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2009/01/28

ほんのり甘い魚佐の煮魚  森戸海岸

今週はちょっとした野暮用で2日ほど葉山に通いました。

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勿論、ランチが楽しみです。


しかし、2日とも午前の野暮用が14時頃までかかってしまい、お目当ての店のランチには行けませんでした。




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1日目のランチは某所で地魚丼。
うーん。悪くはありません。が。






2日目は森戸海岸の魚佐へ。
有名店ですが何としても取り返したい気分だったので....。




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本日の煮魚定食は金目鯛。



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やや甘めの薄味。
ほんのりとした甘みがとても美味しいです。

並ぶのは遠慮したいですが、平日の遅い時間はゆったり出来て良い感じです。





帰り道、長者が崎近くのカフェ PLAGE SUD がまだ有るのを確認。134号から下がっていく細い入口。懐かしい。
エロ詩吟のように横しまな妄想で一杯だった若いおバカさん時代にしばしば....。バルコニーがね。




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葉山あたりの海沿いの景色はそんなに変わっていないですね。

また来ても良いかなと思いました。

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2009/01/27

アンリ ルルーさんのセミナー Salon du Chocolat 新宿 伊勢丹

26日に終わってしまった 2009 新宿伊勢丹 Salon du Chocolat 。

名残惜しいので、23日に参加したアンリ ルルーさん(Henri Le Roux)のセミナーを振り返ってみましょう。




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ルルーさんの店はフランスはブルターニュのキブロン(Quiberon)。

ケルト文化色の強い街に32年前に店を構えたことによって ルルーさんの運命は大きく変わったようです。



ルルーさんによるとこの地域はチーズが発達しなかったそう。
乳製品を保たせるのには発酵ではなく塩を使うそうです。
その為にバターは全て有塩。塩分は3%と5%のものがあるそうです。無塩バターは無いとおっしゃっていました。

彼の代表作 塩バターキャメル(C.B.S.)はそんな環境から自然に出来たそうです。




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ここからは幾つかのボンボンを試食しながら話を聞きます。






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まず、最初のボンボンは塩キャラメル(C.B.S.)のボンボン。
有塩バターの塩けが甘さに芯と輪郭を作ります。


因に、ルルーさん流のボンボンの試食方法は、丸ごと口に放り込み
噛まずに溶けるのを待つ。

一方、ルルーさんの奥さん流は、全部噛んでから溶かす。

デギュスタシオンにも流派があるんですね。

ワタシ流はナイフで半分に切ってから口に放り込み、噛んでから舌で舐る。皿も手も汚れるし、食べ方も何となく下品ですが、まぁ気にしない気にしない。






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トリュフ ド トリュフ(Truffe de Truffe)

5粒で5000円と大変高価なボンボン。
お食事番長が今年のサロンで真っ先に入手したのはコレでした。


80年代にトリュフ生産者のベベールという方と知り合い、このボンボンが作れるようになったそうです。

生クリームにトリュフを削って入れ、その生クリームをショコラと合わせるそうです。

完璧なマリアージュのボンボン。
いたずらにトリュフの香りが広がるのではなく、ショコラと渾然一体としながらも風味に厚みが増す美味しさ。アタックは寧ろ優しいのに厚みが有ります。





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シュゼット(Surette)

クルミのプラリネ。

ルルーさんが言うには「クルミだけではプラリネは作れない」
「クルミは脂肪分が多いのでアーモンドなどのナッツと合わせるほうが良い」のだそうです。

滑らかなのに粉っぽさもある舌触りが美味しいです。





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ルイゾン(Louison)

ルイゾンとは50年代に世界最大の自転車ロードレース ツール ド フランス を3連覇したルイゾン ボベ (Louison Bobet)選手からイメージしたそう。ルイーズちゃんという意味ではないそうです。

ルイゾン ボベは引退後にキブロンにタラソテラピー施設を作ってこの街の名士になったそうで、彼に会う為に街を訪れる観光客にアピールする為にこのボンボンは出来たそうです。

このルイゾンにはパッションとフランボワーズの2種類の味があって、パッションはツールドフランス優勝者だけが着れる黄色のマイヨー ジョーヌ。
フランボワーズはジロ デ イタリア優勝者だけが着れるマリア ローザの色からイメージしたそうです。


アタックが強くパッと花が咲いたような煌めき。
ルルーさんの味の中では派手なものです。





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スワジック(Soizig)は人名フランソワーズのこと。

ブルターニュで今でも使われているブルトン語ではsoazigと書くそうですが、soa はこの地域以外のフランス人には発音し辛くsoizigとしたほうが自然に発音できるので音に合わせsoizigとしたそう。

スペルより音を優先って....、なんだかちょっと変だと思いませんか?

ブルターニュの名産といえば....行った事がないワタシでもソバと知ってるくらい有名。
そば粉のガレット(Galettes de sarrasin)はウチの近所のカフェでもランチメニューにあるくらい。いつの間にか全国的な定番メニューになっていますよね。

小麦(ble)に対して、黒い小麦(ble noire)と言うソバ。小麦に準じて大切なものなのでしょう。

アーモンドのプラリネにソバを入れて、更にソバのヴィスキュイ(クレープダンテルかと思いましたがヴィスキュイらしいです)が入りアクセントになっています。より香ばしさが印象的になる感じ。
少しねっとりした、ややミネラル感が強い味の中から突然ヴィスキュイからの香ばしさが現れます。

ルルーさんの使っているソバは友人が製粉してくれてるものだそう。人と人との繋がりは大切ですね。





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ミュールカルダモン(Mure Cardamome)

カルダモンを使ったガナッシュに桑の実のパートド フリュイを滑り込ませたボンボン。

ルルーさん流のデギュスタシオンで食べてみると、ガナッシュが溶けた後に残ったパート ド フリュイから桑の実の香りと甘酸っぱさが広がります。

遠くに感じるカルダモンの香り。

少量使っているフルールドセルが芯になっています。




「私が作る全ての物に塩が使われているとは思われたくない」

塩キャラメルで有名になったルルーさんはそう思っているそうです。


「塩は花火のようなもの」

ハーブも含めては口の中でちょっとしたパッションが起きるための演出なのでしょう。

ちょっとした演出で1つのボンボンに時間差と奥行きをもたらすのがルルーさんの真骨頂。

何個食べても食べ飽きないのはそんな工夫があるからですね。





このセミナーはこれで終了。

この後、会場から退出となるのですが。



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なんとルルーさんが参加者1人1人にお土産のキャラメルを手渡しして下さりながら見送ってくれるという大サービス。ファンにはタマラナイ時間になりました。




http://www.chocolatleroux.com/

http://www.henri-leroux.com/

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2009/01/26

ショコラフォンデュを食す Salon du Chocolat 新宿伊勢丹

エヴァン氏のイートインでショコラフォンデュを食べてみました。


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フルーツに暖かいショコラをかけて....

