« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008/12/31

年越し蕎麦 たま庵 下高井戸

甘酒ふるまいの仕込みが一段落。


大つごもりですからね。日本人っぽく年越し蕎麦と洒落込みました。



今年の年越し蕎麦は下高井戸のたま庵。

女性店主が手打ちする店です。




買い物客でごった返す下高井戸駅前市場を通り過ぎ、SEIYUに向かう途中のみずほATMの横にある幅90cmの入口がたま庵の入口。



ドアを開け階段を2階に上がると正面にガラス張りの打ち場。

左右に長細いホールは右側(北側)がオープンキッチン、左側がテーブル席と、2フロアに別れています。

このレイアウトこそこの店の弱点。

奥の厨房からはお客が見え辛く、初めてのお客は右往左往することになります。

しかも、この店には花番さんがいません。
客席と厨房を繋ぐミッドフィルダーがいないんです。

だからタイミングが悪く気付いてもらえなかったら店の人を捜して歩かなくてはいけません。

ワタシは1人でオープンキッチン側のカウンター席に歩いていきました。



さすがに大晦日の蕎麦屋は特別です。
もちろん満席。ごった返しています。

今日のお店は一家総出のようです。

『釜前』は女性店主。

その妹さん(?)が『中台』

お母さん(?)らしき方が『脇中』

店主の娘さんが『まごつき』

店主の旦那さんとバイトくんが一応『花番』

総勢6人で対応しています。



生桜えびのかき揚げと大ざる蕎麦。

もちろん、待つのは覚悟しています。
それでも年越し蕎麦は美味しいものが食べたいです。



やがて生桜えびのかき揚げが揚がりました。
目の前のカウンターで盛りつけられます。


しかし、カウンター上からなかなか降りてきません。

なにやらオーダーミスが有ったらしく釜前が追いつかなかったようです。(オープンキッチンなので全部聞こえてしまいます)

冷めて行くかき揚げ。
茹で上がらない蕎麦。

降りてくるまで10分。
絶望的でした。





Tamaan0448

それでも蕎麦は美味しかった。


開店当初のアマチュアっぽさは無くなり、良い意味で熟れた蕎麦になっていました。

冷めてしまいましたがそれでも美味しかった生桜えびかき揚げ。

この大晦日にこのレベルの蕎麦が近所で食べられたことに感謝しなくてはなりません。




原因は手伝いに来ていた旦那さんですね。

たぶん客商売の経験があるはず。
動きがルーティンになっているのでわかります。


バイトくんがオーダーを取ってくるのですが伝票の書き方がわからなかったらしく厨房に上手く通っていません。

旦那さんは大慌てで確認です。

大声でバイトくんを詰問し、どのテーブルが何をオーダーしたのか聞きます。

次に厨房に何を作っているのか聞いています。

つまり、初めから混ぜっ返すことになります。
始めからお客を見ていれば良かったのに。


お客に背を向けて伝票とにらめっこ。

これが更なる混乱を呼びます。

伝票ばかり見ていた旦那さん、どのお客が何をオーダーしたのか再びわからなくなったようです。

結果、厨房に間違ったオーダーを二重に通したり、種物と蕎麦が合わなくなったり。

その余波を受けたのがワタシでした。


ずーっと見ていたワタシ的にはバイトくんが不憫でした。


キミは悪くないよ。
大晦日に蕎麦を食すという習慣に乗ったおいらが悪いんだ。

そもそも、お客が店に入って来たことすら気付かないレイアウトもダメだよね。




蕎麦のタイミングは悪かったのですが、絶妙なタイミングで運ばれた蕎麦湯はポタージュ系。蕎麦の甘みが圧倒します。

美味しいということは説得力あるんですよね。

大混乱の店内で落ち着かないままの年越し蕎麦でしたが、終い良ければ全て良し。すっかり満足しちゃいました。



大掃除以外のことは終わり。

今年最後の....、新年最初の....、
地域活動 甘酒ふるまい に備えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大つごもりに思う

大晦日というより新年の最初の地域活動になる甘酒ふるまい。

精鋭部隊により正午には準備ができました。




310446


例年通り22時に再び集合です。

連絡はしていません。

でも、皆さん必ず集まってくれるはずです。




15時に仕事のアポがあり会社に戻りましたが、無事に今年の仕事も終わりました。


大掃除だけが出来ませんでしたねー。

まぁ、仕方ない。




今年は密かに 秦 基博 になるという目標を立てていたのですが、何も努力....と言うか、秦 基博 にはなれないです。

来年は実現可能な目標を持たなければと思っています。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/30

