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2006/05/21

300石の小さな酒蔵 御祖酒造 遊穂 試飲会

今週の15日(月曜日)にいつもの季織亭で石川県の御祖(みおや)酒造のミニマムな試飲会が開かれました。

御祖酒造は年にたった300石しか出荷しない小さい蔵です。
その蔵から美しい女性蔵元である藤田美穂さんと愛嬌たっぷりの横道俊明杜氏がおいしい酒を持って来てくれました。

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この蔵でつくられる『遊穂』は東京では朝日屋と他に1軒の酒屋でしか扱っていません。

関西へ出荷することが多いようですが、なにしろ300石ですからねぇ。その出荷量たるや推して知るべしなんですよねぇ。

そんな『遊穂』を今年になってから何度か季織亭で飲んでいて興味があったんです。

今回は緊急試飲会なので、夜な夜な季織亭に集ういつもの方々とのプライベートな試飲会になりました。

いろいろ楽しく飲んだ酒の中から印象に残ったもの....


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『遊穂純米吟醸 山田錦50%』
よくある山田錦のリンゴ香とはちょっと違って、ほのかなバナナ香を感じます。フルボディといって良いでしょう。ほろ苦さがあり、それから和三盆糖のようなサッパリ感のある強い甘みを感じます。余韻は短い。

『遊穂純米吟醸 山田錦美山錦55%』
香りが華やか。余韻がとても長い。 


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『遊穂山廃純米 参考出品』
山廃としては酸味は優しく、甘さとの調和が良い。余韻は短い。
また燗にすると酸味が解けて甘さが広がります。

『ほまれ純米吟醸 五百万石』
少し広がりがあるミディアムボディ。少し水っぽい感じのグラニュー糖のような甘さ。ほのかな苦み。余韻は短い。

『ほまれ大吟醸』
優しい甘みとキレが同居。しかしながら甘みに膨らみがある。
余韻はやや長い。水に微細な塩分を感じる。
ボディに厚みがあり芯に苦みがある。

『能州乃露』
甘みと酸味がとても強い。
和三盆のような甘みを長い余韻の中に感じる

爽やかで強い甘みの後、ほのかな苦みがあり最後に少しキレる。

こんな感じがこの日飲んだ御祖酒造の酒に共通するイメージでした。

有りそうで他に無い、only oneの酒。

まだまだ色々作っているそうで楽しみです。
期待しちゃいます。

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コメント

当方もようやく記事をアップしました。
bleu et rouge さんがアップしたからそれを見て書いたのではありませんが、編集途中で気づいたのでお酒の事はリンクして省略させていただきました。(シメシメ(^^♪)
トラックバックさせてくださいね。

投稿: パンダごはん | 2006/05/22 00:54

ずっとサボってばかりのblogを気にかけて下さって有り難うございます。楽しい試飲会でしたねぇ。
今週、来週と試飲会続いちゃいます。体調整えましょうね。

投稿: bleu et rouge | 2006/05/22 12:29

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» 季織亭 プライベート利き酒会 [新パンダごはんの窓]
日本酒の利き酒会が5月15日に季織亭2で行われた。 蔵元は石川県のわりと小さな蔵の御祖(みおや)酒造。女性の専務と能登杜氏の横道さんが日本酒10本を持って来ていた。 横道さんはこの度、第102回能登杜氏自醸清酒品評会最高賞を取ったばかり、大阪出身の40代のお若い杜氏さんだった。 専務さんもお若い女性専務で、経堂育ちの2年ほど前は東京で会社勤めをしていた方。 事前にこの御祖酒造の原酒生酒の「遊穂」を飲んでいたので、お二人に会うのがとても楽しみだった。 私が呑んだこの原酒(右の写真... [続きを読む]

受信: 2006/05/22 00:56

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