2010/04/23

春の味覚 山羊と羊のチーズカフェ Alpage 神楽坂

神楽坂のフロマージェリーAlpageのチーズカフェに行きました。




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今回のチーズカフェのテーマは山羊と羊のチーズ。





  1.フレッシュ ピンザ・ブラン(はごろも牧場) JP Pinza Blanc

  2.サントモール・ド・トゥレーヌ(農家製) FR Sainte-Maure de Touraine Fermier A.O.P. 45%

  3.ゴールドン・ブルネ(農家製)(シードル入り) FR Le Golden Bournets Fermier 45%

  4.ブシェット・ド・バノン FR Buchette de banon 45%

  5.シャロレ(農家製) FR Charolais A.O.C. 45%

  6.クロシェット FR Clochette 45%

  7.シュヴロタン FR Chevrotin  A.O.P. 不定

  8.トムドシェーヴル・オゥ・ミュスカデ FR Tomme de Chevre au Muscadet 45%

  9.ブルエット・シェーブル FR Bleuette Chevre 45%

10.トムドシェーヴル・モンターニュ(農家製) FR Tomme de Chevre Montagne Fermier 不定

11.バラリーナ NL Balarina Gouda (Goat milk)  50%

ここまで山羊乳。



ここから羊乳。

12.ブロッチュ FR Brocciu A.O.P. 50%

13.ルエル・ド・ブルビ(農家製) FR Rouelle de Brebis Marty 不明

14.ロックフォール・ガブリエルクーレ FR Roquefort Gabriel Coulet A.O.P. 52%

15.セレナ ES La Serena D.O.P. 最低50% 

16.ユーフォリア・シープ・ミルク・ゴーダ NL Ewephoria Sheep Milk Gouda 50%



16種類のチーズが勢揃い。すごいことになってます。

メニューを見て軽いパニックになりました。

と、言いつつ、結局全部イっちゃうワケですが。





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まずは、はごろも牧場の山羊ミルクとチーズ。


なるほど、原料のミルクと加工品には共通の味と香り。

当たり前だけど、体験出来る機会は意外と少ないです。





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  1.フレッシュ ピンザ・ブランはフレッシュで酸が心地よい沖縄の山羊チーズ。


  2.サントモール・ド・トゥレーヌはどことなく穀物の香りを感じるチーズ。ねっとりした食感の薄旨でアフターにホッコリと穀物感がやってきます。

  3.ゴールドン・ブルネはシードルが練り込まれているチーズ。ちょっと甘い優しい味。

  4.ブシェット・ド・バノンは酸味と甘みのバランスが良いフレッシュチーズ。ローズマリーが乗っていて香りが良いです。

  5.シャロレはやや塩味がある旨味の強いチーズ。ねっとりした食感。ホッコリした香り。お食事番長はアフターにマヨネーズの香りがすると発見しました。




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  6.クロシェットはベル(鈴)や帽子の形のチーズ。薄味だけど旨味が凝縮されてて美味しい。

  7.シュヴロタンはモンドールに使うエピセアの木に乗せて熟成された山羊チーズ。エピセアの香りが心地いいです。

  8.トムドシェーヴル・オゥ・ミュスカデはミュスカデで洗ったセミハードチーズ。甘み、塩味、上質な出汁のような旨味。これは美味しい。

  9.ブルエット・シェーブルは濃厚な旨味と塩味ながらミルク感も強く感じるチーズ。やはり出汁のようなアミノ酸の旨味を感じます。美味しい。

10.トムドシェーヴル・モンターニュはワタシの好きな山のチーズ。濃厚な出汁の旨味。塩味は控えめ。エンドレスで食べちゃいそうです。





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11.バラリーナはオランダの山羊乳ゴーダチーズ。軽快な甘みと旨味。有りそうで無い美味しさです。


ここから羊乳。

12.ブロッチュはお馴染みのリコッタチーズ。牛よりも旨味を感じます。

13.ルエル・ド・ブルビは塩味と旨味が強いチーズ。羊には土地の草しか与えていないそう。

14.ロックフォール・ガブリエルクーレは今回はパス。

15.セレナはスペインのメリノ羊のチーズ。レンネットではなくカルドという植物の花びらで凝固させたチーズ。カルドの影響で茄子の漬け物のような味がする。無殺菌のミルクで作られているそう。ハーブ香。酸味。この美味しさは食べないと理解できないかも。

16.ユーフォリア・シープ・ミルク・ゴーダは甘みが強くクリーミー。ねっとりした食感もあって塩キャラメルみたいなゴーダチーズ。




いつもながら発見と喜びが一杯のチーズカフェでした。






チーズ専門店 Alpage    http://www.alpage.co.jp/

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2010/04/09

ウクレレ通勤 実施中

blogの書き方をすっかり忘れてしまって、ちょっと困っています。

どんな感じでしたっけ?

日々の生活のあれこれを書いていた気はするんです。

最近、どーだったっけ?