季織亭 年末恒例おでん会

月曜日、静岡からたった4時間でトンボ帰りしたワケは。

ワタシのホーム、拉麺 季織亭 年末恒例になりつつある おでん会の為。


皆さんと語らいながらおでんを食べ酒や焼酎を飲み続ける....、まぁお客と季織亭の忘年会というワケです。




急いだ甲斐あって、なんとか19時半に到着。
慌てたのでやはり汗でびっしょりでした。



久しぶりの皆さんと楽しく過ごしました。


おでんと酒類たちの写真がありません。

話しに夢中になってしまい、ほとんど撮ってません。
とても楽しかったので写真には気が回りませんでした。





Kiori0655



11月に行くつもりだった太田酒造場の辨天娘。

シミケン君の差し入れ。


ワタシもお食事番長もどーしても仕事が終わらずキャンセルしちゃったんですよね。鳥取行き。

ホテルは許してくれたけどやっぱりANAはキャンセル料許してくれませんでした。

太田酒造場に見学のお願いをしなかったのが不幸中の幸い。
仕込みで忙しい時期なのでそっと訪問するだけの予定だったのが良かったです。

まぁ、いづれまたチャンスがあるでしょう。





Kiori0659

この日の〆の麺は茶そば。
ただし、そば粉は使っていません。

小麦粉、それも全粒粉の粉で手打ちした麺です。

蕎麦とは違いますがしっかりした麺。
経験に有りそうで無い麺料理です。






季織亭はラーメン屋です。

でも、来年のいつか。ラーメン店という業態と決別し、小麦で打つ麺料理という新しい業態を立ち上げるそうです。

ラーメンというワクに縛られずに新しい麺を表現したいのだそう。



実は11月に某県某村で季織亭が使う可能性がある小麦の種まきが行われました。

もちろんこの小麦は無農薬で育てられます。
上手くいけば来年の夏にはこの小麦で麺が打てるでしょう。

小麦が上手く育ち、季織亭の麺に使えるようにと願っています。



もちろんワタシは季織亭を支持しつづけます。

型にハマらない新しい麺を作ってほしいです。


長い時間をかけお客を育ててきた季織亭。

この店に通ううちに収穫された農産物の素の旨味が利けるようになる方は多いです。

もちろんワタシも育てられた1人です。


そんな季織亭だからこそできる新しい冒険。

とても期待しています。





今年もこだわりのオトナたちを楽しませてくれた季織亭。

年内の営業はこの日で終わり。



新年は3日から。

恒例のお雑煮拉麺が待ってます。




季織亭  http://www.kyodo-suzuran.com/shop/7/25/index.html

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/12/29

今年最後のお出かけ

急用が出来てしまい月曜日に急遽静岡へ。


日曜日の夜に2つの忘年会をハシゴしたので起きるのが大変でした。



この日の静岡は18℃。

バタバタしてたら汗が吹き出て止まりませんでした。




着いてから帰るまでたった4時間。

時間が無くてお食事遠征に出来ませんでした。

ちょっと残念です。

折角の静岡なのに。



でも、トンボ帰りにはワケがあるんですけどね。




Fuji0440


新幹線から富士山を見たら傘雲がかかってたのでカシャっと。



Fuji0441


携帯では良くわかりませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/28

クリスマス再開 ご近所イタリアン Bel Sole へ 

風邪の為に延期されていたクリスマス。
少し遅れましたがなんとか今年も行われました。


今年も荻窪の食堂みたいなご近所リストランテ Bel Sole です。

Bel Soleのメニューは今年美味しかったメニューが勢揃いのおいしいもの祭り。




Bel0423

まず、モッツァレラ。

ボッコンチーニは水牛のモッツァレラ。

この一口大の程よい大きさが重要。

上品ぶって小さく切ると中の美味しいミルクジュースが流れ出てしまいます。
お行儀悪いけど一口に食べるのがジュワっときて一番おいしいです。

勿体ないから切って少しづつ食べちゃうんですけどね。






Bel0425

フォアグラと砂肝のソテー

これについては Bel Sole の blog 荻窪 ベルソーレ Bel Sole より抜粋。


一晩塩と砂糖でマリネして、これからオリーブオイルで、ニンニク、下仁田ネギと一緒に4時間とろ火でコンフィに。

地鶏の出汁で煮た里芋、フォアグラと一緒にソテーし、やはり地鶏の出汁で煮てピューレにしたカブのソースを敷いた皿に盛り付け、上にバルサミコで煮た下仁田ネギを載せて出来上がり。


だそうです。



フォアグラがサクッとソテーされていて美味しいです。

里芋が絶品。地鶏そのものの味なんです。
ホントに一瞬鶏かと思いましたよ。
なのにねっとりした里芋。
やはり焼き面がサクッと焼けているのもポイントですね。





Bel0427

スパゲティ魚介と野菜のトマトソース
いつものBelSoleの味です。しみじみ美味しいパスタ。



パスタがもう1つ。



Bel0426

ゴボウとグアンチャーレを使ったトリュフ風味のカルボナーラ ボッタルガ添え。

ゴボウの土の香りにグアンチャーレの甘み。
ボッタルガとの触媒になっているトリュフはオイルかな?

海の旨味と山の旨味が上手く出会ったパスタ。
旨過ぎ。絶品でした。






Bel0428

岩手短角和牛のカベルネソーヴィニョン煮込み

見栄えは悪いですが美味しいんですよ。

色は凄いのですが優しい味になっています。

添えてある温野菜から水分が出るのがちょっとね。

煮込み自体は牛があまり得意ではないワタシも思わず唸る美味しさでした。

ワインにも良く合いましたね。





Bel0429

安曇野放牧豚のロースト。

最近、いろんなブランド豚が有りますが、食べたことのある豚の中でワタシが一番美味しいと思うのはこの安曇野放牧豚です。

これを食べちゃうと流行の白金豚も霞んでしまいます。

火の入り加減も絶妙です。

この皿は間違いなくBel Soleのスペシャリテと言えますね。
旨味、甘み、香り。最高の1品です。




Bel0430

ドルチェは和栗とリコッタチーズのムース。

エスプレッソのジュレソースがほろ苦くって美味しいです。

ワタシにはもう少し甘みがあったほうが良いかな。
甘さ控えめの方がメタボなワタシには良いのでしょうが。





とにもかくにも今年も Bel Sole のクリスマスメニューを楽しめたのはラッキー。一時は諦めてましたから。


しかし、いくら我がホーム Bel Sole と言えども忙しい24日をドタキャンしてしまい大変な迷惑をかけてしまいました。まったく申し訳ないことでした。

救いはこの年末のBel Soleは連日満席続きだったことです。
今度は代替の予約が取れない可能性大だったのですが、違う日に偶然席が取れてラッキー。
お邪魔した時も満席だったのでホントについてました。




さて、今年も味と話芸でワタシたちを楽しませてくれたご近所イタリアン Bel Sole。

また来年もしみじみ美味しい素朴な味でワタシたちを癒して頂きたいと思う今日です。




新年は4日の夜から営業開始だそう。

皆さんもおせちに飽きたら Bel Sole へ どうぞ。
気取らないご近所イタリアンは気楽で美味しいです。





Bel Sole   http://r.gnavi.co.jp/b072900/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/25

クリスマスイブ延期のお知らせ

この度、ワタシとお食事番長はクリスマスイブを1〜2日遅らせて頂く事になりました。


これは、ワタシ及びお食事番長が日頃の不摂生から風邪をひいているための緊急措置です。

誠に勝手ではありますが、関係の皆様にはご理解とご協力を頂きますよう宜しくお願い致します。


現在は苦手な医者にも行きまして急速に回復に向かっております。
ご迷惑をおかけ致しますがどーか広い気持ちでお許し下さい。


また、無神論者にも関わらず、こんな時ばかり神を持ち出して誠に申し訳ございません。
重ねてお詫び致すと共に、ご理解ご協力賜りますよう宜しくお願いいたします。


なお、大晦日及び正月は予定通り行いたいと思っております。
(年越し蕎麦、甘酒ふるまい、天皇杯、箱根駅伝、ライスボウルには変更はありません)

皆様にも健康にご留意頂き良い新年を迎えられますようお祈り申し上げます。

                          bleu et rouge

                           平成20年12月25日

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/23

神楽坂 Wine ギャラリー gar.net 忘年会

神楽坂の隅っこに夜毎現れるワインの砦。
ワインギャラリー gar.net の 忘年会が今年も盛大に開催されました。


昨年の忘年会ではカラダに優しいワインでも呑み過ぎたらダメという当たり前の事を学ぶことになったワタシたち。

翌早朝に脂汗を浮かべながら乗り込んだ羽田-福岡便で番長共々猛反省したアノ日からもう1年が経ちました。

(参照:2007/12/23 神楽坂 ワインギャラリー gar.net 忘年会





今年の会場は牛込北町の『鼎』という店。

焼酎と焼き鳥の店に筑波よりヴィナイオータ社長とそのワインを迎えて乱暴狼藉をはたらくことになるワケです。




ヴィナイオータのスペチアーレなワインたちが勢揃い。




Kanae0354


抜栓状態で雑然と放置してあるこのワインたちにオータワインの真骨頂が見て取れます。

健康な畑から採れた力強いぶどうでつくられたワインたちは更に天然酵母の力強さを持っています。少しラフな扱いで弱ってしまうようなものはありません。

ワタシたちはワインの扱いなんて気にしないでアレコレ語らいながら楽しく呑めば良いのです。




また、ワインショップなら別の扱いをされる高価だったり低価格だったりするワインが分け隔てなく無造作に置かれています。

ここに集まった皆さんはワインを価格で捉えることはありません。
2000円のワインも10000円のワインも同じ農産物です。
造り手が大切に育てたぶどうの価値は同じです。

グランヴァンとかテーブルワインなんて区別には意味がありません。
同じ価値観を持った仲間たちとワインを語ることが出来るのはホントに楽しいことです。



今年もヴィナイオータのワインたちはワタシたちを楽しませたり支えたりしてくれました。

また、秋に訪問した和歌山のAiDAさんではVinaiOtaストーカーと言う事で大歓迎して頂きました。
ワインも野菜も同じ農産物として美味しく頂けたAiDA。
ワタシ以外のVinaiOtaストーカーの皆さんにも是非足を運んで頂きたいです。関西方面に出張の際はご一考下さい。