って、番長、チョロチョロかけるから美味しそうに見えない。
こーゆーのはドバッとかけないと。

なーんて思っても決して口に出してはいけません。
絶対シバキ倒されます。

折角のショコラにホコリが入らぬようオトナシク。ね。



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おぉ、ショコラがフルーツより甘くないんですね。

これは酸味もあって美味しいショコラです。


フルーツより出過ぎず、フルーツの甘みと酸味にショコラの苦みが合わさってる感じ。

オ・ト・ナ・の味。

美味しいじゃないですか。



ショコラフォンデュを食べてるとエヴァン氏が現れました。

番長はもちろん記念写真。




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しかし、この時番長は少しばかりエヴァン氏に....。




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B1のエヴァン氏の店にディスプレイされてたショコラ。

腹筋です。マッチョです。

番長はコレが気になってたらしい....。


もう1度確認しにB1へ。

マッチョ、マッチョ、マッチョと言いながらウインドウを見ると....


そしたら隣におっぱいチョコもありました。

なーんだ。


って!? 

エヴァンさん....

今どき、おっぱいチョコって!?



オトナって、時々わからないです。

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2009/01/25

31人のショコラを1つづつ試食 ショコラバー Salon du Chocolat

日曜日の朝、アポが1件あった練馬から大急ぎで新宿三丁目へ。
ちょうど10時に新宿伊勢丹に到着しました。


Salon du Chocolatで恒例になっているショコラバー。
ワタシもやっと行くことが出来ました。

既に半分以上売り切れていましたが....



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ショコラ3個と1ドリンクのセット+ショコラの追加セット+伊勢丹Iカードのおまけ1個。

ボンボン7個。壮観です。


Franck Fresson オータム

Franck Kestener サンフラワー

Bonnat レーブ

Sebastien Bouillet シトロンエストラゴン

Christine Ferber キャラメルローズ

Daniel Rebert ロスコ

Patisserie Kubler オリエンタル


少し枯れた味わいのヴァンジョンヌと楽しみます。




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フランク フレッソン の オータム は栗を使ったボンボン。

ミルクガナッシュと栗を合わせたんでしょうか?
キャラメルを使ったガナッシュのようにも感じます。
とっても美味しかったです。




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フランク ケストナー の サンフラワー は ひまわりの種を使ったプラリネ。

まずヘーゼルやアーモンドの香りが口の中で広がって、後からパッと花が咲くようにヒマワリの香ばしい感じが広がります。

ヒマワリはポン菓子みたいで面白い。これは良いアイデアですね。






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ボナ の レーヴ はヘーゼルのプラリネ。

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100年同じレシピで作られているボンボンだそう。

滑らかだけど粉っぽい。ヘーゼルの青っぽい豆の感じが印象的。
100年続いたことに納得の美味しさですね。







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セバスチャン ブイエ の シトロン・エストラゴン は 素晴らしいガナッシュでした。

エストラゴンはタラゴンと同じですね。エスカルゴに使うあのハーブです。

シトロンだけなら一本調子だったと思います。
優しく感じるくらいの微細なエストラゴンが余韻を楽しくしてくれました。

ヴァンジョンヌにマリアージュ。シビレました。





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フェルベールさんのキャラメルローズ。

ローズの香りのキャラルガナッシュ。
キャラメルの塩分がバラの香りと面白い効果を作ります。

やっぱり美味しいですねー、フェルベールさん。

フルーツの命を延命させ冬の保存食としてのコンフィチュールを作り続けるフェルベールさんのショコラはしみじみ美味しい。

キャッチーな奇を衒った味でないので目新しさに欠けちゃうんです。
でも、きちんと評価しないといけない人だと思います。

そーいえば、ベルナシオンのフィリップくんは手が空くとフェルベールさんの売り場にいましたね。






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ダニエル レーブル の ロスコ

ライムピール入りのガナッシュ。とっても爽やかです。

ブイエのボンボンと一緒に食べたのは少し気の毒だったかも。どうしても比べてしまいます。少し一本調子に感じちゃうんですよね。
雑味を全く感じなかったので素材はかなり良いと思います。







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パティスリー キュブレー の オリエンタル

浅見氏のライチのガナッシュ。

瑞々しさが印象的。
日本人らしい繊細な味わい。とても美味しいです。

著名な本場のショコラティエと比べても希有な味覚の持ち主なのでは?そんなふうに思ってしまう繊細さ。

高く評価されていることに納得です。




ワタシは今回のサロンで1回しか利用出来なかったショコラバーです。
番長は3回。チェックしていたショコラはほぼ網羅できたそう。

このイベントの為に土曜も日曜も休出してましたからね。

執念の勝利ですね。

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2009/01/24

初登場 ジャン シャルル ロシュー  サロン ドゥ ショコラ

今年の新宿伊勢丹 Salon du chocolat に初めて参加したのがパリは左岸の6区に店を構える ジャン シャルル ロシュー(Jean-Charles Rochoux)。

そのロシューさんのセミナーに行ってみました。



セミナーはフレッシュフルーツのタブレット(板チョコ)を作るデモンストレーション。

パリの店で毎週土曜日にだけ販売する”土曜日のタブレット”というメニューです。
ほとんど金曜のうちに予約で埋まってしまう人気メニューだそうです。



今回はフレッシュなイチゴを使ったタブレットを作ります。




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予めテンパリングしてあるクーベルチュールを型に入れるところからデモンストレーションは始まりました。



ロシュー氏はカカオ含有量が66%から70%のクーベルチュールを使うそう。

そのクーベルチュールは複数のメーカーと複数の産地を使用。

例えば、Weisは酸が有りVALRHONAはまろやか。
それぞれの特徴を生かしながらブレンドしてオリジナリティを出しているそうです。

今回の伊勢丹のイベントはKAOKAというクーベルチュールメーカーとのコラボなのでブレンドはしていないということです。



テンパリングは60℃でクーベルチュールを溶かしてから一端29℃に冷まし再び31℃に温度を上げて。

ここで参加者の方から「温度が高いので焦げてしまうのでは?」と言う質問。

それぞれのクーべルチュールには適温があり今回のクーベルチュールは60℃が良いということだそうですが、最近はより丈夫で分離しにくくするために高温でテンパリングする方が一般的になっているそう。

いずれにしてもクーベルチュールメーカーのリファレンスに合わせてと。






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こんな話しをしながら『カタカタカタ』という音をさせながら型にクーベルチュールを流し込んでいきます。



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そして、ショコラがまだ柔らかいうちにフルーツを乗せます。


