な店がたくさんあったりします。

まだまだ松本に通わなくてはなりません。

しかし、東京ではモルトを飲む気にはならないのが不思議なところ。
なんででしょ?
自分の気持ちが理解できません。

まぁ、少し松本に通って自分のモルトを探したいと思い始めています。





洋酒店 醇   http://d.hatena.ne.jp/suihoan/

92の扉     http://blog.goo.ne.jp/92_t

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