金井醸造場(CaneyWine)

2009/11/08

2009のワインは超弩級  金井醸造場

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かつぬま朝市の帰りに山梨市へ。

金井醸造場に行ってみました。





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金井さんの店の前。

いつもと少し趣きが違います。

収穫用のケースが山になっています。






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Caneyのサイン。

なんだかカワイイ。

奥様のセンスでしょうか。

好感度がグッと上がりました。




金井さんと少し話しながら試飲をさせて頂きました。

ちょうど前日にリリースされたデラウェア万力+2009。

昨年までもこのワインはとても美味しいワインだったのです。
甘いデラをしっかりアルコール発酵させて、料理にも合わせられるようなしっかりした味わい。

ワタシは数年前にこのワインを飲んで山梨のワインを再評価したのです。


今年はそれにも増して特別美味しい。

ことしのデラ万力+はしっかりした酸が骨格になり、奥行きや広がりのスケール感はかつて経験したどのデラよりも素晴らしい。なんとも堪らない美味しさです。

金井さんによると、雨が多くて果実に酸が入り、やがて日照続きで糖度が上がったと。

かつぬま朝市のワインセミナーでつよぽん氏も同じ事言ってましたよと言ったら「雨続きの頃はどーなるのか?心配だったんですけどね。剛士くんのところとウチのはホントに甘みと酸が良いぶどうになったんですよ。」

(参考:2009/11/06 四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #3


金井さんは生産量が少ない為にいつもは少しづつ購入するワタシたちなのですが、少し在庫量に余裕があると金井さんに仰って頂いたので今回はケースで購入させて頂きました。


良いワインがあると思うだけで帰宅の足が早くなります。
日々の暮らしが楽しくなるワインです。






金井醸造場  http://web.mac.com/caney/iWeb/caneywine/Welcome.html

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2008/08/14

Caney 万力メルロ 2007 日焼けした女の子みたいなキュートなワイン

今日も額に汗する働く仲間の皆さん、お疲れさまです。
ワタシもいつも以上にタフに働いています。

 

 

 

たぶん明日頑張れば夏休み....。って、普通に土日じゃん!!

 

今年の夏休みは16日土曜日と17日日曜日だけになりました。

 

 

 

まぁ、仕方ない。働けることに感謝して頑張ります。

 

でも、週末って....。(番長帰ってきちゃうじゃん....)



そんなこんなで、じっくり酒やワインと向き合う時間がありません。

 

昼酒してー。



そんなワタシを癒してくれる良いワインがありました。




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Caney(金井醸造) 万力メルロ 2007。

 

先日、畑を見に行った金井さんのワインです。
(参照:2008/07/09 ぶどうを見に万力山まで 金井醸造場 山梨市)



日本ワインのメルローは青臭い事がまま有るのですが、このワインにはそれがありません。

 

少しインキーな香り、ややオイリーなミルクの香り、バニラの香り。

 

 

 

ハツラツ感のある酸味、良く熟した果実味。
絶妙な甘さとミネラル感。

 

 

 

ベリーみたいなキュートなワインです。

 

 




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このワインは半分残したところで、日中は30℃を超えるウチのテーブル上に放置。

 

再び飲んだ4日目の夜にワタシは雄叫びを上げることになります。

 

「ピッチピチじゃん!!」

 

悪条件下にあったにも関わらず、素晴らしいハツラツ感。

 

 

 

香りも全く潰れてないし、味もへこんでない。
抜栓した4日前より甘みとボディの厚みが増したように感じます。

 

お食事番長はあしかホテル喫茶室の赤シソジュースの香りがすると。

 

確かに赤シソジュースやチェリータルトみたいな香りを感じます。



ビオロジックなぶどう畑での日々の奮闘が書かれている金井さんのblogによると、『晩腐菌の粒が全く無い状態で醸造できたので亜硫酸塩を一切添加しなかった』そうです。

 

味や香りが凹まなかったのは選果が良かったからかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れた夏の海ではじけてる、真っ黒に日焼けしちゃった浅尾美和選手みたいなワイン。(意味わかりませんが雰囲気もので)

 

最近飲んだ日本ワインでは群を抜いてるワインです。
(次点は3回買いに行って4本飲んじゃったホンダヴィンヤーズのフェルミエ'06赤)

 

購入は1人2本までなので一期一会なのが残念。

 

今年の夏の思いでの1本になりそうです。




Caney Wine (金井醸造場) http://web.mac.com/caney/iWeb/caneywine/

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2008/07/09

ぶどうを見に万力山まで 金井醸造場 山梨市

6日(日曜日)に金井醸造 (Caney wine) さんの畑に行ってみました。



いやぁ、ね。 気分転換が必要だなと思って。



連日、深夜帰宅のお食事番長を残し遠足に出発。

 

かわいそうな番長は午後から出社(!!)したそう。
本当に気分転換が必要なのは番長ですね。

 

(この話しをしたら女性たちから激しいブーイングと叱責が...)