(参照:2008/11/28 野性味あふれる野菜たち 話題のイタリアン Villa AiDA 和歌山

(参照:2008/12/03 ランチにも行ってみた 話題のイタリアン Villa AiDA 和歌山






久しぶりに会う方もいて店内の其処此処で話しに花が咲きます。



Kanae0382


ヴィナイオータの扱うワインの中でも特にレアなワインが景品(!!)の大ビンゴ大会。
会場内のテンションが一気に上がります。


途中、矢来美容室(!?)のライブもあり店内の室温は真夏のよう。



アッという間に楽しい時間が過ぎていきました。





この後、一旦お開きになり、二次会は gar.net で。




ワタシ、そこから先の記憶がサクッとありません。



ワイン飲みながら「旨いー」「旨いー」と、「旨い」を連発してたのは確かなのですが、何のワインがどう旨かったかが不明です。

もしかしたら「楽しいー」「楽しいー」と、「楽しい」を連発してたかも。







さて、今年も gar.net はトバシてくれました。



以下、ワタシが参加してblogにアップした gar.net の イベント。



2008/02/26 Angiolino!! Angiolino!! Angiolino!! gar.net1周年 神楽坂


2008/03/03 MAGMA垂直テイスティング 神楽坂 gar.net


2008/05/26 がちんこ ブラインド祭り gar.net 神楽坂


2008/07/01 第1回 クラモチ祭り  北米カルトワイン試飲会 gar.net


2008/11/11 野村ユニソナイト 凄まじく美味しい19本のワイン gar.net 神楽坂


2008/12/08 2つの専門店のマリアージュ Alpage in gar.net 神楽坂






また、店を出て筑波のヴィナイオータ新社屋まで遠足にも行きました。

2008/09/09 イタリアワインの VinaiOta (ヴィナイオータ) さん 新社屋落成記念パーティー 筑波




この他にもワタシが参加出来なかったイベントが数回ありました。

blogには書かなかったけど銀座のヘレンベルガーホーフ試飲会への出張 gar.net 等、出張企画も数回ありましたよね。




そー言えば、ミニコンサートもありましたね。




いやぁ、やっぱスゴイよ、gar.net !!

労力のいることを事も無げに...。
多少なりとも稼げれば良いのだろうけど、どう見てもお金とは縁遠い店だし。



この店に集う皆さんもスゴイ。

gar.netの投げる球をバシバシ受けちゃうし。
守備範囲が広い方ばかりです。


この店に集う皆さんとおつき合いできるのはとても嬉しいことなんです。
また、来年も楽しく語らいたいですね。

また来年も面白いことが待ってる気がします。




新年は5日から営業なのだそう。
ちょっと待ち遠しいですね。
また来年も gar.net を 楽しみましょう。




Wine Gallery  http://blog.livedoor.jp/garnet1009/

Vinai Ota    http://www.vinaiota.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/21

土岐麻子を見に 21:30 Motion Blue 横浜

週末の夜、湘南新宿ラインで横浜へ。



Yokohama0338


赤レンガ倉庫にある Motion Blue 横浜に行きました。

今回のお目当ては土岐麻子。

何を歌ってもPOPになる不思議な声。

鼻にかかった声は2つとない武器。
他の音に埋没することはありません。

土岐麻子 with sembello

土岐麻子(vo)

沖 祐市(p)
田中邦和(sax)
茂木欣一(ds)
[from 東京スカパラダイスオーケストラ]


東京スカパラダイスオーケストラの沖 祐市(p)田中邦和(sax)のユニットsembelloとの競演。
さらにスカパラのdrums茂木欣一を迎え、ベースレスの変則トリオがバックです。

開場が20時。開演が21時半。
働く人が行きやすい時間なのが良いですね。

まずsembelloのインスト曲を2曲。

Raise it All

あと1曲。



土岐麻子登場。

ボブに長いドレス。
60年代のバービーみたい。


Tea for Two

She Don't Use Jelly

Singin' the Rain

The Trolley Song

It Don't Mean a Sing

How Beautiful

Waltz For Debby

Skindo Le-Le

ソリすべり

全部は思い出せません。
曲も曲順もいくつか記憶から抜けてます。


ポップ、ジャズ、ブルーズ、ラテン。

sembelloのアレンジは変幻自在。
1曲の中でもリズムがどんどん変化します。

4ビートを刻んでもソレっぽくならないトリオ。
ベースレスなのが軽いポップを演出します。

前のめりなdrumsの4ビートは、4ビートなのにロックビートみたい。
レギュラーグリップでなくマッチドグリップだし。
アドレナリン出しまくりのイケイケ状態。
オトナのポップというよりはヤンチャなポップです。

She Don't Use Jelly が 良かったな。
ライブの方がピアノが揺らいでズーッと素晴らしい。
グランジ系の曲をラテンにしちゃうなんて!!

Skindo Le-Le も 前のめりなdrumsがハマっちゃっいましたね。
これも素晴らしかった。

ベースレスの余白が乾いた空間を作り、有りがちなジャジィーな音にならなかったのが面白かったです。

来年の2月にもライブするそう。
これは dr、b、g、key の構成なのでポップロックになりそうですね。

しかし、21時過ぎから始まるのは良いです。
20時からでも良いですね。
遅い時間から始まると行きやすくなりますね。





土岐麻子       http://tokiasako.com/

Motion Blue 横浜  http://www.motionblue.co.jp/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/17

気持ちが安らぐ癒しのワイン ローズ 橙 08 四恩ワイナリー

カゼを引いてしまいました。

 

疲れたんですかね。
日曜日に帰宅してから急に鼻と喉がダメに。

 

皆さんもお気をつけください。




さて、その日曜日の話しです。





熊澤酒造訪問から東京方面の電車で帰る皆さんと離れ、1人逆の小田原方面に向かったワタシ。

 

向かったのは鴨宮。

 

日本ワインを愛するワタシ。
この鴨宮に日本ワインを扱う酒屋があるのです。




Kanoya0285

 

 

 

かのや酒店。

 

1度行ってみたいと思ってたんですよ。

 

なにせワタシの敬愛する 城戸さん小布施さん金井さんソレイユさん などのワインを扱っているんです。

 

もう1つ。

 

この店はワタシが最近急に興味を持ち始めたインポーター マキコレワイン を扱っているのも見逃せません。



店内は酒とワインで一杯。

 

通路も運ばれてきたワインのケースが山積み。

 

注意を払って歩かないと崩してしまいそう。危険です。



一番奥にセラーがあったので入ってみたのですが....。

 

一歩踏み入れたところでストップ。
やはりケースが山積みでまったく動けません。

 

足もとのラックにはワインが何の規則性も無い状態で山積みです。

 

その中から先日大阪で飲んで美味しかったマレシャルを探し出しました。





ワタシの行動がよほど怪しかったのかご主人が歩み寄って来ました。

 

こうなったらコッチのものです。

 

日本のワインやビールなどの情報を色々頂きました。




で、ワインを控えめに少量購入。
宅配をお願いして帰宅しました。




で、昨日。四恩さんのケースに入れられてワインたちが到着。

 

カゼ気味では有りますがちょっとだけ飲んでみました。







Shion0310

 

 

 

ローズ 橙 2008  四恩ワイナリー



白濁した 黄色が強いピンク色。



拔栓したては揮発酸が強いのですがすぐにグレープフルーツの香りが広がります。
やがてシナモン、紅玉、遠くにいぶりがっこの香り。

 

ややガスが残り微発泡。

 

スーッとした爽やかな酸とほのかな苦み。

 

爽やかなのに結構旨味や厚みを感じます。







Shion0318

 

 

 

紅玉のリンゴを煮詰めてシナモンとレモンを加えたコンフィチュール。

 

2つに輪切りしたグレープフルーツにそのコンフィチュールを乗せた感じです。




カラダが抵抗するものが全く無く、飲む人を無防備にさせてしまいます。

 

やっぱり甲州は果皮ごと醸すのに向いてると確信してしまう美味しさです。



 

このワインは爽やか。




なにも考えなくしてくれるテンションブレーカー。

 

こんなワインがワタシの『ぬちぐすい』です。





少し忙しいワタシとメチャメチャ忙しいお食事番長がやっと囲んだ22時の食卓。

 

 

 

満員電車に揺られたり、営業車で渋滞にハマったり、締め切りに追われたり。理不尽な要求に泣かされたり...。

 

そんな働く仲間たちにも薦めたいワイン。

 

