メルカード東京農大主催 酒と焼酎の試飲会

長く降り続いた雨がやっとあがった７日土曜日に、メルカード東京農大主催の酒と焼酎の試飲会に行ってきました。

場所は世田谷通りから馬事公苑に入る杉並木にある『食と農の博物館』。

17時からのイベントでしたが仕事の都合もあって18時半からの参加になりました。

主催者のメルカード東京農大は東京農大の鈴木教授が社長になり、web上で農大市場を運営している学生ベンチャー企業です。ここで販売しているカムカムドリンクは結構美味しいのでお薦めです。

さて、試飲会は大盛況。150人位いたでしょうか？　たくさんの参加者でにぎわっていました。

農大生が７割くらい、キャンパス的な自由な空気が満ちています。

今回の参加料はワタシのような一般が1500円、学生さんは無料です。

出品リストには日本酒が44種類、焼酎が7種類とありました。
実際にはリストアップされてないものも幾つかあって何種類あるのかわかりませんでした。

仕込み水も30蔵以上集まっていたと思います。

お酒の方にはたくさんの人が集っていてpowerbookをpatagoniaバックに入れて背負ってる状態で突入するのは危険と判断。仕込み水のほうから幾つか飲んでみました。

『まんさくの花』の日の丸醸造の水はミネラリー、しかしながら柔らかい。

『明鏡止水』の水は甘さが際立っています。

『遊穂』は輪郭がハッキリしています。甘みが強く、さいごにミネラル感が残る。

『黒龍』の水は柔らかいけど直線的。結構ミネラリー。

『初亀』は軽い水。輪郭感がありスッキリした水。

『正雪』の水は女性的な柔らかさが印象的。

仕込み水だけでお腹が一杯になっちゃった。
残り時間が40分位しか無いので駆け足でお酒の試飲にしました。

この時点で『黒龍』『鳳凰美田』『美田』『〆張鶴』等々、幾つかの酒はすでに無くなっていました。無いものは仕方ないので残ってたものの中からジャケ買い感覚で試飲してみました。

『うまからまんさく』　（秋田県　日の丸醸造）　旨辛口純米　日本酒度 8　酸度 1.7
辛口で輪郭がくっきりした酒。酸が強い。余韻が長い。美味しい。

『古酒屋のひとりよがり』　（山形県　富士酒造）　　大吟醸　日本酒度 4　酸度 1.1　
ハーブ香が印象的。

『翠露』　（長野県　舞姫酒造）　純米　日本酒度 7　酸度 1.5　
辛口だけど甘さと酸味がある。藁くずのような香り。

『明鏡止水　中汲み』　（長野県　大澤酒造）　純米吟醸　日本酒度 3　酸度 1.6
華やか。バナナやマスカットの香り。軽い感覚。アタックがある。

『正雪　山影純悦』　（静岡県　神沢川酒造場）　純米吟醸(別選)　日本酒度 2　酸度 1.3
カラメルやバナナの香り。バニラの香りはしないのにバニラを連想できる香り。軽い感覚。輪郭がハッキリしている。

『初亀　べっぴん』　（静岡県　初亀酒造）　純米吟醸　日本酒度 3　酸度 1.3
カラメルの香り。甘み。粉っぽい。

『初亀　秋あがり』　（静岡県　初亀酒造）　特別純米　日本酒度 3　酸度 1.3
やさしい　丸み。酸味は無いけどルバーブジャムの感じ。

『李白　ベゴニア酵母』　（島根県　李白酒造）　日本酒度 5　酸度 1.5
ナッツの香り。　甘みが強い。　喉の奥にイガイガ感。

『富久長　中汲み槽しぼり』　（広島県　今田酒造）　純米吟醸　日本酒度 1　酸度 1.4
良く出来ていてとても美味しい。ナゼか印象が薄い。今回は無かったがこの蔵の八反草という酒米に興味がある。

『庭のうぐいす　ぬるはだ』　（福岡県　山口酒造場）　
アタックは皆無。只々、丸い。

『七田』　（佐賀県　天山酒造）
コアントローを連想する香り。

ホントはまだまだ飲んだんですけど。まあ、こんな感じです。

試飲会の最後に、余った酒争奪じゃんけん大会が行われました。

わたしはじゃんけん大会を背に、密かに仕込み水を２本ゲット。

戦わずして得た戦利品を手に帰路につきました。