あー、そうだ。最近、ワタシは『ウクレレ通勤』をしています。

ウクレレに乗って行くワケではありません。
ウクレレを背負って通勤しているんです。





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-5.5℃の松本駅前で T's 高橋氏にウクレレを手渡されてから間もなく3ヶ月になるのですが、これが全く上達しておりません。

なかなか、爪弾く時間が無い。

何となく部屋の隅っこのインテリアになってしまいそう。

しかし、それでは折角の T's さんの作品が勿体ないことになってしまいます。

そこで、練習する時間が無いまでも、せめてウクレレと友達になろうではないかと毎日背負っているのです。

「ボールは友達」と翼くんは言いましたが、「ウクレレは友達」だって良いはず。毎日とにかく持って歩いています。

実際、会社では音など出すことは出来ないのですが....。






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このウクレレは音が消音されるウクレレ。

サイレントという言葉を付けてしまうとこの言葉の組み合わせに商標を持っている山葉さんに叱られるそうで、そんなワケでソリッドウクレレなんて呼んだりしています。

ピックアップが内蔵されていてアンプと繋がない限りはささやかな音しかでません。エレキウクレレと言うのがわかりやすいかも。

エレキギターと同じソリッドボディを持たせることでかなりキュートなデザインになってたりもします。

なにせ消音されているので深夜に弾いてもご近所どころか家人にも怒られる心配がありません。

その小さな音量の割にはとてもキレイで粒立ちの良い音が出るから不思議。乾いた音はなかなか癒される音だったりします。

このウクレレを深夜に甘いワインなんか飲みながら爪弾くと恍惚....。

いや、まだ下手なのでそれは言い過ぎでした。

いつか、そんな使い方が出来たらと思ってはいるのですが....。

まぁ、兎にも角にも、都市生活者向きの癒しグッズでもあります。




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最近、1つ気付いて感心したのがこのソフトケース。

このストラップはなんとウクレレのストラップになるのです。

いろんな工夫が素晴らしいT'sさんのウクレレ。

勿論、今日も背負って通勤しております。

ホントは、ボケ防止に指を動かそうと思ってるだけなんですけどね。





T's guiter   http://www.guitar-shop.co.jp/ukulele/index.html 

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2010/04/01

カミング スーン

怒濤の年度末でした。


会社の実力以上に受注してしまったのはわかっておりました。

宿題が溜っていく一方で、納期もどんどんやってきます。

そして今、恙無く新年度を迎えることができホッとしております。

ただ、それ以外は全て『4月以降で』といいかげんな事を言ってごまかしていたもので、今月も結構タフな状況ではあるのですが。

このblogは2月に書いてから放置しておりました。

なんだか少しは落ち着きそうなのでボチボチ再開したいと思っております。


カミングスーンでございます。

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2010/02/18

春を待つワイナリー ココファームを訪ねて

ちょっと前の話しです。


栃木は足利にあるココファームへ。

行きたかったけどなかなか行くチャンスが無かったワイナリーです。


ずーっと前に亡くなているワタシの祖父が栃木だったりして、いまでも親類縁者が栃木にはたくさんいたりします。
そんなこともあって、栃木ならいつでも行けると思ってはいたのですが....。
まぁ、そう思うとなかなか行かなかったりしますよね。有りがちな話しです。




ココファームはこころみ学園が運営するワイナリー。
こころみ学園の知的なハンディを持つ人たちの自立を目指してつくられたワイナリーです。
近年は味の良さから日本の代表的なワイナリーの1つと言われるようになりました。


ワタシ的には、中野坂上 藤小西での ブルース・ガットラブ 氏のセミナーに参加したり、渋谷 bongout noh での日本のヴィニュロンの会でワイナリーの方に話しを聞いたりしていて、ずーっと興味を持ち続けていたワイナリーです。


(参照:2010/01/25 農業としてワインを醸す日本のヴィニュロンたち

(参照:2008/03/24 COCO FARM & WINERY 試飲会 藤小西 中野坂上

(参照:2008/01/27 蔵出しワインの夕べ 日本ワインとその造り手たち





この日は東武線ではなく両毛線から足利のココファームに向かうことにしました。
途中で祖父の家があった大平下駅を通過します。



例によって
twitter でつぶやきながらの移動です。



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両毛線の車窓に採石場とぶどう棚。そーいえばじいちゃん家の周りは大きなぶどう園だった。夏は納戸のカゴを持って巨峰とデラをとった。昔からぶとうは身近だったことを今日思い出した。    1:02 PM Feb 7th


祖父の家の近所には大きなぶどう園が幾つもあり、生食用のぶどうを栽培したり、ブドウ狩りが出来る観光ぶどう園だったりと結構な面積の畑がありました。
夏休みになると一番近所のぶどう園でブドウ狩りしたり遊んだり。毎年夏の恒例行事でした。
子供の頃はぶどうが身近だったこと、車窓の景色から突然思い出しました。




やがて足利駅に到着。
足利駅からココファームまではタクシーで15分ほど。
山の麓にココファームはありました。




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ココファームなう。 #nihonwine http://moby.to/iy4t0y    1:35 PM Feb 7th


ウワサの急勾配の畑。
一番上の斜度に唖然。
八方尾根の黒菱ゲレンデより急勾配。
八海山の正面、チャンピオンコースの滑り出し位の斜度です。
(あの滑り出しのコブ3つはいつ滑っても怖いです。)