優しい気持ちが取り戻せますよ。






鴨宮かのや酒店  http://www5a.biglobe.ne.jp/~kanoya/

 

神奈川県小田原市南鴨宮2-44-8
9:00-20:00
火曜日定休




四恩ワイナリー  http://4-wine.net/

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/12/16

敵に塩をおくる 塩はやがて飴に 飴せんべい 飯田屋 松本

永禄11年(1569)1月11日。
武田領であった信濃の国松本に、敵対していた上杉謙信より義塩が届きました。



信濃は天文22年(1553)に武田信玄によって平定され武田領になっていました。

永禄12年(1568)に武田氏が今川氏&北条氏と敵対関係になると武田領に太平洋側からの塩が供給されなくなります。

その武田方に日本海側の越後から届いたのが義塩。
敵に塩をおくるという言葉の由来になった話しです。


このことの後、糸魚川から小谷を抜け松本への道を通って日本海からの海産物が運ばれるようになったそう。

昔、五竜に滑りに行った時に、山のスキー場に塩嶺開発なんて社名を見てとても不思議に思ったのですが、この道が塩の道と呼ばれるようになったことに因んでいたんですね。



敵対する地域でもビジネスチャンスとあらば商売する上杉謙信の強かさをも感じたりもするのですが、素直に美談と受け止めるほうが良いような気もします。

実際、塩に困っていた人々にはとても嬉しいことだったのでしょうね。

その日から塩市という市が開かれるようになり、いつしか塩は飴に転じて飴市となります。

松本に飴の文化があるのはこんな理由からだそう。

今もあめ市は開かれ、来年の開催は1月10,11日です。



またまた前振りが長くなってしまいました。




市内には幾つか飴屋さんがあったりするのですが、観光客としてはなるべく素朴で情緒あふれる飴が欲しいワケです。

着色料や保存料など使ってる飴なんてどこの飴でも良いじゃないですか。近所のスーパーで良いんです。

素朴な飴があったらと思っていたらジュレさんの近くにありましたよ。


いや、ホントは夏にもここの飴を食べていたのですが、ウチに持って帰ってから室温で溶けちゃいましてね。blogには書かないでいたんです。




Iida0227

飯田屋

キレイな店構え。
飴と飴をつかったお菓子だけしかありません。


前回訪れたとき、店に誰もいなくて何度か大声で呼んだんですよ。

そーしたら若い旦那さんが「飴を作っていて気付かなくって」と言いながら奥から出て来たんです。

飴はこの奥で作られてるらしいです。




Iida0298

前回、美味しかった飴『あめせんべい』を購入。

原材料は、上中双糖、水飴、和三盆、沖縄黒糖、特赤糖、餅米、大麦。

着色料はないようです。




Iida0306

サクサクとパリパリの中間のような歯ごたえ。

せんべいと言うほどパリパリではありません。


何度も熱い飴を延ばして空気を入れたのでしょう。

飴せんべいを形どる繊維状の飴の中は空洞になっていて、それが食感をサクッとさせています。

仙台には『霜柱ばしら』というフワフワサクサクの飴があるのですが、『霜ばしら』よりはしっかりした感じです。





Iida0308

味はね....もう幸せな程よい甘さ。

麦芽のような風味を感じます。

いや、やっぱり和三盆ですね。

素朴な飴です。




お茶席で使われることも多いという飴せんべい。

お店の営業時間が短くてなかなか旅行者が買い辛いのが難点。

でも、今に霜ばしらみたいに入手困難になると思います。
スィーツ好きの方なら必食です。





1つだけ問題があるとすれば営業日がはっきりしないこと。
開いてたり休んでたりするんです。
日曜日は閉まっていることが多いのですがこの日は営業していました。
営業時間も短くって夕方には閉店しています。
電話でご確認下さいね。





飯田屋  http://www.iidaya.com/

長野県松本市大手2-4-2
0263-32-1983

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/15

ご町内の皆さんとオトナの遠足 熊澤酒造 茅ヶ崎

ご町内の遠足で茅ヶ崎の熊澤酒造へ行ってきました。



熊澤酒造はお酒とビールを造っている小さな酒造メーカー。

酒、ビール、共に一昨年あたりから評価が高まっています。



特に天青という酒の評価がうなぎ上り。

ワタシ的には天青と相模灘が神奈川県産の酒の2トップと思っています。




JR相模線は乗るとき降りるときにスイッチを押してドアを開けるスタイル。あまり経験がないのでドキドキしながら乗車しました。



Kumazawa0231

2つ目の香川駅から徒歩7〜8分で熊澤酒造。




Kumazawa0247

レストランやベーカリーが併設された遠足向きの施設です。





見学におつき合い頂いたのは社長と五十嵐杜氏。

2班に別れ酒蔵とブルワリーの見学です。





まずは酒蔵の方から。




Kumazawa0241

4.8tのタンクが14本。
ここで500石の酒が造られています。


米は山田錦と五百万石。

水は丹沢伏流水。

米と水だけで造る酒です。




Kumazawa0237

五十嵐杜氏は小さな蔵と言ってましたがもっと小さな蔵(湯川酒造とかです)を見て来たのでなかなか立派な蔵だと思いますよ。(尚子さん ゴメンナサイ)

大まかな酒造りの工程を熱く説明して頂きました。







続いて、ブルワリーに移動。






Kumazawa0253

このブルワリーではホップと麦と酵母と水だけでビールを造っているそう。副原料は使わないそうです。


また酒造免許がビールなので(発泡酒ではない)ベルギービールのように果汁やハーブを加えることもないそうです。




使っているホップは大体8種類。麦も大体10種類。酵母は4〜5種類くらい。

2tのタンクで年間80回から90回の仕込みをするそうです。


レギュラーで造るビールは上面発酵が6種類。下面発酵が5種類。

あとは季節ごとにイレギュラーなビールを造っているそうです。




元々ビールを造り始めたのは酒造りが行われない夏場の仕事を作る為だったそう。

この蔵には出稼ぎさんがいないんです。

酒造りに携わっているのは社員。

夏は休んでってワケにはいきませんよね。

夏はビール。冬は酒。上手い事考えたものです。





工場内のイタリアンMOKICHI TRATTORIAに移動。




Kumazawa0263


ここから試飲と言う名の宴会が始まります。




Kumazawa0265

ビールが4種類と酒が2種。


レストランで使われている野菜も隣の畑や近所で採れたものばかりだそう。

ピザを焼く窯もあって結構本格的です。




お食事番長がいなかったためブレーキがかからず、五十嵐杜氏を捕まえていろいろ酒造りの事を聞き続けました。





Kumazawa0259

正直、飲み始めると食べないワタシ。

ゴクゴク飲み続けちゃって料理にほとんど手を付けなかったのでちょっと勿体なかったですね。



楽しかったオトナの遠足。

たまにご町内の皆さんと小旅行の出かけるのも良いものです。

家族やグループの小旅行に熊澤酒造はお薦めです。




おおっと、宅配を頼んでいた湘南ビールが届きましたよ。

熊澤酒造のベーカリー、茂吉ベーカーのパンと合わせて頂きましょう。






熊澤酒造 http://www.kumazawa.jp/

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/12/09

黒ビールとショコラの会!? ジュレブランシュ 松本

12月7日日曜日、またまた日帰りで松本に行ってきました。


今回は....


KIRIN ザ・プレミアム無濾過『ビアショコラ』発売記念

黒ビールとショコラの会 !!






Stout0189

日本における農家製チーズの一大生産地長野県にあって、農家とワタシたち消費者を繋ぐ『生産地の門番』こと ジュレ ブランシュ(Gelee Blanche ) でのイベントです!!(大げさ?)