型にイチゴを乗せたら一旦冷蔵庫に入れて引き締めます。

フルーツは作業の2時間前には常温に。冷たいと温度差ショックでブルームが出ると。


フルーツは金曜日の朝にマルシェに行って良いものを入手するそう。

今の時期に良く使うのは、マンゴー、アナナス、クレモンティーヌ、マラデボア。
5~6月はイチゴやスリーズ、7月はフランボワーズ、8~9月は再びイチゴ。
キュウイは個人的にタブレットには合わないと思っているので使わないそうです。





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今度は上からショコラをかけて、逆さにして余分なショコラを除きます。

温度が下がってから冷蔵庫に。熱いうちに入れるとやはり温度差ショックでブルームが出るそう。





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しばらくして固まったら完成。




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ソーテルヌかヴァニュルスに合わせて食べるのがオススメだそうですよ。



カタカタカタカタ....。

型を振るときの音が素早くリズミカル。
やはり手作業はスピードが大切ですね。

見ていても一連の動作にムダがない。

熟練した職人の作業は美しく楽しいものです。


職人さんって自分の手で作ったものだけが売り物。

書類を右から左に流して上前をはねる仕事よりずーっと健全だと思うんです。

手を使って働く人が尊敬される社会、そんな社会の方が暮らしやすいんじゃないかとワタシは思うんです。

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2009/01/23

エヴァンとルルーのイートイン食べ歩き サロン ドゥ ショコラ

このエントリー、カタカナが多いです。




サロン ドゥ ショコラ の 会場には幾つかのイートインがあります。

催事場内で休むのにちょうど良い感じ。


ジャン ポール エヴァン の 売り場のイートインに行ってみました。



メニューにフェルベールさんとのコラボレーションというものが2つあったので両方頼んでみました。





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Coupes de Glace

コンフィ フランボアーズ、クレーム グラセ ショコラ オレ カルダモン
Confi framboise,creme glacee chocolat su lait cardaone

コンフィ アナナス-マンゴー-パッション、クレーム グラセ ショコラ ブラン&ココ
Confi ananas-mangue-passion,creme glacee chocolat blanc et coco





目がチカチカしませんか?

2つとも寿限無のような名前です。


どちらもエヴァン氏が作ったアイスクリームにフェルベールさんのコンフィチュールを乗せています。





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カルダモンのチョコアイスにはフランボワーズのコンフィチュール。





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ココナッツのアイスにはパイナップル&マンゴー&パッションのコンフィチュール。

これにホイップクリームがついてきます。




ココナッツミルクのアイスグラッセは普通に美味しいです。

ただ中に入っているメレンゲがとっても甘いので要注意。



カルダモンとチョコのアイスグラッセも美味しいです。

チョコとカルダモンの奥行き感にフランボアーズの酸味がアクセント。

これは食べる価値あり。ただしメレンゲは要注意ですが。








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アンリ ルルーさんのイートインにも行ってみました。


こちらはお馴染み 塩キャメル(C.B.S.)を使ったアイス。


粘り気が強くコッテリした味かと思いましたが、塩が甘みを引き締めてイイ感じ。
毎日食べても良い飽きない甘さです。







アイスばかり食べちゃうのは会場内が暑いから。

百貨店はどの百貨店も暑いですよね。


ホットヨガってこんな感じ? 

催事場でワークアウトしてることになるの?

ほぼ毎日催事場に行ってる番長は少し引き締まったかもしれません。

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2009/01/22

サロン ドゥ ショコラ そこは女子たちの戦場 新宿伊勢丹

今年も新宿伊勢丹で Salon du Chocolat が 始まりました。

大催事場はお食事番長の戦場です。




開店時間になり上がった6階催事場。

番長から与えられたミッション遂行の為、大急ぎで人気ショコラティエの列に並んだワタシ。


その間に別行動の番長はめぼしいものを入手します。



ワタシ的にはHenri Le Rouxさんのトリュフ ド トリュフが入手出来たので上出来です。




番長は....


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ベルナシオンのフィリップくんと。






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初来日のロシュー氏と。






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マゼの社長さんと。






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フェルベールさんと。






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ボナー氏と。






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ルルーさんと。




疲れ果てたワタシを引きずりながら満面の笑みです。






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結果....。

今年もスゴイ数のショコラたち。




女子はなんでこんなにショコラが好きなの?




このサロン ドゥ ショコラ、新宿伊勢丹で26日まで開催です。




Salon du Chocolat

http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/event/chocola/index.jsp

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2009/01/21

季織亭がラーメン屋でなくなった日 季織亭 経堂

ワタシのホームである季織亭の暖簾から『拉麺』の文字が消えました。



『拉麺』に変わって掲げられたのは....



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『手打 小麦蕎麦』

そば粉を使わない、小麦だけを使った手打ち麺。

そんな事らしいのです。



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メニューからも『拉麺』の文字が無くなりました。







例えば、自称ラーメンマニア、年間数百杯ラーメン食べてるなんて猛者がいるワケです。

その猛者が季織亭の麺を食べるとしましょう。





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10人中何人かは予め想定しているラーメンと違う味に違和感を持ちます。

季織亭の味は既にアイコン化されたラーメンとは違うのです。



するとその猛者は吐き捨てるように言います。

「こないな」

たぶん自分をアピールする為でしょうが、一口食べて出て行ったりします。





しばらくするとその猛者が再び店の前を、今度は満足げな顔で通ります。

近所にある他店の化学調味料たっぷりのアイコン化されたラーメンを食べた帰りなのです。


おそらく猛者は言いたいのでしょう。

アッチの店は『来た』と。








例えば、『つけ麺』というメニューがあります。

ラーメンマニアにとって『つけ麺』とは○○軒の『つけ麺』が基準です。

それが既にアイコン化されている味です。





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ラーメンマニアが季織亭で『つけ麺』を食べると観念化された味と違う味に違和感を持ちます。

そして『足りない』と言うワケです。



『足りない』のは観念化された味と季織亭の味とのギャップ。
そこを満たしてやれば『来た』と言われるでしょう。

試しに、観念化された店の味に似せて作ると途端にマニアの反応が良くなるそうです。



もちろん、ラーメンマニアが皆こんなではありません。

10人中1人いるかいないかという程度のことです。






季織亭にとっての『美味しい』が、既にアイコン化されてるラーメンと同じなら問題はないのですが、残念ながら季織亭の『美味しい』はアイコン化された他のラーメン店とは違います。


