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2009/11/04

四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #1

我が社は10月中旬から年末モード。
はやくもonとoffの区別がつかない毎日。
日曜日に休みを取ることすら難しくなっています。

そんな日々なのですが、この日だけはと日曜日を確保。
向かったのは勝沼です。

住民が勝手に始めちゃったというウワサの朝市がありまして。

そんな朝市だけでも興味津々なのですが、この朝市でとても魅力的なワインセミナーが開かれているようなのです。




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朝市はシャトレーゼさん裏の駐車場。
セミナー会場は朝市会場中央のテントです。




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講師さんは『こんんゃくおばちゃん』こと 篠原雪江 さん。

なんと61歳にして一念発起。フランス語のエチケットに四苦八苦しながらも見事にワインエキスパートを取得したそう。
60過ぎて新たなことにチャレンジするって素晴らしいと思いませんか?

ずーっと昔のことですが、勝沼醸造の先代の弟さんと仕事していたことがあったりするのです。彼は60歳からスキーを始めて、数年後に一緒に北海道に行ったときはキレイなパラレルターンで滑っていたんですよね。甲州の人はチャレンジ精神が衰えないのかもしれません。

blogを始めてからいつの間にか飲んだり食べたりってことよりもそこにいる人に興味が移っています。飲んだり食べたりってことだけなら東京にいたほうがたくさん出会えます。これはもう間違いありません。お金を払えば必ず手に入るし食べられます。

ワタシたちがあちこちに行ってみるのは美味しいものを食べるためではなく、こんな面白い人に出会う為だったりします。




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こんにゃくおばちゃんこと篠原さんって陽のエネルギーが溢れるようなかた。
ワタシ自身もどちらかと言えば陽でポジな方かと思いますが、篠原さんのようなハツラツ感は持っていません。
篠原さんのエネルギーを浴びていつも以上に元気になってしまうワタシとお食事番長です。

かつぬま朝市ワインセミナーは篠原さんの人柄もあって大人気。
とても人気があるので予約は必須です。



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セミナーはこの地でぶどう栽培が始まった起源。
甲州種のまつわる2つの伝説から始まりました。


今から1300年前の西暦718年のこと。
修行の僧 行基 が日川の岩の上で瞑想していたところ、21日目の満願の日に夢枕にぶどうを持った仏様がたったそう。行基は薬師如来を彫りその像を納めるため大善寺を建立。その大善寺周辺で薬としてぶどうが栽培され、それが甲州ぶどうの始まりという説。

2つ目は800年前の西暦1186年のこと。祝村に住んでいた雨宮勘解由が祭りの日に変わった山ぶどうを見つける。このぶどうは5年目に30房の実をつける。その30房のぶどうを村人に分けて育てる。それが甲州ぶどうの始まりとする説。

興味深い伝説2つ。
いずれにしても、西暦1615年には甲州ぶどうの棚栽培が始まっていたそうなので起源はかなり古い品種なのでしょう。


甲州種ワインを造り始めたのは明治になってから。
明治政府の殖産興業政策を受けて日本全国で葡萄酒を造ることが奨励されたそう。

江戸時代にはぶどうの名産地であったこと。生糸の交易で開港地横浜と関係が深かったこと。これらのこともあり山梨では早くからワイン造りが始まりました。
最初に造ったのは明治3年。
甲府の山田宥教氏と詫間憲久氏が造ったそう。
ただ暗中模索の製造で経営的にも上手くいかなかったそうです。

そんな時、祝村でも「どーでぇ、若いものでもフランスに行かせるじゃんけー」ってなことになり(おばちゃん談)2名の若者をフランスに派遣することになったそう。
この辺りの農家は、ぶどうと生糸で結構潤っていたと思われます。

明治10年に25歳だった高野正誠と19歳だった土屋助次郎(龍憲)はこうしてフランスに渡り、栽培法 醸造法 を学び、1年半後に帰国。村人に栽培法醸造法を伝え、またこの地に学びにきた研修生によって2人の持ち帰った技術は全国に広まったそうです。

帰国する際、フランスより欧州品種の苗を祝村に持ち帰るように言われていたのですが、それらの苗がフィロキセラにかかっていた為に失敗。白は甲州種。赤は高野正誠と土屋助次郎が渡仏した時に出資した高野積成が入手したアジロンダックでワイン造りを始めます。


この日の会場のシャトレーゼ駐車場から日川を挟んだところにある宮光園。
土屋助次郎はこの地で宮崎光太郎と甲斐産商会という酒造会社を起こすそうですが2年で解散。たぶんケンカ別れでは。
醸造法を引き継いだ宮崎光太郎は独立して醸造所を起こし、その醸造所が今のメルシャンワインに続くそうです。

戦前の日本人は甘い酒を好んでいたこともあり、酒よりも酸の強いワインはなかなか受け入れられず、営業的には成功しなかったようです。このために甘みを添加した人工甘味ワイン、赤玉ポートワインって昔有ったような気がしますが...、そんなワインのほうがつい最近まで支持されていたのでしょう。

いづれにしてもワイン造りは苦難の連続。昨今の成功は夢のようなことかもしれません。

こんにゃくおばちゃんのワインセミナーはテイスティングへと続きます。




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かつぬま朝市   http://haj.web.infoseek.co.jp/



かつぬま朝市ワインセミナー

http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/syuten/wine-seminar/wine-index.html


雪江おばちゃんのワインエッセイ

http://haj.web.infoseek.co.jp/asaiti/asaitikai/hitokoto/wine-expert/index.html

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コメント

おお、あの朝市で!
篠原さんのこんにゃく美味しいですよね。
セミナー楽しそう。レポートの続きを楽しみに待ってます。

投稿: inwine | 2009/11/04 15:28

さすがinwineさん、よくご存知で。
篠原さんのこんにゃく、ホントに旨い。お味噌も良く出来ていますよね。
次回のセミナーは4月だそうです。楽しみが1つ増えました。

投稿: bleu et rouge | 2009/11/04 18:53

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