今回のこのイベント、黒ビールとショコラは相性が良いはずと、霜田さんが密かに温めていた企画らしいのです。


そー言えば、一昨年だったかバレンタインの頃に神奈川の小さなブルワリー(サンクトガーレンでしたっけ?)がチョコレートビールなんて黒ビールを大ヒットさせたことがありましたね。





今回の黒ビールとショコラの会はゲストが2人。




Stout0191

キリンビールよりビアテイスターの小島さん。

以前ショコラの会でもお世話になった松本のショコラティエ中澤さん。

(参照:2007/02/14 ショコラの会 ジュレ・ブランシュ 松本



地産地消の店 ジュレ ブランシュ で 何故に大手ビールメーカー?

正直そんなこと思ったりもしましたが....。
この会でビールに関するたくさんの知識を得ることになりました。





Stout0193

まずは発売になったばかりのKIRIN Theプレミアム無濾過<ビアショコラ> Alc 5%。

原材料は 麦芽(大麦麦芽 小麦麦芽)、ホップ。



カカオを思わせるチョコレート麦芽を一部使っているというビール。

確かにややカカオを思わせるニュアンスがありますね。

やや酸があり黒ビールとしては軽くて飲みやすく、いかにも大手メーカーのビールといったところでしょうか。

遠くに青い香りも感じるので守備範囲は広そうです。





Stout0196

ショコラはキャラメルサレとハチミツのボンボン。

今回のショコラたちは全て3種類のカカオのブレンドだそう。
ボンボンの中は全てガナッシュだそうです。

塩キャラメルのボンボンは少しミネラル感がビールに勝っちゃうような気がします。ハチミツはなかなか良い感じですね。





Stout0197

KIRIN 一番搾りスタウト

Alc 5% 原材料 麦芽、ホップ



スタウトは本来エール(上面発酵)なのですが、このビールはホントはスタウト(上面発酵)では無くラガー(下面発酵)なのだそう。
なのにスタウトと名付けたのは色が濃くスタウトっぽいから(!?)だそう。ムムム。


因に上面発酵(エール)は常温で発酵を行い華やかなビールになるそう。
一方、下面発酵(ラガー)は低温でゆっくり発酵させる為、やや落ち着いたビールになるそうです。


味わいはピアノの低域をポーンと単音で鳴らしたような感じ(!?)
酸と苦みが有るのだけれども和音的なハーモニーは感じないです。
それが落ち着いた発酵と言うことなのかな。

以前は缶ビールは金属臭いなんて言ったものですが、最近は紫外線の影響を受けない点が評価されているそうで、瓶より缶のほうが劣化が無く良いそうです。






Stout0200

チーズがいろいろ。
ブリアサバラン、ゴルゴンゾーラピカンテ、タレッジョ、ポーター、スキクイーン。

ポーターは今日の為にあるようなチーズ。
黒ビールが浸透していて見た目にも黒いチーズです。
さすがアイルランドって思っちゃいます。

スキクイーンはチーズではなく乳製品かも。
ねっとりした半固形の、ちょうどピーナッツバターみたいな柔らかさ。
乳清を加熱して固めたため黒くなるそう。
脂肪分が強いと感じたのですがMG35%。
ノルウエーの面白い乳製品です。





Stout0202

ショコラはオレンジ、ラズベリー、マロン、アールグレイ。
苦みがやや強いビールにオレンジやラズベリーのボンボンって良く合います。





Stout0205

ウェルッシュラビットというメニューがお出まし。
チェダーチーズと黒ビールにウスターソースを使っているそう。

ウサギ肉の代用としてウェールズに伝わっているメニューだそうで、シンプルでカジュアルだけどなかなか美味しいです。

片手で食べられるので立食のパーティメニューにパクリたいですね。




これらのチーズやウェルッシュラビットが良く合ったのが次のビール。





Stout0207

KIRIN スタウト Alc 8% 原材料 麦芽、ホップ、米、糖類。
フォーリンスタウトスタイル

1932年に発売以来、冬のビールとして発売されていたロングセラー。
2008年8月に製造中止。終売となったそうです。

アルコール度が8%と高いため強い印象を受けるが実際は甘みが強いです。

米や糖類の副原料を使っているからか味わいも薄く単調なんだけど、強いアルコールが巧みにアバタを隠していて上手く仕上がっています。

ワタシは副原料を使うビールを美味しいとは思えないのですが、このビールは副原料をあまり感じない味になっています。

モノのない時代に工夫して造り味をデザインした技術者に敬意を評したい。

既に終売になっているロングセラーを味わえたのはラッキーでした。






ここで一旦リセット。


Stout0208

KIRIN 一番搾り とれたてホップ。

華やかなビール。

でも、副原料のニュアンスを強く感じてしまい薄い味わい。
次のビールを引き立てることになってしまいました。







Stout0211

アンカー オールド フォグホーン Alc 8.9% 原材料 麦芽、ホップ
バーレイワインスタイル

松本に来る数日前、偶然にアンカーのクリスマスラベルを飲んでいたので興味津々。

いかにもアメリカ的な華やかな香りのビール
ミュージカルみたいな華やかさとゴージャス感。

アメリカ産ビールはカスケードホップを使っているのが特徴。
欧州産ビールで使うホップより華やかな香りが強いそう。

二次発酵時にホップを加えるドライホッピングが華やかさを更に演出してるらしい。

ドライホッピングって発酵が終わってから香り付けの為にホップを入れることだそう。
よくわからないけど、中華で鍋の火を止めてからゴマ油を加える感じかな?






Stout0212

ショコラはタブレットと日本酒と抹茶のボンボン。

タブレットはカカオの香りが強くビールに良いです。
何と言うか『ガチ』な感じ。



Stout0213

日本酒と抹茶のボンボンは上品で素晴らしい美味しさ。
しかし、アンカーには少し勿体ない感じになっちゃいました。






Stout0218

いよいよ最後のビール。

グーデン カロルス キュベ ヴァン ド ケイゼル ブルー 2007
(Gouden Carolus cuvee van de keizer 2007)

Alc 9%(ホントは11%あるらしい)
原材料 麦芽、ホップ、オレンジピール、コリアンダー。


2007とヴィンテージがあるビール。

ハーブの香りがあるなって思ったらコリアンダーが入ってましたよ(爆!!
資料をちゃんと見ないから「ハーブの香りがありますねぇ」とかって言ってしまい、かなり恥ずかしい状況に。お調子者でずびばぜん。

ベルギーで良く行うハーブやフルーツで香り漬けしてあるビールは日本では発泡酒扱いですね。

このビールの仕込みは年に1回だけ。カール(カロルス)5世の誕生日である2月24日に仕込むそうです。

濃厚で甘いニュアンス。香りが強くキラキラしています。





Stout0219

合わせたショコラはユズとロゼ。
コーヒー、ベルベンヌ(レモングラス)、キャラメルサレ。

このビールには何でもショコラは良く合います。





Stout0204

この会で向かいに座っていた妙齢の女性は趣味でビアテイスターになってしまったそう。
知識が広く深く凄かったです。
ワタシは5歳児のように思いついたことを片っ端から質問してしまいましたよ。


想像以上に有意義だった黒ビールとショコラの会。

ビールの世界も奥深い。今更ながら思います。




さて、たくさんお土産を頂いて帰京してから毎日ビアショコラとチョコレート。

深夜に楽しんでいます。

今年最後のジュレブランシュもやっぱり最高でした。


来年はどんなイベントを企画してくれるのでしょうか?

