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2009/11/16

自然なワインの新たなインポーター テラベール試飲会

先週のこと。

イタリアから3組の生産者を招いたワイン会が新宿のトラットリア Briccola で開かれました。



Briccola0929

そこは、さすが Briccola
今回の3組はもちろん自然派と言われるワインの生産者ばかり。
農産物としてのワインにこだわっている造り手たちです。

それぞれ6本から10本くらいづつ出品されていたでしょうか。
大変な数のワインが勢揃いです。


こんな会の時って、片っ端から飲んでいきたいのですが、そんなことってあり得ませんよね。ワタシだけの会ではないんですもん。

なんとなく他の参加者の方とおしゃべりしながらタイミングを見計らい、前が空いたらサーブの方が手に持っているものを頂くことになります。
ほとんどの場合、何の品種の何年なんてこともよくわからない。
これは試飲会が大きくなればなるほど宿命的にそうなります。
皆さんも同じでは?

そんなワケで、流れにまかせて入口に近いところからワインを頂きました。




Briccola0905


Cascina Roera からクラウディオ。

この造り手さんのワインは何度か飲んだ事があったりします。
バルベーラというぶどう品種で定評がある造り手。

ワタシもバルベーラ飲んだことがあるのですが白ワインは飲んだことありません。
そこでこの造り手の白を頂きます。

確か、シャルドネ50%にアルネイス25%。このワイン、シャルドネの酸とアルネイスの香りがなんとも良い感じ。アルネイスの奥にあるナッティな香りもたおやかに感じることが出来ます。


旨いなーなんて思っていたら、自然とクラウディオの手が空くのを待ちながら、ほとんどの時間をここで過ごすことになっちゃいました。



gar.net店番タケダの通訳でいろいろ話しているうちに日本のある生産者が栽培しているバルベーラの写真がiPhoneに入っていることを思い出したワタシ。

クラウディオに見て貰いました。




Briccola0487

ビオロジックで栽培されているバルベーラの写真。

この造り手さんの畑の写真を見たクラウディオは「素晴らしい」と一言。

日本にバルベーラがあるとは思いも寄らなかったよう。





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バルベーラって畑でつまみ喰いしたことありますか?
結構、大粒で水っぽい旨味の薄いぶどうだったりします。

でも、もしかしたらそれは日本だけでイタリアでは濃い味なのかも....? ワタシ、そんな疑問を持っていたのです。



ワタシからの質問。
「実が大きくて水っぽいバルベーラは素人目にも難しい品種と思うんだけど、どう栽培したら良いワインになる?」

クラウディオ 「この畑なら問題ない。素晴らしい出来だと思う。」

ワタシ 「ある程度の凝縮感は必要だと思うけど、どーしたら良いのか?」

クラウディオ 「収量を抑えることだ。1つの枝に1房。さらに8月に房の下を切り落とすこと。」

ワタシ 「この畑の収穫のタイミングは遅いと思うけど。」

クラウディオ 「遅摘みだよ、バルベーラは。リスクは多いけど遅摘みのほうが良いワインになる。この畑のバルベーラは間違っていない。良い畑だよ。但し、収量は制限しないと。」


タケダの通訳ですが、まぁこんな感じです。


人様の畑の写真で盛り上がってしまったワタシ。
申し訳ないので誰のバルベーラかは内緒です。
まぁ、日本ワインが好きなかたにはバレちゃいそうですが。
あくまでも内緒ってことでお願い致します。
その方には、冬の間に会いに行こうと思っているので、その時にこの話しを伝えたいと思います。



ワタシがクラウディオと話していた間にお食事番長は精力的に試飲をしていたよう。どのワインも素晴らしいと満足げ。

そろそろ会が終わる時間になってワタシも慌てて飲んでみました。




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キャンティの生産者Montesecondo。



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Montesecondoは塩味とキュートな香りが印象的。
こんなキャンティなら一晩中飲んでもいいと思います。







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ブルネッロ ディ モンタルチーノの生産者 Il Paradiso di Manfredi からジョイアとシルヴィアの美人姉妹。

このワインも何度か gar.net で飲んだ記憶があったりします。




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凝縮感がありながら少し緩さもあって、このワインは無口だけど少し微笑んでいるようなワイン。
裸のまま、すっぴんのまま。
飾り気のない美しい立ち姿。
目の前にいる美人姉妹そのまま。

次回、温泉宿に持って行くワインが決まった気がします。


今回の生産者たちはインポーター テラベール さんが確信を持って紹介してくれた生産者たち。

先日の ロエロ アルネイス の会 のワインや、新宿伊勢丹のイタリア展で気に入ったワインがこのインポーターのものだったこともあって、とても気になっていたインポーターだったのです。

農産物としてのワインを扱う優良インポーター。皆さんにお薦めできるインポーターが1つ増えました。


今回は儲け度外視の低価格でこの会を開催してくれた Briccola
この日の Briccola の料理は生産者の皆さんに大好評。





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マネージャーの原品氏の何気ないサービス。
北村シェフの何気なく美味しい料理。
普段着で楽しめるカジュアルなイタリアン。
ワインは全て農産物として健康なワインばかり。
少し仕事が落ち着いたら来たいと思いつつ、なかなか行けないでいます。
少し人数がいたほうが良いワインをたくさん飲めるので忘年会とかで来るのも良いかも。
あらためてこの店を楽しみたいと思っています。





テラヴェール  http://www.terravert.co.jp/

トラットリア ブリッコラ  http://www.briccola.net/

カッシーナ ロエラ http://www.cascinaroera.com/ 

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コメント

このワイン会、行こう!と思いつつ、申し込み忘れました。

凄い!色々突っ込んだ質問なさるのですね。
私はきっとお食事番長さんと一緒!どんな生産者の会に行っても、とりあえず全部飲むことにしてます!ハイ!

投稿: うさこう | 2009/11/17 21:29

うさこうさん、バルベーラに関してはなかなか聞ける人がいないのです。昨年からの疑問が解決したのでスッとしました。
番長は全部飲むことはもちろん、高価そうなものは徹底的にリピートしています。値段を知らないはずですが適確。ナゼか外しません。コワイ人です。

投稿: bleu et rouge | 2009/11/18 00:40

bleuさん、御無沙汰です。
行かれましたね~、僕は何だか難民です。
原品氏にもお誘い受けてたのに(泣
最近一緒に飲む人居ないなーなんて大人同士の会話をしていたら、娘に「パパ最近お酒飲む人居ないの?そうだねーGar.Netやってないしねー」なんて言われちゃいました(笑

うさこうさんも御無沙汰です。

投稿: 西園寺 | 2009/11/19 15:56

西園寺さん、仕事と子育ての両立は大変でしょう。お察しいたします。
ワタシ、1日が30時間あったらと思うんです。24時間は少し短いですよね。
年末が見えてくると時間のやりくりが難しくなります。

投稿: bleu et rouge | 2009/11/19 21:27

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