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2008/02/26

Angiolino!! Angiolino!! Angiolino!! gar.net1周年 神楽坂

最近、ワタシは純米酒の世界にどっぷりと漬かっています。
もちろん自然派と言われるワインにもどっぷり漬かっていますけど。

アプローチの違いこそ有れ、今、酒とワインはとても距離が近いように思います。



純米酒の世界では、『生もと』と言われる恐ろしく手間とリスクの高い、酵母本来の生命力に全てを委ねる醸造の方法が注目されています。

自然派と言われるワインの世界では、純米酒とは真逆。ぶどうへの人為的な介入を極力減らすことで、酵母本来の生命力に全てを委ねる醸造法が増えています。


酵母の生命力に委ねる。

この原点回帰とも思えることが同じ時代に起こっているのです。







2月22日、神楽坂の片隅にひっそりと佇むワインギャラリー(ワインバーとは言いません) gar.netにて、ちょっと風変わりな試飲会が開かれました。






この店で確信犯的に行われるイベント vinight! ota (ヴィナイト オータ) です。

ワタシの好きなイタリア自然派ワインのインポーター ヴィナイ オータ さん。
リアルワインガイド17号で真っ当なインポーターと紹介されてたりします。
そのオータさんが取り扱っているワインだけを飲んじゃう夜です。


Vinight0106


第4回のこの夜は題してアンジョリーノ カーニバル!!
07年の1月にお会いすることができたベェネトの醸造家、アンジョリーノ・マウレ氏のワインをずらっと並べて楽しむスペチアーレな夜です。

(参照:2007/01/24 アンジョリーノ マウレさんを囲む会 LA BIANCARA試飲会)





ワタシが自然派と言われるワインに目覚めたキッカケは荻窪Bel Sole で出会ったサッサイアでした。

ボルドーやブルゴーニュなどの高価なワインが1番美味しいと擦り込まれていたワタシが、それとは違うロジック、何と言うか....カラダの細胞に染み込むような美味しさが有ると知った最初のワイン。






今回はアンジョリーノのワイン12種類と、彼のお弟子さんダニエーレ君のワイン2種類、計14種類の一気飲みです。


1. Bianco dei muni 2006 Daniele Piccinin
2. Pico 2006
3. Pico 2006 Faldeo
4. Pico 2006 Monte di Mezzo
5. Pico 2006 Taibane
6. Taibane 2000

7. Rosso dei muni 2006 Daniele Piccinin
8. Cana' 2005
9. Cana' 1999 Mag.
10. Tocai Rosso 2005
11. Merlot 2004
12. Melrot 2000 Mag.
13. Recioto di Gambellara 1999
14. Recioto Mancato 1998


Vinight0105

メモりながらテイスティングしようと思っていたのですが、やっぱりオータさんの目の前では気恥ずかしくって出来ませんでした。
でも、今になって後悔しています。
知ったかぶりしながら飲んだワインたちの詳しい味や香り、案の定忘れてしまいました。



1と7がダニエーレ君のワイン。最初のビンテージとは思えないレベルです。
使っているぶどうの種類は違うのにアンジョリーノ先生と似たニュアンス。
生産本数が少ないので一期一会になりそう。

2Pico 2006からは同じPicoというワインです。3から5までのPicoはそれぞれ違う畑で栽培されたガルガネーガというぶどうで造られたワインです。


2の Pico 2006 はSO2無添加。酸が全面に出ていて直線的な味になっています。3から5までの畑のぶどうをブレンドしています。

3の Pico 2006 Faldeo は少し線が細くおとなしい感じです。

4の Pico 2006 Monte di Mezzo は酸が少し奥まったところにあり甘みを感じました。
厚みもあるのでPICOのクリュ違いの中ではリッチな味わいです。

5の Pico 2006 Taibane はタイバーネと言う畑で栽培されたガルガネーガを使っています。

6は5と同じタイバーネ畑のぶどうですが、貴腐菌をつけたぶどうを遅摘みで収穫して造った甘いワインです。

遅摘み、早摘み、甘さこそ違いますが、何と言うか同じベクトル上にある感じ。
同じ畑のぶどうなのだから当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
やはり畑の持つ個性、テロワールがワインの大切な要素なのだと改めて確認できました。