期待しちゃいます。





ジュレ ブランシュ  http://love.ap.teacup.com/geleeblanche/ 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008/12/08

2つの専門店のマリアージュ Alpage in gar.net 神楽坂

12月4日木曜日に神楽坂の片隅でとっても楽しいイベントがありました。

フロマージェリー Alpage と ワインギャラリー gar.net

2つの専門店のコラボ企画です。

Alpage がこの日の為に追熟させた絶品チーズを gar.net に持ち込んでワインとのマリアージュを探ろうという試みです。


ショップ in ショップ。

Alpage in gar.net です。


ワタシの好きな店2つのコラボですもん。
行かないワケありません。






gar.netのドアを開けるとモンドールの香りが飛び出してきました。



このイベントでマリアージュを探る気持ち、ワタシには最初からさらさらありませんでした。

Alpage の 森さんが gar.net にいるんです。
この機会にいろいろ聞いてみたいじゃないですか。
こんなチャンスはなかなか有りません。

テーブル席に席を空けて頂いたのですがムニャムニャ言いながらカウンターに陣取っちゃいました。





Galpage0863



この日のチーズは

クロタン ド シャビニョル (Crottin de Chavignol A.O.C.)
山羊乳 固形分中乳脂肪分(以下MG)45%

シャウルス (Chaource A.O.C.)
牛乳 MG 50%

アンジ (Hansi) 
牛乳 MG 45% ゲヴェルツトラミネールのマールでウォッシュ

モン ドール (Mont d'Or A.O.C.)
牛乳 MG 45%

ゴルゴンゾーラ ピカンテ (Gorgonzola Piccante D.O.P.)
牛乳 MG 45%

ブルー ドーヴェルニュ (Bleu d'Auvergne A.O.C.)
牛乳 MG 50% Morin氏熟成

ペコリーノ トスカーノ ブリッロ (Pecorino Toscano Brillo)
羊乳 MG 40-50% キャンティに漬けてある

テート ド モアンヌ (Tete de Moine, A.O.C)
牛乳 MG 51%以上


Galpage0868

これにハチミツや、お馴染みのTrincheroがバルベーラで作ったモスタルダ(絶品!!)を添えてみたりします。






Galpage0864

ワインは....


Malvasia Ultima Messe Fermo Camillo Donati

Pinot Gris Gerard Schueller

Maivasia di Bosa C.S. della Planaegia

Moscato Nicolini

Tocai Friulano La Castellada

Vin Santo Pacina

Recioto Mancato La Biancara

ここまで白。


ここから赤。

Achille Brachetto Il Buonvicino

Spatburgunder Georg Breuer

Sagrantino Secco Paolo Bea

Vin de Liqueur Domaine de la Garance

and more....






例えば

Piccade Pane e Vino

Contadino 4 Frank Cornelissen

etc....



キャッシュオンで、チーズは全て200円。
ワインはハーフで300円から1000円。
激安特価市状態です!!


ワインにチーズを合わせたり。
チーズにワインを合わせたり。

皆さん結構真剣にマリアージュを探ります。




Galpage08699

ワタシは甘めのワインに青カビの塩っぱいチーズを合わせるのが好きです。スイカやお汁粉につかう塩みたいなチーズが良いかな。

甘みがあるチーズには、甘くないけど甘いニュアンスがあるワインが良いような気がします。



ぶっちゃけ、合わないものはありません。
人為的な介入をせず、そのまま造ったチーズやワインはお互い良く合っちゃいます。





Galpage0869

面白かったのはフランクのContadino 4 というワイン。
フランクのワインを知っている方ならわかるでしょうが、アレですよ、アレ。

ところがチーズと合わせるとエレガントな甘みがワインから広がります。

以前、下馬のLaetitiaさんの塩チーズケーキに合わせた時もすっごく良く合ったので、コンタディーノって乳脂肪との相性が特別に良いのかも知れません。

(参照:2006/06/29 ワインを美味しくする塩チーズケーキ Laetitia 東京で2番目(?)に小さいパティスリー





森さんに造り手のことを聞いたり、熟成のことを聞いたり。
また、チーズを扱うようになったあたりの事を聞いたり。

大阪爆食ツアー帰りのgar.net店番タケダにどんだけ食べたのか聞いたり。



アッという間に終電が行ってしまい、タクって帰るハメになってしまいました。
でも、参加して良かった。
メチャメチャ楽しい時間でした。



Galpage0873


夜遅くまでチーズをサーブして下さった森さん。
たぶん、お疲れになった事と思います。
ずーっと立ちっぱなしだったし、ヘンな酔っぱらいばっかだし。
この会に来て頂いたことにホントに感謝です。

また、採算度外視でこの会を開いてくれたタケダに感謝です。
gar.netはホントに素晴らしい。



偶然、ご近所にある2つの名店。
素敵なコラボは必然だったような気がします。
いつかまた Alpage と gar.net のコラボが開催されることを願ってまーす。







Fromagerie Alpage  http://www.alpage.co.jp/

wine gallery gar.net  http://blog.livedoor.jp/garnet1009/ 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008/12/07

またまた つくしのこ 鴨鍋と相模灘 池尻大橋

今回のエントリーは1週間前の出来事です。

時間の経過と共に記憶が曖昧になってしまいました。

でも、自分の為のお食事日記です。気にせず記しておきましょう。







12月3日は 92の扉 の kuniさん に誘われて池尻大橋の つくしのこ へ。

松本のスペシャルな居酒屋 廚 十兵衛(くりや じゅうべえ)の常連さんたちのプチ東京会議です。


今年も松本へは何回も行っちゃいましたね。
たぶん8回くらい行っちゃったかも。

お食事番長なんてワタシが仕事で行けない時も1人で行ってたりするので要注意です。


残念ながら廚十兵衛には今年は1度しか行けませんでした。
居酒屋としては珍しい完全禁煙の店になったので行く機会が増えるのは必至ですけどね。

Kuriya1117

松本で秋鹿や睡龍が燗で飲みたくなったら十兵衛に行くと良いです。







Tukushi0858

つくしのこ は お母さんと息子さんで営んでいる居酒屋。

お母さんの家庭料理と壁1面の冷蔵庫の日本酒たちが楽しめる店です。

しかも、この店も完全禁煙の居酒屋なので居心地は最高です。




Tukushi0855

息子さんの とおるさん は お燗番に花番にと1人で何役もこなします。

全てのお客の面倒を見つつ、お燗の温度は絶妙。酒から官能的なニュアンスを見事に引き出します。


1度訪れたお客はほとんど覚えてしまうスゴイ記憶力の持ち主。
ワタシの知っている範囲では京王プラザホテルのバーテンさんと双璧。いや、それ以上記憶力だと思います。

この日、遅れて入ったワタシを不思議そうな顔で出迎えてくれたとおるさん。
何かな?と思ったら、以前ご一緒させて頂いたI本編集長たちがいないのにワタシが来たので不思議だったそう。

しかも、廚 十兵衛グループと一緒だったので混乱したそうですよ。

何度も行っていないワタシについてここまで覚えてくれているとは!!
どれだけ記憶力が良いのでしょう。





(参照:2008/06/24 つくしのこ 池尻大橋

(参照:2008/07/25 つくしのこ 再び 池尻大橋







Tukushi0857

さて、この日は鴨鍋を食べながら楽しいひと時。

鴨鍋は水分の出る野菜を鍋の下に敷き、強火で加熱すると出来上がり。ゴボウの土臭さと鴨が良く合います。



Tukushi0853

この日初めてお会いしたI夫妻。
ググッと飲んで、パクパク食べて、ゲラゲラ笑って、ホントに初めて会ったとは思えません。
もしかしたら1度くらいどこかで会ってたのかと真剣に思っちゃうくらい楽しかったです。


相模灘冷や、相模灘お燗、房島屋とか飲んだかな?
記憶は曖昧です。

上質の酒たちは会話の脇役としてワタシたちを楽しませてくれました。



この つくしのこ にはいくつか注意事項があります。

1つは前述した店内禁煙。

あと1つ。
お1人様はご遠慮下さい。

理由は人手不足。
母子2人でテンテコ舞いなお店です。
折角来て頂いたお客様なのにお相手が出来ず心苦しいとの事。
(このへんはワタシを誘って頂ければ解決できるかも)


