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2006/06/23

磯松 飲んでも飲んでも飲み飽きない酒

最近、季織亭でずっと飲んでるお気に入りの酒があります。

Iso021
『無濾過生詰 磯松』

なんと小豆島の酒です。森國酒造という蔵がつくりました。


この酒には飲み飽きない仕掛けが幾重にも施されています。

まず麹米は山田錦なのですが掛米に雄町を選択。
山田錦の酒にありがちなリンゴ香に支配された酒にせず、ボケない輪郭を上手く作っています。

最初に飲んだ時は結構甘い酒だと感じていたのですが、どーも単純に甘いんじゃないんです。

お汁粉や甘酒に塩を少し入れると甘味が増したようにかんじますが、この酒には同じ効果が感じられます。

この酒は少し塩っぱいんです。
たぶん秘密は水にあるんだと思います。仕込み水に塩分があるんだと思います。

先日、御祖酒造の試飲会で杜氏の横道氏は「遊穂には微妙に塩分がある」と言っていたのですが、あちらは塩以外のミネラルを塩っぱいと感じてしまうような気がします。
仕込み水がヴィッテルを柔かくした感じだったので、そう思ってるだけなんですけどね。

磯松にはホントに塩を感じます。

この塩分がやや辛口のこの酒を甘くかんじさせているのだと思います。


磯松は料理に良く合います。
ホントはやや辛口というところがそうさせているのかも知れません。

Iso215
小豆島だからってワケではないんですけどオリーブオイルを、ソテーした女満別 吉田農場のホワイトアスパラに使って食べたら磯松と良く合って美味しかったぁ。

ちょっと苦みがあるイタリア産のホワイトアスパラならさらに美味しい気がします。

和食だけでなくイタリアンにも合いそうな希有な酒。

磯松はそんな酒だと思うんです。

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