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2009/11/06

四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #3

ワインセミナーの続きです。



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「赤とかどーでしょう?」と、篠原さん。

赤ワインの窓辺2008がグラスに注がれます。






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つよぽん氏、語ります。

ごはん食べたあとで、「今日のワインなんだっけ?美味しかったけどあんまり覚えてない。そんなワインが最高だと思ってるんです。」

食卓で語られる楽しい会話に割り込みたくないって感じなのかな?

そーいえば、四恩の赤ワインって造り手の自己顕示欲を感じないワイン。
緩い味わいで、いつの間にか染み込んでる感覚ですよね。



「赤ワインって濃ければそれでいいのか?って思ってまして。」と、つよぽん。

「最初の飲み口のインパクトは無いけど、飲んだ後に戻ってくる香りが良いワインが好きで、そんなスーっと飲めてしまうワインを造っていきたいと思っています。」

なんとなくわかる気がします。



「今の話しに反論の有る方?」

篠原さん、参加者を挑発。笑いがおきます。


「今日のワインをしっかり覚えてまた次に飲みたい気持ちもあるんですよね。欲が無さ過ぎると思います。」

そのワインをも話題にして楽しみたい気持ちもありますよね。

つよぽん氏は自身のワインの行く先を「ハウスワインに向かって行くのかな?」と思っているそう。

「ハウスワインって自分用のワインってことですよね。いつもあって安心する酒。おとーさんが毎日飲んでるいつもの酒。そんなワインを造ってみたいと思っています。ホントは欲もあるんですけどね。(爆!」

ワタシたちの日々の生活に自然にとけ込んでいるようなワインが造りたいんでしょうね。





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ここで篠原さん特製の甲州ぶどうの "ぶどう漬け" 。

江戸時代に甲州街道のお茶屋さんで食されていたお菓子だそう。
砂糖漬けにしたぶどうを塩漬けしたシソの葉でくるんだもの。
篠原さんがいろいろ調べて「こんな感じかな」と想像して作ったそうです。

砂糖漬けのぶどうを塩漬けのシソでくるんで....。

日持ちを良くするための工夫。先人の知恵に一同感心することしきり。





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最後のワインは酒精強化ワインの仄仄2008。

デラウェアを醸した甘口ワイン。

モルトウイスキーの樽香。
デラウェアのブランデーを使っている甘口ワイン。
デラウェア香を生かしてみたいと思って造ってみたそう。


「チョコレートに合いそう。」

「幸せだなー。」

「デラウェアとは思えない。驚いた。」

参加の方から声が上がります。


「皆さん、酒精強化ってジャンルのワイン、飲んでますか?」

甘いワインは寝る前に雑誌とか本とか読みながら飲むと最高なんですよね。
ワタシとお食事番長ももちろん甘いワイン好きなんです。
しかーし、スーパー残業が続く現状ではなかなか楽しむ余裕はありません。



「時間をゆっくり使いたいときにボクは飲むんですよ。いつの間にか眠くなっちゃうんですけどね。(笑」

ワタシも同じです。寝落ちするギリギリで歯を磨いて眠ると幸せです。



「このワインは亜硫酸塩を使っていません。少し梅酒のような酸化のニュアンスが出るかもしれません。」

その酸化のニュアンスがアクセントになっていてクセになりそうです。



ここで酸化防止剤についてのつよぽんの考え。

「亜硫酸塩は使う時は使います。でも不必要に加えるのは出費になるので。(笑」「誰も喜ばない使い方はしないです。」

お食事番長は亜硫酸塩にとても敏感で、感じると様々な形でサインが出る人です。でも、つよぽん氏のワインに身体が反応したことはありません。
瓶詰めの際に少し使ったとしても極々微量なのでしょう。お食事番長もほとんど感じないです。



「ブランデーもぶどうから作っています。天然の旨味だけ。そんな感じのワインです。」




「篠原さんのベリーAの果皮の薄さに驚きです。」

参加していた甲州市役所農林商工課ワイン担当の方から声が上がります。

(甲州市では姉妹都市であるフランスのボーヌのワイナリーに地元中学生を研修に行かせているそうですよ)