予約も必須だと思います。
いつも満席なので飛び込みは困難です。


楽しい仲間とワイワイやりながら酒を飲むならこの店は最適。

日本酒通でも、あまり飲めなくても、楽しく過ごせる居心地の良い店です。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2008/12/06

遅ればせながらヌーボーです Marcel Lapierre Cuvee Jules

このエントリーも10日遅れです。

味や香りに関する記憶が曖昧です。

まぁ、自分の為のお食事日記なので気にせず記しておきましょう。








ワタシのボジョレーヌーボー解禁は世間の皆さんよりかなり遅い11月24日。

伊丹の空港内にあるワインショップのカウンターで飲んだラパンでした。


このグラシアスというワインショップはなかなか面白い店で、ラディコンやシュレールやオヴェルノワやショサールなんかが普通に置いてあったりします。

ANA側の出発ロビーにあって、ショップ内のカウンターでサッとワインが飲めるので覚えておくと良いです。

ワインショップ グラシアス 
http://www.osaka-airport.com/osaka/00019.html






ホントはかなり前から藤小西に予約してあったりしたのですが忙しくって取りに行けませんでした。配送してもらえば良かったんですよね。


「そろそろ船便が来ちゃいますよ」と藤小西スタッフの某T嬢に言われて、やっと取りに行きましたよ。





Lapierre0838

で、最初に飲んだのが マルセル ラピエール(Marcel Lapierre)のヌーボー。11月30日でした。




Lapierre0849

果実味があってキュートで美味しい....って....なるはずだったのに....。







Lapierre0365

前日の29日にプチコニシで飲んじゃったんです。

ラピエールのスペシャルなキュベ Jules !!





Lapierre0366

Cuvee Jules は第一次大戦の頃に植えられた古い樹のぶどうで醸したヌーボー。

角が取れた丸いワイン。ヌーボーに有りがちなアタックの強さはありません。

香りはキュートなベリーから干したプラム。紫色の花もあったかな。

ミネラル感がなにげに強く、濃い感じではないのですが余韻が素晴らしく長かったんです。

後からジワジワと存在が大きくなるようなワインでした。


この Cuvee Jules がしみじみ美味しかったのでレギュラーのヌーボーがすっかり霞んでしまったワケです。


昨年、追加購入してしまったマルセル ラピエールです。
飲む順番が逆だったら喜びが大きかったと思うのですよ。
ちょっと作戦失敗でした。





今日(12月10日)現在、まだ1本しか飲んでない今年のヌーボー。
今週末には他のヌーボーも飲みたいなと思っているところです。




藤小西 http://www.fujikonishi.co.jp/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/05

パンもやっぱり粉モンです Le Sucre-Coeur (ル・シュクレ・クール) 吹田市

このエントリーも随分前の話しです。

11月23日のことになります。(書いたのは12月9日です)

自分のためのお食事日記なので気にせず記します。






大阪といえばなんと言っても『粉もの』です。

『粉もん』と言う方が良いのかな。

そー言えばコナモン協会なんてありますよね。
(一度、協会の人と出くわしてステッカーを貰ったっけ)



当然、パンも粉モンです。

大阪には驚くほど美味しい店があるので要注意です。




ワタシが好きなのは ル シュクレ クール(Le Sucre-Coeur)というブーランジェ。

2005年の12月以来の再訪問です。

(参照:2005/12/07 『Le Sucre-Coeur (ル・シュクレ・クール)』 大阪






大阪の少し郊外になる岸辺駅から徒歩15分。

大阪に行っても時間的なことからなかなか行けません。




信じられないくらい長い地下道を歩いて行くワケですよ。



Kishibe0203

やっぱり向こう側は見えません。






Sucrecoeur0209



ここのパンは生地が美味しいパン。

派手な演出はない素朴なパンです。

素材が良いのか、しみじみ美味しいです。

手間を惜しまないことも何となくパンから感じます。






この日は

パン・ボジョレー

クレーム・オ・ブール


Sucrecoeur0392

パン・クール




Sucrecoeur0355

マンダリン・マロン

シャンピニオン

ラルドン



Sucrecoeur03555

パン・オ・ゾリーブ



Sucrecoeur0390

プラリネ・パリ


セーグル・マロン・バルサミック

等々。






Sucrecoeur0356

特に好きなのはやはりセーグル・マロン・バルサミック。

バルサミコでキャラメリゼした栗が入ったライ麦のパン。



バルサミコの香り、セーグルの酸味、栗の甘み。
全部が溶け合って甘酸っぱくて美味しいんです。



ホントはショーケースの前でこのパンを探してしまいました。

数年前に食べた時から持ち続けていた印象と実際の大きさが違っていたんです。

もっと大きかったと思ったんですけどね。




お店の方に聞いたら、ちょうど今年も販売を始めたところと教えて貰いました。

もう10日早く来ていたら食べられなかったようですね。

タイミングが良くてラッキーでした。




Quaimontebello0207

さて、前回の訪問と違うのは隣にパティスリー Quai Montebello を出店していたことでしょう。

しかし、生菓子は旅の途中では購入できません。


Quaimontebello0211

イートインも出来るのですが時間がなく断念。

仕方ないのでボンボンショコラのアソートとコンフィチュールを購入しました。



これはまだ食べてません。

ボンボンショコラは生ものなので超ヤバいです。

今夜こそ食べてみなくては。






Le Sucre-Coeur
http://www.lesucrecoeur.com/

大阪府吹田市岸部北5-20-3
06-6384-7901
8:00-19:00
水曜 及び 木曜 定休



Quai Montebello
http://www.quaimontebello.com/

住所はLe Sucre-Coeurと同じ
06-6339-8880
10:00-20:00
水曜 及び 第3木曜 定休

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/04

ワインが楽しい有機野菜のビストロ キュニイット 北新地

またまた、blogが滞ってしまい記憶が風化しています。

今回のエントリーは11月22日の話しです。(書いたのは12月9日です)
まぁ、自分の為に書いてるお食事日記なので気にせず記しておきましょう。



東京ではそろそろ『自然派ワイン』とか『ビオワイン』なんて言い方が気恥ずかしくなってきました。(dancyuが少しそちら側に舵を切ってからかも)

でも、『自然派ワイン』とか『ビオロジック』とか『ビオデナミ』ってキーワードを打ち出したのは新しい購買層を獲得するのに良いアイデアでした。

AOCとか、難しい事を知らなくても簡単に美味しいワインに辿り着けます。ワイン愛好家の裾野が少し広がりました。

一方、日本酒は『燗酒』『生もと』などマニアックなキーワードでコアになるエンスージアストを増やし日本酒愛好家を拡大したような気がします。

底辺を拡大してピラミッドを大きくしたのが『自然派ワイン』
頂点を強固にして底辺を拡大したのが『燗酒』『生もと』
販売量拡大へのアプローチが違うのが面白いです。



大阪は『自然派ワイン』なんて店の前に掲げている店が結構多いです。『ビオワイン』なんて提灯が下がってたりしてる寿司屋もあるそうです。







伊丹の空港から梅田近くのホテルに着いたのは21時半。

ちょっと疲れていたのでホテルから近いキタへ。



最初に向かったのはチーズとワインの店マルシェ。
でも、残念ながらちょっと入れませんでした。




そんなワケで、すぐ近くの Bistro Cugnette へ。

『大阪』『自然派ワイン』で検索して見つけた店の1つです。




因に、こんなポータルで見つけました。

http://eonet.jp/gourmet/sp/meets20/wine/

どのお店も面白そうでしょ?




Bistro Cugnette は重厚なカウンターと4人がけテーブルが4つかな。



「今、片付けますから少々お待ち下さい」

そう言った色黒のおにーさん。



イスを手でポンポンって叩いて

「どーぞ」 って!!