山梨市駅は快晴。たぶん30℃超えてたはず。

 

夏本番の日差しです。



笛吹川フルーツ公園の坂を上って行きます。

 

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全身汗びっしょりになった頃、棚栽培の畑が左手に現れます。

 

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この畑のぶどうはカベルネ・ソービニョンかメルローかな?
葉の感じだとメルローっぽい気がします。

 

既にこの畑のぶどうは除葉されていました。
成長が少し早いような気がします。

 

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暫し、まだ小さくて硬いぶどうを見ながら小休止。

 

鳥の声を聞きながらワインに思いを馳せます。



この畑の前の道はフルーツ公園に向かう道路になっていて、様々なナンバーを付けたクルマが坂を駆け上がっていきます。

 

 



万力山から下に行くことにしました。

 

畑から回り込んで階段を降り、トンネルをくぐってクルマが通らない道へ。

 

坂を下り、病院に近い畑を目指します。

 

このあたりのあぜ道、いつの間にか詳しくなっちゃいましたよ。



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途中の畑では桃が収穫を待っていました。



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この畑のぶどうはシャルドネらしいですね。
この畑も順調に見えます。

 

ツバメが舞っている畑です。



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畑を見てから、いよいよ金井醸造さんへ。

 

今年2度目の訪問です。

 

「あーっ。どーもっ。」

 

金井さんから声をかけられます。

 

たぶん、午後の作業に備えてお昼寝中だったような気がします。
もう30分遅く来たほうが良かったですね。
炎天下での作業はキツいはずです。



今年は気温が高く、ぶどうの成長自体は順調だそう。

 

ただ、あまりの気温に病気にかからないかと。

 

やっぱりベトが心配です。

 

葉でも大変だけど実にベトが入らないかと心配しておられました。



手塩にかけた大切なぶどう。

 

ましてや原始的なボルドー液以外使わないビオデナミの農法です。

 

ホントに心配だと思います。





5日土曜日に発売されたメルローとロゼを入手。

 

この2種類のワイン、間もなく売り切れらしいです。

 

少量生産だったので酒販店にはほとんど回らないそう。

 

興味のあるかたは直接オーダーしたほうが良いですよ。



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で、昨夜飲んだのはロゼ。

 

ワタシはロゼをあまり飲みません。香りが単調に感じるからです。

 

でも、このロゼは凄かった。

 

マッチョでタフ。アフターに少し苦みを感じる骨太なロゼ。

 

お食事番長は紅玉のようなほっこりしたリンゴの香りと言っていました。

 

半分飲んでストップ。続きは今夜です。

 

Canny1069

 

 

 

赤いベリーの香りだけのワインではありません。

 

甘みも控えめで、ありがちなロゼとはちょっと違います。

 

日本ワインならではの甲州とメルローのロゼ。
まだまだ開く可能性を秘めています。




無農薬で作物を育てる苦闘の日々。それをこのワインの骨格に感じます。





金井醸造場 (Caney Wine) http://web.mac.com/caney/iWeb/caneywine/

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2008/03/26

春風に誘われ山梨へ ソレイユ&キャネーワイナリー 山梨市

日曜日、荻窪ルミネ2FのAfternoon Teaでブランチ。
正午にはお食事番長は都内某所に出かけていきました。

 

残ったワタシ。

 

久々に何も用事が無い日曜日。持て余してしまいそう。

 

どーしたものかと思案。



で、行っちゃいましたよ山梨市。

 

そのまま駅に降りて中央線に乗り、三鷹でかいじに乗り換え1時間10分。結構近いもんです。

 

たぶん、前日の夜に参加した COCO FARM & WINERY 試飲会に触発されたんだと思います。

 

