『食事』 は 『試合』 だ!! ご近所イタリアン Bel Sole 荻窪
荻窪のご近所イタリアン ベルソーレ のblogを見たら美味しそうなメニューでいっぱい。
----「北海道産アイガモ」の「心臓」と「手羽」が入荷しました。
心臓はコンフィにしてからキノコとソテーに。
手羽は栗と一緒に赤ワインでコトコト煮て。
共に1200円。
赤ワインと一緒にどうぞ。----
もちろん、仕事帰りにチャリを走らせてました。
このブログではお馴染みのベルソーレはJR中央線荻窪駅近くににあるご近所イタリアン。カウンターが主体の小さな店です。
ワタシはこの店の食堂みたいな雰囲気が好きです。
会社帰りやウチでゴロゴロしてた休日なんかにうってつけ。
Tシャツ短パンでカウンターに座ってゲラゲラ笑ってるオッサンがいたなら、それはワタシです。
最近、良い意味で居酒屋みたいに使う方が多く、ワタシもそんな雰囲気に甘えています。
やはり、Bel Soleのblogから。
----トスカーナ産の羊乳のリコッタチーズが入荷しました。
トスカーナは、羊飼いの盛んなサルディニアから移り住んだ人々が羊を飼いリコッタチーズ、ペコリーノチーズを作っています。
10年前に一度行きまして、出来立てをいただきました。
イタリア人の豆腐だなぁと思いました。
前菜にはオリーブオイルをかけて。
ドルチェにはミックスベリーとカシスリキュールのソースで。----
ワタシは前菜としてオリーブオイルをかけて食べちゃいます。
羊乳のリコッタはとっても爽やかなチーズ。
木綿豆腐とほぼ同じ食感です。
「軽くって美味しいな....」なんて軽く思っていると、甘みと旨味がどんどん増してきます。
爽やかなチーズから濃厚な旨味のチーズに感じ方が変わるのが面白いです。
白ワインと一緒に楽しみましたが赤でも良かったかも。
金井醸造のメルローが合うような気がします。
お食事番長に抜け駆けて行ったBelSole。
1人前のポーションが多いこの店では慎重にオーダーしなければなりません。うっかりするとワタシでも食べきれないことがあります。
飲み過ぎて気絶も苦しいけど、食べ過ぎて気絶もかなり苦しいです。
そんなこんなでハツのコンフィと手羽の赤ワイン煮、どっちにするか迷いました。
時間が遅かったので店内はワタシの他にもうお1人お客さん(ワタシもお客さんなのですが)がカウンターにいるだけ。
そんなタイミングだったのでBelSoleしまシェフから『盛り合わせても....』なんて素晴らしいフリ。
もちろん、ワタシも、もう1人のお客さんも盛り合わせです。
合鴨のハツは鶏のハツとはやっぱり違いますね。
ややジビエっぽい風味。ほっこり&しっかりした食感。
きのこ&和栗と相性ばっちりです。
手羽の赤ワイン煮はフワフワ。柔らかくってとろけました。
ついでにパスタも赤鶏と和栗のリングィーネ。
鶏づくしの夜になりました。
あまりにも美味しかったので2日後にアンコール。
今度はお食事番長も一緒です。
もちろん、トスカーナ産の羊乳のリコッタチーズ。
ハツのコンフィと手羽のワイン煮も。
それと、この日はもう1品。
空知産カナールクロワゼ(Canard Croise)のロースト。
ここでクロワゼについて検索。
合鴨って野鴨とアヒルの掛け合わせですよね。
餌を自分で飛んで探す野鴨=Canard Sauvageと、家畜として世代交代を繰り返した飛べないアヒル=Canard Domestiqueの掛け合わせってことです。
フランス語のCanardって英語ではDuck。
鴨=アヒルと言えるワケです。
アヒルって言われちゃうと『えっ!?』て思っちゃうけど、ワタシたちが普段食べている『合鴨』はほとんどがアヒル(家鴨)。野鴨(=本鴨)がそんなに獲れるワケないです。
カーキ キャンベル(アヒル)の雌とコル ヴェール(野鴨)の雄の掛け合わせのクロワゼは少し小さい鶏で野鴨の風味に近いそう。
まるごと1羽で届いたクロワゼにシェフ魂が萌えたそう。
(しまシェフの場合は『燃える』ではなく『萌える』が正しいです)
頭を落とし、部位ごとに分け、ガラでダシを取って。
全体に山椒を降り、ゴボウとネギのピューレを添えて。
胸、モモ、ササミ、等に分けられたローストはどの部位も旨かったです。
もちろん、野性味のあるアヒルなので焼くとパリッとなります。
その皮が旨いじゃあないですか。
これにゴボウに土の香りと山椒の香りです。
これはまた食べたいメニューです。
やっぱり、抜け駆けて行くより、お食事番長と一緒に行った方が一皿多く食べられて良いです。
最後にはクロワゼのダシで作ったリゾット。
これがなかなかオツで痺れる旨さでした。
この日は、生ビール×2(パイント)。
ラシーヌさんのワインmilleuve×1本。
〆に甘いワインをグラスで貰いました。
これで2人で12000円。
アルコールを除いたら1人3000円ちょっと。激安だと思います。
荻窪にある食堂みたいなイタリアン Bel Sole。
部屋が手狭になっても、自転車に何度もイタズラされても、この街から引っ越さない理由はこの店だったりします。
初めてのデートや、オシャレなリストランテが好きな方には向きません。
美味しけりゃA.O.C.なんて気にしない。
暴飲暴食を反省できない。
食事=試合 だ。
そんな食いしん坊向き。
今年も、実りの秋メニューに期待です。
ベルソーレ(ぐるなび) http://r.gnavi.co.jp/b072900/
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コメント
ニワトリは売っていても、合鴨という概念がないアメリカです。。。
ハツも売られているんですが、血なまぐさくって(汗)。
それでも、どうしても食べたい時は、
生姜やネギをたっぷり入れて醤油で煮込んじゃいます。。。
あぁー、こんな合鴨料理を食べたいです。
話しは全然変わるのですが・・・(というか、これを本当は目的でコメントを(汗))
お願い事があるのです~~~。
ココで書くのも何なので、もし良かったら、
私のメールアドレスにご連絡いただけませんでしょうか。。。
お手数をかけて大変申し訳ないのですが。。。
投稿: まき子 | 2008/10/14 10:23
アメリカならホンモノの鴨が豊富なのでは?なんて空想をしていました。
牛乳に漬けてもなかなか生臭さって抜けないですよね。ショウガやネギの煮込みなら美味しくなりそう。ウチでも試してみたいです。
ワタシも1つ教えて頂きたいことがあります。メールしますね。
投稿: bleu et rouge | 2008/10/14 12:25