手打蕎麦まるやま 蕎麦と鴨鍋の会 代田橋
きっかけはこの黒森庵の試作、粗挽き蕎麦だったかもしれません。
蕎麦に関してはまるっきりビギナーのワタシが『蕎麦を知りたい』と思ってしまったのです。
少し遅めのランチ、黒森庵の奥のテーブルですっかり興奮状態に陥っておりました。
「じゃあさあ、来ちゃう? ちょっと面白い会があるんだけど」
黒森庵のご主人が誘ってくれたのは代田橋の手打蕎麦まるやまさんの会でした。
ホントはこの日ご一緒させて頂いたまき子さんを誘っていたんだと思います。
でも、もう好奇心が抑えられません。
「行きます行きます。参加させて下さい!!」
図々しいなぁとは思いましたがまき子さんを押しのけて飛びついちゃいました。
手打蕎麦まるやまさんは大原交差点近くの甲州街道沿い。
『あなご天せいろ』と光るサインが目印。
こんな風に屋号よりも売り物を大きく掲げる方が理にかなっていて良いと思います。
黒森庵のご主人がワタシを皆さんに紹介して下さいました。
またワタシも頭の中が白くなりながら自己紹介させて頂いたのですが....
このあたりから今回の会に参加させていただいたのが『無謀な冒険』だったことに気付き始めるワケですよ。
黒森庵のご主人をはじめ蕎麦のプロや猛者ばかり。
blog つれづれ蕎麦のyukaさんや松坂屋酒店さんなど蕎麦や酒の達人が勢揃いですもん。もぉドキドキです。
悟られないように平静を装っていましたが、ガクブル。
食したものの記憶が一部とんでしまったほど。
メモリーカードがちゃんと差し込まれていなかったので写真も撮れたり撮れてなかったり。
かなりビビってたことに後から気付きました。
だって、プロ野球選手の中に草野球のワタシがいると思って下さいよ。
「ワタシも野球やってるんですよ」なんて言えないでしょ?
スーパーギタリストに囲まれて、Fがやっと抑えられるワタシがいると思って下さい。
「ワタシもギターやるんです」なんて言えないじゃないですか!?
とんでもないことになってしまったと思い始めていました。
ところがワタシが孤立しないよう皆さんが話題をふってくれます。
優しさが嬉しかったですよ。
せっかくお気遣い頂いているので何とかついていきました。
やがて、松坂屋さんが差し入れた百隠正宗や国香や帰山1998がイイ感じで緊張をほどいてくれます。
やはり、酒は良い潤滑油ですね。
メモリーカードが正しく入っていなかったため幾つかの写真が記録されていません。
程よい加減の塩辛。
明太子と山芋の和えもの。
鍋に火が入ります。
鴨鍋。
蕎麦屋の鴨鍋は出汁が最高。
とても旨いです。
うっとりしちゃいますよ。
さらに
牛蒡穴子巻。
揚げ蕎麦がき。
天盛り。
最後に蕎麦がたくさん。
そば1は『まるやま いつものせいろ』山形 ふるい20メッシュ
そば2は『花咲福井 ドイツの石臼』ふるい20メッシュ
そば3は『玄挽き 福井 寺前町 ドイツの石臼』ふるい30メッシュ
かき玉そばはタマゴのほどけかたが大きくでキレイ。
タマゴの風味がボケない厚みでもありました。
挽いて、まわして、捏ねて、延ばして。
それだけで風味が違うものができるって面白いです。
ドイツ製の石臼で挽かれた蕎麦は少々野暮ったいけどとても明快な味わい。
なんというか、蕎麦にテロワールを感じます。
ビギナーのワタシもビビッときちゃういました。
図々しく誘われるがままに参加させていただいた蕎麦と鴨鍋の会。
とても楽しいイベントでした。
近所に良い蕎麦があるのがわかったのが一番の収穫かも。
ウチから営業用のママちゃりで15分くらいですもん。
まるやまのご主人はとても気さくなかたで会話も楽しかったですし。
また、必ず訪れたいと思うワタシです。
手打蕎麦 まるやま
杉並区和泉1-2-3
03-3321-1478
11:30 - 15:00
17:45 - 21:00
木曜定休
店内は禁煙です
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