フェルベールさんの青いトマトのコンフィチュール
そんなこんなで、まだ検査の段階で一向に治療が始まりません。そろそろ今行ってる病院には見切りをつけたほうが良さそうです。
しかし、病気療養を知っている人に原因がわからないと言うと一応に「ストレスだねぇ。」なんて言われるのにも困っています。
「いや、ウイルスが....」
「だからストレスだよ。」
「いや、違うんですけど....」
「精神的な事からなんだよ。思い詰めちゃいけないよ。」
説明するのにも疲れてきました。ワタシはどこを切ってもポジティブ野郎です。悩んだ事なんか一度もありません。
面倒くさいのでなるべく近所の人に会わないようにしています。
おじさん&おばさんって人の病気の話しとかって大好物だからなぁ。きっとワタシを知らない人までワタシの体調が悪い事を知ってると思います。
さて、食欲がイマイチ足りないワタシ。
こんな時こそChristine Ferberさんのコンフィチュールに力を貰いたい。
今年のサロン・ド・ショコラでフェルベールさんのセミナーを受講(参加者50人中男性は3人、ワタシ以外の2人はおそらく製菓学校関係者。オレって凄い!!)した時にフェルベールさんが言った事が記憶に強く残っています。
コンフィチュールとは命を延ばすこと。
果実の新鮮さを延命させること。
アルザスの厳しい冬に備えるために果実を延命させると言っていました。
フェルベールさんのコンフィチュールは少し甘みが強いんです。
それは防腐剤を使わずに保存するのに必要な糖度でつくる為。
また防腐剤を使わない工夫として、フェルベールさんのコンフィチュールは出来立てのまだ熱いうちに瓶の口一杯まで入れて蓋を閉めてあります。中身が冷えるとちょっとした真空状態になってそれが保存を助けます。だから真っ直ぐ持って気をつけて開けないとこぼしてしまう事があるんです。蓋を開けるときは要注意なんです。
果物、砂糖、レモン果汁、リンゴ由来のペクチン。
基本的にそれ以外のものはあまり使いません。
シンプルに作るからこそ果実の命をより感じるのかも知れませんねぇ。
今回、ストックの中から選んだのはTomates vertes d'Alsace et cannelle。
アルザス産の青いトマトとシナモンです。
口に入れると昔のトマトのような青い香りが広がります。
シナモンが少し遅れて香ります。
口の中に果実がほとばしります。
やっぱ美味しいなぁ。
萎びたワタシの身体には何よりの薬です。
実はまだスゴイ数のストックがあります。
全部食べるとなると薬が効き過ぎちゃうかも知れませんねぇ。
誰かに手伝ってもらうには気が引ける微妙な賞味期限だったりするんですよねぇ。
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コメント
体調、早くよくなるといいですね。
私も病気知らずだったのに、最近ボーっとしててどうしようもないです・・寝不足とも言われてますが・・。
でも、まだ食べるものがおいしい!って思えている間は大したことないでしょう♪ね??
投稿: hirorin | 2006/11/02 21:42
hirorinさん、どーもです。
ご心配頂き恐縮です。このエントリーを書いた夜中は調子悪かったんですけど、今朝から突然体調が良くなりましたよ。もちろん本調子ではありませんが病気としては終息期を迎えたようです。原因がわからず終いなのが微妙なんですけどね。来週には社会復帰出来そうな気がします。肝臓がピカピカとわかったのは収穫でした。フフフ...。
投稿: bleu et rouge | 2006/11/02 23:47