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2009/05/05

温石 松本の隠れ家懐石 

東京には隠れ家のような店が少なくありません。

マンションの一室がイタリアンだったり。
小さな階段を上っていくと会員制の中華料理屋があったり。

ワタシが以前通っていた代官山の床屋もやはり看板も出さずにマンションの一室でひっそりと営業している店でした。





松本にもそんな店が....


イヤ、看板はありますね。

でも、ちょっとわかりにくい。


カタクラモールの先のSEIYUの裏。
この説明だけで行けたら大したものです。







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古い1軒の民家。





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屋号は 日本料理 温石 といいます。


温石というくらいですから懐石料理の店でしょう。




18時に少し遅れて到着。

若い女将が出迎えて下さいました。






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中は自分で塗ったのでしょう壁も柱も白に近いアイボリー。

こんなカフェ、下北沢あたりにありそうです。





玄関で靴を脱ぎ一段上がるとそこはギャラリーになっています。

そのギャラリーの奥の引き戸を開けて、更に廊下を奥に進むと食事処です。




通された部屋には先客が1組。


見た感じでは2組までしか受け付けられないよう見えます。

(HPによると6席だそうです)






メニューはお任せコース8400円のみ。



お酒は5から6種類あったかな。

1つだけ宮坂醸造で、あとはすべて大信州。


元々は大信州だけだったのかも。





実はワタシたちにこの店を教えてくれたのは宮坂醸造の奥様。

勝手に1週前に行った上諏訪呑み歩きの時に聞いたのです。

松本が好きなんて話したら、応援してる店があるからと。


な、ワケで宮坂醸造の酒がリストされてるような気がします。




ワインリストもあります。

白が7本。赤が2本。



でもね。和食にワインを合わせる必要はないとワタシは思っています。

ワインが合わないと言っているのではありません。



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しかし、酒の方が和食にはより良いですよね。


よって酒。





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冷たいものからお燗まで。

楽しく頂きます。







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先付けではなく、ご飯物が運ばれてきました。

折敷に乗っているワケではありませんが懐石ですね。


錦糸卵の下は桜海老のちらし寿司。

酢飯に混ぜ込んである桜海老はカラッとした感じ。
空煎りしてあるのかな?

いきなり美味しい。

期待が膨らみます。







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続いて向付。

カツオのたたきとカツオのヅケです。


ヅケの頃合いがちょうど良い感じです。

家庭でも出来るんですけどね。プロみたいには出来ない。
なんなんでしょうね....家庭で漬けたヅケとは一線を画しているのは。
プロの仕事ってスゴイです。

たたきは胡麻ポン酢で。
胡麻ポン酢でカツオってアリです。
これはすぐにパクれますね。






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アイナメの椀物

アイナメのちょっとねっとりした感じって好きですね。
家庭ではこんな作品みたいな感じには出来ないけど。

椀ものを食す時にいつも感じるのですが、家庭では旨味を足そうとするけど、プロは余分なところを抑えることで肝心なところを際立たせているように感じます。






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焼き物は信州鱒の粕漬け菜花の餡かけ
塩っけはなく餡にダシの旨味があってそれが良い感じにアクセントになっています。







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強肴は山菜と温泉卵にダシのジュレ

これはメチャメチャ良く出来た一品。
温泉卵の上に茹でて灰汁抜きした山菜が乗っていて、更にダシのジュレが乗っています。

クルミがそれにアクセントを加えています。

それを下からかき混ぜて卵黄を絡めて食べるのです。

ダシがジュレなっているがポイントで、水っぽくないのでダシと卵黄が山菜に良く絡んで美味しいです。

山菜は、こごみ、たらの芽、ワラビ、ウド、ホップの芽。

1つ1つ別々に仕込んでいるのかも?

それぞれ湯がく時間が違うと思うのです。

これは一品。ホントに感心しました。


以前訪れた三軒茶屋のイタリアン チャントルーチ でも同じ皿に調理方法が違う野菜が盛り合わせられて驚きましたが、野菜の調理方法で感心したのはそれ以来かも。

(参照:2006/11/18 cento luci ワイルドに野菜と闘うイタリアン 三軒茶屋

こんな風に手間がかかる料理こそ出来そうで出来なかったりします。






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稚鮎の天ぷらクレソンと田芹。

稚鮎のほろ苦さが良いですね。
鮎といえばタデなのですが、他のハーブでも良いですね。
胡麻と梅の風味。
散らした陳皮が良いアクセントです。




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口直し。

ヨモギのシャーベット

1度リセットです。






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ゴボウの炊き込みごはん

素揚げしたゴボウが乗った炊き込みごはん。
ちょっとうろ覚えですが胡椒風味だった気がします。






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最後は県内産フジリンゴのアイス。

もう、満腹です。




18時から始まった食事が終わったのは21時半。


なかなかゆっくりと日々のことを話す時間がないワタシたち。

久しぶりに向かい合って穏やかに話したような気がします。

良い時間を過ごしました。



松本に自分たちの隠れ家を見つけたような気がします。

また、次回の訪松で訪れたいと思います。



この温石は予約必須。

18時か20時の回のいづれかでの受付になります。








温石 http://onjaku-tadokorogaro.com/

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コメント

すごい頻度で信州や木曾に行っていますね!
東京のお話より断然多い気が(笑)。
でも、それだけ魅力があるんですね~。
読んでいると、本当にこの辺りに行ってみたくなります。

投稿: まき子 | 2009/05/08 12:03

まき子さん、ワタシも薄々感じておりました。2007年から2ヶ月に1度くらいのペースで行ってますね。今年は月1です。
酒、ワイン、チーズの大生産地なので何度行っても飽きません。
美味しいものをつくる人って皆さん深いのです。
そんな方々に会いに行くと気持ちがリセットできて救われる事が多いんですよ。

投稿: bleu et rouge | 2009/05/08 16:09

これだけ食べたらお腹痛くなりますね(笑)

まだ行っていませんが
bieuさんのご指示の通り
宣伝させて頂いてますよ

いつ行けるかな自分は・・・・

投稿: gelee | 2009/05/08 16:42

geleeさん、土地に根付こうと頑張ってる店なので応援して上げて下さいな。
1度行けばそうせざるを得ない気になりますよ。
是非に。

投稿: bleu et rouge | 2009/05/08 19:27

U様が数回予約を入れようと試みましたが
全部ダメだったそう
関門狭いですね(笑)

投稿: gelee | 2009/05/09 13:53

あら。ワタシたちは木曜の夜で土曜の予約が出来ました。

逆に空いてる日を聞いてみるのも手かも知れませんよ。

投稿: bleu et rouge | 2009/05/10 15:12

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