旨味素材をこれでもかと鍋で煮込んで味付けでねじ伏せるのではなく、自然からの恩恵をそっとアシストするのが季織亭の流儀。

素材を超えるのではなく、素材と語り合いながら互いに高め合った結果が季織亭の麺です。





ラーメンというジャンルから飛び出てしまうことで媒体で取り上げられる機会は減るでしょう。比べるものが他にないものは評価できないのですから。

季織亭自身が美味しいと思えない店のラーメンと比べられる事は無くなりますが、比べられる他者が無くなることで評価されるチャンスを失うことになります。

でも、もうそれで良いそうです。
化学調味料などで表面的に取り繕った料理もどきに合わせる必要はありません。


ワタシも季織亭は、相対的な評価を好む『ラーメンマニア』ではなく、何でも美味しく食べる『普通の人』に可愛がってもらった方が良いと思います。

人と比べないと幸せがわからない人より、些細なことに幸せを感じる近所の人と一緒に歩んだほうが季織亭らしいと思うんですよね。




ちょっと季織亭を褒めすぎましたね。

なんだかスゴイ店みたいで気持ち悪いです。



発売中の週間現代、巻末カラーページに掲載されている季織亭。

この左上の写真の季織亭夫妻は見た事無いくらいの満面の笑顔。


いつもは、真面目な顔をすると仏頂面になっちゃったり、集中すると愛想が悪くなってしまったり....。


なんだか違和感あるなぁ。

新しい暖簾と怪しい笑顔。




兎にも角にも、季織亭の新しい冒険が始まりました。





手打 小麦蕎麦 季織亭
http://www.kyodo-suzuran.com/shop/7/25/index.html

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2009/01/20

トリハイ 210円 良き日本のBAR BRICK 中野

中野の路地にそのBARはありました。

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BAR BRICK

Iさんたちに教えてもらいました。



店内はなんとなく『昭和』な感じ。

お世辞にもキレイとは言い難い店です。


ここの流儀がわからないので皆さんと同じものをお願いしました。




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『トリハイ』


手に収めるには少し大きい、タンブラーを細身でスマートにしたよなハイボールグラスに、ソーダと1jigger(45ml)のトリス。仕上げにレモンピールを絞ってあるよう。




トリスのハイボール?


ハイボールと呼ぶのはちょっと違う気がします。
レモンの甘みが強くハイボールとは趣きがやや異なる感じなんですよね。

『トリハイ』は『トリハイ』で良いんじゃないかと思う味です。




アテにオイルサーディンも頼んでみました。



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なんと缶のまま!!

でもこの店の風景には違和感はありません。




カラダに優しいものしか口にしないワタシ。正直、この店のメニューはアルコールもフードも少し厳しいものばかりです。

でも、不思議とイヤな感じはしません。


それは、バーテンさんやホールのお店の方がとても礼儀正しいから。

誇りを持って仕事しているのが良くわかります。



トリハイは確か210円。
2杯とオイルサーディンでたぶん1000円位。

そんなお客のワタシたちにも敬意を持って接してくれます。
敬意には敬意をもって接しないと失礼にあたります。

こちらも思わず背筋を延ばしてしまいます。

安いからと言って粗末にしてはいけない、そんな店です。

超低価格にも関わらず高級店そのままの持てなし。

こんなBARはなかなかありません。





トリスってなんだか懐かしいですよね。
特にワタシの父親世代には懐かしいものだと思います。


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正直、ほとんど飲んだことはありません。

むしろ白黒のテレビCM、アンクルトリスの方が断片的ではありますが記憶に残ってたりします。





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そー言えば、かなり前になりますが、トリスのCMキャラクターである『アンクルトリス』を描いていた柳原良平さんのミュージアムに行った事がありました。



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尾道からクルマで40分くらいだったかな。結構遠いです。




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そこにはトリスバーが併設されていて、『こんな雰囲気のBARで父親世代は飲んでたのか』と思ったものですが....。







レトロではなく、そのまま続いているということ。

そんなBARが中野に佇んでいます。



何だかまた行きたい BAR BRICK。

日本の良きBARです。








BAR BRICK  
中野区中野5-61-3
17:00 - 24:00
日曜定休





柳原良平ミュージアム アンクル船長の館
http://www.ukiuki.co.jp/uncle/

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2009/01/19

肉処 やっちゃん 頂いた命は全て美味しく頂きます 江古田

今回のエントリーは突っ込みどころ多過ぎです。

牛の生肉を食べた話しです。




先日、磯沼牧場で人懐っこい牛たちと戯れたワタシです。


「カワイイと言ってた牛なのに....。食べちゃうんだ?」

突っ込まれそうですね。


もちろん食べます。

人はエゴイスティックな生き物です。







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再び訪問した江古田のやっちゃん。


前回も誘って頂いたみなさん、どうやらmixi繋がりらしいですね。
ワタシはSNSの閉鎖的な感じが好きになれず一応登録はしていますがほとんどアクセスしないので事情がまったくわかりません。

(参照:2008/07/14 気まぐれ肉処 やっちゃん ナマで新鮮な牛を頬張る 江古田





兎にも角にもやっちゃんです。

皆で1つの皿を囲んで美味しく頂きます。




この日、美味しく頂いたもの。




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煮込み。
ボイルしていない生のモツを調理した逸品。





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牛の刺身。
レバー、ハツ、内モモの部位違い、ガツ、センマイ。
なんとも言いようがない美味しさです。





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焼ユッケ。(裏メニュー)
火加減が素晴らしい。甘いです。





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牛モモの赤ワインソース。
やっぱり焼加減が絶妙。腕が良いです。




Beef0887

豚バラと肩ロースのステーキ。






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牛の舌刺し。
素晴らしい鮮度。素晴らしい甘み。






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つくね(ハンバーグではない)。
甘みがしみる。






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つくねの赤ワインソース。(裏メニュー)





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握りはハラミ&ミスジ。(裏メニュー)




実はあまり牛肉が得意ではないワタシ。

でも、ここの肉なら生でも食べれます。


もちろん頂く時は美味しく楽しく。

余すことなく食し、ワタシの血や骨や肉になってもらいます。

美味しく食べて肉になった命を讃えましょう。

人は全て食べもので出来ています。

その事は忘れずにいたいです。

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2009/01/18

don't want to die before drinking it !!

