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2007/10/29

地酒の会 生酛の酒 試飲会 のだや 千駄木

先週の26日の金曜日の夜、千駄木のだやで地酒を楽しむ会が開催されました。



お題は『This is 生酛(きもと)』



『生酛(きもと)』とは酒母(酛)を培養する際に自然から乳酸菌を取り込む古来からの方法。

時間がかかり、腐敗等のリスクも高いので現在は乳酸菌を添加する速醸が主流なのだそう。


しかし燗酒が好まれるようになった昨今、『生酛(きもと)』が見直されるようになり、幾つかの蔵では新たに生酛の酒造りが始められています。



そんな中、生酛造りで評価の高い蔵の酒を集めたのが今回の試飲会です。



燗をつけてくれるのは上石神井の居酒屋『作(ざく)』のりえぞうさん。


あとは、参加者が持ち寄った肴がどっさり。




ワタシは初めて飲む酒たちにドキドキ。





めちゃめちゃシンプルな乾杯の音頭から試飲会は始まりました。



まずは....


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睡龍 純米生もと 16BY
燗は50℃で。

もろみのような香り。
堅い印象。
アタックが強い。



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日置桜 純米生もと 強力 16BY
これも50℃で。

7号酵母を使った酒。
柔らかい印象。
少し線が細い。
おからに合いました。




Kimoto0014

睡龍 生もとのどぶ 18号 18BY
これは少し低め。48℃で。

とにかく辛い酒。日本酒度+20.5。
澱がすごい。
乳酸の香り。
ボディは意外なほど平板。

いつも飲んでいる方は熟成していると言っていたがワタシ的には堅かった。

正直、この酒はどんなメニューとマリアージュするのか想像出来ない。豚肉の味噌漬けかなぁ。




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大七 純米生もと

スマートな酒。
丸い感覚。
川越 小野食品のやや青みがかった特大ざる豆腐に良く合いました。





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小笹屋竹鶴 生もと純米原酒 17BY
少しぬるめの48℃で。

米は雄町。
甘みが強くボディが厚い。膨らむ感覚。
蔵付きの酵母で造られているそう。
香りに木のニュアンス。バナナのような香りも。
常温で飲んだほうがスッキリしてて好きかなぁ。





小笹屋竹鶴 生もと純米原酒 16BY
米は八反錦。
酵母は6号。スモーキーな香り。花の香りも。
アタックが強く17BYより細く鋭い感覚。





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大七 自然酒生もと 1992年
この日飲んだ酒の中で最も洗練されていた酒。
少しボディが薄い。
その割には余韻が長く旨味が有る。




この日飲んだ『生酛(きもと)』の酒に共通するのは醪の香り。
多かれ少なかれこの香りはどの酒にも存在します。


筵で麹を育てる唯一の醤油蔵かめびし屋
そのかめびしの生醤油のようなキシキシ感が有るなぁ。




やはり、酒だけを飲んで楽しいというよりは食中酒として楽しむ方が良いような気がします。


肴は醗酵食品が良いかなぁ。キシキシ感を緩和出来そう。

醤油や味噌を使って甘辛く味付けしたものが良い気がします。
身欠きニシンとかも良いかも。


意外と合うのはチーズ。
堅い酒が多かったからかも知れません。
こってりしたものも良いのかも。



『生酛(きもと)』の酒はこれまでも飲んでいましたが、『生酛(きもと)』と認識し襟を正して飲んだのは初めてだったような気がします。



この日の酒では香りに個性がある竹鶴以外はかなり難しかったです。


香りや旨味に膨らみのある富久長雪の茅舎などの純米吟醸を飲んでいたワタシには香りとボディが平板な『生酛』の酒は難解です。




食中にどんな酒を飲むのか?

課題を突きつけられたような週末の夜。


守備範囲を超えた新鮮な世界。興味とフラストレーションの狭間を彷徨う2時間半でした。


この後、神楽坂の自然派ワインギャラリー gar.net に移動。
終電に乗り遅れるまでワインを飲んでしまいました。

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コメント

のだやの佐藤です。

先日はありがとうございました!!

う~ん、平坦に感じられましたか。


冨久長などのようなお酒の旨みは
とても分かりやすいのですが、
この夜のお酒は、
どれもしっかりと締め、
完全発酵させて造られているので
感じにくかったのかもしれません。

これは私の力不足です。

申し訳ございません。


あと、チーズと純米燗酒はよく合いますから、
色々と試してみてくださいね♪

投稿: れも | 2007/10/29 21:13

生もとビギナーのワタシには戸惑う味の酒が多かったです。ワタシ自身の味覚や嗅覚がもっと良ければ違った印象になったかも知れません。

日頃ワインや焼酎など香りの強いものを飲んでいるので微細な香りは感じ辛いんでしょうね。

1つ言えることは、生もとは飲み過ぎても頭が痛くなったりしないってことですね。翌日楽だったもん。

また、次の機会を楽しみにしています。

投稿: bleu et rouge | 2007/10/30 15:07

私も先日、同じ感想を持って飲んでいたどぶなのですが、その話をまき子さんにしたら、彼女は開けてすぐはまだだめだから、ガムテープで12月とか、11月とか飲みごろ描いて栓に張ってるそうです。
なので、私もお酒置き場の一番後ろに置きました。クリスマスかお正月まで我慢してみようと思います!

投稿: hirorin | 2007/11/06 15:36

昨夜、千駄木のだやさんで4月に抜栓したどぶを飲ませてもらいました。乳酸の甘い香りと辛口のスッキリ感がとても良かったです。やっぱり時間の経過で印象が変わりますね。で、17BYのどぶを買ってきちゃいましたよ。

投稿: bleu et rouge | 2007/11/06 16:49

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