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2007/05/09

再び塩尻 城戸ワイナリーへ ワイナリー見学会 

空腹に負け脆くも崩壊したぶらり各駅停車の旅(?)。



長野に向かったのは塩尻の城戸ワイナリーに行くためでした。
3日4日5日の3日間、ワイナリー見学会があったんです。




2月に城戸ワイナリーを訪れた時は城戸さんが不在で販売のみ。
もう一度行かねばと機会を伺っていたので良いチャンスだったんです。仕事で宿題があったのでかなり迷いましたけど。






ワイナリー見学は城戸亜紀人さん自らの案内で始まりました。



まずは畑から。





ここ桔梗ヶ原はだいたい標高700m。
城戸さんの畑は周りより40mほど標高が高く標高740m。
このため五一ワインさんの畑より5日ほどブドウの生育が遅いそうです。


風がかなり強いことに気付きます。
桔梗ヶ原は木曽から松本への風が1年中吹きぬけるんだそうです。

表土は50cm。掘ると肥沃な火山灰の黒い土が出てくるそうです。






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シャルドネの木はまだ若い木です。


ブドウの木は1本だけ長い種枝を伸ばしています。その長い枝から生える細い枝に2房ブドウがなるように剪定するんだそうです。棚栽培なら100房つくのでその少なさが際立ちます。





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元の木の根本に近いところは新芽を2つ残して短く剪定されています。この新芽は予備枝。次の年にどちらかの枝が種枝になります。


かなり短く切ってあるのですが、ブドウの木は短く切ると強い枝が出るそうです。







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カベルネフランは植えてまだ3週目の木です。








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そのとなりには2年目のシャルドネ。
1mほどに伸びたので30cm位に切ったそうです。

ブドウの木は3年目で実がつくそうです。


下草はケンタッキーブルーグラス。
これを蒔き、ブドウの苗木に成長を競わせるそうです。
この芝はやがてタンポポなどの雑草に変わっていくそうです


1本だけ伸ばした種枝は南北に這わせるのが基本です。こうすると朝日が東から上ってから西に夕日が落ちるまで日があたります。




そのように日をあてる為には畑の形状自体が南北に長さが取れることが必須。




しかし、狭い日本ではそー上手くはいきません。

そんな東西に細長い畑では酸が出ても良い種類のブドウを育てるといいそうです。

城戸さんは東西に細長くなってしまった区画ではシャルドネを育てています。





結果、日があたる南側の果実と裏側の果実では糖度が2度違うそうです。

2度はかなりの差だと思います。

様々な事情を工夫で補いながら日々作業しているんですね。







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メルローは7年目。
このメルロー種は樹勢が強く、色々試した末に枝を2本残すことにしたそうです。こうすることで花振るい(花が受粉せず実がつかないこと)を防げるそうです。






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カベルネソービニョンは果実の生育が遅い木でブドウの収穫前に寒くなってしまうリスクが大きいので桔梗が原では栽培が難しいそうです。
この木だけ上にピョンと伸びているのは枝をワイヤに固定していないからです。水を吸い上げるようになった枝の柔らかさを参加者が体感できるように5本だけ固定しないでおいてくれました。





ブドウ作りをしていて不思議なのはワインは木の性質に似るんだそうです。

メルローは木の育ち方がおっとりしていてワインも柔らかい味になるそうです。

カベルネソービニョンは木自身に野生味があり味や香りもワイルドになりがちだとか。



これからは木の育成を想像しながら飲めます。

ワインの楽しみ方が1つ増えました。





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城戸さんのカベルネフランの横を名古屋方面に向かう電車が走って行きます。





さて、次は醸造所編です。

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