ちょっと前になっちゃいます。




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磯沼牧場に行った1月11日の夜。

山田駅から大急ぎで移動してギリギリで間にあった三軒茶屋uguisu。

この日開かれたryohei64さんのワイン会に参加させて頂きました。



ワインは9本。

1 N.V.Champagne Blanc de Blanc Extra Brut / Domaine Ulysse Collin

2 N.V.Cremant / Julien Mayer

3 Muscat D'Alsace '06 / Gerard Schueller

4 le Verre est dans Le Fruit '03 / Gerard Schueller

5 Bianco '05 / Massa Vecchia

6 Coin Coin Rose '07 / Vinumentis

7 Merlot '03 / la Biancara

8 Savoy Vineyard '06 / Adrian Fog

9 Monthelie '01 / Chateau de Monthelie





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どのワインも非の打ち所がない。と、言うか、すっごく美味しかったです。


2番目に飲んだメイエのクレマンは枯れたリンゴ。
晩秋の枯葉の上に初雪が舞うようなキラキラ感としみじみ感が同居してるイメージ。
こんな感じって悪くないですね。




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3番目のシュレールのミュスカは柑橘系の白い花 とオレンジピール。
日差しが眩しい感じが良いです。1本欲しいですね。

5番目のマッサヴェッキアのビアンコはいつもながら戻ってくるアフターの香りが素晴らしいです。余韻を愉しむワインですね。





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6番目に飲んだアヒルのエチケットのコリンコリン。
キュートなイチゴに納得してると遅れてバナナの渋みもような収斂があって意外とオトナ向きなロゼ。侮れませんでした。

7番目、8番目、9番目の赤はどれも素晴らしい。パーフェクトとしか言いようがありません。



Ryohei0493

でも、やっぱりアンジョリーノ先生のメルローが好きです。
ちょっとでも会った事があると贔屓してしまいます。すみあせん。
人為的ではなく自然に任せただけなのでしょうが絶妙なバランス。痺れました。



この日のホストであるryohei64さんは適当に選んだと言ってましたが始まりから終わりまでなかなか良い流れ。

イイ感じに酔った満月の夜でした。




ryohei64さんのblog  don't want to die before drinking it !!

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2009/01/16

発酵は難しいけど楽しかった チーズ作りを楽しむ会 part4 磯沼牧場

さてさて、チーズ作り再開です。



まずはモッツァレラ。




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約40℃で1時間半ほど湯煎にかけて発酵させていたカードです。




Isonuma40854

このカードを細かく賽の目に切って熱湯に入れます。


賽の目に切ったカードの温度が80℃まで上がり粘りが出たら.....手でニュッと絞って一口大の団子状にしてモッツァレッラの完成です。が....。




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何度も熱湯を交換したのです.....。



残念ながら発酵が不十分でカードが柔らかくなりませんでした。




Isonuma40864

仕方ないので手で丸く握って体裁を整えることにしました。


やはり外気温が低過ぎて上手く発酵しなかったんですね。


逆に発酵が進み過ぎるとお湯に溶けてしまうそうです。

これはある程度熟練が必要なのかも知れません。



なんとか出来上がったモッツァレラはキュッとした本格的な歯ごたえ。もう少し気温が高かったら上手くいったような気がします。






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フェタは大成功。切り分けてお土産に。



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翌日、美味しいサラダになりました。






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フロマージュ ブラン は いつの間にか完成。
これはうっかりしてました。

見ていなかったので作り方がわかりません。
コンフィチュールを添えて美味しく頂いちゃいましたけどね。





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朝、小さなイケメンくんたちが仕込んでくれた焼き芋と、もう1つ、いつの間にか作られていたミルクプリンも一緒に美味しく頂きました。






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パニーロは水気が抜けず完成に至りませんでした。

このパニーロが密かに楽しみだったのでちょっと残念。
強制的に絞ったらダメなんですよね。うーん。




チーズ作りの結果は2勝1敗1分ってとこでしょうか。
この寒さの中では健闘だったとおもいます。


でもワタシ的には大勝利。
フロマージュブラン以外は搾乳からカードを作って口に入るまで体験できましたから。
これはホントに良い経験でした。

搾乳からというワケにはいきませんが、市販の牛乳からフレッシュタイプのチーズを作ることは出来そうです。


モッツァレラは是非ウチで挑戦してみたいですね。
なんだか次は上手くいきそうな気がします。
失敗は成功の元ですから。





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最後に一斗缶の火を囲みながら今日一日を振り返って....。

と、思ったらイイところで小さなイケメンくんが目の前を横切って行きました。


撮り直し。




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火を囲んで良い感じです。




小さなイケメンくんたち、8時から16時までチーズ作りを頑張りました。きっと乳製品が今まで以上に大好きになったと思います。
すっごく寒いし、立ちっぱなしだし、ホントに頑張ったね。




チーズ作りをキッカケに訪れた磯沼牧場は観光牧場でなくホンモノの牛乳を生産する専業の酪農牧場。

都市ならではの創意と工夫でマイナスをプラスに見事に転嫁している、アイデアと夢がある牧場でした。

新宿から40分。一見の価値ありです。



もしも、雑誌 料理通信の昨年の7月号があったら見て下さい。

『インディペンデントな生産者たち』という特集記事で磯沼牧場が取り上げられているらしいです。

ウチもあったはずなんですけどね....。

どこ行っちゃったかな....。





チーズ作りを楽しむ会 part1
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/01/post-90e7.html

チーズ作りを楽しむ会 part2
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/01/part-14f8.html

チーズ作りを楽しむ会 part3
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/01/post-44c4.html




磯沼牧場  http://isonuma-farm.com/

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2009/01/15

牧場ミルク鍋のあったかランチ チーズ作りを楽しむ会 part3 磯沼牧場

さて、チーズ作りを楽しむ会はいったん休憩。



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ランチの準備が始まりました。



この日のメニューは磯沼牧場のミルク鍋とチーズフォンディユ。




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この日の参加者、学生さんたちとお食事番長以外は皆さんチーズスペシャリストか料理教室の先生という盤石の体制。とっても美味しいランチ必至です。



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寒い日の野外活動は体温維持に体中のエナジーを使います。
動物性の脂肪を摂らないと厳しいと思います。




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暖かいミルク鍋を食べるとホッとします。体温が上がったように感じました。






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チーズフォンディユはワインが効いててオトナの味。
堪らない美味しさです。



温かいチーズ鍋は皆さんおかわりです。
熱を摂りたいとカラダがチーズ鍋を要求するんですよね。

少食のワタシですが(ウソかも)おかわりをお願いしました。
なんだか小学校の給食の時間みたい。懐かしい気持ちになります。





ランチを食べながらおしゃべり。



磯沼さんは牛の種類を7種類に増やしたいそうです。

「ホルスタインにジャジーとブラウンスイスを増やしたら3倍楽しくなったから、7種類になったらもっと楽しくかと思う」


現在は牛乳の生産とヨーグルト販売が主な磯沼牧場。

「近い将来、チーズ工房を作ってチーズの生産を始めたい。もう何年も言ってるんだけど....」

いろいろ夢があるそうです。


「大変なのはコーヒーの出し殻とカカオの殻を確保すること。出し殻が出たと連絡が来たら、それだけはどんなに忙しくても行くようにしている」

「街の中の農場が都市圧力に負けない為には環境作りが大切。近隣の理解が得られる環境を作っていかなければ....。」

「またこの地域の農場同士の横の繋がりも大切。この牧場から出た堆肥を近所の農家に使ってもらってることもその1つ」

どんな仕事にも苦労はありますが、牧場は環境作りが大変ですね。






ランチが終わったところで毎週日曜日に開催されている『乳搾り体験』のお客さんが集まってきました。

ここから『乳搾り体験』に参加する皆さんと一緒に乳搾りと牧場見学が始まります。





まずは乳搾り。

母牛のポニョポニョの乳首の付け根を親指と人差し指でキュッと握り、残りの3本の指で搾ります。






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この搾っているのは少し遅れて牧場にやって来た BON BON! FROMAGE の 大和田百合香さん。
大和田さんはフランスでかなりの長期間チーズ農家を訪ねる旅をなさっていたので乳搾りはお手の物。






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番長も搾ります。
少し腰が引けてますね。
ワタシを絞る時とは別人です。


搾ったミルクを『乳液』として手や顔に塗ってみました。

すると手や顔が『しっとり』『スベスベ』ですよ!!

