横浜トリエンナーレ2005
個人的にblogの師と仰ぐ『あおひーさん』お勧めのアートイベント『横浜トリエンナーレ2005』に最終日の18日に行ってきました。
ホントは『あおひーさん』のように何度も来たかったのですが、週末の度に何か都合がつかず遂に最終日になってしまいました。
このアートイベントにキュレーターとして参加している芹沢 高志さんの活動にはアートに疎いワタシの好奇心をもくすぐるものが多いのです。
最初に感銘を受けたのは1990年に新宿と四ッ谷の間あたりにある東長寺の地下講堂にあった P3 Alternative Museum, Tokyo というスペースで行われた企画展。インゴ・ギュンターさんの『ワールド・プロセッサー』というもので、その後も『エクシビション・オン・エア』、三上晴子さんの『パルス・ビーツ インフォメーション・ウェポン3』『WORLD MEMBRANE 地球の被膜』や『難民共和国 Refugee Republic』等、様々な企画展に通っていました。
アートと情報が密接に関係を持っていることが企画のテーマになっていることが多く、学校美術しか知らなかった私には新鮮だったのです。
P3 art and environment (P3 Alternative Museum, Tokyoから改名)が東長寺から無くなってしまった後も芹沢高志 P3 art and environmentさんが総合ディレクションを行い2002年に帯広で行われたアートイベント、とかち国際現代アート展『デメーテル』に行ってみたりしていました。
その『デメーテル』にアーティストとして招聘され、訪れた人が大興奮した乗れる木馬作品を作った川俣 正さんが総合ディレクターを勤めているこのイベントもどーしても行ってみたかったので18日はとても楽しい1日になりました。
基本的に会場内は撮影禁止ですが、幾つかのものはアーティスト本人が撮影を許可してたりします。そんななかからいくつかを紹介。
強風の海上での現代音楽コンサートは何艘もの船にミュージシャンを乗せてそれぞれが共鳴しあうように演奏します。岸から大声で声援を送る人もいるので、そのノイズも音楽の1部として受け入れるのが楽しむコツ。強風に煽られ船同士がぶつかりそうになる!?など大迫力。
バケツで水を撒いたところを我先にチョークでなぞっていくパフォーマンス。
食べたものの1部。アジアンシチューオムレツ、スープニョッキ、ハッシュドチキンパスタ。
イベントの雰囲気はココなんか見ると良くわかるかな?
インゴ・ギュンターの『環太平洋』が凄かったなぁ。
昼の環太平洋と夜の環太平洋の断面が発光するオブジェとして4Bの壁にほぼ一周回してありました。
最初は気付かなかったんですけど、何度もウロウロしてたら「アレ!?」って....。
あおひーさんお勧めの奈良美智さんの作品はその一角だけが異質な空気に満ちていて楽しかったです。
すっかり感化されて奈良さんの犬を2匹連れて帰ってきてしまいましたよ。
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コメント
TBありがとうございました。
かなり濃密な時間を過ごされたようですね、よかったよかった。
アートサーカスというコンセプトは大成功だったと思います。わくわく出来る自分に出会えたことが一番の幸せですね。
投稿: あおひー | 2005/12/19 22:38
いやぁ、楽しかったぁ。
とてもじゃないけど1日じゃ足りないですね。
何度も行ったあおひーさんにジェラシー感じてますよぅ。
投稿: bleu et rouge | 2005/12/20 00:22