『Le pilier (ル・ピリエ)』 玉造 (閉店しました)
大阪ではパン屋さんの他にも2つの店にいくことができました。
しかし、選び方がいいかげんだったんです。でもいいかげんな選択が実は大当たりだったりするんですよねぇ。
テレビ&雑誌やwebで見たり調べたりした中から、琴線に触れたお店を20件位ポケットサイズの大阪の地図に店名と営業時間だけ書き込んで、その中から時間的に移動可能なところに行ってみるという方法をとりました。
店名から業態が推測出来そうな気もしたのですが、出発前夜に慌てて書き込んだのが良かったのか悪かったのか、曖昧な記憶のおかげでシャッフル状態になってしまいました。
結果的には pen12/1号の女性シェフの特集ページで、向かい合って書かれていたお店2件を選ぶ事のなったんです。この2つのお店が面白かったのでラッキーでした。
ランチに行く事が出来たのが『Le Pilier (ル・ピリエ)』。大阪環状線玉造駅から徒歩10分。
新進気鋭の美しい女性シェフ、石田有巳さんのビストロです。
ランチは1000円と2000円の2コースです。
2000円のコースはプリフィクスでいくつかのメニューの中から2品選択します。
私はチーズのキッシュと鴨のローストの2品選びました。
まずカボチャのポタージュスープが来ました。
めりはりの効いた味です。塩加減とカボチャの甘みが程よく美味しい。
チーズのキッシュはお皿にサラダと一緒に乗せられてきました。
キッシュなんて大抵つまんないものだったりすることが多いのであまり期待してなかったのですが想像以上に美味しくいただくことができるものでした。
タマネギの甘さとチーズが良く合いました。
鴨のローストは、付け合わせの茄子を皮を剥いてから煮詰めた際の煮汁をそのままソースにしたもので食べました。すっきりした甘みとハーブの香りが絶妙でした。
デザートに蜂蜜の香りが堪らないアイスクリームと堅いカリカリした食感が楽しい柿をキャラメリゼしたものがでました。
これにエスプレッソを頼んで2000円。安いなぁ。
3000円で良いんじゃないかと思いました。
オープンキッチンのなかでテキパキ仕事するシェフの料理は、ケレン味の無いハツラツとした大胆だけど繊細な味でした。
たまに調理しながらチョット後ろを振り返りミネラルウォーターを一口飲むのですが、その仕草が色っぽいっのも何だかイイんですよ。
夜はアラカルトで、何人かでお皿を分けながらワインを楽しむカジュアルなビストロなのだそう。
実はこのランチもワインを飲まずにはいられない味でガマン出来ずにカプカプ飲んじゃったんですよ。
この店、東京に有ったらイイなぁ....。
Le Pilier
大阪市天王寺区清水谷町1-2 メゾン新大和1F
06-6762-1802
2006年末に閉店したそうです。
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