畑の中は立ち入り禁止だけど、舗装した道で一番上の見晴し台まで行けるということ。もちろん歩いてみます。



畑の横の路面は所々凍っていました。
その道を少し滑りながら上がっていきます。




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カベルネソービニョンの畑。
木と木の間隔はかなり広いのですが....。
その仕立てに正直、ビックリ。 と、言うか衝撃です。





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更にタナの畑。
もう絶句。屋根のアンテナかと思いました。


園長先生に敬意を払いながら、この畑のワインを美味しいものに作り上げる ブルース・ガットラブ 氏の手腕は如何ばかりかと。






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少し上ったところにあるリースリングの古い樹の根本は直径で55cmあります。
ぐるぐるの種枝。
とても古い木です。


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木の向うに足利の街が見えます。




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途中、ココファームのもう1つの生産物、椎茸の栽培が雑木林の中に見えました。




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畑の上の見晴し台なう。 #nihonwine http://moby.to/yxwv84    2:12 PM Feb 7th




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関東平野の一番端っこ。
夏は平野部の暖かい空気と山間部の冷たい空気がここでぶつかります。
つまり、
毎日15時には激しい雷雨が有るのです。
この斜度で激しい夕立があったら滝のように水が落ちる気がします。


山の麓をトレースして走る両毛線は雷の巣窟です。
雷が激しい日は東武線も両毛線も止まってしまいます。
子供の頃の夏休みの思い出は雷のことがとても多かったりします。




今日の足利は都内より暖かい。4℃くらい高いかも。    2:24 PM Feb 7th


平野部で温められた空気が風で吹き上がってきたのでしょう。
山の畑はダウンジャケットがいらないほど暖かかくて汗びっしょりになりました。




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杉の木も花粉を飛ばす直前です。
ポカポカして気持ちよかったのでしばらく展望台でまったり。
ベイリーAのまだ若い木を見て過ごします。
やがて、少し日が傾いてきたので下に降りることにしました。



で。折角のワイナリーなのでワインを飲むことにしました。
ワイナリーはやはり電車が一番です。




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農民ロッソ、農民ドライ、北海ケルナー、風のルージュ。ギザうましす。    3:23 PM Feb 7th

併設されているカフェでいろいろ頂きます。






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ココファーム、急に突風がふいてきた。作業してる人が棚のワイヤーに捕まってる。    2:59 PM Feb 7th


カフェでワインを楽しんでいた15時。
剪定を行っている学園生の方がワイヤーに掴まってしまうほどの強風が吹き始めます。



急勾配の斜面で強風なんて。

ワタシならしゃがみ込んでいたでしょう。
この畑で働けるほどの根性はワタシにはありません。

風向きが変わり気温が一気に下がります。
それでも、黙々と剪定作業が続けられていました。




帰る前にちょっと面白い話しを聞きました。


ココファームで聞いたワタシ的ビックニュース。大平下でも数年前からワイン用品種の栽培を始めてるって。ワインを造るそうですよ。ココ用に契約栽培の話もあるそう。以前の巨峰の畑は草一本はえてない栽培だったんだけどね。    5:28 PM Feb 7th


あの祖父の家の近所のぶどう畑。あそこでワインを造るそう。
これはびっくり。
ココファームとの契約栽培の話しもあるようです。

これは従兄弟たちに聞いてみなくてはいけません。
語尾が上がる栃木訛で教えてもらいましょう。
ちょっとワクワクします。



初めて訪れたココファーム。

学園生の自立の為に開墾されたぶどう畑なのだということ、古い木を見ると改めて感じます。

また、学園に新しい醸造技術を持ち込んだ ブルース・ガットラブ 氏が園長先生をとてもリスペクトしてることもぶどう畑を見るとよくわかります。

この畑を訪れた様々な方が畑の斜度をホームページやblogにしていますがなるほどな急勾配。
イタリアやフランスには急勾配の畑はありますが日本ではとても珍しい光景です。

でも1番驚いたのは標高差。これには斜度より驚きました。
たぶん100mくらいあるはず。
この標高差だと上と下では収穫日が大きく異なるはずですが....。

上に植えてあるのは早熟品種ベイリーA。
下にあるのが晩熟品種のカベルネソービニョン。
標高差を逆手にとって収穫日をコントロールしてるようです。
いろいろ工夫をしています。



やはり実際に現地に行ってみるとインターネットで検索する以上の情報が畑にしっかり書き込まれています。
もっと早く来れば良かったとあらためて思いました。


『学園生の為の畑』は『ワインの為の畑』。
ココファームとこころみ学園はしっかりと整合性を持って成立しています。
この畑を開墾した学園長の行動力に敬意を贈りたい。
とても良いものを見せてもらいました。





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ワタシ的には車窓の風景で子供のころからぶどう畑が身近な存在だったことを思い出せたのが良かった。

これからはココファームのワインに祖父や祖母や近所のぶどう園を思い出しそうです。




ココファーム&ワイナリー
   http://www.cocowine.com/   

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2010/02/10

ステファン・トレアンのピエスモンテセミナー

一度みたいと思ってたんですよ、ピエスモンテを作るところ。

ピエスモンテ(piece montee)はチョコレートで作ったオブジェです。

サロンドゥショコラの会場も様々なチョコのオブジェで飾られていました。


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こんなのとか。




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こんなのとか。




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こんなのとか。





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ステファン氏は既にテンパリングしたチョコレートも携えて登場。

挨拶もそこそこに作業開始。
パーツを作り始めます。



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透明プラスチック板(フレキシグラス)の上に透明プラスチックシート(ギターシート)を敷いて、その上にチョコレートを薄く延ばします。
少し堅くなるよう冷蔵庫へ。




球を作る為に型にチョコを流して半球を作ります。
一度型にいっぱいにチョコを入れて、少し球の外周のチョコが固まったころに逆さまにして半休中央部の不要なチョコを出してしまいます。
これも固めるかめに冷蔵庫へ。



作業をする部屋の室温は22℃くらいが良いそうです。
室温が高いとチョコが固まらず、室温が低いとチョコが固まって、どちらにしても上手く作業できないそうです。



土台はしっかりと。
チョコレートとチョコレートを接着。もちろんチョコレートで接着します。

ベースは大きいものと小さいもの。
小さいものを下に、大きいものを上にすると良いそうです。





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フレキシグラスの薄いチョコが少し固まってきたらカッターナイフでパーツを切り抜きます。

蝶の羽や花など。
フリーハンドでどんどん切り抜いていきます。



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シンメトリーに作らないほうがニュアンスが出て良いそうです。

因みにホワイトチョコを薄く延ばしてパーツをつくる場合は脆いので厚めに作るそうです。




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円盤状のクーベルチュールを少量、フードプロセッサーにかけます。


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1分ほどで粘土状のボールに纏まります。
これを手で延ばして花の茎を作ります。


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延ばしたり、切り取ったり、流したり。
様々な方法でパーツを作ります。




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そして、パーツの土台の上で組み立てていきます。
もちろん、接着はチョコで。先の細いコロネで搾りだして溶接のように付けていきます。



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瞬間的に接着するには冷却スプレーで冷やして付けてしまいます。

冷蔵庫から半球型のパーツを出して2つ張り合わせてボールを作ります。
アツく熱した鉄板で断面をちょっと溶かして半球同士を接着します。








バランスを見ながらどんどん組み立てていきます。
花の茎の部分にパーツを付けるときに他の部分も上手く接着。
より堅牢に組み立てます。




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組み上がったら粉状のチョコレート(ピストレ)をはたいて陰影や凹凸を出したら出来上がり。



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なんとなく自分でも出来るような気分になっちゃうもんです。





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こんな風に作るところを見ると会場内のピエスモンテが急に気になります。





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チョコと思えない質感。



ここまでのものは無理としても小さい花なら作れそう。

とても楽しいピエスモンテセミナーでした。



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2010/02/02

クリスティーヌ・フェルベールさんのセミナー 夜の女王のデセール

サロン ドゥ ショコラ、終わっちゃいましたね。
アッと言う間の1週間でした。

サロンでは様々なセミナーが開かれています。

この日はクリスティーヌフェルベールさんのセミナー、夜の女王のデセールに参加しました。

オペラ『魔笛』より、『夜の女王のアリア(自動車のCMでお馴染みですね)』からイメージしたというデザート。どんなものになるのか興味津々です。

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作るのは50人分。
裏方として、クリスティーヌの弟ブルーノさんとその奥方アンヌ・カトリーヌさん。主役は二人の娘で5歳のサロメちゃんとクリスティーヌです。

まず、子供も作れるプチガトーの実演です。

まずはサロメちゃんがプチガトーサブレをクリスティーヌと一緒に作ります。

材料は
バター250g
バニラビーンズ1本
粉糖80g
薄力粉300g

ポマード状のバターにバニラビーンズを入れて。
更に粉糖を入れて混ぜ、更に薄力粉を入れて混ぜます。

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サロメちゃんがクリスティーヌと一緒に作業。

クリスティーヌはコロネで、サロメちゃんはスプーンで、シートを敷いた鉄板の上に等間隔で置いて行きます。

スプーンに残った生地をサロメちゃんがペロッと。
可愛いハプニング。

一緒に作業しながら、生地を残さない、材料をムダにしないことを子供に教えましょう。クリスティーヌからの提案です。

170℃のオーブンで8〜10分焼成します。

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ここでボンボンの試食。

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ローズの香りとフランボワーズのジュレが入ったキャラメルショコラのボンボン。
サロメちゃんが参加者にサービスしてくれました。

フランボワーズのジュレ ローズ風味を作り始めます。

材料は
フランボワーズの果実200g
グラニュー糖100g
水100g
板ゼラチン20g

フレッシュフランボワーズの果肉、水、グラニュー糖に湯煎で溶かした板ゼラチンを加え最後にローズのアルコールを数滴。ステンレスのバットに流して半日ほど冷やして固める。

コツはフランボワーズや水を冷たくしないこと。
簡単なレシピも丁寧に教えてくれます。


フランボワーズクリームを作ります。

材料は
生クリーム(脂肪分35%)700g
粉糖50g
フランボワ−ズ果肉200g

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生クリームに粉糖とフレッシュなフランボワーズ合わせてホイッパーでツノが立つまでしっかりホイップ。

これで全てのパーツが完成したよう。

お皿に盛りつけます。

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こんな感じ。

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ホントはフランボワーズクリームの中にサブレを入れる予定だったようですが....。

どっちがクリスティーヌのサブレでどっちがサロメちゃんのサブレかは内緒です(笑)。

ジュレはもちろん、フワンボワーズクリームの果実の瑞々しさ。はじけるようなフレッシュ感がステキ。

でもなー、新鮮なフランボワーズは入手が難しいし....。

と、思ったら、参加者の方から「フランボワーズの代用は何が良いか?」と質問が。

クリスティーヌから「確かに日本のフランボワーズはアルザスのフランボワーズより乾いた感じ。ただ味わいはとても良いので今回のようにジュレにするには向いている。」と。
また「フレッシュなフランボワーズが入手できない時は冷凍ピューレを使っては」と、提案。

通訳の方が「ブルーベリーなら入手しやすいが」とふったら、「その場合は今日のようなローズは合わないので甘草が良い」と。

また、「桑の実を使うのも良いが、必ず栽培した物か自生してる物を使う事。市販品には風味や香りが無い」と。フェルベールさんは栽培してるそうです。

この日使ったローズのアルコールについても質問が。
フェルベールさんによると「酒類でもエッセンスでも無い、まさにローズのアルコールです」と。

最後に現洋菓子協会会長で調布のパティスリースリジェの原氏を紹介。
最初にフェルベールさんを日本に招聘したのは原氏。10年前のことだそうです。

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楽しいイベントはアッという間に終了。

しかし、コンフィチュールにも感じますがフェルベールさんのお菓子の瑞々しさはスゴイ。
以前に参加させて頂いたセミナーで「果物の命を延命させる」とおっしゃっていましたが、ホントに果物の生命力みたいなものを感じます。

やはり、フェルベールさんには不思議な力があるような気がします。

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2010/01/30

サロン ドゥ ショコラ 2010

遅ればせながら サロン ドゥ ショコラ です。
もちろん今年も初日の開店前から行列に並んでいました。
(前日に催事場に入れるチケットが届いていたことに気付かずに)


もちろん仕事をサボって。


会社を抜け出すあたりからツイッターでつぶやいておりました。



出社なう。9時まで仕事して、皆さんが出て来たら素知らぬ顔で新宿伊勢丹サロンドゥショコラへ向かう。この黒い計画が成功するかは私の演技力次第。フフフ。

気が焦ったのか階段を踏み外す。



鼻血も出た。



笑 RT @sakehitosuji @bleu_et_rouge まだチョコレート食べてないのに


sakehitosujiさんに突っ込まれているのがイタいです。




一番目ざとくておしゃべりなK氏が入口付近にいて20分ロス。泣きながら新宿に移動中。







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開店5分前に新宿伊勢丹に到着したときにはどの入口にも100名弱の列が出来ていました。


なんと‼ 前日にサロンに入場できるチケットが届いていたことに今気づく。失態。


伊勢丹。どの入口も100人いる。 http://moby.to/rhf1i1



やがて開店。


列の先頭のほうにお食事番長がいましたが、エレベータ待ち。
階段を駆け上がったワタシの方が先に6階につきました。



ベルナシオンの列は六階から三階へ。


やはり、ベルナシオンは人気ですね。
11時には列が催事場のある6階から2階に延びました。




新出店のショコラティエも列が長くなります。





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ジャックジュナン。
http://moby.to/kd8jmq

11時には売り切れる商品もあったりします。




催事場はカオス。購買力のある女子たちが六階から溢れる。サロンドゥショコラ。



しかし、心配無用。
毎朝、商品は補充されるのです。
ゆっくり楽しみたければ人気商品が売れたあと、午後に行くと良いです。






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このイベントのスター、フェルベールさんとエヴァン氏。



催事場パニック。報道多すぎ。



報道も加熱。各局勢揃い。
「尺が足りない」とか言いながら各局カメラを回すので逃げるのが大変。
仕事サボってるのバレちゃうじゃないですか。


TBSが笑っちゃうくらいフットワークが良かったです。





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フジテレビはTBSの後手でした。





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NHKはじっくりです。

ドバイからの出店を取材しています。


らくだ乳を使ったミルクチョコレート。




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らくだ乳の粉末は余韻が長く、印象に残る味でした。


会社に戻ります。自然に戻れるかは演技力と運次第。


日本ではショコラが高価過ぎるとか、パリの本店に行くとシャンパンのサービスがあるとか、いろいろご不満がある方も多いようですが....。

折角、フランスや欧州が来てくれたのですから楽しみましょう。

「欧州での人とショコラの関係と日本は違う」なんて欧州ツウぶって急にそっぽ向いたりして。黄色い肌して欧州人ぶっても仕方ないです。

そもそもチョコレートは関税が高し、高品質な産地のカカオはあるメーカーが独占しているし。なかなか難しい商品です。(関税率を検索してみると面白いですよ)


純米酒や自然派ワインが好きならサロンドゥショコラに参加するべき。
他で得られないテロワールがあるから。






ワタシがショコラが好きなのは良質のショコラにテロワールを感じるから。

スル デル ラゴ。チュアオ。サオトメ。等々。

それぞれ香りや味わいが異なっているのが面白いのです。

是非、試してみて下さい。




サロンドゥショコラは2月1日まで開催です。

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2010/01/26

Le Club de CARAMERIER no.5 ルルーさんの新作


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ワタシの敬愛する菓子職人 アンリ・ルルー さん。

そのルルーさんを囲む会 Le Club de Caramelier が青山のヨックモック内 BLUE BRICK LOUNGE で開催されました。




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この会は今回で5回目。

アンリルルーHPからメールマガジンに登録した読者から抽選で参加出来るイベントで、ワタシたちは5回目の応募でなんと当選。この日、初めて参加できたのです。

アンリ・ルルー  http://www.henri-leroux.com/





今回の会は新宿伊勢丹で開催されるサロンドゥショコラのプレイベント。
ルルーさんの新商品が一足早く味わえるチャンスです。



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19時半、ルルー夫妻の登場で会は始まりました。


まず、新しいお菓子の紹介です。




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黄色いキャラメルはサンク・サヴァー(Cinq Saveurs)
オレンジ、洋梨、生姜、サフラン、ジャスミンが使われています。
各々の味や香りが時差を持ってグラディエーションを作ります。




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フォークでつけた3つの点々があるのは....
イ・グワラニ(I Guarani)
ライムのボンボン。
ガナッシュがムース状にになっていて軽快なボンボンです。


ナイフか何かでつけたシャープな線が入っているのは....
抹茶フランボワーズ(Macha Framboise)
抹茶のガナッシュの下にフランボワーズの薄いゼリー(パート・ド・フリュイ)を滑り込ませているボンボン。
抹茶のガナッシュはホワイトチョコなのですがこれがフランボワーズと良く合います。
抹茶が消えたあとにゼリーが残るのでやはり美味しさに時差が生まれ単調な感じは全くありません。
このボンボンは奥様のアイデアで生まれたそうです。




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ここからは簡単な食事を取りながらルルーさんと語るひと時。
全ての参加者がルルーさんと直接話すことができます。



ワタシはルルーさんのお菓子は農産物だといつも思っています。
少量づつ、手仕事で作るお菓子には工業製品にない温もりを感じます。
そんなことをルルーさんに伝えることが出来てそれだけで大満足の会になりました。





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さて、全ての参加者がルルーさんと語らえた頃にエクレアとキャラメルが用意されました。

お食事番長は大興奮。
もちろん他の参加者の皆さんも興奮状態。
お菓子をお皿に山のように取ります。
もう、夢を見てるかのようです。



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エクレア(Eclair)はルイゾン・パッションとルイゾン・フランボワーズ。
ここのルイゾンは人名で、50年代にツールドフランスで活躍したルイゾン ボベ (Louison Bobet)選手のこと。

パッションはツールドフランス優勝者だけが着れる黄色のマイヨー ジョーヌからイメージ。
フランボワーズはジロ デ イタリア優勝者だけが着れるマリア ローザの色からイメージしたそうです。

ボベ選手は引退後、ルルーさんの住むキブロンで成功し街の名士になったそう。自転車ファンには是非とも味わって頂きたいエクレアです。


キャラメルはルルーさんの独壇場。
世界で唯一のキャラメリエと言われたルルーさんのスペシャリテです。
これはもうドッサリと頂きます。




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そうこうするうちに、この3月に発売されるメレンゲプティキャラメルというお菓子が紹介されました。




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マカロンに似ていますがサクサクのメレンゲです。
味は4種類。
塩キャラメルのC.B.S.、ショコラキャラメル、フランボワーズキャラメル、パッションキャラメル。
サクサクのメレンゲとねっとりしたキャラメルの食感のグラディエーションがなんとも楽しい。
幾つ食べても食べ飽きない楽しいお菓子です。



ルルーさんのお菓子、ボンボンショコラはほぼ毎日フランスのキブロンから空輸されています。
生菓子などは東京で作るのですが、これはチーフシェフの尾形シェフを含む4人のパティシエと総勢10名のスタッフで全て作っているそう。


尾形チーフシェフによるとこのメレンゲは温度に秘密があるそうで、食感と香りが上手く表現出来るように温度を途中で変えて焼き上げているそう。

ルルーさんの日本での成功を支えているのは優秀な日本人パティシエたちだったりもします。


因にこの尾形シェフ、今日(27日)から新宿伊勢丹で開催されているサロンドゥショコラのルルーさんの売り場でロリポップショコラの実演販売をしています。イケメンシェフなので女子の皆さんは要チェックですよ。



さて、とても楽しかった時間はアッという間に終わりの時になってしまいました。

あんなにたくさんスイーツを食べたのにまだまだ食べられそうな参加者の皆さんたち。
お汁粉に入れる塩のようにルルーさんのお菓子は塩味が効いていて、甘くは感じるけどしつこさは感じないので食べ疲れることがありません。

最後にルルー夫妻からお土産のタブレット、日本では未発表のベネズエラを頂き会はお開きになりました。






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さて、このルルーさんに誰でも会えるのが今日27日から2月1日まで新宿伊勢丹で開催中のサロンドゥショコラです。

ルルーさんはかなりの時間売り場にいます。通訳の方もいるので話してみて下さい。人柄がお菓子に投影されていることがわかると思いますよ。


イケメン尾形シェフの手仕事にも注目して下さい。丁寧で美しい仕事は一見の価値があります。

もちろんワタシも今日から毎日伊勢丹に通います。
4日くらい行く予定。マジです。






Henri Le Roux   http://www.henri-leroux.com/

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2010/01/25

農業としてワインを醸す日本のヴィニュロンたち

週末、渋谷 bongout noh で開催された『蔵出しワインの夕べ』という会に参加させて頂きました。

この会は今年が3回目だそうで、ワタシは1回目以来2回目の参加になりました。

(参照:2008/01/27 蔵出しワインの夕べ 日本ワインとその造り手たち





ぶどうを栽培して---そのぶどうでワインを造り---そのワインを販売する....。そんな
ヴィニュロンと呼ばれる造り手の皆さんに集まって頂いて飲み語らう会です。




昨年の夏に軽井沢の Cu-Cal で行われた 日本ワインの会 の続編みたいな感じですね。

(参照:2009/08/16 日本のヴィニュロンたち Cu-Cal 軽井沢






この日集まってくれたのは....


中澤ヴィンヤードから中澤さん。

ドメーヌソガから曽我貴彦さん。

小布施ワイナリーから曽我彰彦さん。

タケダワイナリーから岸平和寛さん。

ココファームから柴田さん&桑原さん。

丸藤葡萄酒から竹内さん。

ルミエールから小山田さん。

金井醸造場から金井さんと奥様の祐子さん。

四恩醸造から小林つよぽんさん。



鹿取みゆきさんと bongout noh の女将 岩倉久恵さんの呼びかけで9つのヴィニュロンから11人の造り手さんが集まってくれました。







Noh0584



参加者も50人を越えていたそうで立錐の余地もない状態。
室内の温度もどんどん上がります。



1月の15日に登録した日本ワインのハッシュタグ #nihonwine を使って twitter で実況したかったのですが動けないし止まれない状態。
どーにもなりませんでした。



(因に、このハッシュタグ #nihonwine は日本ワインを応援する皆さんのタグです。日本ワインについてつぶやく時、良かったら付けてみて下さい。情報を共有しましょう。)



ウエルカムは四恩クレマチスロゼ。乾杯はルミエール醸しの甲州。
#nihonwine 6:14 PM Jan 23rd



四恩醸造は勝沼朝市ワインセミナーでお会いしたつよぽんのワイナリーです。


(参照:四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #2

(参照:四恩つよぽん登場 かつぬま朝市ワインセミナー #3





昨年の夏に畑に行ってみたルミエールのワインで乾杯。

(参照:2009/09/03 ビオロジックなぶどう畑 シャトー ルミエール



3月に発売される予定のワインがジャンジャン振る舞われます。



中澤さん、タカヒコさん、ココから桑原さんと豊一郎さん、小山田さん、つよぽん、竹内さん、一郎さん、アキヒコさん。
#nihonwine 6:26 PM Jan 23rd




ボングーノーはカオス。人多すぎ。冷房追いつかず。楽しいー!
#nihonwine 7:55 PM Jan 23rd




乾杯から2時間半、何人かの造り手の方とお話をさせて頂きましたがかなり突っ込んだことにも真摯に答えて頂きました。



甲州の糖度について、豊田さん、つよぽん、一郎さんの3人はボケとツッコミのコント状態。大爆笑。最高でした。

しかし、コレは内容が書けません。

正直、
誤解を生みそうなので文字におこせないことが多くなんとももどかしいところです。

ホントに面白かったんですよ。


ゲラゲラ笑ってアッと言う間の蔵出しワインの会でした。



twitterでほとんど何もつぶやけぬままエンディングです。





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中澤さんがワインファンに衝撃を与えた栗澤ブラン08はほぼ在庫切れ。キッチンセロ分はまだあるそうなのでセロで飲んで下さい。





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タカヒコさんのピノノワールは軽井沢Cu-calで飲んだ時より美味しかった。キュートなベリーの香りとワインの骨格にスッと一本通った酸が印象的でした。余市の畑に行ってみたいですね。





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タケダワイナリーはシードルの発酵が進み、旦那さんの和寛さんが1人でこの会に出席していました。人為的なコントロールを行わない醸造は予定が立たない作業の連続なのでしょう。





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曽我ブラザース兄の彰彦さんは21時の電車に乗らなければならない事を20時40分にポツリと言いました。鹿取さんもビックリ。






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お笑いコンビのようなココファームの桑原さんと豊田さん。栽培担当の桑原さんは元々ココファームで栽培を担当していた曽我貴彦さんと一緒に働いていました。貴彦さんに厳しく仕込まれたかどうかはわかりませんがこの若さで責任者です。とても気の良い若者たちです。








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エンディング。ルミエール小山田さん。
#nihonwine http://moby.to/2dahvy 8:50 PM Jan 23rd



ルミエールの小山田さんの言葉に圧倒されました。

「ここにいる皆は
ワイン造りは農業であって欲しい と思っている仲間です。」

「しかし、ワイン造りが農業でなかった時代がありました。」

「その事にボクたちは "
落とし前 " を付けなければと思っています。」







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晩ごはんゆっくりたべませんか?つよぽんの提案。
#nihonwine 8:55 PM Jan 23rd