カジュアルな店に確定です。 (^-^;



「当店のワインは普通じゃないんですけど、よろしいですか?」

笑いました。

もちろん望むところです。


ジビエのパテや有機栽培の野菜などを貰ってワイン。



Marechal0197

Catherine et Claude Marechalのワイン。




Marechal01977

Savigny-les-Beaune Blanc 2003

濃い感じの白で、安かったけど美味しいワイン。
結構濃い色だったので赤ワインのように果皮ごと醸したのかもしれません。

メモしなかったのでblogに記せるほど味や香りを覚えていないのが残念。

なにせイスをポンポンだったので軽くみてしまったんですよ。
もう1度集中して飲んでしっかり利きたいワインです。





サービスをしてくれた色黒くんが実はこの店のオーナーソムリエ。

見た目が元ヤンそのものなので大丈夫かと思いましたが、ワインの事になるととても真摯。なかなかの好青年です。


フランスの畑で2年ほど働いていたそうで、畑や醸造など経験に基づく知識が豊富。

薦められるままに頼んだワインにハズレはありませんでした。





お食事遠征の際、気に入った人や店には東京から来た事を告げるワタシ。(気に入らない店では言いません)


この店の色黒くんにも「東京からリストアップして来た」と、言うと、「フランスの畑で一緒だった人の店が広尾にあるので行ってみてください」と、教えてもらいました。



お食事番長が「その店って!? 大和田百合香さんに教えてもらった店じゃない?」


BON! BON! FROMAGE の大和田百合香さんのHPにリンクされてる店ですよ。



「なんだか繋がっちゃったなー」なんて言いながら深夜のミナミへ向かったのでした。







帰京後、大阪事情に強いOさんにその色黒くんの事を話したら


「その彼、じゃがいも君じゃない?」

「えええ!? 知ってるの?」


聞くと色黒くんはマルシェの出身で、マルシェ時代はじゃがいも君と呼ばれていたらしいのですよ。

「じゃがいも君は若かったから独立すると聞いた時は皆で心配したんだよ」



雑居ビルの4階のけっして入りやすいとは言えない店ですがワタシたちが入った時はほぼ満席。心配無用の人気店なんだと思います。




できたら、テーブルクロスを少し綺麗なものにかえて、壁もそろそろ塗り替えて、少しさっぱりさせたら良いような気がします。




少し軽くみたけど、ワインも料理も予想以上の美味しい店。
会話も楽しいビストロでした。
ここは来年にでも再訪問したい店です。






Bistro Cugnette
大阪市北区堂島1-3-16 堂島メリーセンタービル4F
06-6345-0890

18:00-5:00
定休日 日曜 及び 祝日の月曜

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/03

ランチにも行ってみた 話題のイタリアン Villa AiDA 和歌山

ディナー編から時間をおいてしまいました。

(前編はこちら 2008/11/28 野性味あふれる野菜たち 話題のイタリアン Villa AiDA 和歌山

かなり曖昧になってしまいましたが記憶を辿ってみましょう。





Aida0423

前夜の楽しい時間に続き、翌日のランチもAiDAに行ってみました。
和歌山城近くのホテル---タクシー---JR---タクシーで、ちょうど30分。

夜は良くわからなかったのですがAiDA付近の道は結構な交通量。クルマが多くはないけど途切れることもなく通ります。

その道から小さな路地に入るとそこがAiDAです。

町中でもないけど田舎と言えるほど田舎でもない。
微妙なロケーション。
夜の訪問だけではわかりませんでした。



Aida0422

周囲にはイチジクの畑があります。

日が当たるように枝を工夫して栽培しています。
金井醸造さんのシャルドネみたいです。



Aida0403

店の横にある菜園を見てみました。


Aida0416

厨房からすぐの小さな畑はハーブなどを栽培しているようです。


Aida0421

ニンジンやダイコンなどの野菜もありました。
ホントはこの菜園の先にハーブ園があるらしいのですが、その畑には気付きませんでした。



井川直子さんの記事によると自家栽培の野菜と宮楠農園という農家の野菜を使っているそう。

宮楠農園は雑草抜かずに作物と競わせて栽培しているそうで、なんと我が町経堂の東京農大出身だとか。一度行ってみたい場所がまた1つ増えました。





Aida0430

時間は11:30。1番乗りでランチに挑みました。



ランチは3000円と5000円のプリフィックスだったかな?


前夜と幾つかのメニューが似てしまうとのことで、こちらの予算に合わせてメニューを作って頂ける事になりました。

ワタシは中途半端に4000円でお願いしました。
こんなところにワタシが『小さいねー』と言われる所以があります。


お任せランチ4000円です。




Aida0435

ルッコラと黒ダイコンとラルドのピザ。
黒カブだったかも知れません。

軽いピザは粉が美味しい軽い味。
ラルド(豚脂の塩漬け)の塩っけが野菜と合って美味しかったです。

ルッコラは厨房横の畑のものでしょうか。
土の香りが良い感じです。



Aida0437

このメニューが何だったのかが完全に記憶にありません。
何かのハーブのパンナコッタだったか。
ポワロだったかも知れません。

スープにはアワビを使ってありました。
野の美味しさと海の美味しさが絶妙。

フワフワのパンナコッタもスープもとにかく優しい味でした。




Aida0440

牛ほほ肉と芽キャベツのペンネ。

このほほ肉の焼き加減が絶妙。
たぶん焼けた面を削いで真ん中だけを使っているのでしょう。

申し分ない美味しさ。
このシェフのスペシャリテはパスタですね。

この店のパスタを食べるためだけに和歌山に行っても良いと思うほどの価値がある美味しさです。




Aida0441

白金豚のロースト。

お馴染みの白金豚。
軽い味わいの豚です。

脂が軽いのがランチにはちょうど良い....と、思ったらこのボリューム。大変なことになりました。

マンプク王子と呼ばれたワタシ。
食事は試合です。

もちろん完食。
しかし、ノックアウト寸前のボリュームです。



なんの、なんの。

ここから別腹です。




Aida0444

別腹1 自家製ヨーグルトのクレームブリュレ。




Aida0446

別腹2 柑橘のパンナコッタ

柑橘のパンナコッタの果物にかかっているのはカカオと柑橘のコンフィチュール。

コンフィチュールにカカオを加えるって有りそうで無いような気がします。果物をチョコで包むのですからこれはアリですね。





さてさて、夜と昼に行ってみたVilla AiDA。
気付くと店内は満員。

小さな子供を連れたファミリー、友人グループ、母と娘、父と娘、様々な皆さんがカジュアルに楽しむ店でした。




ワタシ的にはこの店のパスタに感動。
そのためだけに和歌山に行っても良いと思うくらい美味しかったです。

また、鴨と牛ほほ肉の焼加減にも感心。
今、思い出しながらヨダレが出そうです。



地産地消の利点は安全と美味しさ。
無農薬や有機栽培でなくても地産地消の農産物ならポストハーベストの心配はほとんどないという話しもあります。

それにも増して有機や草生栽培の野菜を使う安心の店です。


また、ワインも畑や醸造に薬を使わないものばかり。

ここまで安心で美味しい店はなかなかありません。


喫煙可か不可なのかは不明。

ワタシたちが伺った夜と昼の時間は店内満席でしたがタバコを吸う人は1人もいませんでした。

もしかしたら店内禁煙?
たまたま会わなかっただけかもしれませんが。
気分良く食事が出来ました。



是非とも再訪問したいとこのエントリーを書きながら思っています。

次回は夏野菜の季節に来たいですね。

食の神様が再びここに誘ってくれると信じています。






Villa AiDA  http://www.ristorante-aida.com/

0736-63-2227

和歌山県岩出市川尻71-5

11:30-14:00
18:00-21:00
月曜日定休(月曜が祝日の場合は火曜日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »