石田屋 黒龍
季織亭から宿題をもらってしまった。
『石田屋』について書けって言うんですよ。
うーん....。難しい。
季織亭ブログに『石田屋』が入ったって書いてあったので昨夜行ったんですよ。
ワタシの記憶では皇太子と雅子さんの納采の儀の時に使われた酒だったと思います。
当時4万円位で売っていた気がします。これって4合瓶詰めなんですよ。
朝日屋でも1万円位だったと思います。
アノ時は高くて飲めなかったんですよ。
今も高いんですけどね。
で、朝日屋では毎年季節になると売ってるんですよ。
でもねぇ、やっぱ高いんですよっ!!
そんなこんなで月日が流れて....昨夜ですよ。
遂に飲んじゃった訳です。
普通、お酒を飲んだら、例えばマスカットの香りだとか、杉の香りがするとか、何か香りをまず感じるはずです。
それから甘いとか、辛いとか、味を感じるでしょう。
『石田屋』はそういう事で語ることが出来ない酒でした。
雑味は皆無。たぶん軟水のなかでもとびっきりの軟水だと思います。
スッと身体にしみ込んでいきます。
今、飲んだのは酒だったか、それとも幻だったか....。
確かに美味しい酒を飲んだのはわかるんです。
ただ実体が無いような不思議な感覚です。
すぐにもう一口飲みたくなります。
「おいしい」という言葉では表現出来ない、感覚でしか捉えられない酒。
本当に飲んだのかどうかさえわからなくなる酒。
一言で言うなら「時間」を飲んだと言うしかないでしょう。
季織亭では一杯2500円。それ以上の価値があると思いました。
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