「今年のうちのベリーA、どうでしたか?」

この篠原さんのベリーA、糖度は22から23度の間だそう。
スゴイ糖度です。

「アルコール度数が上がっちゃうので、どーしようかと思ったくらいです。」

つよぽん氏、「今年のワイン、篠原さんの前だからではなく非常にクオリティが高いです。」「今年のぶどうは素晴らしいです。」



ここからつよぽん氏、一気に語ります。



「6月から7月の頭まで低温と雨で晴れた日を見た事が無いほどです。」

東京でもそーでした。ワタシの業務日誌にも雨マークが並んでいます。


「7月の第2週からは雨が全く降らなかった。台風が来たくらいです。」


「寒い時期を通っていたので酸があります。暑くなるとぶどうの中で酸は分解されてしまいます。けど、暑くならなかったので酸が保持されたんです。


「そして雨が降らなかったのでぶどうが大きくならなかったんですね。小さいまま旨味が凝縮しました。」


「今年のぶどうは糖度が高くて酸度が強い。」


「このあたりでワイン造りしてる人が経験したことがない未知数のぶどう。みんな楽しかったし怖かったと思います。やったことがないぶどうでしたから。」


「ワイン造り始めてから1ヶ月経ってみて、今まで自分たちが求めていたヴォリューム感が出てる。天候ってスゴイなと思いました。」



「雨が多くて真夏日が無かった。そんなこんなで、どーやらぶどうは良かったらしい。2009飲んだらそんな事思い出してほしいんです。朝市のワイン会で飲んだなとかも。」

朝市の真ん中のテントでまったりしながらも白熱の講演。
良い話しがたくさん聞けました。来た甲斐がありました。



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つよぽん氏の講演。〆の言葉は....

「それでは皆さん、たのしい食生活を....。」

って!?

ワインの宣伝じゃないんかい!!

不思議な可笑しみに人柄がにじみます。



そろそろ楽しい朝市ワインセミナーもお開きの時間になりました。


「11月3日は甲州ヌーボーの解禁日です。2009はどこのワイナリーさんでも素晴らしいワインが出来ました。また1年後2年後、ぶどうにとってどんな年になるのか。注目していくと面白いですよ。」





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「あちら(東側)の山の斜面には(行基伝説の)大善寺がある鳥居平。」

「向う側(南東)には(この日は霞んで見えなかったけど)(雨宮勘解由伝説の)城の平。」

「日川(にっかわ)の橋の向う側には(フランスに研修に行った土屋助次郎から醸造技術を受け継いだ宮崎光太郎が興した)宮光園。」

「(全てを一望できる)この場所でワインを飲むということには意味があるんです。





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「今日の出会いを皆さんのワイン記念日にして下さい。そしてワインの応援団になってほしいな、と、思います。」



素晴らしい!!

素晴らしい朝市のワイン会。

篠原さんの熱意が伝わってきてなんだか体温が上がったような感覚です。

この かつぬま朝市ワインセミナー 、次回の開催は4月だそう。

是非是非、再び参加したい。
篠原さんにまたお会いしたい。

ホントに素晴らしいワイン会。
ご尽力頂いた皆さんに『ありがとう』を贈ります。








かつぬま朝市      http://haj.web.infoseek.co.jp/

かつぬま朝市ワインセミナー
http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/syuten/wine-seminar/wine-index.html

雪江おばちゃんのワインエッセイ
http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/asaitikai/hitokoto/wine-expert/index.html

四恩醸造    http://www.4-wine.net/

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コメント

力作レポート、読み応えありました。
やっぱり造り手の方の話は面白いですよね~。
とくに小林さんの考え方には、
ふむふむと引き込まれるような魅力があります。
「仄仄」、どんなワインか興味あったので参考になりました。ありがとうございます!

投稿: inwine | 2009/11/10 13:43

inwineさん、造り手さんの話しはホントに興味深いです。知恵と身体を使って実りを得る人の話しには説得力があります。テンション上がります。

投稿: bleu et rouge | 2009/11/11 12:57

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