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2009/07/15

ロエロ・アルネイス 17銘柄 一気飲み!!

danchuや料理通信でお馴染みのライター 井川直子さん。

山形の アルケッチャーノ や、和歌山の アイーダ 等々、素晴らしいリストランテを発掘し脚光を当てたライターさんです。

地方イタリアンブームのきっかけになった記事はほとんど井川さんのペンによるものと言って良いでしょう。



ワタシも和歌山の AiDA や、上諏訪の DANLO に行きましたが、もちろん井川さんの記事は何度も読んで予習復習しています。

(参照:2008/06/03 清水牧場 山のチーズをサクサクモチッと絶品ソテー DANLO 上諏訪

(参照:2008/11/28 野性味あふれる野菜たち 話題のイタリアン Villa AiDA 和歌山





先週末の土曜日の昼。その井川さんならではのスゴイ企画がありました。



題して、『ロエロ・アルネイスを一度に飲もう!』

ピエモンテ州の土着品種、アルネイス種のワインだけを集めた試飲会です。



この会は井川さんのロエロ・アルネイスLOVE熱が高じて立てた企画だそう。


東京のリストランテではあまり飲まれる機会がない、酒販店での販売自体も少ない白ブドウ品種アルネイス。

このアルネイスを造り手別に1度に飲んでしまおうという風変わりない企画。参加しない手はありません。




ワタシには意識してアルネイスを飲んだ記憶がありません。
どこかのランチでグラスで飲んだことが有ったかも? そんな程度。
日本では流通量がとても少ないブドウ品種です。


2004年にピエモンテ州ロエロ地区のアルネイスはDOCGになったそう。
それでも日本ではイタリアワインマニアでないと知らない品種だと思います。




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この日のワインは17銘柄。
これだけ集めると壮観です。

端から端まで、一気に行きます。
最後まで行ったら、気になったものから2巡目に挑みます。
それでも気になったら3巡目。
何度もチャレンジしてこの機会にアルネイスを覚えてしまいましょう。






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Cascina Chicco Roero Arneis "Anterisio" 2007

ピーチやグレープフルーツの軽やかでキュートな香り。
酸が強くボディが厚い。
アルネイスの特徴が良く出ている一本です。

参考価格¥2,100- フードライナー







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Prunotto Roero Arneis 2007

プルノット社はトスカーナのアンティノリ社が手がけているそう。
アタックが優しく良くまとまっています。

参考価格¥2,817- アサヒビール







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Michele Chiarlo Roero Arneis 2007

キャルロ社はピエモンテの大手ワイナリー。
穏やかなアタックながらボディは厚いです。
水のように気安く飲めるのに、意外と旨味もあるんです。

参考価格¥2,700- ヴィナルテ








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Negro Angelo e Figli Roero Arneis 2007

1670年創業のワイナリー。
1巡目はあまり印象に残らなかったのですがナゼか気になったワイン。
しばらく時間が経過した2巡目では案外良いワインと感じました。
苦みや渋みが旨味を支えているんです。

参考価格¥2,930- アルコトレード







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Negro Angelo e Figli Roero Arneis "Perdauding" 2006

ペルダウディン畑は砂や粘土の畑だそう。
レンジが広く、ボディも厚い。
申し分ない一本です。

参考価格¥3,800- 大榮産業







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Cascina Val del Prete Roero Arneis "Luet" 2007

ビオロジックの畑で造られているそう。
アタックは穏やかだが厚みはある。
スモーキーな香り。
酸甘辛苦渋の要素の中で辛苦渋の旨味が印象的。

参考価格¥3,180- イタリア商事








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Fattoria San Giuliano Roero Arneis 2006

キュート!!
とても丁寧に造られているように感じる。
好感が持てる一本。

参考価格¥3,400- 出水商事








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Monchiero Carbone Roero Arneis "RECIT" 2007

甘みをやや強く感じる。
ピーチの香りのキュートなワイン。

参考価格¥2,400- モトックス







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Monchiero Carbone Roero Arneis "CECU" 2007

アルネイス種発祥の畑、レネージオのブドウも使っているワイン。
酸甘辛苦渋。全ての要素が凝縮されている一本。
旨いっス。

参考価格¥3,500- アルトリヴェッロ








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Malvira Roero Arneis "Saglitto" 2003

ニッキの香り。個性的。
ジュワッと口に広がるミネラル感が良いです。
これも旨いっス。

参考価格¥3,600- アッシュトレーディング







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Malziano e Enrico Abbona Roero Arneis "Valle dell'Olmo" 2006

ベストバランス。
派手な主張がないワイン。
少し時間をかけて飲んでみたい。

参考価格¥3,000- 光ヶ丘興産







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Cantina Sociale del Nebbiolo Roero Arneis 2006

共同組合のワイン。
これがアルネイスの基準かも。

参考価格¥2,400- 大榮産業








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Matteo Correggia Roero Arneis 2008

ビオロジックの畑で造られているそう。
ピーチの香り。
奥行きと広がり。
ブドウへの人為的なコントロールを一切感じない。
この日のワタシ的ベストワイン。

参考価格¥2,970- テラヴェール








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Vietti Roero Arneis 2008

ネモリーノを思わせるエチケット。
Matteo Correggiaの後になってしまい気の毒。
やや薄い印象。
発酵のニュアンスがやや残るピチピチ感があります。

参考価格¥3,500- 日欧商事








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Bruno Giacosa Roero Arneis 2008