同じ畑のぶどうの貴腐菌付きと貴腐菌無しの飲み比べなんて初めての経験なので興味深かったです。




Vinight0109Vinight0110

この夜、チェイサーはサッサイアのマグナムでした。
もう、とことん飲むしか有りません。



7からいよいよ赤になります。

が、残念ながらここから更に記憶が曖昧です。

10のトカイロッソは甘みが強かったなぁ。とか。

11のメルローはエレガントでリッチだったなぁ。とか。

まったくいい加減なことになってしまいました。

いつものgar.netに集う皆さんとのおしゃべりに夢中になっちゃった。
折角の機会なのにモッタイナイことになってしまいました。オータさんに申し訳ないです。

13のレチョートの美味しさにしびれたのは覚えていますが、どんな味わいだったかは.....。


14のレチョートマンカートは変わってたなぁ。
香りは甘いんですけど味は甘くない。ナゼか強く印象に残っています。

13のレチョートは醗酵の途中で甘みを残して造ったそうですが、14のマンカートは最後まで醗酵させたそう。

酵母が糖をアルコールに変えてしまい15度までアルコール度数が上がっているそうです。結果、甘くないレチョートが出来てしまったそうです。

しかも、2007年までSO2無添加の状態で樽熟成していたそう。
香りの素晴らしさとボディの厚さが印象に残りました。



このレチョートマンカートを飲みながら、なんとなくですが『生もとの酒』を連想しちゃったんです。

『もと』造りでの糖や酵母の関係は、自然派ワインを醸造しているタンクで起きている事と同じなんだなぁ、と。

アプローチは違いますが、『天然の酵母の生命力』に全てを委ねる。

もちろん、醸造技術の裏付けが有ってこそですが.....。大きな原点回帰の流れが出来ているように思います。


そんな今日だからこそ、基準に成り得るアンジョリーノのワインは重要です。



人為的な介入を極力減らし、自然の、酵母の力に全て委ねる。
また、そうすることで、むしろ造り手の個性が際立つ。
そんな事を教えてくれるアンジョリーノのワイン。
純米酒が好きな皆さんも一度飲んでみたらいかがでしょう。




Vinight0111

さて、小さなワインギャラリーgar.netは1週年。

たった1年だけど、いつの間にか大きな流れの中に揺らぐ事がない大切なmilestoneになってしまいました。


Vinight0140

きっとこんな感じの店がこれから増える気がします。
そーなった時、gar.netが今あることの素晴らしさを皆が認識するのかも。




でも、そんな理屈っぽい話しはどーでもイイや。



どこのお店が美味しいとか情報交換したり。
誰かとサッカーや野球の話ししながら各々の贔屓チームにケチつけ合ったり。
ここに集まる皆さんとの楽しい時間がある。
それが1番なのですよ。





gar.net店番タケダのblog  http://blog.livedoor.jp/garnet1009/

ヴィナイオータ       http://www.vinaiota.com/

La Biancara         http://www.biancaravini.it/

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コメント

食の安全も見直されていることだし、スローフードって言葉も定着してきたから、ちゃんと作られたお酒もこれからますます見直されるかな?良いことです。そうあって欲しい♪
ワインは好きだけど、自然派ワインってなかなかお目にかかれません。昔飲んでいた井筒ワイン?くらいかな。甘かった印象があるけど、やっぱり全体的に甘みは強いんでしょうか?

投稿: hirorin | 2008/02/27 06:49

アプローチこそ違えど、日本酒とワイン、確かに似ていると思います。
ワインそのものだけじゃなくて、造り手の顔が見えたりすると、ますますそう思います。
アメリカではビールにハマりつつあるんですが、これも奥が深くてビックリ!!しています。

投稿: まき子 | 2008/02/27 07:48

井筒さんも悪く有りませんが少し文法が古い気がします。
ボーペィサージュの赤白3000円台、小布施さんの1500円位の赤白、城戸さんの白から始めて、金井&旭&四恩にいくと良いかも。昔の国産ワインの印象をまだお持ちならきっと驚きますよ。
輸入ならコスモジュン、ヴァンクール、ヴィナイオータ、ラシーヌ(少し高価過ぎ)、野村ユニソンあたりのインポーターが扱っているものから試すと良いと思います。

ワインに詳しい方なら自然派ワインなんてカテゴリーは元々存在しないと言われるかもしれません。全て自然と。亜硫酸塩も元々自然に発生するから問題ナイと。認識はいろいろです。
でも、無農薬有機栽培されたぶどうで何も添加しないワインの方がワタシには美味しいです。

添加物の入っていない食生活をしていたら益々添加物が苦手になってしまいました。醸アルを添加している酒はもちろん、たとえ著名な先生が著書で紹介しているお墨付きの純米酒であっても米アルを添加していればダメです。ワタシのまわりのオーガニックな人々には同じ感覚を持つ方が結構いるんです。

女性の方が添加物には敏感に反応するようですね。頭が痛くなったり、痒くなったり、ブツブツがでたり。

しかし、大変な世の中です。

投稿: bleu et rouge | 2008/02/27 09:33

まき子さんは新しい世界を楽しんでいるようですね。
羨ましいです。

ビールにこそスゴイ拘りを持った醸造家が必ずいますよ。ホップ栽培から醸造まで家族だけででやってる人とかいそうです。まき子さんなら必ず出会うと思います。類友ってヤツです。

オーガニック方面からアプローチしたら早く見つかるような気がします。変人でもいけるかも。

日本でも米国でも、美味しいものは美味しいし、正しいものは正しいです。何人であってもハートは同じですもんね。

投稿: bleu et rouge | 2008/02/27 09:54

金曜日は入れ違いであまりお話できず残念でした。
こんなにいろんな種類が飲めると楽しめますねー。
月曜日にいったらレッチョートマンカートが金曜より
おいしい気がしました。
bleu et rougeさんは昨日行かれたんですか?
なかなかお会いしないですね。
今度、是非いろんな情報をおしえていただきたいです。

投稿: YUYU | 2008/02/27 11:50

YUYUさん、こんにちは。
さすが事情通ですね。昨夜、復習に行きました。
確かにマンカートは堅さがとれて膨らんだ気がします。
もちろん今夜もあの店の前を歩いて出動です。

投稿: bleu et rouge | 2008/02/27 12:13

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