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2008/03/03

MAGMA垂直テイスティング 神楽坂 gar.net

メチャメチャ忙しかった2月。
何とか3月を迎える事ができました。
ホッとしていますよ。閏年で1日多かったのが結構効きました。




ちょっと前になってしまいましたが2月27日水曜日、神楽坂gar.netに札幌MARUYAMAYA店長のサノヨーコさんがやってきました。



Magma0151

サノヨーコさんといえばシチリアの醸造家フランク・コーネリッセンと一緒にワインを造っていた方です。

サノヨーコさんの来店に合わせたのか、それともgar.netにサノさんが合わせたのか、どっちかわかりませんが、フランクのワインの試飲会が開催されました。



フランク・コーネリッセンはアナーキーな無農薬主義者。
栽培から醸造にいたるまで人為的な行為を極限まで行ないません。

堆肥も与えず、除草もせず、ボルドー液すら使わずにぶどうを育てます。

醸造はアンフォラという古代ローマで醸造に使っていた素焼きの壷で行います。
木製の樽すら人為的に香りをつける事になると使いません。

もちろんSO2無添加。エトナの天然の酵母に全てを委ねます。



そんなフランクのワインはいつも賛否両論。
素晴らしいワインも造る一方、何とも言いようが無いワインもあり評価困難です。



Magma0144

この日、gar.netに揃ったのは....。

コンタディーノ2&3。
モンジベッロ1&2。
マグマ2の畑違い3種類&3。(ホントは1もありましたが....)



農民の赤と呼ばれるコンタディーノやライトマグマと呼ばれるモンジベッロは低価格なので飲む機会は少なくないのですが、マグマは1本17000円。なかなか手が出ないワインです。

でも、価格とは違うところに手を出し辛いホントの理由があるんですが...。



2や3という数字はビンテージの替わり。

フランクのワインには西暦のビンテージが入ったエチケットがありません。
なにせアナーキストですから法的な事をクリアしていない為、ビンテージも地名も許されていないということです。


コンタディーノは1、2、3と飲んだことがあったので(1はすごく美味しいレモレードみたいでした。2は漬け物の汁。3はお酢でした。)モンジベッロとマグマを垂直テイスティングしました。

(参照:2006/05/30 白州の天然野菜とシチリアの農民の赤 Bel Sole 荻窪)
(参照:2006/06/29 ワインを美味しくする塩チーズケーキ Laetitia 東京で2番目(?)に小さいパティスリー)
(参照:2007/04/07 シチリアの野性派ワイン LA MORESCA 2005)




しかし、正直難解です。

○○みたい....なんて感じで比喩できるワインが無いんです。
フランクのワインはフランクのワインとしか比べられません。




だから.....今回のblog、ここから先はワタシの独り言です。
残念ですが、今回のワインの印象を人様に伝えるスキルを持っていません。
申し訳ありませんがワタシ自身の為だけに書かせて頂きたい。






モンジベッロ1
マグマ3をちょっとキュートにして柑橘の皮に苦みが前に出た感じ。

モンジベッロ2
酸が前に出てコンタディーノ2の延長線上にある感じ。


しかし、なんでこんなに難しい味になってしまうのか....。


ワタシの勝手な想像ですが.......

フランクはSO2を添加せずにワインを造ります。
造ったワインを瓶詰めする際にもSO2を添加しません。
この為、瓶内2次醗酵がおき、シュワシュワに発泡する可能性が高い。

このシュワシュワの発泡がイヤなのでは?


わからないけど、そう決めつけて、更に想像すると.....

糖度が高いぶどうを厳選して、アルコール醗酵しやすくする。
長期間のマセレーション、長期間の熟成期間を設け、醗酵するだけ醗酵させてしまう。

アルコール度数が上がってしまえばそれ以上のアルコール醗酵は止まる。
瓶内で2次醗酵しても醗酵が止まるアルコール度になっていれば品質が安定する。
瓶詰めする際にSO2を添加しなくてもよいことになる。

高いアルコール度数を得るために甘みを犠牲にしたワイン。

全ての装飾をそぎ落とし、ピカソのような抽象的な表現をした骨格だけのワイン。

そう考えると辻褄が合うんですよね。


Magma0174

マグマはぶどうの出来によっては造れない年もあるトップキュベ。

とは言っても、甘みの少ない骨組みだけのワインです。
これがまた非常に難解。



まず、マグマ2の畑違いの3種類。

どの畑にも共通するのは、するどい凝縮感。強い収斂性。手強い酸味。


Magma0148

MAGMA 2 Calderrara
少しだけ優しさがあるような気がする。コレだけトーストの香りを感じます。

MAGMA 2 Marchesa
果実味が強く旨味も強い。コレは他よりコハク酸が強い。

MAGMA 2 Trefiletti
苦みと甘みを等しく感じます。塩分ではないミネラル感が強い。




続いて、MAGMA 3 。

これはフランク臭の塊。青畳にリンゴ酢をこぼし、慌てて雑巾で拭いたらこんな匂いになるはず。
何とも言えない香りだが、結構美味しく飲めるのも事実。

こんな MAGMA 3 なのに違和感無くスルスルと飲めるのが不思議。



さて、ここまで今回のエントリーにおつき合い頂けた方がいらっしゃいましたら感謝です。

今回はいつもにも増して自己満足度大でした。
すっかりスキル不足を露呈することになっちゃいましたよ。

自己主張と自己満足の狭間でワインを造るフランク・コーネリッセン。
やっぱりまだまだ掴めません。

もう一度復習ですかね。
ワタシMっけ無いはずですが、かなり自虐的になってます。


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