クリスティーヌ・フェルベールさんのセミナー 夜の女王のデセール
サロン ドゥ ショコラ、終わっちゃいましたね。
アッと言う間の1週間でした。
サロンでは様々なセミナーが開かれています。
この日はクリスティーヌフェルベールさんのセミナー、夜の女王のデセールに参加しました。
オペラ『魔笛』より、『夜の女王のアリア(自動車のCMでお馴染みですね)』からイメージしたというデザート。どんなものになるのか興味津々です。
作るのは50人分。
裏方として、クリスティーヌの弟ブルーノさんとその奥方アンヌ・カトリーヌさん。主役は二人の娘で5歳のサロメちゃんとクリスティーヌです。
まず、子供も作れるプチガトーの実演です。
まずはサロメちゃんがプチガトーサブレをクリスティーヌと一緒に作ります。
材料は
バター250g
バニラビーンズ1本
粉糖80g
薄力粉300g
ポマード状のバターにバニラビーンズを入れて。
更に粉糖を入れて混ぜ、更に薄力粉を入れて混ぜます。
サロメちゃんがクリスティーヌと一緒に作業。
クリスティーヌはコロネで、サロメちゃんはスプーンで、シートを敷いた鉄板の上に等間隔で置いて行きます。
スプーンに残った生地をサロメちゃんがペロッと。
可愛いハプニング。
一緒に作業しながら、生地を残さない、材料をムダにしないことを子供に教えましょう。クリスティーヌからの提案です。
170℃のオーブンで8〜10分焼成します。
ここでボンボンの試食。
ローズの香りとフランボワーズのジュレが入ったキャラメルショコラのボンボン。
サロメちゃんが参加者にサービスしてくれました。
フランボワーズのジュレ ローズ風味を作り始めます。
材料は
フランボワーズの果実200g
グラニュー糖100g
水100g
板ゼラチン20g
フレッシュフランボワーズの果肉、水、グラニュー糖に湯煎で溶かした板ゼラチンを加え最後にローズのアルコールを数滴。ステンレスのバットに流して半日ほど冷やして固める。
コツはフランボワーズや水を冷たくしないこと。
簡単なレシピも丁寧に教えてくれます。
フランボワーズクリームを作ります。
材料は
生クリーム(脂肪分35%)700g
粉糖50g
フランボワ−ズ果肉200g
生クリームに粉糖とフレッシュなフランボワーズ合わせてホイッパーでツノが立つまでしっかりホイップ。
これで全てのパーツが完成したよう。
お皿に盛りつけます。
こんな感じ。
ホントはフランボワーズクリームの中にサブレを入れる予定だったようですが....。
どっちがクリスティーヌのサブレでどっちがサロメちゃんのサブレかは内緒です(笑)。
ジュレはもちろん、フワンボワーズクリームの果実の瑞々しさ。はじけるようなフレッシュ感がステキ。
でもなー、新鮮なフランボワーズは入手が難しいし....。
と、思ったら、参加者の方から「フランボワーズの代用は何が良いか?」と質問が。
クリスティーヌから「確かに日本のフランボワーズはアルザスのフランボワーズより乾いた感じ。ただ味わいはとても良いので今回のようにジュレにするには向いている。」と。
また「フレッシュなフランボワーズが入手できない時は冷凍ピューレを使っては」と、提案。
通訳の方が「ブルーベリーなら入手しやすいが」とふったら、「その場合は今日のようなローズは合わないので甘草が良い」と。
また、「桑の実を使うのも良いが、必ず栽培した物か自生してる物を使う事。市販品には風味や香りが無い」と。フェルベールさんは栽培してるそうです。
この日使ったローズのアルコールについても質問が。
フェルベールさんによると「酒類でもエッセンスでも無い、まさにローズのアルコールです」と。
最後に現洋菓子協会会長で調布のパティスリースリジェの原氏を紹介。
最初にフェルベールさんを日本に招聘したのは原氏。10年前のことだそうです。
楽しいイベントはアッという間に終了。
しかし、コンフィチュールにも感じますがフェルベールさんのお菓子の瑞々しさはスゴイ。
以前に参加させて頂いたセミナーで「果物の命を延命させる」とおっしゃっていましたが、ホントに果物の生命力みたいなものを感じます。
やはり、フェルベールさんには不思議な力があるような気がします。
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コメント
サロンドュショコラの記事・・楽しく読ませていただきました♪ それとは別にアンリ・ルルーさんの会にも参加されているなんてうらやましい!
フェルベールさんのセミナーにはかわいい姪っ子さんも登場でなごやかで素敵な感じですね。
その前の?フランク・フレッソンさんのセミナーに友人と参加出来ましたが、帰り際にお二人で来ているというbleu et rougeさんらしき人が居たらお声かけようかと思っっていたのですが、わからずに残念でした~^^;
火曜日は仕事帰りにちょこっとだけ、本来の初日の水曜は行けず^^;木曜日と土曜日にやっとこ行けましたが、やっぱり開催時期は気になって気になって・・(笑)
来年もまた変わらずに行けたらいいなぁ~と思っています、それから飲み物とショコラが選べるコーナーも又復活してほしいかも・・^^;
投稿: moimoi | 2010/02/04 10:58
サロメちゃんがラブリーですー……
ちっちゃいのにしっかりお手伝いして、立派!
フェルベールさん、フランスでは決してこんな(サロメちゃんを登場させるなんていう)大サービスはしないはず。日本のファンを信用しているんだなあ、と実感しました。
前回の、ルルーさんのイベントレポートにも、同じ感想をもちました。
フランスの職人と、日本のファンの関係は、愛情と深い理解で結ばれている気がします。
投稿: すみの | 2010/02/04 12:23
moimoiさん、開催期間中仕事を3回も抜けたこと告白させて下さい。もぉダメですね。
それでもジロットさんのアクアカオのセミナーに行けなくなってしまいかなりショックを受けています。
ショコラバーは残念ですね。開催前にでも行ってほしいです。
投稿: bleu et rouge | 2010/02/04 19:04
すみのさん、なんとなくフランス人と日本人は気質が似てる気がしています。理屈っぽかったり、細かいところにこだわったり、手仕事が好きだったり。
中央線がフランスまで繋がっていないのが悔しいです。
いづれ確かめに行きたいと思い始めています。
投稿: bleu et rouge | 2010/02/04 19:10
こんにちは。
初めてコメントさせていただきます。
フェルベールさんのセミナー、
なんとも温かく可愛らしい内容だったようですね。
bleu et rougeサンのレポートを読んで、
来年は私もぜひ参加してみたいと思ってしまいました。
(でも…競争率激しいですよね…。)
投稿: シブヤネコ | 2010/02/06 01:35
シブヤネコさん、アンリルルーさんのプレイベントにも参加されてたんですね。これはもう確実にすれ違っていますね。仕事が無ければ毎日行きたいイベントです。
投稿: bleu et rouge | 2010/02/06 08:40