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2008/10/04

百花蜜の香りのボーフォール Fromagerie Alpage 神楽坂

早朝のチャリ通勤。

無防備だったワタシに風が運んだキンモクセイの香り。


キラキラした甘い香り。
なんだか、苦しいような....、むず痒いような....、何とも言えないような気分。

キンモクセイには若い頃にちょっとしたエピソードがありまして....。

まぁ、トラウマともいったりしますが。

そんなこんなで、この香りには全く抗えません。






香りは不思議です。

視覚よりずーっと深い所に大切に仕舞い込んでる感じ。

大切に仕舞いすぎて、時にはどこにあるのかわからなくなってしまいます。
何かのきっかけで扉が開くと、置き場所を思い出したり、出せなかったり。




そういえば、先日、長く記憶に残りそうな素晴らしい香りに出会いました。




畑で収穫を待つナイヤガラの青くて甘い香りに、山で採れる百花蜜が混ざったような....。



これ、何の香りかわかりますか?




これって、 ボーフォール・シャレ・ダルパージュ というチーズの香りです。


Alp0779

いつもチーズを買いに行く神楽坂のフロマージェリー Alpage
先日行った『初秋のチーズカフェ』で出会った山のチーズです。

(参照:2008/09/18 初秋のチーズカフェ Alpage 神楽坂


もちろん、神楽坂 Alpage のスペシャリテとしてファンにはお馴染みです。

形は、『はじめ人間ギャートルズ』のアノお金みたいな大きな円盤状で(穴は無い)40kgほどあるそうです。

(切り分けられてないボーフォールを見る機会はないので写真はありません)




Beaufort0791_2
(Beaufort Chalet d'Alpage A.O.C.)



青い草の香り、百花蜜の香り、ナイヤガラ(ぶどう)の香り。

新鮮なミルクを感じる優しい味わい。
やわらかくって透き通ったような旨味。

ハードチーズとしては少し弾力があり新鮮なミルク感が強いです。





標高1500m以上の放牧地(アルパージュ)に放牧したタリーヌ牛とアボンダンス牛のミルクで作る大型のハードチーズ。

アルプスの短い夏、牛飼いとチーズ職人が一緒に山に行って、そこで寝泊まりしながら搾り立てのミルクで毎日2回作るそう。


とくにAlpageで扱っているボーフォール・シャレ・ダルパージュは 標高2400mのアルプスの高地で春から夏にかけてつくられたもの。

天候を考慮しながら標高の違う何箇所かの牧草地に牛を連れて歩き、そこに点在する山小屋でチーズを作るそうです。

高地の草花やキレイな空気を連想させる香りは爽やかです。



Alpageさんによると、このチーズを作っている ムッシュ ペレ(ット) はかなり取っ付きにくい人だそう。

最初の印象は『怖かった』そう。 

でも、こちらの熱意が伝わってからはとっても親切にしてくれたそうです。


「手を洗ってから、触ってごらん」と言われ、触ってみた出来立てのチーズは山の夏草の香りがしたそうです。



この香りを失わせない フォロマージェリー Alpage の保存の良さと切り分けの上手さにも感心。

ワタシが知っているチーズの中では傑出した香りのチーズでした。



実はこのチーズ、Algapeが洞爺湖サミットに納め、会食に使われてたりします。Alpageさん、顧客へのメール以外には書いてないかも。
まぁ、洞爺湖サミットってスゴク昔のことみたいに印象薄くなっちゃいましたけどね。


普通の家庭でAlpageさんのコンディションを保つのは難しいと思います。
せっかくなので百花蜜の香りが良いうちに食べた方が良いです。



Beaufort0151

因に、このエントリーを書きながら食べているボーフォールは2006年のもの。
昨日、お食事番長がまたまたAlpageで仕入れて来たボーフォールは2007年産になっていました。



2006年の味を覚えているうちに2007年産を食べて違いを愉しみたいですね。
日曜日に食べちゃおっと。


記憶の深いところに大切に置いておきたいアルプスの夏草の香り。

独り占めしたい素晴らしい香りです。






Fromagerie Alpage http://www.alpage.co.jp/

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コメント

 昨夜ジュレで食べたのと似てるな~。。。
でも違うのかな~。。。
名前を覚えられない私・・・
美味しかったでいじゃん!ってノリはもう止めたいのですが・・・
家の庭の金木犀もいい香りがしてます~♪

投稿: uko | 2008/10/04 10:52

ukoさん、こんにちは。
ジュレさんにもペレさんのではないけど素晴らしい作り手さんのボーフォールはあると思います。
名前はなかなか覚えられませんよね。ワタシも苦手。なんとか覚えるようにしてるのはblogの為だったりします。ukoさんも書きましょうよ。

投稿: bleu et rouge | 2008/10/04 11:16

香り・・・視覚以上に「嗅覚」って、記憶を「ぶわ!」っと引き戻したりしてくれます。
明確な場面が思い出せなくても「この香り、どこかで。。。」と。
今、毎日のようにつまんでいるチーズたちも、
日本に帰ったら普段は食べられないものに。。。
でも、ふっと香って、いつか日本でも出会えるといいなぁ、なんて思ってし合いました。

投稿: まき子 | 2008/10/07 12:01

まき子さん、たぶんこれからしばらくユーロ安が続きます。欧州から輸入するチーズやワインは安くなりそう。ドルは微妙。ユーロの下げ幅次第で、もしかすると少しドル高になるかもしれません。
相対的にでも円高になると消費者であるワタシは嬉しいのですが、いずれワタシの収入も減ることになる予感がするのであまり喜べません。

しかし、女性は香りに敏感で驚きます。同じ生き物と思えないことがしばしば。酒やワインの名前は忘れても香りだけ覚えてたりするのは何ですか? 試飲会の時とか女性の鼻に嫉妬を覚えちゃったりします。 

投稿: bleu et rouge | 2008/10/08 02:04

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