予想以上の効果に参加者一同驚きを隠せません。

顔に塗ったミルクは無香料なバニラアイスのキュートな香り。
とっても素晴らしい『乳液』です。






牧場内を見学。


生まれたばかりの仔牛を見に行きました。




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この子は1月4日に生まれたばかり。





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この子は大晦日に生まれたそう。






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こっちの子たちはもう結構大きくなっています。





次に見に行ったのは牛の放牧場。

搾乳室などの棟がある斜面下の場所から山田駅方向にグッと坂を上ったところ。
宅地と駐車場とゴルフ練習場のすぐ横です。





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羊と一緒に放されています。

この横には他の地主さんの土地があり牧草地として時々利用しているそうです。






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下の方には農家と民家が点在しています。

あらためて街の中にある牧場ということに驚きます。







さて、ここからチーズ作りに戻りましょう。

続きはまた後で。








チーズ作りを楽しむ会 part1
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/01/post-90e7.html

チーズ作りを楽しむ会 part2
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/01/part-14f8.html


磯沼牧場  http://isonuma-farm.com/

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2009/01/14

チーズ作りを楽しむ会 part2 牛乳からカードへ 磯沼牧場

さて、チーズ作りがはじまりました。


この日作るのは....フェタ。パニール。モッツァレラ。フロマージュブラン。


チーズ作りを教えてくれるのはCPAの清田さんという見目麗しき女性です。




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寸胴には約8ℓの牛乳が入っています。

その牛乳を65℃で30分低温殺菌し終わったところから。


低温殺菌が終わって、32℃位が目安の一定温度になるよう寸胴が湯煎にかけられています。

この2つの寸胴はフェタとモッツァレラになる予定の寸胴です。




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モッツァレラ作りは酸度を高める必要があるそう。
スターターとしてヨーグルト(乳酸菌)が30g加えられました。


このスターターは後に添加するレンネットの働きを助けるのが目的。
磯沼牧場チーズ作りを楽しむ会ではスターターとして牧場のヨーグルトを使っています。本来は中温菌だそうです。


ここから更に30分、発酵してもらいます。






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竃にはもう1つの寸胴が火にかけられています。

この寸胴はパニール用。


パニールは原始的なチーズ。
柑橘の果汁を加えるフルーチェ方式。


磯沼さんが近所の道の駅で1袋200円で買って来た橙の果汁を絞ります。



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番長も橙をシバキあげて....否....絞ってますね。





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絞った果汁を加えて加熱します。





それぞれの寸胴が働いている間、石釜で焼き芋をする準備が行われていました。

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今回の参加者で最も若い2人のイケメンが大活躍。
とても上手に芋に新聞紙を巻いてくれました。




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30分くらいして発酵が進んだだろうという事で湯煎の寸胴にレンネットを0.5g加えます。
小さいイケメンたちは興味津々な様子。ジーッと作業を見つめています。


レンネットは仔牛の第四胃にある消化酵素。
これを加えるとタンパク質が固まります。

なんとも不思議なものです、レンネット。




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牛乳の白い色のタンパク質はカゼイン。
牛乳が白いのはカゼインが電気的に反発して浮遊してるからだそう。
レンネットで電気的に反発し合っている関係性を断ち切るとカゼインが浮遊しなくなりやがて固まる。

清田さんが簡単にその仕組みを教えてくれました。



で、カゼインが浮遊しなくなり固まったものがカード。

とりあえずカードを作るために更に35℃で30分発酵。





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カードは指を入れるとボタンの穴といわれる穴があく位に固まりました。





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次はカードを細かく賽の目に切ります。
表面積を増やしてやる事でカードの中にあるホエーが出やすくなります。

また細かい賽の目にすることで熱伝導の効率が良くなります。




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賽の目に切って10分ほどでホエーが出てきました。





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これをザルにあけてカードからホエーを分離します。


ここからいよいよチーズ作りは佳境に入ります。



ですが.....、ここでいったん休憩。

牧場の牛乳をたっぷり使ったランチです。




続きはまた後ほど。







チーズ作りを楽しむ会 part1はこちらです。  

http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/01/post-90e7.html

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2009/01/12

家畜福祉と黄金律 チーズ作りを楽しむ会 磯沼牧場

チーズスペシャリストの尾崎さんに誘われ磯沼牧場へ。

『チーズ作りを楽しむ会』に参加しました。



清水牧場や共働学舎に行ってもチーズを作る所はなかなか見れません。チーズ作りの現場は雑菌を嫌うのでこれは仕方ないんです。
でも、機会があったら1度見たいと思っていたので迷わず参加させて頂きました。




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磯沼牧場は八王子市内にある牧場。
四方を宅地に囲まれている街の中の牧場です。


この日、JR中央線は高架化工事の為、西国分寺-立川間が運休。
磯村牧場へはJR八王子駅からタクっちゃうつもりでしたが予定変更。


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最寄りの山田駅まで、途中の京王片倉駅でホームから富士山を見たりしながら京王線に揺られて行きました。
駅から徒歩5分。

8時ちょうどに牧場に着きました。

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搾乳室の外にあった温度計は0℃。

気象庁のデータではこの時間の八王子の気温は -2.4℃。

最高気温は 6.7℃。寒い日でした。





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牧場ではちょうど搾乳を行っていました。

牛は自ら搾乳室に進み、乳房をシャワーで洗浄してもらってから搾乳です。





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表の竃では近所の大学で食品工学を学んでいる学生さんたちが火を熾していました。





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やがてスタッフと思しきツナギを着た男性が牛乳を火にかけました。

このスタッフと思ってしまった男性が磯沼牧場代表の磯村正徳さん。




磯沼さんの挨拶、牧場の概要、21回目を迎えたこの『チーズ作りを楽しむ会』の これまでの経緯、この日のスケジュールなどを話して頂きました。




この磯沼牧場はホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスの3種類の乳牛を同じ牛舎で飼育しています。




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生まれた時から一緒に育てられてるので身体の小さなジャージーも大きなホルスタインと一緒にしても兄弟のように張り合って草を食んだりするので特に問題無いそうです。

牛舎は狭いながらも自由に動けるような環境で飼育され、24時間好きな時に餌を食べられるようになっています。


餌は4種類の草を混ぜた青草を多く与えるようにしているそう。

牛乳を多く搾るためには濃厚飼料(穀物)を与えたほうが良いそうですが、量よりも美味しさを優先するほうが良いと考えて青草を多く与えるようにしているそうです。



磯沼牧場には畜産や酪農の牧場のアノ匂いがありません。

市街地にある牧場として一番問題になるのは匂いです。
磯沼牧場に行くとコーヒーの匂いがするのです。


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これはカカオの殻。

牛舎はコーヒーの出し殻とカカオの殻が敷かれています。
この問題をコーヒー出し殻の脱臭効果で解決しています。



ワタシの生まれ育った街、世田谷区赤堤には1980年代の中頃まで四谷軒牧場という牧場がありました。

小学校のすぐ近くにあった牧場は学校帰りに生まれたばかりの子牛を見に行ったりしてワタシたち地元の子供達には楽しい場所でした。

その牧場のオーナーだった方は今は地元神社の総代会でワタシのボスだったりします。

何かの会合で四谷軒牧場が今あったら...なんて話になった時に、牧場をヤメた直接の理由は急激に増えた住民からの匂いへの苦情処理に疲れたからだと聞いたことがあります。
匂いは市街地にある牧場には存亡に繋がる大きな問題なんですよね。

この牧場はコーヒーの匂いしかないので全く家畜の匂いは気になりません。これってスゴイことだと思います。



チーズ作りは、火にかけた牛乳を65℃にして30分間殺菌することから始まります。パスツールの発見した低温殺菌です。





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しばらく時間がかかるその間に3種類の牛から搾乳した牛乳を利きます。

この利き牛乳はブラインドでテイスティング。牛の種類を推察してみることになりました。


まずはキララ(361)という名前の母牛のミルクです。

甘みの強いミルク。
余韻が長く、アフターにもう1度甘みが帰ってきます。
ミルキーでコクも強い牛乳です。

ワタシはこの牛乳をジャージー種のものと思いましたがハズレ。
ブラウンスイス牛の牛乳でした。




次に飲んだのはルリ(364)のミルク。

優しい味。
控えめな甘さ。

少し粉っぽい不思議な舌触り。

ワタシはホルスタインと判断しましたが結果はジャージー種。

磯村さんの解説では脂肪分が強いということでしたが、味覚的にはサラサラ感が強かったのでこれは意外でした。

粉っぽい舌触りは皆で何度も味見するなかで牛乳瓶が振られて脂肪球が纏まってしまっていたのかもしれません。




最後にモミジ(341)

ワタシ的にはとてもオイリーに感じた牛乳です。
しかし、とても後味が爽やか。

ブラウンスイスと確信しましたがこれがホルスタイン。

利き牛乳は全てハズレでした。





このホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスのミルクをブレンドしたのが磯沼牧場のオリジナルブランド 磯沼ミルクファーム 『みるくの黄金律


この黄金律(ゴールデンルール)とは欧州を中心に近年提唱されている『家畜福祉』という概念のことらしいです。


『家畜福祉』とは生産性は落ちても動物本来の姿に近い環境で飼育することが味や安全性を高めるということが根幹になっている考え方のようです。


母牛は驚いたりストレスを感じたりするとミルクを出さなくなるそうです。牛にとってストレスのない環境を与えること=美味しい牛乳を牛から頂くことになるそう。
そんな人と牛の良い関係を『黄金律』と言っているようです。



このブレンド牛乳も搾り立てを試飲しました。

驚く事にブレンドしたほうが甘みやコクや旨味が格段に良いのです。
しかも豆乳のような青草の香りが有ってとっても爽やかです。

ブレンドの割合はブラウンスイス20%。ジャージー30%。ホルスタイン50%だそう。
中札内レディースファームの『おもいやり牛乳』以来、久しぶりに牛乳を飲んで感動しました。



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この『みるくの黄金律』は極々少量の限定生産。

これ以外の磯沼牧場の牛乳は東京の地産地消ブランド『東京牛乳』に出荷されています。

東京の酪農でも地産地消が行われているんですね。






やがてミルクが65℃になり、低温殺菌も出来ました。

いよいよチーズ作り。



ですが、またまた前書きが長くなってしまいました。

続きはまたあとで。





磯沼ミルクファーム  http://isonuma-farm.com/

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2009/01/10

花粉 今年も始まりました

既に感じてる方って結構多いのでは.....?


花粉です。



5日か6日あたりから来てますよね。



今週は雨だった昨日以外、くしゃみ連発、目も痒い1週間でした。





例年と同じくらいなんですけどね。



そろそろヘビー級の大物を洗濯しとかないと手遅れになりそう。



なんちゃって減感作療法も急がねば。


闘いの日々が始まります。

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2009/01/09

年賀状 2009

松の内が開けてしまったのでもう年賀状ではないんですけど....。


遅れて届いた分に寒中見舞いではなくて返信したいじゃないですか。


そんなワケで年賀状をアップしちゃいます。


今年もよろしく。


Newyear

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2009/01/08

仕事始め 2009

ウチの会社は創業以来、松の内が開けた8日が仕事始め。


以前は大晦日まで営業してたので、1日から1週間休むと8日あたりに始業がちょうど良かったそう。

今は大晦日まで仕事する事はありませんが(昨年は大晦日にアポが1件ありましたが)その名残だったりします。



そんなワケで今日が始業日です。


とりあえず挨拶回り。

今、ちょっと廻って一旦帰ってきたところです。



明日は雪らしいので今日中に済ませなければ。

午後はちょっと遠くまで行ってきましょう。

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2009/01/07

金萬 旨過ぎ!! ワインとマリアージュする秋田銘菓

またまた、秋田銘菓 金萬 を 頂きました。



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ホワホワとしっかりの間くらいのスポンジに白あんが包まれたお菓子。


一日一善ではなく一日一餡なワタシの好物です。





昨年もお年賀で頂きました。

(参照:2008/01/09 秋田名菓 金萬 とCaneyのロゼ





金萬はどうやら2種類有るようで、昨年の夏に頂いた時のものはビニールパックのものでした。

頂いておいてこう言っちゃうのも何ですが、紙箱入りの方がおいしい。正直、ビニールパックのものは一味落ちます。

(参照:2008/08/17 またまた金萬 28個食べますよ


今回頂いた紙箱入りがベスト。
でも、同じ金萬なのにどうして風味が違うんでしょうか?