バローロの造り手。
しっかり造られたアルネイス。
歌い上げるような造り。
良いワインだがワタシの好きな文法ではありません。

参考価格¥4,600- モトックス








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Giovanni Almondo Roero Arneis "Vigne Sparse" 2008

個性をあまり感じない。
それはマイナス評価ではなくって、とてもバランスが良かったということです。

参考価格¥2,800- ワインウェイブ









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Giovanni Almondo Roero Arneis "Bricco delle Ciliegie" 2008

シャープでソリッド。
直線的な印象。

参考価格¥3,500- ワインウェイブ




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この日の参加者は何人くらいだったのでしょう。
立錐の余地もない盛況ぶり。
(写真は少し落ち着いた頃です)


店内はむせ返るようなワインの香り。
これだけの人が一斉に同じ品種のワインを飲むと香りが充満するんですね。

カンパーニャの土着品種フィアーノのようなピーチやグレープフルーツの香り。
シャルドネのようなキレイな酸。
リースリングのような旨味とほんのりとした苦み。
店内に充満したクルミの香り。
これがアルネイスの香りなんだなぁと....。





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この日はとてもおいしい生シラスの冷製パスタも。

クリームは使っていないのにオリーブオイルやバターが良く乳化したソース。
臭みのない生シラスは新鮮そのもの。
とっても印象的なパスタです。

このパスタがとても良いマリアージュ。
これはアルネイスのマリアージュの典型なのかも。
ワタシ的には毛ガニが食べたくなりました。


いづれにしても少し塩っけのあるものに良く合いそう。
グレープフルーツの香りに塩っけなんてソルティドックみたいですね。






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とても楽しく勉強になった単一品種の水平テイスティング。
こんな風に集中的に飲むような試飲会は真似してみたいです。

更に、この日出品されたワインは全てこの場でオーダー可。
ワタシたちも数本のアルネイスを発注しました。
後日届くワインがワタシのベストアルネイス。
とっても楽しみです。

試飲会で買えるのって良いですね。
これはパクりたい。
今後、ワタシが企画に絡んだ試飲会でも注文書を付けたいですね。
後日、復習出来たら、楽しさ2倍ですもん。

良いアイデアやマリアージュは上手くマネしたいものです。


兎にも角にも、全身で感じることが出来たロエロ・アルネイス。

とても貴重な1日になりました。

追記 : アルネイスは飲んだ記憶ないと書きましたが、しばしば飲んでいることを思い出しました。

トリンケーロの a-iuto です。

アルネイス50%、マルヴァジア20%、シャルドネ30%。

アルネイス50%ではないですか。

いつの頃からか、このワインはマルヴァジアのワインだと思い込んでいました。

いま一度、飲んでみると面白いかもしれないですね。

(参照:2008/10/02 a-iuto! 安くて旨くて ゆっくり飲みたいワイン

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コメント

本当に飲みまくりですね。
そんなに飲んでも、ちゃんと味を分析しているところは流石です!

冷静パスタに生しらすって、驚きました。
生しらすの時は、ワイン飲まないようにしてたから。
パスタで食べるとは、目からウロコでした!

投稿: hirorin | 2009/07/15 18:49

う~~ん、
壮観すぎて、下にスクロールしっぱなしで、難しいです。。。
覚えきれましぇ~ん(涙)。

でも、ちゃんと飲んでいれば、好みのワインも見つかるのでしょうけれど。。。

投稿: まき子 | 2009/07/15 23:36

hirorinさん、わかります。
ワタシも生しらす、否、生魚の時は酒です。
ワインはどーしても生臭さが立ってしまいます。よく牡蠣にシャブリとかって言うけど、やっぱり酒の方がワインより良いです。
今回は店名を伏せましたがどーやらこのシェフの仕事に秘密がありそうです。何度か通ってみてblogしたいと思っています。

投稿: bleu et rouge | 2009/07/15 23:48

まき子さん、覚えなくて良いです。
少しSO2がキツいものが多かったです。
まき子さんに薦められる酒質のものは3本ないと思います。

試飲会で発注できる仕組みに感心しました。
これはパクりたい。
あと大人数の水平テイスティングは全身で香りを感じれるので良いかも。ワタシもやってみたいです。
たとえば、改良信交水平とか、佐香錦水平とか、ひとごこち水平とか。酒でも出来そう。
面白そうだから10月くらいに企画してみようかな。

投稿: bleu et rouge | 2009/07/16 00:18

凄まじい試飲会ですね!
マニアックでステキです!
↑の中ではずいぶん昔にマッテオ・コレッジャのロエロ・アルネイスを飲んだことがあるだけで他は未体験です!
アルネイスの品種で飲んだことがあるのはトリンケーロのヴィーニャ・パルメと一部アルネイス使用のア・ユートくらいかな。。この2者は美味しかったデス。
イタリアの土着品種は興味深いですね。。
今度、こんな試飲会があったら参加してみたいです!

投稿: ぶどう | 2009/07/16 07:25

ぶどうさん、ご明察です。
昨夜、トリンケーロのアルネイスをオーダーしました。見抜かれちゃった。

この1000本ノックのような単一品種試飲会は来月も開かれます。
次回はランブルスコ。
アルネイス以上にカラダに厳しい会になりそうなので少し迷っています。
ご興味があるようでしたらコメントのアドレス欄にアドレスを入れて下さい。連絡先等、詳細をメールします。

投稿: bleu et rouge | 2009/07/16 08:22

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