ワイン用ぶどうの収穫で小布施ワイナリーへ行って来ました。
金曜日、何とか仕事を抜けて20時半の新幹線で長野に前泊。
早朝に通り雨があったので、「もしかしたら中止?」とちょっと心配しました。
集合場所のムラサキ第1農場に着いた9時半にはスッキリ晴れ。
山からそよぐ風は奥志賀高原のゲレンデで感じる山の匂い。
気持ち良い収穫日和になりました。
今回の収穫はムラサキ第3農場全部とムラサキ第1農場に残されていた1部分のカベルネソービニョン。
朝露対策の新しい長靴をボコボコ言わせながらムラサキ第3農場まで移動です。
『ぶどうの樹のオーナー制度』で『ワタシの樹』ということにさせて頂いてる樹が2本ある第3農場。
春の芽吹きの頃にも一度見に行ったその樹を収穫できるとお食事番長は興奮です。
(参照:2008/04/28 小布施ワイナリー 第3農場へ)
曽我さんのレクチャーを受けてからプラスチック製のケースを持ってその『樹』めがけてまっしぐら。
そして収穫!!
楽しいぃぃぃ。
カベルネソービニョンは房が大きくなると下半分が枯れて、甘い上半分だけを残す性質があるそう。
そんなワケで枯れた下半分をばっさり、他の枯れた部分も切り落とします。
甘くて美味しい粒だけを選果。
美味しいワインになりますように。
また、収穫しながら粒を食べて、果皮、果肉、種、熟成した房、未成熟な房(収穫はしません)などの味を確認。
マセラシオンの味や香りへの働きを想像します。
ワインに種がもたらす香りが少し掴めた気がします。
第3農場が終わったら小休止。
近所の皆さんが作ってくれたおにぎりやお焼きを頂きながらワインです。
曽我さんの同級生さんたちが早朝からリンゴの枝でスモークしてくれてたソーセージやチーズも頂きながらさらにワインが進みます。
他の参加者の皆さんたちと語らったりして楽しい時間。
無農薬、無化学肥料、無除草剤。ビオロジックで草生栽培の畑で食べるランチは最高です。
子供達も大勢参加。楽しそうに畑を走り回っていました。
第1農場の残りのカベルネを収穫して終了。
日々のストレスが吹っ飛ぶ楽しいイベントでした。
この日、ワイナリーとムラサキ農場間を初めてお会いする参加者の方のクルマに乗せて頂いたのですが、この方が参加者と言うよりスタッフみたいな方で、いろいろ他も案内して頂いちゃったりしてラッキーでした。
面白かったのは第4農場のバルベーラ。
収穫せずにそのまま枯らしてありました。
このしわしわのバルベーラは狙い(?)通り凝縮された甘みと旨味。
面白いワインになりそうです。
また、町に帰る途中で、ワイン醸造に乗り出している建材メーカー(株)角藤の広大なぶどう畑を案内して頂きました。
(翌日、この畑のぶどうが県内某ワイナリーで商品化されていることを知るワケです)
こちらの会社は強力な資本と行政の後押しで急成長中。
案内して下さったかたの話しでは「このあたりの畑を全て接収して行くのでは?」と噂されているそう。
「地道に少しづつ作付け面積を増やしてきたけど、小布施ワイナリーには太刀打ち出来ない資本力。今後は難しいかも」ってことらしいです。
いろいろ興味深い情報を掴みつつ小布施の町に戻りました。
夕方からの醸造体験まで一旦解散。
レンタサイクルでゆるーく町内散策。
虹も出てなかなかでした。
小布施ワイナリー http://obusewinery.com/
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