この金萬、とってもワインに合うんです。
それも結構酸が強い白ワインにベストマッチ。

ワタシ的には牛乳よりも白ワインの方がマリアージュしてると断言します。



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この日のワインはNAKAZAWA VINEYARDのKURISAWA BLANC。

danchu12月号で北海道大賞と掲載されていた美味しいワインなのですが、金萬に合わせるとワインの印象が無くなっちゃうんです。

今年から始めようと思ってたテイスティングノートは早くも頓挫です。





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朝も昼も夜も 金萬 と KURISAWA BLANC。

すっごく大切に食べたつもりですが、10個の金萬は1日で無くなっちゃいました。

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2009/01/05

IKEAで収納を見比べる IKEA 南船橋

年末に部屋を掃除したりすると、もう少し室内もキッチンも整理したいと思っちゃうもんです。

番長も例外ではありません。



この隙間に収納があれば....。なんてね。




Ikea0455

船橋のIKEAに行ってみました。




季織亭ママは、初めて行ってからすっかりハマってしまい何度も行ってるそうで、この年末にも行ったと聞いたんですよ。

「池屋ってどこ?」って思わず聞いてしまったんですけどね。

IKEAとママさんが結びつかなかった。


そんなこんなでワタシたちも行ってみたワケです。










Dscn0334

2002年までは室内スキー場SSAWSがあったその場所です。


Dscn0323

夏に行くと外気温との温度差でフラフラになりました。
楽しいところだったんですけどね。








さてIKEAです。

買い物が苦手なワタシには手強い広さと人ごみです。




まず、2階のショールームに行って品定め。

これだけで1時間半は必要です。



それから1階に降りて購入となるのですが、そこには雑貨のショールームがあり、そこでも1時間以上(パートナー次第)必要です。





Ikea0457

途中、2階にレストランで休憩。


どこかのスキー場のゲレ食か大きな会社の社食みたい。

最後にレジがあるセルフバイキングでスカンジナビアっぽいプレート。

このプレートは全て1階の食品売り場で売っている食材で出来ています。商売上手です。




再びショールームに行き寸法などをチェック。


ワタシはフラフラ。

番長はギラギラ。

女子の買い物には付き合いきれません。





しかし安いですね。
中国製じゃないのに。





今回は偵察まで。

後日、あらためて購入に来ることになりそう。
その場合は移動がラクな港北の店に行くことになるでしょう。

楽しみなような....憂鬱なような....。





帰りにフロマージェリーAlpageへ。
好きなチーズを幾つか買ってもらいました。

お駄賃にはしゃいでしまうワタシもワタシです。







IKEA  http://www.ikea.com/jp/ja/

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2009/01/04

新春恒例 お雑煮拉麺 季織亭 経堂

新春恒例のお雑煮拉麺。

我がホーム季織亭の正月限定メニューです。





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07年、08年に続き3回目。
恒例になったと言っていいでしょう。

(参照:2008/01/03 新春恒例 お雑煮拉麺 季織亭 経堂

(参照:2007/01/04 初春 お雑煮拉麺で季織亭初め




このお雑煮拉麺に入っているお餅がワタシの今年初めて食すお餅だったりします。



遠くの番長より近くの季織亭。

この日、帰京する番長のお迎えよりも季織亭が優先です。



この日の季織亭は大繁盛。

予約も次々に入りアッと言う間に2階は満席です。



番長も帰宅したようなのでワタシは早めに引き上げることに。


モンドール1個のサバイバル生活もこの日終わりました。

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2009/01/03

サバイバル 2009

モンドール1個のお正月。


サバイバル中です。



ウチのキッチンは番長仕様にチューンされててワタシがイタズラするにはいろいろ制約があって難しいんです。



さすがにスーパーにも行きましたけどね。

手に取るもの皆、添加物てんこ盛りで驚きます。
それっぽくなるように添加物で風味付けしたニセモノばかり。





結局、バゲットを買って来てモンドールと食すことになります。
バゲットも添加物一杯なのでしょうが。





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モンドールの表皮。

わかるでしょうか?

ビロードのような白カビ。

美しいです。

ワインと楽しみましょう。




Montdor0696


でも、ワインが硬くちょっと合いません。
オイリーなぶどう品種のワインにすれば良かったなぁ。

モンドールは熟成が進んでトロトロ。

旨味が強く、それでいてミルキー。

素晴らしいコンディションです。






Montdor0697


と、言うワケで竹鶴のにごりと。


乳酸の感じが良く合います。

竹鶴とモンドールそれぞれのコハク酸がガチな感じで素晴らしい。
モンドールが甘く感じます。






Montdor0699


モンドールのエピセアの香りに合わせるなら....

やっぱり日置桜強力は良く合います。
燗に比べて少し難しい冷やの強力がモンドールで解けます。
よく馴染みます。





そんなこんなでなんとか生きています。


番長がいないうちに買い溜めてあったワインや酒をテイスティングするはずでしたが、不思議なくらい飲みたくなりませんでした。

奪い合う相手がいないと酒もワインもイマイチなもんですな。

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2009/01/01

お正月にビックリ!!

30日、31日と地域活動に集中していたワタシ。

お食事番長は例年通りこの間に帰郷しています。



地域活動を無事終えたのが4時。

実家でお風呂に入って煤を落とし、朝5時半に帰宅。


疲れ果てて眠ることになるはずでしたが、これが寒くて眠れない。

ワタシが帰宅した時間、気温は2℃でした。



結局、明るくなってからもう1度朝風呂して、やっとホッと出来ました。




それからはもう明るくなってしまい眠れませんでしたが、しばらくゴロゴロして疲れを癒しました。



それからお昼頃ですかね。

お腹がすいて暢気な父さんは冷蔵庫を開けるワケです。





おおおっ!!

こっ、これは.....!!




なんという事でしょう。







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ピカピカです。



すっかり掃除されて何も入ってない!!




少し前に『冷蔵庫の中、片付けた方が良いんじゃない?』なんて言った記憶がおぼろげとなく蘇ります。



仕事がとても忙しい番長が冷蔵庫の掃除をするならこのタイミングしかないのは確かなのですが.....。





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野菜室に辛うじてモンドールが1個。


これで番長が帰って来るまでサバイバルです。





新年早々、命の危機です。

やられました!!



予想外の展開にもう笑うしかありませんでした。



やっぱり番長はスゴイなぁ。


やるときは全開バリバリ。

徹底しています。



面白くなってきました。

ワタシは無事に生きられるのでしょうか?



番長が帰ってくるのは3日。

はたしてワタシの運命は......?


どーなっちゃうんでしょ? ワタシ。

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