ずーっと昔。
ワタシがまだ少年だった頃、『おんなのコと2人でお出かけ』となると、いつもナゼか横浜に行ったものでした。
オジサンになった今は『横浜 = 中華街』だったりします。
あの頃、2人合わせても3000円位しか持ってなかった少年&少女にとっては『横浜 = 山下公園』だったんですよねぇ....。
何するワケでもなく山下公園を散歩して船を眺めたりすると視界の端っこにマリンタワーがいつも有りました。
そのマリンタワーと氷川丸が今月25日で一旦営業を終了します。
どーやら今の事業者が経営から撤退するんだそうです。
今後、タワーは横浜市がマリンタワー再生事業として改修するらしい。
で、その後、新しい事業者を募集して2009年に営業再開を目指すんだそうです。
そんな情報を知り、中華街ではない横浜に行ってみる事にしました。
実際、タワーの展望台に行ったことがある人っているんですかね?
ワタシの周囲にはいないんですよね。
もちろんワタシも展望台に上がったことはこれまで無かったんです。
あの手の施設って観光の方が行くもんだと思ってました。
都内在住のワタシも立派な観光客なんですけどね。
エレベーターのチケットを買うと40分待ちと表示されていましたが、実際には20分待ちでした。
展望台からは三浦半島や房総がうっすら見えます。
ビルとビルの間にハマスタ(横浜マリンスタジアム)がちょっとだけ見えたりします。タワーから見下ろす景色はこんなだったんですねぇ。
眼下に見える氷川丸も無くなるという事なので行ってみる事にしました。
多少の老朽化は否めませんが、まだ外国が遠かった時代にこの場所でこの船が担った役割の片鱗を感じることが出来ます。
きっと外国への憧れをもってたくさんの人が訪れたんでしょうね。
マリンタワーと氷川丸を離れて眺めてみたくなり大さん橋へ行ってみました。
この大さん橋はワタシが学生の頃は真っ平らで何にもなかったよーな気がします。
その頃バイトしていた渋谷あたりのCafe & Barの仲間たちと深夜に来た日のことが強く記憶に残っています。
ロケハンと称したデートの予行練習でしたね。テーブルやイス、酒類とグラス数種類とシェイカー等、レモンやオリーブなんかを持ち込み簡単なバーを作る実験をしました。実験は失敗。ドライマティーニが注がれたグラス(店から持ち出し)が風で吹き飛びました。バーテン君が「破損でーす」とゲラゲラ笑いながらグラス代を集めたっけ。
大さん橋の外部は流動的なデザインが楽しいボードウォークです。
躍動感があって良いですね。
内部はピカピカしてます。マリンタワーや氷川丸のなんとなくセピア色な感じも良いですけどね。
やっぱりマリンタワーと氷川丸は、ちょっと離れたとこからちらっと見えるって感じのほうがイイですね。
昨年の横浜トリエンナーレの作品がまだ残っているのも見えます。(参照:横浜トリエンナーレ)
しばし、夕暮れの景色を楽しみながらマリンタワーと氷川丸にさよならしましたよ。
うっかりするとLAまで2万5千円で行ける時代です。
正直、氷川丸は役目を終えたと言えるかもしれません。
マリンタワーも追加投資しづらいアトラクションですねぇ。
でも、新しい事業者が見つかって存続出来ると良いと思うんですよね。
ちょっとぐらいムダなものがあっても良いんじゃないかなぁ?ってね。
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