『晩ゴハンをゆっくり食べましょう』は、つよぽんのテーマになっているよう。先日の勝沼朝市ワインセミナーでも提案していました。




つよぽんのワインのエチケットを描いているかたは95歳‼
#nihonwine http://moby.to/xabcuz 8:59 PM Jan 23rd




@kohyusha お疲れ様でした。aちゃんの質問、胸きゅんの味にやられました。落とし前のお手伝いがしたいです。
#nihonwine 10:38 PM Jan 23rd



ビッキーちゃん(勝手に命名、許せ。)から「つよぽんのワインは " 胸キュン " の味がする」に一同納得。






Noh0629


竹内さんは今まではこんな会にあまり参加されて無かったそうですが今後は積極的に参加していくそう。日本ワインファンと触れ合う機会が増えそうです。





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最後は金井さん。


「農業は本来クリエイティブなもの。」

「その農業に喜びを感じています。」

「夢や喜びを持って....
何だっけ? 落とし前? ..... 落とし前 をつけていこうと思います。」








Noh0645




この会には、それぞれのワインに対しマリアージュするよう考えられたアテが用意されていました。
ピンチョスみたいに全てが1串だったり1さじだったりで人数分用意されていて、仕込みに費やされた手間と時間を考えると大変だっだことは想像に難くありません。ボングノースタッフの皆さんに感謝です。

また、この会の企画をなさった鹿取みゆきさんに感謝です。
鹿取さんでなければコレだけのメンバーに集まって頂くことは難しかったと思います。
これだけの造り手に1度に会える機会はそうはありません。





ワタシは時々ぶどう畑に行くことがあります。

もちろん好奇心から畑に行くのですが、造り手の皆さんに『アナタを注目している』というメッセージを送るためでもあります。

ワインを購入するのも行けるところならなるべく行って購入するようにしています。


(もちろんワタシの自己満足です)




ワイン造りは農業であってほしい。



小山田さんの一言は、この日ここに集まった人々の共通の思いになった気がします。


生産者と消費者が
同じ思いを共有できるかぎり日本ワインには夢がある。

そう確認することが出来た、とても楽しい夜でした。


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2010/01/21

笑亀酒造 & 湯川酒造 信州の蔵元を訪ねる 湯川編

塩尻の笑亀酒造を後にしたワタシたち。


作業着のままの笑亀の丸山社長を乗せて、バスは木祖へ向かいます。





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ちょうどお昼頃に藪原の湯川酒造に到着。

この日はやはり暖かく、藪原の気温は0℃。

悔しいくらい暖かいそうです。




何回目の湯川酒造だったか?


2009/03/18 木曽路 湯川酒造へ
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/03/post-3f65.html

2008/01/22湯川酒造 鷲澤捨男杜氏を囲んで おぎのや 木祖
http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2008/01/post_67d3.html


blogには2回しか書いてないけど他に数回来てる気はします。





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湯川さんではこの日の作業はほとんど無いよう。

麹屋さんが行っているのは添の掛け米の準備でしょうか。






湯川酒造店の酒は「酵母に無理をさせない」酒。
先代の鷲沢杜氏からの教えを頑に守って、時間をたっぷり使って醸しています。目には見えないところで贅沢に造られているんです。

たぶん、どんなに飲んでも飲み疲れないのはそんなところが影響してるような気がします。




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元々、会社員をしていた尚子さん。
蔵に戻って酒造りを始めたときに整備した麹室はとてもキレイ。
最初の年は木の香りが強かったそうですが今は木の香りも抜けて良い感じだそうですよ。




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蔵内をいろいろ見て、広間に移ってプチ試飲会。
皆さんアレが良いとかコレが良いとか。


参加者の中には日本酒全く飲めないという方もいましたが、「尚子ちゃんの酒は飲めるんだ」と言って結構飲んでました。
やはり造り手の顔が見えると苦手なものでも好きになっちゃったりするものですね。




ここから参加者一行は湯川酒造店の斜向いの蕎麦 おぎのや さんに移動します。

おぎのやさんは翁の高橋氏のお弟子さん。
とても繊細で喉越しの良い蕎麦が信条です。

このblogでも2度登場しています。


2009/05/04 蕎麦 おぎのや 木祖 藪原

http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/05/post-39d6.html


2009/03/19 すんきせいろ蕎麦  おぎのや 木祖村

http://shuffle.air-nifty.com/bleu/2009/03/post-62a7.html





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このおぎのやさんで懇親会。




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笑亀さんと湯川さん。
楽しい先輩としっかり者の後輩。
丁々発止のやり取りに大笑い。
楽しい会になりました。




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おぎのやさんの囲炉裏で作ったきのこ汁は最高。





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蕎麦は悶絶するほど美味しい。

あまりにも美味しかったのでお替わりをしちゃいました。



山の料理には山の酒が合いますねー。

何だかすんきがあるうちにもう一回行ってしまいそうです。



とても楽しかった蔵元見学会。

主催者の gelee blanche はチーズ専門店なんですけどね。

酒にチーズは良く合うのでこんな見学会は有りですね。

また、開催して頂きたいと思います。







湯川酒造店    http://www.sake-kisoji.com/

木曽 おぎのや   http://www.kiso-oginoya.jp/

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