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2006/12/31

打心蕎庵 下高井戸 もち月 の新しい店 代沢

下高井戸の市場内でたった4席(初めは3席でした)の蕎麦屋を営んでいた『もち月』。(参照:2005/12/29 『 もち月 』 自家栽培十割そば 下高井戸 杉並


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今年11月に代沢に新しい店をつくっていたんですよね。


打心蕎庵。

年越し蕎麦を食べに行ってみました。

場所は茶沢通りから森巌寺の信号を曲がって小笹寿司の裏。
静かで素晴らしい環境です。





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立派な店構えに驚きます。


入ってみるとちょうどタイミングが良かったようで空いていました。


大晦日メニューから常陸秋そばと九条ねぎそばを頼みました。



オープンキッチンではないので店主には会えないと思っていたら、一段落したのか奥から出てきました。


いつものようにぎこちない笑顔で挨拶を交わします。



一言二言交わしたところで急に満席になり、表にも人が並び始めました。





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常陸秋そば(中盛り900円)
焼き物の皿に盛られてきます。

そば粉の香りと甘みはさすがです。
それだけなら達磨に匹敵するでしょう。

そば自体は下高井戸時代より幾分ワイルドになりました。




甘みが少ないドライなそばつゆはワタシ好みです。
鰹の香りも蕎麦を邪魔しない程度と思います。
深みがもうひとつかな?少し醤油の酸味がたっているような気がします。
そばから甘みを引き出すのは少し難しいかな?
なにせワタシには 翁 達磨(参照:2006/12/15 翁 達磨 雪花山房 高橋邦弘氏の蕎麦 広島)のイメージがまだまだ残っているので評価は厳しくなっちゃいます。






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九条ねぎそば(1100円)

ねぎの甘みが美味しいですね。
これはクセになる美味しさです。

実は一時期、ここの店主は 季織亭 を手伝っていたことがあるんです。
自分の店が売り切れ終いになってから人手が足りなかった季織亭に来ていたんですよねぇ。だから三軒茶屋の 麺屋 臥龍 は同僚と言って良いかもしれません。

その時、季織亭 と創作した「麦そばに鴨と九条ねぎを合わせた拉麺」を思い出しましたよ。

そば湯は下高井戸時代は一杯づつ手間をかけてポタージュ状態に仕上げて出してくれたんですけど、この客数(30席位だったかな)ではもう無理ですね。


店構えがソレなりじゃないと評価できない人もうなづく店になりました。

あとはサービスの方がもう少し熟れると良い気がします。




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このレベルのそばを続けていけば名店と言われる日は遠くないと思います。

こんどは夜来て下さいとのことなのでまた来ないとね。



打心蕎庵(だしんそあん)
世田谷区代沢3-7-14
03-5431-0141
11:30-21:30 (L.O. 21:00)
火曜定休

店内は禁煙です

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