(参照:2008/03/24 COCO FARM & WINERY 試飲会 藤小西 中野坂上)

 

なんちゃって減感作療法で花粉症を克服したことも、ワタシに春を楽しませてくれているのに違い有りません。

 

(参照:2008/03/11 花粉 ほぼ克服 4年目のナンチャッテ減感作療法)




まず、いつものように旭洋酒(ソレイユワイン)へ。

 

前回は11月。
blogには書いてないけどたまに訪問しています。

 

今回は4ヶ月ぶりの訪問です。

 

畑の様子を聞いたりします。

 

剪定はとうに終わって棚の一部架け替えをしているそう。

 

旭洋酒の畑は小川孝郎という栽培家が考案した新短梢栽培という棚栽培を行っています。

 

前夜の試飲会で写真で見たココファームの畑の棚は新短梢栽培に近い栽培法でした。それがあってワタシの足が山梨市に向いちゃったのかもしれません。

 

今ある幾つかのワインを試飲させて頂きながら世間話。

 

やがて奥さんは棚の架け替えをしてくれている近所の皆さんに3時のお茶を出すために畑に向かいました。

 

長居は無用とばかりにワタシも失礼することにしました。




次に向かったのは金井醸造場(Caneyワイン)です。

 

金井さんは国内で最も早くからビオデナミでぶどう栽培を始めた醸造家。
日本ワインの中で最も個性的なワイン醸造家です。

 

畑と醸造に忙しいのは彼のblogで知っていたのですが、新たにリリースされた甲州万力獅子岩2007とマスカットベリーAを入手しなければいけません。
まぁ、表参道のBROWN RICE CAFEでも購入可能なのですが....。

 

金井さんの母上に発送を頼んでから帰路へ。

 

と、思いましたが無性に万力山に上ってみたくなりました。

 

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万力山は山と言うよりか小高い丘。
万力一区の信号からフルーツ公園の方に真っすぐ。



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眼下遠くに金井さんの畑を見下ろす所まで行ってみました。



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ぶどう畑では枝から水がポタポタ落ちています。春ですねー。

 

陽気に誘われフラフラと散策。
春を肌で感じて最高の気分です。




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ソレイユもCaneyも、翌日のお昼過ぎに届きました。
予想よりはるかに早くって驚きます。



早速、甲州万力獅子岩2007を抜栓してみました。



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微細にシュワシュワと微発泡しています。
ペティアンと言っても良いかもしれません。

 

ジャスミン、洋梨の香りを感じます。青いハーブもあるかな。

 

飲んでみると柔らかい優しいワインです。

 

少し遅れて美味しい酸が (リンゴ酸とクエン酸がやや強いかな) しっかりと主張しています。

 

アフターノーズはハチミツ。



スイスイ飲める美味しいワイン。

 

追加注文必至のおいしいワインです。

 

4月か5月にまた山梨市に行ってしまいそうな予感がします。




旭洋酒 (Soleil Wine)    http://www5e.biglobe.ne.jp/~soleilwn/

 

金井醸造場 (Caney Wine)   http://web.mac.com/caney/iWeb/caneywine/

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2007/08/08

またまた寄り道 Caney Wine 山梨市

松本からの帰り道、山梨市駅で途中下車。

 

この駅から近い2つのワイナリーに寄り道してみました。




まずは山梨市駅から徒歩15分ほどのところにあるCaney Wine(金井醸造場)へ。

 

ぶどう栽培から醸造まで家族で行っているという小さなワイナリーです。




初めて飲んだのはいつも行く荻窪 Bel Sole。
とても果実味があり、樽の香りがしっかりしながら低価格だったことに驚きました。

 

その後、都内某酒店に置いてある事がわかりMuscat Bailey-Aを何度か、2004のbarrel #11、2005 barrel #9を数本づつを飲みました。




今回はファーストコンタクト。ワタシなりの表敬訪問です。

 

一応それには流儀があって、『いつどこで飲むのか』『どこで購入するのか』『どんな風に飲んでるのか』『どこが気に入っているか』を造っている人に直接言葉で伝えたいワケですよ。

 

まぁ、片思いにも似た一方的な気持ちなんですけどね。
美味しいものを生産している人に感謝の気持ちをそれとなく伝えたいんです。





Caney Wineに着くと若いご主人が売り場にいらっしゃいました。

 

長雨の影響やぶどうの生育状況などを聞きながら試飲させて頂きました。

 

ファーストコンタクトは軽くここまで。
在庫状況を教えてもらい幾つかのワインを送ってもらうことにしました。




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で、お土産にしたワインの中の1つ、甲州 万力山2006。

 

万力2006は少し赤みのある色。
アンジョリーノ・マウレさんのSASSAIAにロゼのような赤みを溶かした色です。
ボルク・ドドンがこんな色してたっけ? 違うかな?

 

CaneyWineのHPを見てみたら、皮を取らずに発酵させ醸しているらしいです。




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このワインに使われているぶどうは齋間信吾さんという方の栽培したもののよう。



プラムのような香りと樽由来と思われる薫製のような燻した香りが印象的。
香りの甘さとは相反してキリッとした、言わば辛口のワインです。



酸がやや強いのがCaneyのワイン共通の特徴。
強いといっても山形のタケダさんほどではありませんけどね。

酸が強いながら優しい良質なワインです。

 

しかも、これが1600円というのが素晴らしい。



是非またオーダーしたいなぁ。

 

直接話しを聞きながら購入したいので、晩秋のころあたりに再び行ってみましょうか。

 

でも、やっぱりその前にオーダーしちゃいそーですね。




Caney Wine (金井醸造場) http://web.mac.com/caney/iWeb/caneywine/Welcome.html

 

 

 

参照:過去にCaney Wine(金井醸造所)について書いたもの

 

2007/06/01 サゲサゲのハートにしみ込む Caneyのワイン
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2007/06/caney_12ae.html


2006/12/28 荻窪 Bel Sole のクリスマスメニュー
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2006/12/_bel_sole__369a.html

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2007/06/01

サゲサゲのハートにしみ込む Caneyのワイン

ついに恐れていたことがおきました。




iPod Shuffle(クリップ)を無くしてしまった!!




あー、たぶん季織亭からの帰りのタクシーだなぁ....。

 

お食事番長から貰ったiPod Shuffle(ガム)を2軍扱いにしたバチかも?
悔しいなぁ。ホントにガッカリです。







そーんな昨夜は最後の1杯分だけ意図的に残しておいた金井醸造場のワインをグラスごと倒してこぼしてしまいました。






なんだか雨でびしょ濡れで帰ったし、iPod無くすし、ワインこぼすし、トホホ.....。




せめて床にこぼしたワインのことだけでも記録しておきますか。










久しぶりに飲んだ金井醸造場のCaney Wineです。



最初に飲んだのは荻窪 Bel Sole。
スッゴクおいしくってビックリしましたよ。
(参照:2006/12/28 荻窪 Bel Sole のクリスマスメニュー)

 

でも東京ではなかなか入手が難しいんです。




仕事で都内を移動中に立ち寄った酒屋(!?)で見つけて思わず購入。
バックに隠して職場から持ち帰りました。





Caney3

 

 

 

Caney
Muscat Berry-A 2004 barrel No11





スミレと鉛筆とインクのアロマが強く香ります。



少し時間が経つと濃厚なバニラの香りが広がります。

 

そしてだんだんクリーミーな感じが強くなります。





まるでバニラキャラメルを口にしているような香りです。





果実味が強いけどあまり甘さは強くありません。



アタックは柔らかく繊細だけど芯のしっかりした酸が絶妙。




やっぱりいつ飲んでもおいしいなぁ。






この金井醸造場と小布施ワイナリーは双璧。国内最強の赤ワインと確信しています。





 

4.5はアンジョリーノ・マウレさんと同じ点数。
(参照:2007/01/22 SASSAIA2005 と CANA'2004 LA BIANCARAのワイン)
(参照:2007/01/24 アンジョリーノ マウレさんを囲む会 LA BIANCARA試飲会)

 

ゴクゴク飲めるカラダにもおいしいワインです。

 

いつも1本は飲みきれない方でもこのワインなら2本飲めちゃうと思いますよ。








あーっ、こぼした最後の1杯が恨めしい....。





お食事番長には酒飲みを代表して『よくもお酒をこぼしてくれたねっ!!』と激しく叱責されました。




なんだかサゲサゲ状態が止まらない今日この頃。
ちょっと慎重に行動した方が良さそうな気がしますよ。










金井醸造場のHPが新しくなったようです。
http://web.mac.com/caney/iWeb/caneywine/Welcome.html

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